1. 山本達也のUntitled
  2. 24_都市を「共に育てる」とい..
2025-11-27 44:00

24_都市を「共に育てる」という選択

spotify apple_podcasts

この番組は、まだ言葉にしきれないアイデアや感覚、何かが立ち上がりそうなワクワクを手がかりに、ジャンルを越境しつつ、これからの社会のかたちを探っていくトークプログラムです。

 

今回のUNTITLEDでは、松本で開催した「アルプスシティ・フォーラム」を振り返りながら、今年のフォーラム全体を貫いたキーワードである「共に創る(co-creation)」という視点から、その意味と可能性を紐解きます。第1部のデジタルセッションでは、Civic Tech を基盤とし、市民が主体となって地域の未来をテクノロジーとともに作り上げていくという姿が提示されました。「誰かが提供するサービス」ではなく、「みんなで育てていく公共のツール」として語られた点が印象でした。

 

続く第2部の「じねん」をテーマにした都市デザインの議論でも、自然と都市の境界を読み直し、人と地域が共に環境を育てるという視点が共有されました。都市における自然の扱いを、管理や保全ではなく「関わり合い」を軸に捉え直すアプローチは、松本という土地ならではの深い議論を呼び起こし、参加者それぞれが自分の暮らしとの接点を再発見する時間となりました。

 

さらに「食べる」を中心に据えた第3部では、同時開催された〈南源地ファーム(仮)〉の都市型農園プロジェクトや、同時開催のファーマーズマーケット「街と土」と連動し、フォーラム全体が「地域そのものを使った実験」として立ち上がりました。空き地を耕し、土に触れ、食卓と街の未来を結び直す取り組みは、まさに地域の人々が一緒になって作りあげるプロセスそのもの。

デジタル、自然、食という異なる領域が、「共に創る」という一本の軸でつながった今年のフォーラム。その手応えを、音声を通じて味わっていただければ幸いです。

 

ーーーー
番組への感想や質問は、いつでも大歓迎です。
 

メッセージが採用された方には、番組オリジナルステッカー、もしくは「Living with Nature」特製ステッカーをプレゼント。

 

感想や質問は、以下のフォームからどうぞ。
https://forms.gle/uDe7wN4bY1uVYMAXA

 

ーーーー
番組の世界観をより深く共有するメールマガジン「山本達也の半歩先通信」も配信中です。

 

登録は、以下の山本達也webサイトから。
https://tatsuyayamamoto.com/#news

 

ーーーーー
山本達也webサイト
https://tatsuyayamamoto.com/

 

ALPSCITY Lab(アルプスシティ・ラボ)
https://alpscity.org/

 

AC pay(ALPSCITY pay:アルプスシティ・ペイ)
https://alpscitypay.jp/

 

サマリー

このエピソードでは、長野県松本市で開催されたアルプスシティフォーラムの内容を振り返ります。地方のDXや自然をテーマにした都市デザイン、食に関するセッションについて話されています。また、地域社会の町内会への意識やコミュニティの重要性も探求されています。このポッドキャストでは、地域社会が共に育てるための取り組みや南源地ファームの実践例が紹介されています。さらに、AIコンシェルジュの開発や、松本の街における市民参加型プロジェクトについても言及されています。アルプスシティフォーラムでは、地域に根ざした農業や食の問題について参加者が共に考え、関与することの重要性が語られています。また、地元の食材を生かした交流会を通じて、地域の絆が深まる様子が描かれています。

