酒の道 日本酒の聖地から
こんにちは、パーソナリティの平田勝です。この番組はお酒にまつわるゲストをお招きし、お酒の道を歩むストーリー、お酒のあれこれを深掘りしていく番組です。
菊酒師を目指す佐紀さんと共にお送りしております。はい、いよいよ今週末の2月22日23日開催のローカルポッドキャストフェス東京
酒の道ブースでは、合言葉の「帰宅は日本酒の聖地」をスタッフに言うと、帰宅の日本酒比叡のテイスティングカップを無料でプレゼントしちゃいます。ぜひ来てください。
帰宅は日本酒の聖地を皆さんお忘れなく、本当に美味しいお酒をたくさん準備しているので、ぜひ来てほしいですね。
ということで、今回のゲストは学上会当時エッコさんと副当時のワンさんにお越しいただいております。どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。前回はお二人の学生時代や、本業と学生がまだ入り乱れているお二人なので、もうその若いパワフルな力っていうのを本当に感じてですね、
もうポカーンとしてたので、今回はより深くお二人が日本酒に興味を持ったきっかけや、もう学上会さんの今や今後について、もっともっと深く深く聞いていきたいんですけれども、
まずエッコさんからお伺いしたいんですけれども、日本酒と触れ合うきっかけ、好きになったきっかけなどなどをお伺いできればと思うんですが、
本当に両親の影響、特に母親ではあるんですけどかなと思っていて、うちの母親が今もなんですけれども、日本酒の会社を一応経営しておりまして、株式会社彩色顕微という名前で、
ただうちの母親は酒蔵とかではなく、日本酒の文化っていうのを日本国内であったりとか、インバウンドの方とかに発信していくということで、いろいろイベントをやったり、それこそツーリズムをやったりとかということでやっていて、
それを僕が本当に生まれた時からずっとやっているので、そういう話は家庭の中で常に流れていたりとか、家には常に4,5瓶が5,6本あるみたいな、そんな状況。
あとうちの父親がよく、僕が小学生の時とかに一緒に居酒屋に連れてってもらったりして、もちろんお酒は飲まないんですけれども、そこで酒の宛を味覚として覚えさせられていて、
めっちゃ記憶に残っているのが、小学校3年生とかの時にホヤを食べて、なんだこれはっていうのを思った記憶があるとか。
私も30歳過ぎてからホヤ食べれるようになりましたからね。
そうですよね。でも今はもう僕ホヤ結構好きになっていて。
早い。
はい。
年齢教育のおかげですね。
そうですね。とかがあり、でも本格的に超日本酒面白そうって思ったのは、これもうちの母親のつながりではあったんですけど、南部美人っていう酒蔵さんに僕が2週間蔵ごもりみたいな形で行かせていただいて、
本当に日本酒作りの全工程を2週間泊り込みでやらせていただく。
これ本当に蔵本のくじこうすけさんたちのおかげなんですけれども、そこで結構それまでは日本酒のスペックとか文化みたいなところは分かってたんですけど、現場製造の面白さとか現場の人たちの熱意とか、
そういうところに触れて、これはすごい深いなと。で、これをなんかもっとちゃんと広めていきたい。もっとちゃんと若い人たちに正しいコミュニケーションで広めていきたいみたいなところで日本酒の発信にそこでグッと入れ替わったみたいな。そんな感じですかね。
今20代のご両親だと50代、40、後半から50、60手前くらいが周りのご友人たちも多いと思うんですけど。
実はその時代って一番日本酒が嫌われ始めた時代にお酒を飲み始めている世代なんですよね。
僕はもうそのちょっと後あたりで、90年代僕が学生になった頃はもう小中ブーム。
その頃2000くらいあったんですよ。今ご存知のように1000くらい前後。
あの頃から半分になっているし、40年前からだともう4分の1になっているという状況で。
本当にバブル後の90年代は、もうバブル期も実はお酒作りはどんどん転がっていたと言い方盛りだった。
そこに白茶をかけたのが90年代だったと。
といったところを、そのご両親がきちっとお酒を好きだという環境で育っていらしたのが素晴らしいなと今、話をかかっていて思いました。
ワンさんはその学長会を立ち上げながら一緒にやっていきたい中で、どういった活動をより広げていきたいかとか。
逆にグローバルに対してはワンさんが広げられるチャンネルをいっぱい持っていると思うので。
