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2025-09-22 08:32

#7 "はじめに"ご紹介 FeelWorks代表前川著書 苦手な人ほど上手にできる女性の部下の活かし方

苦手な人ほど上手にできる女性の部下の活かし方

ー愛され上司が成功する 

会社は変わらなければいけない。早く始めた人ほど成功する新時代のマネジメント!

 

「この本が、女性部下の活かし方に悩む一人でも多くの上司の皆さんが新しい時代のマネジメントを切り拓くお役に立つこと、そして男社会と自分の心の中にある「二つのガラスの天井」にぶつかって悩んでいる、一人でも多くの女性のハッピーなキャリア形成のお役に立つことを願うばかりだ。」 FeelWorks代表 前川孝雄         

 

◇◆今回は、”はじめに”を抜粋してご紹介します!◆◇

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【著者】前川孝雄 【出版社】 メディアファクトリー 【出版年月】2012/10

サマリー

このエピソードでは、前川孝雄氏の著書『苦手な人ほど上手にできる女性の部下の活かし方』を通じて、女性の部下を活かすためのマネジメントの重要性と具体的な方法が紹介されます。特に、ダイバーシティマネジメントの観点から、上司と部下の関係構築の必要性が強調されます。

著書の概要と目的
FeelWorks代表前川孝雄の著書 「苦手な人ほど上手にできる女性の部下の活かし方」
今や企業の重要な経営戦略であるダイバーシティマネジメント。頭ではその第一歩として女性活躍支援の意義を理解はしていても経験則のない中、
どうマネジメントすれば良いか戸惑う現場管理職に向けた一冊です。
今日ははじめにを抜粋してご紹介します。 はじめにー
本書を手に取られた方なら女性の部下をこそ活用せねば、と使命感に燃えていらっしゃる はずだ。
同時に少なからずあるのが「でも苦手なんだよね」という意識。本書ではそんなあなただからこそ女性のマネジメントに成功し
皆が笑顔で生産的に働けるような職場を作れることを具体的な方法論とともに述べ ていく。
よく言われるように日本の企業社会は長らく女性の活用を苦手としてきた。実際私たちが開催する管理職向けセミナーなどでも
女性部下を叱るとすぐ泣かれるから困る、よくわからない理由で辞めると言い出した、といった質問や相談をよく受ける。
百戦錬磨の企業戦士でも到底理解できない女性の言動に翻弄されて困った、と語るのである。
なぜ多くの上司が女性のマネジメントに失敗してしまうのか。第1に彼女たちのことがよくわからないからだ。
第2は男性部下に通用する職場のルールが、ある部分に限っては全く女性部下に通じ ないことだろう。
苦手感情はやがて人間関係を隔て、誤解や軋轢を生じやすくさせる。
一旦人間関係がこじれるとその場で泣かれる、などばかりでなく 、得意のネットワーク力を生かされて、上司についての不名誉な噂が社内を駆け回ったりもする。
そもそも期待外れだと思ってしまうのは、彼女たちが自分と同じものの見方や感じ方をしている、と思い込んでいるから。
こう動いてくれて当たり前、と信じ込むために違和感が生じるのだ。女性部下側の非、いうよりも男性上司側が期待や思い込みをして勝手に落胆しているのである。
しかし女性は、男性とは思考も物事の捉え方も、脳の作りも違う、感情の生き物である。
理屈で物を考えがちな男が、わかる、と安易にたかをくくってはならない対象なのだ。まずそれを忘れてはならない。
実は私自身、サラリーマン時代のある時期、女性部下のことを考えただけで暗い気持ちに陥っていたことがあった。
詳細は2章で告白するが、情報誌の編集長をしていた私はある日突然、うまくマネジメントしているつもりでいた女性部下から、信じられないような抵抗を受けたのである。
そのせいで順風満帆だった私のキャリアも地に落ちた。このままではいけない。
挫折の責任は自分にある。挫折感の中で私は良い上司とは何かを必死で考えた。
特に女性部下に信頼される方法を模索した。女性の方が理解しにくいからである。
女性部下の活かし方
現在私がこうして人材育成企業を営むのも、この苦い経験あってこそだ。そんな私だからこそ強く訴えたい。
俺は部下の気持ちをわかっている。そう思い上がっている管理職は失敗する。特に女性部下に対しては最初は苦手意識を持っているくらいでちょうどいい。
それでも諦めずに接するほど、女性部下はすみやかに誠実な信頼を寄せてくれるはずだ。彼女たちは分かろうとする上司の姿勢を何より尊ぶのだから。
私が女性のマネジメントで重要だと考えるポイントは以下の3つである。・解決よりも共感を重視する、
・あなただから頼むと個を尊重する、・なぜこれをしてもらうのかという動機をはっきり告げる。
私はこれまでキャリア情報誌やウェブメディアの編集長として、働く女性の本音を取材し、現在は人材育成企業経営者として様々な女性のキャリア開発やリーダー育成に携わり、
さらに数知れない現場上司に対して組織づくりの支援を行っている。その過程で痛感したのは、最初はつまずいても結果的には部下を育てられる上司と、
結局最後まで部下の心がつかめない上司がいるという峻厳な事実だ。
前者の上司に共通しているのは、業績以前に人に関心があること。後者は往々にして部下に興味がなく業績しかその視界にない。
インタビューをしてみると前者は部下についてよく知っているので、プライベートを含めた部下の人となりと長所をいくらでも話すことができるが、
後者は業績低下の理由や、部下の欠点をとうとうとまくし立てるのに終始する。後者の場合、いくら本人がプレイヤーとして有能でも人はついてこない。
忙しくて部下一人ひとりのプライベートになんて関心を持っている暇はない、そもそもあまり関わるとセクハラと受け取られかねない、とおっしゃる方もいるかもしれない。
厳しいビジネス環境という時代に抗えないのも事実だろう。部下を育てて活かすためには上司が部下の可能性を察知し、
それに応じたステージをその都度用意する必要がある。そのためには共に歩いていかなければならない。
成長する過程で、つまずきそうになれば共に悩み、失敗して落ち込んだら、手を差し伸べられる距離にいなければならないのである、
と、説教めいたことを書いてしまったがどうか安心してほしい。本書でお伝えする女性の部下の活かし方は具体的だし難しくもない。
その上、あなたが部下時代に受けてきた旧来のマネジメント術に比べて効果は絶大である。
会社ルールに慣れ切った男性部下は、上司は部下の面倒を見て当たり前、とあぐらをかきがちだし、
上司だから立てているが立場が変われば別、と割り切っているものだが、女性は一旦信用した上司に対してはとことん尽くしてくれる傾向がある。
理解された、この人の役に立ちたい、と思い定めてからの女性の強さは男性部下の比ではない。
目先の勢いでくだらない社内派閥に与する心配もない。どうかあなたもそんな女性部下たちの力強いサポートを得、勝てるチームを作ってほしい。
繰り返すが、あなたが今抱いている「女性部下はわからないから苦手」という認識は、あなたの大きな武器になる。
その真摯な姿勢と、客観的な認識が、あなたを限りなく成長させるからだ。
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