関わり方の重要性
みなさんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。
今週は、月曜日・火曜日は、10月が下期スタート月になるということで、スムーズにスタートを切るという関連の話をしました。
水曜日以降は、ミスやトラブル対応、そして信頼や誠意をテーマに話をしてきました。
その中で共通して感じていたのは、人との関わり方に、私たちの経験がどう生きるかということでした。
今日は、その流れの締めくくりとして、伝えるより伝わる関わり方についてお話しします。
年齢を重ねて経験を積んでくると、どうしても伝える側に回ることが多くなります。
若手にアドバイスをしたり、指導したり、でも伝えたはずなのに、なかなか届かないことはあると思います。
その理由は、正しさだけで伝えようとしているからかもしれません。
どれだけ正しいことを言っても、そこに誠意や思いが伝わらなければ、相手の心は動かない。
逆に、多少言葉が足りなくても、相手を思う誠意が感じられれば自然と伝わります。
若い頃、自分が上司や先輩に助けてもらった場面を思い出すと、覚えているのは言葉よりも態度や姿勢ではないでしょうか。
その人が本気で向き合ってくれたこと、その時の体感・温度が自分を動かしている力だったのではないかと思います。
経験を伝える時に大事なのは、教えるよりも共に考える姿勢だと思います。
こうすればいい、ではなく、自分もこういう経験をしたと語ることで、相手の人は自分の答えを探し始めるのではないかと思います。
私も上司に事務所に帰った時に、報告をした時に、ずっと聞いてくれて、
この後どうする、というようなことを投げかけられ、その時に自分自身が考えたことを整理して話すことで、成長した記憶が実感できます。
正義は押し付けでもなく、滲み出るもので、それは相手をもって言葉を選び、自分の経験を少しだけ差し出すような関わり方から生まれます。
今週のテーマを通して気付いたことは、ミスもトラブルも経験を伝える材料になるということ。
その経験をどう渡すかで、信頼も成長の連鎖も変わります。
今日は少しゆっくりと自分の経験をどんな形で後輩に渡していけるか考えてみる時間にしてみてはいかがでしょうか。
キャリアに対する洞察
きっとそれがあなた自身のこれからのキャリアの財産になると思います。
今日のこの話が何かしら参考になれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。それではさようなら。