トークテーマ:家業に入ったきっかけとその先に広がる日本酒の世界
コーナー:クイズ吞呑答えて!
ゲスト: 石井勇介さん
1986年、赤羽のお生まれ。東京都北区内の小学校中学校を卒業後、豊島学院機械科 卒業後、トヨタ東京自動車大学校へ。その後日本自動車連盟(JAF)にご勤務、20歳のときに家業の川栄を継がれ、現在川栄の3代目店主さんとしてご活躍されています。
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サマリー
今回のエピソードでは、石井雄介さんが日本酒に対する興味を持ったきっかけや学生時代の経験について話します。また、桑名で開催される酒に関するイベントにも触れ、日本酒の魅力が広がる様子を紹介します。石井雄介さんが語る日本酒の世界は、家業への参加のきっかけや様々な地方の酒の魅力が詰まっています。特に静岡の独自の酒造り方法である静岡型発酵についても詳しく説明されています。
日本酒とイベントの紹介
酒の道 日本酒の聖地から
こんにちは、パーソナリティの平田勝です。この番組はお酒にまつわるゲストをお招きし、お酒の道を歩むストーリー、お酒のあれこれを深掘りしていく番組です。
キキ酒史を目指す佐紀さんと共にお送りします。佐紀です。3月15、16日はあの伊勢神宮で有名な三重県で、
桑名酒スクエア2025美食の聖地、三重の酒というイベントがあって、三重の蔵本17蔵が集うみたいです。
有料試飲ブースのほか、おつまみブース、お土産用販売ブースやDJブースもあるみたいです。
桑名駅西口特設会場で開催しているみたいなので、お近くにお住まいの方はぜひ行ってみてくださいね。
DJブースもあるんですね。
うん、楽しそう。あれ、平田さんそういえばDJどこかでやってませんでした?
どこでもやってるんですけど、ぜひ大地駅等々北区でもこういったイベントできたらいいなぁ。
DJのサルマスター。
そうなんです。
まあいいや。今回のゲストは、名城専門店川江の3代目店主、石井雄介さんにお越しいただいております。
どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前回は酒の道ゲストにお越しいただいた経緯や幼少期をお伺いしてきました。
今回は学生時代についてや川江さんを継がれる前の話などを聞いていきたいと思います。
幼少期は外で遊ぶことが大好きだと商店街なんか駆けずり回ってたようなお話も伺ったんですけれども、
学生時代はどんなふうに過ごされてたんでしょうか?
そうですね。中学校はもう体動かしたいっていうのもあって柔道部3年間活動してっていう感じですかね。
まあ勉強はそのまんま好きじゃないままこう流れてったっていうのもあるので。
高校を選ぶときは料理は好きだったんで調理家がある学校っていうのを探しはしたんですけど、
そこまでやっぱ学力も足りないっていうのもあったし、
工業系の機械的なものも好きだったので工業高校に進んだっていう経緯がありますね。
中学校は赤羽中学校?
岩渕中学校です。
岩渕中学校になるのか。岩渕中に柔道部あったんですか?
ありました。
今もあるのかな赤岩中。
ありますかね。もしかしたらちょっとわからない。
公立で柔道部あるのってそんなになさそうみたいな。
王子中学校、王子大阪はないので。
なくなっちゃったんですかね。
武道場はありますけどね。部員何人くらいいたんですかその頃。
部員は30人くらいいたんじゃないですかね。
各学年で10人くらいはいたような気がしましたけど。
しっかりいるんだ。
工業系の高校に進んだって言うんですけれども、
そこでは特にどういったお勉強を。
機械的な工業科だったんですよね。
総合高校みたいな感じで普通科もあれば商業科もあって機械科もあって電気科もあるっていう中で
機械的なことを勉強してる時に車のカリキュラムもあって
自動車関係のカリキュラムもあったっていう感じですかね。
部活では吹奏楽に3年間入ってました。
楽器何やってたんですか。
楽器はトランペットやってました。
ペット吹けんの。
当時は。
今はホラーしか吹けなかった。
そんなことで一番誠実だ。
小学校の頃マーチングっていうのがあって赤羽小学校で特訓の。
それのちょっと影響もあって
またレベルの高いものをそこで活動ができるってなった時に
その部活のために学校行ってたなっていうぐらい朝から晩まで。
朝練もして授業は受けても。
で、放課後もずっとトランペットをやってたみたいな。
夏も冬もって感じの運動部みたいな感じでしたね。
文化部の中のね。
大会とかも出たりしコンプレとかも出たりして。
その結構帰宅内の小学校でマーチングバンド吹奏楽バンドとかねあるとこ結構多くて。
だけどなんかそれを教える先生が。
実は大地小学校もコロナ前まで活動してたのがやっぱりコロナでちょっと流れ切れちゃって。
楽器たくさんあるんだけど教える人がなかなか安定的に。
それがやっぱね。
逆に今だと働き方改革でその学校の先生たちの負担も軽減しなきゃみたいな。
酒の道で教育を話し始めたんですけど。
あれ赤城今マーチングバンド今でもありますよね。
あります。
バカ祭りとかね。
学校の活動として。
で、工業課に行ってバイクの免許も取ったり船舶も取ったりしたっていう。
そうですね。資格は取れるものとりあえず取ろうみたいなそんなニュアンスでしたね。
勉強もそこまでとても難しいことを強いられるわけでもなかったので、
友達と一緒に取れる資格をどんどん取っていったっていう感じの。
船舶免許いいな。船乗れるんだ。何でもできますね石井さんね。
確かに。
トランペットも吹けて。船、でも当時4級とかですか?
