1. 絶望カフカの何者かになりたいラジオ
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2024-07-17 11:25

#88 「14の労働価値」あなたは満たされてる?

これからの生き方。/北野唯我

【14の労働価値】
1,能力の活用...自分の能力を発揮できること
2,達成...良い結果が生まれたという実感
3,美的追求 ...美しいものを創り出せること
4,愛他性...人の役に立てること
5,自律性・自立性...自律できること
6,創造性...新しいものや考え方を創り出せること
7,経済的価値...沢山のお金を稼ぎ、高水準の生活を送れること
8,ライフスタイル...自分の望むペース・生活ができること
9,身体的活動...身体を動かす機会が持てること
10,社会的評価...社会に仕事の成果を認めてもらうこと
11,危険視、冒険性...わくわくするような体験ができること
12,社会的交流...いろんな人と接点を持ちながら仕事ができること
13,多様性...多様な活動ができること
14,環境...仕事環境が良いこと
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絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
最近の絶望は首のゴリです。さて今回はですね、北野由加さんが書かれたこれからの生き方についてお話していきたいと思います。
この本はですね、自分はこのままで良いのか?と問い直すときに読む本ということが帯に書かれている通りですね。
キャリアについての本ですね。そして前半の半分ぐらいが漫画でできているちょっと珍しい本になっています。
それで主人公がキャリアの中でいろんな悩みにぶつかっていく中でちょっとだけ成長していく。
その中で仕事の価値観変わっていく、そんな物語が描かれているんですけれども、後半のパートで北野由加さんが
いろんなその主人公だったりいろんなキャラクターのですね、価値観をこのようなワークにまとめていったらどうなるっていうちょっとユニークな本なんですよね。
そのワークの中に14の労働価値、キャラクター別比較というものがあります。
それがとてもユニークで面白かったのでお話していきたいと思います。
それでは前半部分の漫画のあらすじを簡単にご説明していきたいと思うんですが、
主人公がのぞみという女性ですね、出版社に勤めていてバリバリのキャリアウーマンになります。
それで出世欲もあってバリバリ仕事をこなしていて、ある程度会社からも評価をされている状態。
その中であるパティシエに取材を申し込んでいて、その記事をぜひ自分で書きたい。
でそれが自分のキャリアアップに必ずつながるはずだっていう風に主人公は考えている。
でもそのパティシエは絶対にそれを認めないというか取材NGなんですよね。
で結局取材はしてもらえない中で同じ出版社の別の人がそのパティシエの取材画をすることになっていく。
そして主人公はいろんな悩み葛藤を抱えながらとある人に相談をしたり、
自分で内省をする中で自分のキャリアの価値観に気づいて成長していく。そんな物語になっています。
それを後からですね、北野由加さんがキャラクター別の比較ということでいろんなキャラクター出てくるんですけれども、
それぞれのキャラクターがどういう価値観を持っているのかということを分析しながら、
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読者である我々が実はどういう価値観を持っているのかということをワークショップ的に炙り出そうとする、価値観に気づこうとする、そんな方の構成になっています。
そして後半のパートでワークショップとして出てくるのがですね、14の労働価値というところなんですよね。
これが非常にユニークで面白くて、
アメリカの心理学者のドナルド・イースーパー氏が提唱した14の労働価値というものを北野由加さんがアレンジをして、
14個の労働の価値観を並べているわけです。
それに対してその漫画で出てくるキャラクターが、二重丸、丸、三角、×といった基準を付けていく。
二重丸がとても大事、丸が大事、三角がそれほど大事ではない、×が大事ではないという形で、非常にわかりやすくまとめてあるんですよね。
じゃあその14の労働価値、どういうものがあるのかというのを、ちょっと音声ではわかりづらいかもしれないんですが、これから言ってきますね。
一つ目が能力の活用、自分の能力を発揮できること。
二つ目、達成、良い結果が生まれたという実感。
三、美的追求、美しいものが作り出せること。
四、相多性、人の役に立てること。
五、自立性、自立できること。
六、創造性、新しいものや考え方が作り出せること。
七、経済的価値、たくさんのお金を稼ぎ高水準の生活が送れること。
