上司との効果的な連携
みなさんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。
今日はメンター編、最終章の3回目となります。
テーマは、上司との効果的な連携、そしてチームに浸透させるということと、
次世代のメンターの育成などについてもお話をしていきたいと思います。
ここまでの振り返りとして、3日間のうち1日目は、見立てを判断として言葉にするという話をさせていただきました。
2回目は、その判断をチームで共有する話でした。
今日は、その先となる上司とどうつながると育成が安定するのかということを考えてみたいと思います。
現場である場面として例を挙げると、
上司は忙しくて育成に関われない。
メンターは現場対応で手一杯の状態。
若手の状況が上司にうまく伝わらない。
それぞれ一生懸命やっている状況でもどこか噛み合わない。
そんな状態です。
ここで大事なのは、連携がうまくいかない原因は、距離感や熱意ではないということです。
多くの場合、若手の状況が事実や出来事だけ伝えられています。
そうなると、上司はどう関わればいいのか判断しづらい状況になってきます。
ここで生きてくるのが、これまで話してきた判断です。
今はこの段階にいると思います。
ここで少し視点を変える関わりが必要そうです。
こうした判断があると、上司はどこにどのように関わればいいのかが見えやすくなってきます。
メンターと上司が判断を共有できると、役割も整理されてきます。
日常の関わりはメンター、視点を変える関わりは上司、背景や方向性の整理も上司。
無理に同じことをする必要はありません。
違う立場だからこそできる関わりがあります。
この連携ができてくると、若手にとって安心感が生まれます。
誰に相談すればいいかわかる。話がつながっていると感じられる。
一貫したメッセージを受け取れる。育成がその場しのぎではなく、流れにあるものになります。
ここまでで、メンター同士、チーム、上司と育成の輪が広がってきています。
この輪が広がることによって、あるいは後輩社員と若手と接することによって、メンター自身に成長の機会をもたらしています。
もう既に気がついていらっしゃると思いますけれども、このような若手への関わりと上司への関わり、またチームへの関わりによって、いろんな視点で物事を見る機会があります。
それがメンターの成長に大きくつながっていきます。
今日のまとめとして、上司との連携は判断があってこそ成り立つ。判断があると役割分担がしやすくなる。
メンターと上司がつながることで育成は安定する。これが成長する組織づくりの大切なポイントとなります。
今日のこの話が何かしら参考になれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。それではさようなら。