アルプスシティフォーラムの開催
名前は後から付ければいい。山本達也のUntitled、ホストの山本達也です。
この番組は、まだ言葉にしきれないアイデアや感覚、何かが立ち上がりそうなワクワクを手がかりに、
様々なジャンルを越境しつつ、これからの社会の形を探っていくトークプログラムです。
本日の収録は、長野県松本市、アルプスシティスタジオからお届けします。
はい、11月の第4週になりました。今、アルプスシティスタジオからお届けをしていますけれども、
まだ朝、4時15分みたいな感じの時間帯ですね。
実は今日、この後、朝のね、特急のあずさっていう特急があるんですけれども、
これで松本から東京に向かう日の朝を迎えていて、朝の間にこの松本で収録しておきたいなということで、
ちょっといつもより早起きをして、今このポッドキャストを収録をしています。
というのも、この週末ですね、何度かこのアンタイトルドの番組でも宣伝というか、ちょっとご紹介もさせていただきましたけれども、
アルプスシティフォーラムというのが開催をされました。
11月の23日、勤労感謝の日に、このアンタイトルでも出てくれた菊池さんというかね、菊池徹さん、アンタイトルドのゲストに出てくれましたけれども、
ブックカフェしおり火、松本のカルチャーシーンを作っている一つの象徴的なお店ですけれども、
このしおり火の1階、2階あるんですが、2階の部分で初めてアルプスシティフォーラムを開催しました。
それまでは別の場所で開催をしていたので、しおり火で開催というのは初めてだったんですけれども、
すごく僕自身は充実したとってもいい時間をしおり火で過ごすことができました。
2階の会場も用意した椅子もほとんど全部埋まって、後ろの方で立ちながらこのセッションを聞いてくださった方々もいて、
本当に全ての皆さんにありがとうございますというふうに言いたいと思います。
本当に良かったんですよね。今日はですね、この11月第4週ということで、
少し雑談みたいな感じで、まだ記憶がフレッシュで、なんとなくまだその余韻が残っている中で、
今年のアルプスシティフォーラムでのハイライトと言いますか、僕なりの感想とか受け止めとか気づきとか、
そのようなことを皆さんとシェアできればいいなというふうに思っています。
全体で3つのセッションがありました。もう1回テーマを振り返ってみたいと思いますけれども、
セッションの1は地方DXの現在と未来の方向性みたいなことを意識してだったんですけれども、
松本でAIコンシェルを今みんなで育てるみたいなテーマで、このバーチャル松本プロジェクトとかをですね、
主導してくださっているのが、これまたアンタイトルドのゲストに出てくれた渋谷徹さんで、
その渋谷さんのプロジェクトチームの皆さんが登壇してくださり、お話をいろいろとしてくださいました。
私自身の役割としては、セッションの1、2、3と3つあった全てで、欲張りに全部でファシリテーターをさせていただいて、
本当に皆さんの話がとても面白かったですし、そんなにファシリテーションなくても場が盛り上がっていくという感じで、
やや楽をさせてもらいましたけれども、とても勉強になりましたね。
2つ目のセッションなんですけれども、このネイチャーありますよね。
これ日本語だと今、自然と書いています、というか発音しているんですけれども、
この自然の漢字というのは、もともと自然ではなくて、自然というような形で読んでいたんだというようなことをですね、
起点に、この自然を自然と読まずに、自然っていうふうに読むことから始まる都市デザインの形ってどういう形なのかっていうのをですね、
これもまたこのアンタイトルドのゲストに出てくれたお二人が登壇してくださいました。
一人は柳沢林業の代表取締役の原薫さんで林業会社をやられていまして、
もう一人は都市デザイナーという形で、ハートビートブランドというハートビートプランの共同代表をされている園田さんが出てくれて、
トークをね、繰り広げていきました。この様子もまたちょっと後で振り返ってみたいと思います。
セッション内容の探求
そして、セッション3つ目なんですけど、食べるっていうことですね。
食いしん坊なんでしょうね、僕自身もね。それで、みんな食べるの好きな人多いなって思いますね。
僕の周りにいる皆さんなんかこう食べるっていう話題になってくると、なかなか皆さん思い入れがいろいろあって、
熱くいろんなことを語ってくれるんですけど、この食べるっていうことを軸に考える、
自立的に自立した都市の未来と言いますか、そんなようなテーマでお話をしました。
