メンター経験の重要性
みなさんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は、メンター編仕上げ3回シリーズの2回目です。
テーマは、若手を育てた経験は、必ずメンター自身に帰ってくる、という話をします。
育成は誰かのためだけではない。
メンターをしていると、どうしても意識は若手に向きます。
どう関わればいいのか、どう声をかければいいのか、成長につながっているのか、もちろんそれは大切な視点です。
でも、今日はあえて逆側を見てみます。
メンター経験でしか身につかないものもあるということで、これまでの話を振り返ると、
若手を見立てる、状態を判断として言葉にする、どう関わるかを考える、周囲と共有し連携する、こうしたことを日常的に繰り返してきました。
実はこれは、メンター経験でしか鍛えられない力でもあります。
分かるから説明できるへの変化として、若手を育てる中で多くのメンターが感じる変化があります。
それは、なんとなく分かるから、言葉で説明できるようになる、という変化です。
なぜ今つまずいているのか、なぜこの関わりが必要なのか、これを言葉にできるようになると、自分自身の理解も一段深まっていきます。
そうすることによって、立場の違う人とも話せるようになります。
判断を言葉にする経験を重ねると、他のメンター、上司、関係部署、立場の違う人とも話しがしやすくなっていきます。
これはどんな役割に移っても役立つ力です。
メンター経験はキャリアの資産になります。
こうした力は、目に見える成果として残りにくいかもしれません。
でも、見立てる力、判断する力、言葉にして共有する力、人とつながる力、これらはすべて、あなた自身のキャリアの中に確実に積み重なっていきます。
若手育成は自分を育てる時間でもある。
だから、完璧にできてなくても構いません。
迷いながら、考えながら、言葉にしながら進む。
そのプロセス自体が、あなたの成長につながっています。
育成と自己成長
明日からは、何を意識すればいいか。
小さな一歩を一つだけ、ヒントみたいな形でお話できればいいなと考えています。
今日のまとめです。
若手を育てた経験は必ず自分に返ってくる。
メンター経験でしか身につかない力がある。
育成は若手のためだけのものではない。
ここまで積み重ねてきたことは、すでにあなた自身の成長につながっています。
今日のこの話が何かしら参考になれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。
それでは、さようなら。