これからも日本酒の海外需要というのがどんどん高まっていくというふうに僕も捉えていますので、
もっともっと外国人に日本酒とはこういうものだというリテラシーを上げつつ、
日本にある酒蔵さんの販路を、もちろん海外展開されているところはいっぱいあるんですけれども、
もっともっといろんな面白い形で細かく海外の消費者に届くようにしたいなというのが、僕がこの学長会を最終的に目指しているところでもあります。
学長会さんを運営していて、やっててよかったなとかやりがいとかあれば教えてください。
そうですね。やっぱりこの若者の日本酒離れっていうところは、僕たちがただ言っているだけではなくて、
お酒業界全体ですけれども、抱えている大きな課題だと思うんですけれども、そこに全然まだやれていることは少ないんですけれども、
微力ながらも少しでも貢献できているっていう、そこが一つすごい大きなやりがいにはなっているかなと思いますね。
あとは実際に僕たちのイベントに来てもらった人たちで、全然日本酒のイメージが180度変わりましたみたいなことを言ってくださる方が一定数いらっしゃって、
そういうのを聞くとめちゃくちゃ嬉しいですし、何ならその後その参加者の方が、例えば一造一営である倉本さんが来てたら、
その倉本さんの日本酒を実際に買われたとか、その倉本に行かれたみたいな、そういうのを見たときは一番嬉しいですね。
ワンさんはどうですか?
そうですね、やっぱり僕らのイベントでお客様がみんな日本酒でつながって、日本酒の話をですね、みんなして満足して帰ってもらうだったりとか、
あとやっぱり僕らのイベントに結構海外から来ている留学生も来てくれたりしてますので、
例えば毎回イベントに来てくれるタイ人の子だったりとか、そういった外国人も日本酒を飲みながら会話をしてもらうっていうその風景を僕が見ているとですね、
やっぱりすごい自分のやりがいになっているなっていうのを感じています。
いいですね、なんか若い人たちがこうやって活躍しているのを見ると、私もなんかよくわからないけど頑張らなきゃってなっちゃいました。
同世代だもんね、あなたは若者って言うと、今逆にオツボネ様みたいな視点から同世代でしょうね。
そう、だから同じ同世代が頑張っているから、私も頑張らなきゃってすごい思っちゃいました。
私もなんかやりがいが。
やりがい、もうこのラジオになっている。
すごいやりがいだと思うよ。
しかもね、飲む専門じゃなくて、若干飲む専門だっていうのがバレ始めてるから。
そうですね、危ない危ない。
日本酒発信してるんだよって私も。
はい、そうですね、アピールしていきたいと思います。
そうです、そういうことです。
それ分かった、危ない。
今開催されているイベントとかがアンダー30限定とか、学生とか若年層がメインなんですけど、どうして若い人にフォーカスを当てた日本酒イベントを行っているんですか?
そうですね、やっぱりそれは先ほどもちょっと言ったように、僕たちの存在意義がまず日本酒の若者離れの課題解決っていうところにあるっていうのが一つ大きなところ。
実際、坂倉さんもやっぱりお話聞いてると20代の方にアプローチできてる坂倉さんってかなり少ない。
やっぱり日本酒消費は30代とか40代くらいがポリウムゾーンになってくるので、なかなかその下の年代と実際にコミュニケーションを取ったりっていうのができないっていう課題があるっていう。
そこが一つ大きな理由ですね。
あとやっぱり、じゃあそれでどうやって若い人たちを巻き込んでいくかって考えたときに、一つ若い飲み手の課題として、同世代の日本酒好きになかなか出会えないっていう。
これ僕も大学時代すごい経験したことで、飲み会の席とかで何頼むってなって、じゃあみんなで日本酒飲もうかみたいに言うと、日本酒なの?みたいな。
いやいや普通にウィスキー、ハイボールとか、サワーでいいじゃんみたいな。
っていうなかなか日本酒一緒に飲めて、それ美味しいよねっていう、一緒に共有する相手っていうのを見つけづらいっていうのがすごい課題であるっていうのもありますね。
そうですね。僕からも、やっぱり例えばドイツにはビールのイメージがあって、
例えばイタリアとかフランスにはワインのイメージがあるかと思うんですけど、
そういった国々の若い子たち、アンダー30の子たちっていうのは、それこそワイン飲んでたりビール飲んでたりしてるっていうのはすごくイメージしやすいなっていうのはあるんですけれども、