で、登壇してくれたのはこの潮リビのオーナーであり、松本市議会議員でもある木口徹さんと、
それから松本にある名店と言っていいと思いますけれども、
沖縄堂という名前の養殖屋さんが戦前からずっと続いていますけれども、
その3代目を務められている木口さんが登壇してくださいまして、
この2人でですね、この食べるとか食にまつわるすごく面白い話をたくさん聞きました。
いわゆる地産地消みたいなことってありますけれども、
この地産地消のリアルみたいなことっていうのもすごく印象的でした。
で、同時開催のイベントがこれまた良かったですね。
潮リビ1回2回とあるんですけども、その1回部分では2つの企画が進んでいまして、
1つがアルブスシティブックパレードということで、リトルプレスと呼ばれるような小さな独立系の出版社で、
一般の本の書籍の流通に乗りにくいけれども、非常にキラリと光った本をたくさん出版されている方々が出展をしてくださっていて、
そこで本の販売とか、それぞれのリトルプレスをやられている皆さんと直接お話ができるようなブースといいますかコーナーが設けられていて、
で、その向かい側には今度まちとつちというこういう企画で、近隣の農家さんがですね、いろんな旬の美味しい、そしていわく月というのはとても賛成込めて作られていて、
勇気で作っているとかっていうこともありますし、それから農家さんの中には自家採集ですね、種自体が自家採取の在来種を使って育てていらっしゃるような農家さんも出展されていて、
で、そんな感じでファーマーズマーケットみたいな形のものも開催をされていました。で、もう一個だけ相当欲張りですけどね、もう一個とても興味深いプロジェクトが、今回は1日だけだったんですけども、
今後の展開っていうのも期待ができるのが、南現地ファーム、仮、閉じていうこういうイベントが、しおりびさんからですね、少しだけその松本駅と反対側の方向に向かってちょっとだけ歩いていくと、もうすぐ右側にあるちょっとした空き地があるんですよね。
で、この空き地のオーナーさんにね、お話をして、企画のお話をして、許可をいただいて、もしもこういう場所に都市型ファーム、都市型農園みたいなものがあって、みんながそこに集って、ちょっとずつ街の中でおいしいもの育てたり、
地域コミュニティの未来
育てたものをまた収穫祭みたいな感じで、みんなで分かち合ったりとか、そんなようなちょっとした畑部みたいな部活動に近いのかもしれませんけれども、町内会の中でそんなようなものがあれば。
ただその町内会っていうのも、南源地というふうに言いましたけれども、実は私自身もこの松本で所属している町内会、自分の自宅があるエリアの町会はですね、南源地町会という町会なんですね。
なので、この会場になったしおり日も、それからこの南源地ファーム、仮、都市の場所もブロック、同じブロックっちゃ同じブロックだし、同じ町会って言えば同じ町会の場所なんです。
なので、私の自宅からすぐ近くのご近所さんという感じなんですけれども、これはもう南源地町会に限ったことでは全然ないわけですけれども、どの町会もやはりその高齢化とか後継者なかなかいない。
同じようなところかもしれませんけれども、その次の世代でなかなか役員とかいろんな役職とかいろんな重要な仕事を皆さんしてくださってますけれども、それを引き継いでいく人の数とかどうしても減っている。
そして場所によってその町内会、町会への加入率っていうのが年々落ちているんだとかですね。同じような地域にマンションとかがあったりするとですね、なかなか今セキュリティとかでオートロックとかそんなような感じもありますので、なかなか町会の加入率とかが落ちているんだと。
やはりいろんな機能が町会にあるわけですよね。お互いに見守りをしているとか、なんとなく大丈夫かなって気遣っているってこともあるでしょうし、もしも仮に災害みたいな形が起きたときにご近所で一番初めにネットワークを持って助け合っていくっていうのは、
この町会っていうのが普段アクティブに活動していればですね、そういった機能っていうのも担っていくと思いますし、何か情報の伝達みたいなこともいろんな情報伝達手段がある中で、やはり最後必ずしもみんなこの町会の住んでいる皆さんがスマホとかSNSとか自分からインターネットで情報を取りに行くとかね、
そういうようなことが難しいとか得意じゃないとかいう方々もいろいろいらっしゃるわけですよね。そんな中、今でも回覧板みたいなものを日常的に回しているし、その回覧板を回す範囲っていうかね、所属ブロックみたいなのがありますけれども、それぞれどんな方がお住まいでみたいなことっていうのは、
