短い対話の重要性
みなさんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。今日は木曜日、今週も後半に入ってきました。
今日は、通勤途中にふと思い出したテーマについて話したいと思います。
それは、忙しくて部下とゆっくり話しつつ時間が取れないという上司なら一度は感じたことがある問題です。
私自身マネージャー時代、同じように悩んでいた時期がありました。
ワンオンオンをしたい気持ちはある。でも日々の業務に追われ緊急対応が多い。
気がつけば時間が取れなかったと反省することもありました。
そんな時に気づいたのは、時間がないなら長い対話にこだわらなくてもいい、時間にこだわらなくてもいい、ということでした。
私は一人30分ぐらいでワンオンオンをしていましたけれども、忙しい時には短い時間にしたこともあります。
忙しい時ほど短いけれど本質をつく対話ができるんじゃないかなと考えていました。
その話を少し深めていきたいと思います。
まず部下から考えてみて、自分の話を聞いてくれるという感覚は、30分でも10分でも時間を確保してくれるということは覚えていると思います。
忙しい時ほどそのあたりは印象に残るんじゃないかなと思います。
当然ですが、私は面談の時は当然ですけど、面談でない時も部下が相談に来た時には必ず手を止めて顔を向けていました。
そしてまず一言と目を大切にするということで、よく相談してくれたねっていうような雰囲気を出す。
そして会話の中でそういう視点っていいよねっていうようなことを話をしたり、そして会話の中でやっぱり自分自身でも考えてほしいというところでは質問を投げかける。
この4つを意識していました。
そうすることで短い時間でも部下は自分で考えます。
今日の報告どこがポイントだと思う?とか、あと一歩進めるとしたら何が必要?
こうした短い問いが30分の面談よりも有効なことがあります。
忙しい時ほど上司としての姿勢がはっきり現れると思います。
忙しくても一瞬で顔を向ける上司。
手を止めて数十秒でも聞こうとする上司。
短いけど部下が前向きになれる一言をかける上司。
これは信頼に直結すると思います。
逆に忙しい時に後でとか今は無理、そういったことが続くと相談のハードルが上がってしまいます。
結果報告の質が下がったりトラブルの初期症状が見えなくなったりします。
だからこそ忙しい時ほど短くても向き合う。
その小さな積み重ねがチームの力を変えると思います。
短い対話の質を高めるために先ほどお話をしたポイントとしては、
まず手を止めて体を相手に向ける。
良い部分を一つだけ伝える。
短くても質問を投げかけ考えさせる。
この3つがポイントとなると思います。
キャリア支援の土台として考えるならば、
対話は長さではなくて質です。
短い対話の質が高い上司ほど部下の自己理解が深まり選択肢が増え、
結果として成長を加速させます。
今日のこの話が何かしら参考になれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。
それではさようなら。