八、ライフスタイル、自分の望むペース生活ができること。
九、身体的活動。
十、社会的評価。
十一、冒険性。
十二、社会的交流性、いろんな人と接点を持ちながら仕事ができること。
十三、多様性。
十四、環境。
以上のですね、十四個の労働価値に対して、
例えば主人公ののぞみはどういった価値観を持っているかというと、
のぞみが二重丸だと認めたものが全部で八つありますね。
八つが能力の活用、達成、美的追求、自立性、創造性、社会的評価、社会的交流性、多様性。
この六つをのぞみは、労働として求めているっていうことなんですよね。
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で、面白いのは、その他のキャラクターはですね、
例えばこの二重丸が四つしかないキャラクターがいます。
つまり、仕事に対しての求めているものが多い人もいれば少ない人もいる。
そして、その求めている価値観というのも多種多様なわけです。
まあそりゃ人間関係で難しい場面も起こるよなっていうのは確かにその通りですよね。
ただキャリアアップするにあたっては、その重要な価値観というのは当然増えていくんだろうなというふうには思います。
で、ここからが面白いのがですね、主人公が壁にぶつかったときに、
人それぞれ重要な価値観が違うんだっていうことに気づくわけです。
そして気づいた上で、じゃあ自分が持っている価値観で一番大事にしたいものはどれだろう。
そのために一番大事なもの以外をどう諦められるかっていうところに
主人公は注力していくことで場面が展開、好転していくんですよね。
それってものすごく大事な観点だなぁって僕は思いました。
よく人の強みを生かしたチーム作りをしようっていうことはよく言われているんですけれども、
自分の大事にしている価値観が人と違うってことは当然あるので、
その中で一番大事にしたい価値観を大事にしていく。
相手の大事にしている価値観も大事にしていく。
そういうことでチームって成り立っていくし、
そうやってパフォーマンスっていうのはより良いものになっていくっていうところがすごくハッとしたんですよね。
だからそのためにも自分が何が一番重要にしているのかっていうのを気づく、
忘れないようにするっていうのは大事だなぁというふうに思いました。
本の中ではこんなことも書かれていました。
重要な労働価値のうち、重要な自分の価値観が重要だと思う価値観が多いのはわがままかもしれないけれども、
それで構わない、それでもいいんだと。
ただ一つの仕事でそれが満たされないのであれば、別のことをして、分散して満たせばいいんだ。
だからそこの優先順位を決めて、一つの仕事で満たせることを決めておけばいいんだっていうふうに書かれていたんですよね。
それもとても印象的でした。
だから結局やっぱり自分の何が重要なのかっていう労働価値を決めて、その優先順位を決めて、これだけは満たしたいんだということを決めて現業で頑張る。
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で、人間関係を認め合うってことですね。お互いの価値観を。
で、自分が満たされないところは他の場所で満たされば、満たせばいいんじゃないか。
そういうふうに提言されてたのがむちゃくちゃいいなっていうふうに思ったんですよね。
じゃあ、お前は何を満たしたいんだっていう話になると、僕は達成ですね。
良い結果が生まれたという実感、これが一番仕事において満たしたい価値観かなというふうに考えています。
現業の仕事ではこれは満たせているのかどうかっていうところはまだ若干はてなではあるものの、チームとして動いているプロジェクトでやっぱり良い結果を出したい。
今までかなり時間も労力もかかっていたものを改善することによって、かなり業務が楽になった。
そんな改善をしたい。
その他合理化をすることによって良い結果が生まれた。
なんかそんな自分自身が実感を持てるような達成ができたらいいなと思うし、そのために他のことを諦めても構わないとすら思う。
なんかそれってすごく大事な観点なのかなっていうふうに思ったりしました。
それに達成をするために自分でどんな能力を高めればいいのかっていうことも同じと見えてくるのかなっていうふうにも思ったりしますよね。
というわけで皆さんは先ほど言った重要な労働価値、ちょっとテキストでですね、スタイフの概要欄に貼っておきますので、
どの価値観を一番あなたは大事にしたいと思っていますでしょうか。
そしてそれが今のお仕事、現業のお仕事で満たされていますでしょうか。
もしよかったら考えてみてください。
というわけで今回は以上になります。
最後までお聞きくださりありがとうございました。
ではまた。
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