少なくとも私の住んでいる南源地町会だとわかるわけですね。何年かに1回組長さんっていうんですかね、ブロック長さんみたいなのが持ち回りで回ってくるので、我が家も移住をして14年目になりますけど、14年目ってなってくると何回かそういうのを回ってきたりもしますし、
本当に近い、物理的に距離も近いし、いろいろと情報交換といいますかね、そんなようなちょっとした近所づき合い的なものもあるので、そういうのも把握してるというところだったりします。
ただ町会って言っても、未来考えていくとですね、なかなか今と同じ形、今と同じシステムっていうのがどのくらいこうやって残っていけるのか、どういうふうにして考えている課題を解決していくのかっていうのは、どの自治体も頭を悩ませている課題なんだと思うんですけども、
僕らがね、潮リビの菊池さんとかとちょっといろんな作戦会議をして、1個ずっとやってみたいねって言ってたのが食べるっていうことで、これはアルプスシティフォーラムのセッションの3で、食べるを軸にした、自立的で自立した一つの都市みたいなテーマともちょっと共通する部分でもあるんですけど、
なんか食べる入り口を近いところに持ってくる、そしてこの農業みたいな感じで業をやるわけではなくて、みんなでその都市型市民農園を一緒に定例をするという、さっきもちょっと言いましたけど部活動みたいな感じで、
南源地ファーム、過去借りみたいなところで展開できると、南源地町会の正式イベントというかそのアクティビティーでないかもしれないけれども、でもなんかやっぱり近い人たちがね、
この作物ケアするみたいな感じ、ちょっと気に留めるみたいな、そこで一緒に作業しているときになんか話をするみたいな、そういうようなことがもしもできていると、そういったコミュニティとかネットワークとかつながりみたいなものを生み出すことができるんじゃないかなというような仮説もあって。
これが既存の町会にとって変わればいいとかそんなことを全く思っていなくて、こういうことが既存の町会みたいなものの活動の入り口にもしかしたらなるかもしれないし、こういったことも並行して走っていることがその地域にとっての人的なつながりによる社会資本みたいなものがあるんだとすれば、
それをある意味保管したり強化する、そんな役割っていうのも担えるんじゃないかなっていうふうに思ったりしています。
なので、これちょっとやってみたんですよね。ちょっとした簡単な構造物を少し立ててみて、そこに本があったり、このプロジェクトをいろいろと協力してくださっている皆さんが、このアウトドアの椅子とかテーブルとか、それからちょっと11月末の松本だと外だと少し寒いねっていうようなところもあるので、
このあたりも消防の方とかにいろんな確認をした上で、ストーブですね。これを持ってきて、ストーブを囲んでみんなでちょっと暖かいねって言いながら話していたり。
実際これどんな感じになるのかななんて思っていたんですけれども、かなり大成長だったみたいです。僕自身が3つのアルプスシティフォーラムのセッションのファシリテーターをやっていたということもあって、なかなかじっくりとこの南源地ファームの様子っていうのを見ることができなかったんですけど、
ただ、合間合間の休憩の時間、セッションとセッションの間の時間とかっていうのに、ちょっと気になって何度も何度も見に行ってたんですけど、常に子どもたちもいましたし、いろんな人が足を止めて、中入って何これみたいな感じになっていました。
常に人が賑わってましたね。通行する、特にこんなイベントがあるよみたいなことっていうのは広く告知しているわけでもないんですけども、この道を歩く人たちがなんだろうこれみたいな感じで、みんなでワイワイってこうやってて。
南源地ファームの取り組み
で、これまた今回、例えばこんな感じだよねとかって絵を描いてくれた方が、設計事務所で働いている若手ホープみたいな素晴らしい青年なんですけども、彼がちょっとしたフライヤーみたいな、ちょっとしたパンフレットっていうか説明の紙っていうのを素晴らしく描いてくれて、
素晴らしいデザインで作ってくれていて、でアンケートみたいなのが入っているんですけど、どんなことをしたいですかみたいなこととか、ここの場所がもし本格的に稼働するようになったらご連絡しますので、もしよければこのメールアドレスをみたいな感じでアンケートをやったんですよね。
で、それも結構手に取ってくれて、興味を示してくれたっていうようなことがあります。
