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2023-08-18 06:54

59.心理士になって良かったことは?

要約:日常生活では、色んな人の言動の背景を理解しようとする姿勢=「わからない」にとどまる姿勢が身について、偏見が減ったことが良かったなーと感じています。例えばぐずる子供にはどんな理由があるのか、見落としていない背景は無いかを自然と考えられたり、仕事のパフォーマンスが上がらない人にはどんな要因があるのかを考えられたり、とかです、余裕があればですが(笑)

わからないことは不安や恐怖、イライラに繋がりやすいです。そこに踏み込んで理解しようとする姿勢を持つことは、自分自身が楽に生きられるコツだと感じています。

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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネルです。 今回は前回の続きで、心理師になって良かったなぁと思うことについてお話ししようと思います。
みなさん、1週間お疲れ様でした。公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。 このチャンネルでは、みなさんの週末のお時間を少しだけいただいて、就職や復職など
働くのサポートをしてきたカウンセラーが、主に社会人の方々に役立つようなカウンセリングの豆知識や 心理師のあれこれを簡単にお伝えしていきます。
前回は、僕なりに何で心理師になろうと思ったのかについて触れましたが、 その中で専門的な視点を持ってクラスメイドとか過去に見た人を見れたのは良かった
と、ちらっとお話ししました。 今回は何でそれが良かったと感じるのか、それはただの職業病ではないのか、というところについてお話しします。
これ、まぁ職業病ではあるかもしれないんですけれども、あの最終的には僕個人が考えているライフハックというか、誰にでも身につけられて人との関わり方が楽になる姿勢にも繋がるんじゃないかなぁと思っているので、
なんと言いますか、生温かい眼差しで聞いていただけると嬉しいです。
それで、僕が話す専門的な視点で周りの人を見るというのは、具体的にはその人が今出している表情や態度、言動の背景を自然と考えられて、すぐに決めつけたり評価しないということを言っています。
これは例えば、自分の子供が言うことを聞かない時、愚策っている時とか、同僚がどうにも仕事をしない時とかに、一旦立ち止まってその人のことを考えるということです。
人ってこういう時はどうしても感情的になりがちなんですが、そこを一旦立ち止まってどうしてそんなことになっているのかを考えると、感情を少し抑えることができるんですね。
子供が愚策っている時、同僚が働かない時、人ってどんなふうに思うかというと、「いや、こっちは大変なんだから親の言うこと聞けや。」とか、「なんでこっちが言った通りにやらないんだ。」とかが多いんじゃないかなと思います。
実はそこには我々の評価が入っていて、「こいつは特に理由もなく愚策っている。親を困らせようとしている。」とか、「この人は仕事へのやる気が全くない。」とか、若干無意識に相手のことを早立ちり気味に決めつけていることが多いです。
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まあ、そう評価したらイラついたりするのは当然ですね。僕もよくやるんですけれども。
ただこれは、相手のことがわからないという不快な現状から抜け出したいというこちらの気持ちの表れでもあります。
これはそう決めつける人が悪いのではなくて、人間基本的にそういうもんだと思っていただければと思います。
人間ってわからないものにはネガティブな感情を持ちやすいもので、だから一般的ではないことをしている人や自分たちと違う人を見て恐怖とか嫌悪とか偏見が生まれやすいんですね。
心理士の本とか講義で言われて僕が印象に残っている言葉があって、それは、「わからないことにとどまること。」ということなんですね。
カウンセリングは心っていうわからないこと、しかも大抵ネガティブなことに支配されている心と関わりながら、その心を治療したり癒やしたりしていくということで、
それはそうですね、目隠しでなんかよくわからないガラス細工の形を把握しながら一緒に整えていくみたいなイメージだったり、
もしくはそうですね、相手の演奏にテンポとかを把握しながら乗っていって、一曲いい感じの曲を作っていくみたいな感じでしょうか。
とにかく答えのない形のないものに勇気を出して触れていきながら、なんとなくそれが良くなるにはどうするかを手探りで一緒に考えていくっていう作業なんですよね。
だからまず最初の相手のわからないに踏み込んで留まることが必要なんです。 これ結構きついし、なんならすぐに結論づけちゃいがちなんですよね。
さっきも言いましたが、わからないことって基本的にはネガティブな感情を引き起こしやすくって、それが世間では偏見とかに繋がるということがよくある話なのですが、
そこに対抗する手段は、わからないことにとどまりながら、わからないものを相手から教えてもらう、もしくは自分で勉強して知識をつけて、いろんな仮説を立てられるようにすることなんですね。
これは心理師としての姿勢としても大事だと思いますが、やっぱり普段の生活でも僕はものすごく役に立っているなぁと感じています。
そのおかげで、いろんな人とナチュラルに関われているなぁと感じています。
仕事と違ってプライベートは気も抜いているし、余裕もない時も多いので、いつも役に立っているわけじゃないですし、子供や同僚にもイライラすることが多いんですが、
なんというかちゃんと心がけようとは思っていて、やっぱり思っているだけでもその姿勢がふとした時に役に立っているなぁと感じることがあります。
みなさん今回はいかがでしたでしょうか。この姿勢、このスタンスなんですけれども、多分心理師じゃなくても普通に身につけられるものなんじゃないかなと思います。
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周囲のちょっとわからない人に関して少し立ち止まって、あの人なんであんなのなんだろうと思うだけで十分かなと思います。
その肝を持つことが理解につながるんじゃないかなと思います。 もし仕事系の人間関係とかでわからないということがあったら、あの僕の方にメッセージなどをいただけると嬉しいです。
一緒に考えられるように何か良いヒントを考えられればと思います。 では今回はここまで。おやすみなさい。ご視聴ありがとうございました。
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