そうですね。今の2級でその後1級も取りましたけど。
取ってない。
というところでその前、家業に入られる前はちょっと就職もなさって、
自動車関係のお仕事したってアンケートで拝見してるんですけど。
そうですね。工業系の学校だったんで、将来とか専門学校行くとかどうするっていう風になった時に、
ちょっと好きなことさせてもらいたいなっていうのもあったんです。
で、多分ゆくゆくは兄がいるんですけど、多分通わないだろうなっていうのもちょっとなんとなく感じてたので。
そしたらちょっとだけ好きなことしたいなと思って、そのまま車の専門学校、
トヨタ東京整備大学校に進学させてもらって、とりあえず資格取ろうかなみたいな。
で、そこ1年ぐらい通って。
そうですね。2年学校通って、それで就職するにあたってディーラーさんにちょっとね、就職しちゃうと、
こうすぐ辞めるってなった時に迷惑かかっちゃうとあれかなと思ったんで、
日本自動車連盟のJAFさんに入社をしようと。
JAFでパンクした車を助けに行ったりとかしてたんですか?
そうですね。
いわゆる。
はい。
演奏しちゃったからとか。
はいはい。
へー。
あとは、オペレーター電話対応の24時間電話を受け付けるっていう仕事も経験しましたし。
JAFには何年ぐらいいたんですか?
JAFはもう1年ぐらいですかね。
あ、で、すぐすぐ持ち戻られて。
そうですね。実家の両親がちょっともう大変だからみたいな。
一旦亡くなっちゃったから助けてっていう。でもいいですね。やっぱり1年だけで違う仕事ができたっていうのは。
日本酒への興味
そうですね。だいぶその専門学校からそこに関しては世の中のいろんなことを勉強させてもらったなって思いました。
へー。
そういえばこの間、テレビで孤独のグルメの出た番組の特集みたいなので、川江さんがテレビに出てたのを見てたんですけれども、
そこでおいしそうなうなぎとおいしそうなお酒がずらーっと並べられたのを置いてあったのを見て、
たぶん石井さん絶対日本酒好きなんだろうなって思ってるんですけど、石井さんが日本酒に興味を持ったきっかけって何ですか?
そうですね。私が日本酒に興味を持ったきっかけは、もうでもお酒が飲める年頃になった時にはビールだったり、
焼酎はそこまで飲まなかったのかな。やっぱりビールの次は日本酒だったような気がするんですね。
で、ウイスキーとかも流行ってたんですけど、なんか受け入れやすかったのは日本酒の方が味的にも受け入れやすくて、
やっぱりその時からはもう日本酒、その種類とかどれがいいとかっていうのはわからず、なんかとりあえず飲んでみるっていうのはしてましたね。
じゃあ飲む時はだいたいどのあたりのお店で飲まれてたんですか?
えっとね、お店で飲むっていうよりは、隣が小さい時魚屋さんだったんですけど、
そこでホヤっていう海のパイナップルって言われてるホヤがあるんですけど、それの調理法を小さい時に習ったんですね。
すごい。
で、お酒なくても僕はそれが好きで食べてたんですけど、で、友達の家にそれを作って持ってって飲もうぞ、飲むぞってなった時に、やっぱり日本酒だろうみたいな話になって。
そこらへんはもう今でも覚えてますね。
すごい。ホヤをもう小学生の時からさばけてたんですか?