実際にこの土地をお借りして何かとかっていうことになれば、当然その地代と言いますか、そういったものも発生してくるわけですけれども、ただ部活動みたいなのってよく考えてみれば、部活の部費みたいなのを集めたりするじゃないですか。
なんかちょっとしたクラブというかちょっとした会みたいなものに会費みたいなのってこう収めたりするじゃないですか。なんかそんなことを考えたら、何人くらいの方でいくらみたいなことで、人数×値段で1年の活動費みたいなのって出てくるわけですよね。
で、今使っている、使わせていただいてる、いただいたかな、1日だけ使わせていただいた南源地ファームこんなとこで展開できたら面白いかもねなんて言っていた場所っていうのは、ちょっと駐車場にするには小さいすぎると言いますか、止められるとしても1台止められる。
ちょっと縦に長い感じなんで、実際には2台入るんだと思うんですけれども、ただ後ろにある車を出そうと思うと前の車を出さなきゃいけないので、同じ2台の車、同じ所有者さんであればこっちの車使うから1回出してとかっていうようなことができるかもしれないですけど、別々の所有者の人に2台貸してしまうっていうことがすごく難しい。
自分が奥の方に止めていたら、前の車出さないと自分の車出せないみたいな、そういうような形状の土地というかね、そんな感じでもあるので、なかなか他のものに利用するっていうのも難しいなっていうような感じなんですよね。
実際、本当にオーナーさんのご理解と変えられてお借りできるみたいなことになったときに、どのくらいのお値段をちゃんと使っていただくお金として納めせればいいのかなっていうのは、これからというか、当然そのオーナーさんがどういうふうにお考えになるかみたいなこととも関係しますけれども、
ただもし仮に何か使わせていただけるようなことがあった場合に、必要な年間の土地のお借りするお金っていうのは、普通に考えたら、この辺りの駐車場の値段とかいろんなことを考えたら、そこまで高額っていう感じじゃないんじゃないかなっていうのはちょっとだけ期待するところもあって、
そうだとするならば、ここ面白そうじゃんみたいな感じで、でもそういうのあったらいいよねとか、自分もちょっと部活入るわみたいな感じで、入ってくださる方々の会費的な部費みたいな感じで賄えるんじゃないかなっていうようなこともあったりします。
なんか結構いろんな、この町の市役所でお勤めの方とか、市役所の職員っていう肩書を外して、一人の市民としてちょっと面白がって手伝ってくれている方もいたりするので、そんなような南源地ファームは今後の展開も楽しみだなっていうのも、
併設されてというか、同時にそんなイベントがあったりしました。という感じの週末を過ごしていたんですね。ちょっとだけセッションの中身、アルパスシティフォーラム3つセッションやったっていうふうに言いましたけれども、ちょっとだけ振り返ってみると、細かいところはですね、
AIコンシェルジュの開発
一応全部、音声については録音させていただいているので、これをそのまま公開をするのかどうかみたいなことは、ちょっとまた中身をね、もう一回文字起こしみたいなのを見て、それで登壇の皆様と相談してっていう感じになりますけれども、
中身の細かい言葉というより、全体を通してっていうところもあるんですけれども、いくつか共通するキーワードみたいなのはあったなというふうに思います。セッションの1のAIコンシェルジュみたいなものも、みんなで作るっていうのはやっぱり一個のキーワードになっていて、
これもセッションの中でお話があったんですけれども、自分の持っている能力、時間の5%みたいなところとかを、みんなで出し合っていくっていうのは、この街にもいろんなコンピューターのエンジニアとかプログラムをかけるようなエンジニアの方とかいたりするわけですけれども、
実際にこのプロジェクトにも関わってくださっているエンジニアの方とかも、本業としては普通に会社で働いているわけですよね。コンピュータープログラマーとして働いているわけですけれども、よく時間を使ってこのAIコンシェルジュの面白いねっていうことで、いろんな協力をしてくださってるんですよね。
もしもこういうサービスみたいなものっていうのを、あるシステム会社に対価をお支払いして、それで作ってもらうみたいなことだと、スピードは速いかもしれない。できるまでのスピードが速いかもしれない。
だけど、そこってある意味お金の関係ってお金の関係なので、当然この対価に対してここまでのサービスです、ここまでで納品した後っていうのはまたメンテナンスとかそういうのはまたちょっと別ですよみたいな、そんな感じになってくるわけですよね。
