00:06
皆さんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は、メンターの方向けの3回目になります。
メンターの役割と関わり方
テーマは、若手を成長させる基本の関わり方についてお話しします。
月曜日はメンターの基本的な役割について、火曜日は具体的な活動場面での支援についてお伝えしてきました。
今日はその続きで、成長につながる関わり方の基本を、私の経験を交えながら説明していきたいと思います。
若手の成長で大切なのは、行動そのものですが、どう考えるかの部分だと思います。
行動は見えますが、考えることは見えません。
だからこそ、メンターには若手の思考を引き出す関わり方が求められます。
例えば、どう思う?どうしてその方法を選んだの?
こうした問いは、若手の考えを整理させるだけでなく、自分で決める感覚を育てます。
メンターは、答えを教える人ではなく、考える力を育てることをサポートする人です。
ポイントは、指摘やアドバイスよりも、質問、それによる考える、そして方向性を確認する、この流れを作ること。
若手は、問いかけられて初めて、自分はこう考えていたんだ、と気づくことが多いです。
火曜日の配信で少し触れましたが、若手の頃、私は大体20時ぐらいに記者していました。
その前後に先輩たちが帰ってくる。
そしてそこで、1日あった内容から、ちょっとした情報交換の場になっていくという流れでした。
今日はこんなことがあった。あの先生への反応がこうで。
そんな何気ない会話の中で、自分の考えが整理されていく感覚がありました。
さらに上司がいる日には、記者してすぐに上司のデスクへ行って、その日の報告をしていました。
その報告の中で話している途中に、次回こうしてみようと思います、と自分の口から自然に出てきたことが何回もありました。
話すことで整理される。これは若手の成長を支える上で本当に大きなポイントです。
メンターとしては話を聞く時間を作る。それだけで若手の思考は大きく進みます。
振り返りの重要性
そして、そういった行動をした後に、どうだった?どこが上手くいった?次どうする?
この3つを聞くだけで、若手の学びは一気に深まります。
大切なのは、振り返りは攻める場ではないということです。
振り返りは若手の視点を広げ、次の行動につながるヒントを一緒に見つける時間です。
メンターの一言が若手の成長を加速させます。
今日は若手を育てる3つの関わり方について話しました。
質問で思考を引き出す。話すことで整理される場を作る。
振り返りで気づきを深める。
この3つは特別な時間ではなく、日常のちょっとした関わりの中で十分できます。
明日からこの振り返りをもっと深く話していければと考えています。
今日の内容が何かしら参考になれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。それではさようなら。