そうですね。
すごい。
作り方をそう教わって。
酒の道でも大変お勧めになってるよ。霧川家のミマスさんからもお酒取られてて、そこの次女の旦那さんと飲む機会があったとかなんとかってどんどん日本酒に系統して興味持たれたっていう。
そうですね。ここ最近のお酒のラインナップはミマスさんのセイジさんからのご紹介で。
もともとは昔ながらの和食店だと日本酒、冷酒扱うぐらいしか。
家業への参加のきっかけ
そうですね。2種類ぐらいですね。あっても。
何店舗こそ酒屋さん使うようになられて、さきさんがテレビで見た瞬間にキャーこのラインナップみたいになったのは、でも本当このコロナ前後からって。
そうですね。あとはお話いただいた山津柳屋さんとかそこからのご紹介もあって、荒政なんかは取り扱いさせていただいてる感じですかね。
ちょっと私ここ何年か失礼しちゃってるんだけど、山津柳屋さん。
ここ10年ぐらいで石井さんが今っぽいって言ったらちょっと大変恐縮なんですけれども、セイジさんとかから日本酒紹介されて、こういう日本酒あるんだって思ったお酒とか銘柄とかって何か覚えてますか?
そうですね。思い出としては石川県の野と行った時に草原っていうお酒があって、それをこう前まで普通に扱ってたんですけど、それをこうまた震災の後、また扱いたいなってなって復活した時に、じゃあまたそれ使いたいっていうのもこう提案させていただいて、見増さんから入れるようになりましたし。
あとはまあ、辛口だったり、いろんな地方のそれぞれの極力一つの県に限らないようなお酒をお店で飲めるようにしたいなっていうのも一つあって。
そうですね。
そうですね。あとはまあ、合うんじゃないかって思うお酒を揃えてるっていう感じですかね。
ありがとうございます。
大丈夫?さきさん。
はい。
口の中ヨダレでいっぱい。
いやもうヨダレでいっぱいですね。早く飲みたいですね。
飲みたいですか?
もう一度飲みたい。
まだ夕方になってないですよ。特集落日はね。
収録終わったら。
頑張ってください。
はい。
ありがとうございます。今回も川江の三代目店主、石井佑介さんにお越しいただき、学生時代などのお話を聞いてまいりました。また次回どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。
静岡型発酵の特徴
ありがとうございました。
さあ、ここからは大人気のコーナーに参ります。クイズどんどん答えて。
イエーイ。
このコーナーではお酒にまつわる問題をさきさんが出題し、聞き酒師である私平玉さるが解説していくコーナーでございます。
リスナーの皆さんぜひ考えてみてくださいね。
はい。今回はうなぎの代表的な日本の名産地の一つである静岡に関する問題です。
それでは問題です。
静岡県の酒づくりでは、静岡型と呼ばれる特徴的な発酵方法がある。
その最大の特徴はA、Bどちらでしょうか。
A、低温長期発酵により繊細な香りと滑らかな口当たりを生む。
B、酵母の活動を最大化するために発酵温度を高め、濃厚な味わいを引き出す。
さあ、どちらでしょうか。
これすごい問題ですね。だいぶさきさんも腕上げてきましたね。
ありがとうございます。
静岡型ってご存知の方もいらっしゃるのかな?
僕も実はこの問題で、そういった言い方するんだって、静岡県の好きなお酒いっぱいあるんですけど。
でも言われるとそうだなってやっぱりすごい思いますね。
それでは正解発表です。
正解はA、低温長期発酵により繊細な香りと滑らかな口当たりを生むでした。
菊酒師の資格を持つ平田さん、解説をお願いします。
静岡県の酒造りには静岡型とも称されるということで、
その最大の特徴は低温長期発酵による出汁のコントロールということの技法が非常に使われていると。
低温長期発酵とは通常、日本酒の発酵温度が15度前後なんですけれども、
静岡型はそれよりも低くて10度前後というところで、
そこでじっくり時間をかけて発酵するのが特徴ということですね。
それは一番初歩を作る段階での話だと思うんですけれども、
通常は15度前後で2週間というのが一般的で、
昨日の第3回で出ていただいた上心酒造、
あそこは逆にもう1、2度高くてですね、1週間で初歩を作り上げてしまうと。
そこでいうと先ほど言ったBのホウボの活動を最大化させると、
高温度を上げて濃厚な旨味がしっかり出るお酒になると。
逆に香りとかフルーティーな香りを出す技法として比較的低温長期発酵、
逆に10度前後12度以下とかで1か月ぐらいかけてという技法が広がってたりもしてますね。
そんなにやっぱ違いもあるんですね、奥良さんによって。
ほんとここの2、3度で全然違うそうですね。
なんか面白いですね。そういうところも知りながら飲み比べできたらもっといいですね。
飲み比べできたらいいんですけど、だいたい飲んじゃうと途中から忘れちゃって、
翌日楽しかったしか記憶残らないようにならないように気をつけましょうね。
そうですね、気をつけます。
ということで、今週もM竹縄ではございますが、このあたりでお開きといたしましょう。
番組の関数はXで、ハッシュタグ酒の道で検索してください。
それではまた次回、さようなら。
さようなら。
16:11
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