そうするとそのイニシャルコストと言いますか、一番初めに何かこのサービスがスタートできる、ローンチできるまでのところを作るっていうことはできると思うんですけども、その後メンテナンスしていく、長く使い続けていくってなると必ず改良したり、いろんなことが必要なんですね。
その度ごとにまたじゃあお金をお支払いしてメンテしてもらう、何か作り直してもらうみたいなことっていうのがある、必要になってくるとすると、何かお金がうまく回ってるうちは何かいいんだけれども、なかなかこういうのってどういうふうにマネタイズするのかみたいなのって結構重要で、難しいですよね。
ビジネスとしてマネタイズするっていうのはすごく難しい。だけどあれば何かこの街を訪問してくれる観光客のね、カッターとか、それから地元の人にとってみても新しい発見みたいなものがあったりする、そういうAIコンシェルジュなわけですけれども、ただ持続的にそのお金を生み出していくみたいなことになってくると、
またちょっと何かいろいろ初期の目的とか、そういう純粋な部分みたいなものを薄めていくっていうか、いかにお金を生み出して安定的に回していくのかみたいなことに不信しなきゃいけないってなってくると、ちょっとだんだん辛いなみたいなことが起きると思うんですけど、
だから、シビックテックみたいな言い方をしますけれども、みんながちょっとずつ関わって、この何かを作っていくプロセスに参加をしていくような形で、このAIコンシェルジュっていうのを作っていく、メンテする、育てていく、そういうことができているならば、お金の切れ目みたいなのがちょっと見えなくなってくるわけですよ。
お金の切れ目っていうか、みんなの余暇時間みたいなものとかをちょっとずつ出し合いながら、みんなで育てていくみたいな、だんだん当事者になっていくみたいなところで作っていけると、できるまでのスピードは遅いかもしれないけれども、できた後の息の長さっていうか、その後の持続力みたいなことで言うと圧倒的にシビックテック型の方が強いし、
こういうものをみんなが市民の人、この市民も市民権があるかどうかっていうのはちょっとさておき松本ファンみたいな人たちがみんなで思い入れを持って育てていくみたいなことができれば、これって何かWikipediaモデルみたいな感じかもしれないですけど、みんながちょっとずつボランティアみたいな形で関わって、
すごいみんなが、数の人とかいろんな人が、便利だね、でもここちょっと間違ってるから直そうかみたいな感じで、Wikipedia型っていう言い方もできると思いますし、それからコンピューターのプログラミングとかの世界だったらオープンソース型みたいな言い方でもいいのかもしれませんけれども、
インターネットが得意とするというか、初期の頃の設計思想に基づいてできてきたコミュニティ、そんなようなものがこのAIの時代にもAIコンシェルジーをみんなで育てるみたいなことで、できるんだろうなっていう感じなんですよね。
松本の地域プロジェクト
で、もしかしたら規模のもう少し小さい町だと、そういうアイデアが出て、立ち上げをできたり運営できたりする能力のある人っていうのはポンっているかもしれないけれども、なかなかちょっとずつちょっとずつ散化できることで、どんどん大きく広げていくみたいなことがしにくいというか、
そういう能力を持った人の絶対的な数みたいなものが限られているエリアと、今の松本くらいの人数がいて、しかも新州大学っていう国立大学があったり、そこに学生がいたりみたいなことになってくると、結構時間とか能力みたいなことを考えても、
いろんな人がいるっていうのはすごく面白いなっていうふうに思っています。このセッションの中で登壇してくださった一人滝沢さんっていらっしゃるんですけども、滝沢さんはこの新州大学の学生さんをうまく巻き込んでいくのとっても上手で、ご自身がメディアを持っていらっしゃるっていうこともあってですね、
すごく、この前新州大学の学園祭があったみたいなんですけど、まだAIコンシルジュ完成してないし、ベータ版みたいなものしかまだないんだけど、なぜかそこに登録みたいな感じで、一気に1200人くらいの人が登録してくれたっていうエピソードを紹介してくれてましたね。
ここにはじめブース出すみたいなことになった時に、100名くらい登録してもらえたらいいかななんて、そのくらいの見積もりで出展したみたいなんですけど、結果的には大抽選会みたいな感じで登録してもらえると抽選参加できるみたいな仕組みになっていて、