やっぱり実は日本になってしまうと日本酒っていう素晴らしいコンテンツ、本当に美味しいお酒があるのにもかかわらず、
そこまで例えば僕が本当に大学入って周りの友達に日本酒飲みに行こうって言っても全然乗ってくれなかったりとかするので、
そこがやっぱりすごい寂しいなっていうのが僕としては一番大きい理由にはなってますね。
日本酒の番組でなかなか発言も難しいところもあるんですけど、やっぱり日本酒がまだまだオシャレじゃない、
もうめちゃくちゃいい話だなっていうふうに思います。
僕クラブとか行くのもすごい好きなんですけど、
やっぱり海外の若者とか日本遊びに来た時に、
必ずどっかの日の夜はクラブに行ったり遊んだりはしている中で、
そこでもクライナーとかテキーラとか飲んでいる中で、
あえてそこはもう日本なので日本酒にしてもらって、
度数もある程度低いので、
そのクラブにとってもですね、
いっぱい飲んでもらうから利益も上がると思いますし、
ある意味説得力があります。
日本のクラブで日本酒をショットとしていっぱい飲むっていうのは、
やっぱすごくいいなと思います。
酒ショットで。酒ショットいいですよね。
酒ショットめっちゃいいと思います。
酒ショットパーティーやろうかな。
すげえ思いついちゃった。
最高。
後で相談しますね。
ということで最後に学長会の今後というか、
日本酒の未来について、
もうどんどんいろんなこと聞いちゃったんですけれども、
本当に貴重なお話ありがとうございました。
今回はエッコさんワンさんに、
日本酒に興味を持ったきっかけや学長会について深く深く、
そして今の日本酒の課題なんかもいろいろとお話させていただきました。
次回はお二人のおすすめの日本酒や、
より今後の展望などをお伺いしたいと思います。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
さあここからはもうみんな毎週楽しみにしているコーナーということで参ります。
クイズどんどん答えて。
イエーイ。
このコーナーではお酒にまつわる問題を佐紀さんが出題し、
引き酒師である私平田勝が解説していくというコーナーでございます。
別の皆さんもぜひ考えてどんどん日本酒知識を膨らましていきましょう。
はい。
はい。今週末はいよいよ北区大路でローカルポッドキャストフェス東京がありますね。
皆さん合言葉である北区は日本酒の聖地を酒の道ブースで言うのを忘れなく。
ということで今回はこんな問題です。
東京都北区にある赤レンガ酒造工場内には白レンガが使われている場所があります。
さてその場所はどんな役割の部屋でしょうか。
A.貯蔵室 B.工事室
さあどっちでしょうか。
赤レンガって書いてあるのに白レンガが使われているところもあるなんてオシャレですね。
多分外からは見えないと思うのでぜひ皆さんの見学ツアーとかもあるのでその時に見てほしいなと思います。
1年前に東京北区観光協会さんの主催の方で醸造試験場内を回るプレミアムガイドツアーなんてのを私も解説で同行させていただいたりしまして
やはりあの部屋だけちょっと神秘的なんですよね。
キラキラ。
それでは皆さん正解決まりましたかね。
それでは正解発表いきます。
正解はBの工事室です。
菊崎市の資格を持つ平田さん、解説をお願いします。
はい、旧工事室という形で今は見学コースにも入っているんですけれども
工事を製造するお部屋ですね。
西遊白レンガという上薬を塗られた白レンガでできていて
実は日本銀行本店の地下の大金庫室と同じ壁、レンガだそうです。
赤レンガの方は渋沢栄一郎が起こした日本レンガ製造株式会社
深谷の方で焼かれたものなんですけれども
この白レンガは愛知県の瀬戸地方の粘土をもとに
耐火レンガに精油して上薬をいっぱいつけて白く焼いたという
愛知レンガまたは当工者で焼かれた可能性が高いと言われているレンガでございます。
もし見学ツアーに回る機会があればぜひとも見ていただけると
すごい素敵なお部屋なのでぜひ帰宅にお待ちしております。
はい。
さて縁も竹縄ではございますが
今日はこの辺りでお開きといたしましょう。
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それではまた次回。さようなら。
さようなら。