そういうのも文化祭っていうか学園祭っぽい感じの設計をうまくされて、それがやっぱり滝沢さんの、よくよく新州大学生のことを理解をしてデザインをしてくれてるからっていうところもあると思うんですけど、
いろんな人が集まってくれて、結果的に目標100だったところ1200集まったみたいな、そんなエピソードを紹介してくれていました。で、結局このみんなで作る的な話っていうのは、セッション2もセッション3も同じようなところがあって、セッション2っていうのはこのグリーンインフラみたいなところで、
松本城の前に存在している巡るベンチっていうのがあるんですけども、ある場所にあったお墓の近くにあったっていうふうに聞いてますけど、桜の木が古墨になって、このままだとちょっと倒れてきて危ないかもしれないということで、いろいろ切らなきゃっていうことで切った木があるんですね。
樹齢300年とか350年とかっていうふうに聞きましたけども、その絵をうまく活かしながらベンチの形にしていく。で、循環とかって結構言ったりしますけど、はじめなんかコンセプト的にはなんか朽ちるベンチみたいなこととかもネーミングとしては考えたみたいなんですけど、ちょっと朽ちるっていうのはね、みたいな感じだったりして、最終的には巡るベンチっていう名前になったそうですけども、
なんかここもエピソード的に面白かったのは、もちろんそういうアイディアで、普通にベンチを作るときに想像するベンチではなかったり、普通にグリーンインフラを整備するっていったときに想像するグリーンインフラでないっていうところ。
で、これはこの自然が非常に近い距離にある松本っていう都市の中で、ある意味その周りの里山とか周りの自然に意識を向ける一個の現代アート的な役割もこのオブジェは示しているというふうに思うんですね。
で、そういうことももちろん意図して設計して作っているわけですけども、そこでね、面白かったのは、やっぱり冬になるとこの苔みたいなものとかもなんかなくなったり、雪が被ってたりとかってするんですけど、だんだんまたこう春になって夏になって、いろんな植物がそこの周りの土とかから芽を出すわけですよ。
で、これ自然に出てきたとはちょっと思えないんですけど、次の夏にはですね、なんかヒマワリとアサガオが育ち始めるみたいなことが起きて、これは置いた人が植えたわけじゃ全然ないですよ。
だからこれを見た市民の人たちだと思うんですけど、誰かがヒマワリの種植えてみたり、誰かがアサガオの種植えてみたみたいな感じなんだと思うんですよね。
で、それが気がつくとスクスクっと育っていって、この場所を350年にわたって見守ってきた、広く活用したベンチの横で新たな植物が出てきてみたいな。
これは設計者側が意図したわけではなくて、誰かこの道を歩いていたり近所に住んでいる人なのかわかんないですけど、なんかちょっとヒマワリ植えてみようかなみたいな感じで植えてみたりみたいな、これもなんかみんなで育てるじゃないですけどなんか参加するみたいな感じですよね。
そんで3番目のその食べるに関してもいろんな話題があったんですけど、ずっと時間割いてちょっとお話ししたこの南源地ファームみたいな取り組みっていうのは、その食べる絶対量みたいなことで言えばですね、この都市型農園で獲れるもので時給率を上げるみたいな、そういうレベルにはならないかもしれないですけど、
農業と地域の問題
ただこれを入り口にこの周りには旧工田になっているところとか、それから後継者やはり苦労されている農地ってものすごくたくさんあって、もう農地として土自体はよくできているようなところがうまく活用されてないとかいっぱいあるんですよね。
そういう街の中で部活動的にちょっと畑とか農とかそういう作物とかっていうのを触れてみたときに、この周りにあることに何か気づきを得て、そしてなんかその次のアクションみたいなものが生まれてくるっていう意味では、やはり日常の生活の中に、街の中のど真ん中なんですけど、本当に街の中心街みたいな場所なんですけど、
そんなところでこういった農園的な営みにそれがある、それに触れてみたことが何かきっかけになって、このエリア、もう少し広く捉えたところでの農の問題、食べる問題、流通の問題、いろいろ考えるきっかけになったらいいよねみたいな、そんなような話をしていました。
で、これもやっぱりみんなで作る、みんなで関わるみたいな感じですよね。何度もこのアンタイトルドの中では、僕は繰り返しここに興味があるんですって言ってると思うんですけど、それがプロセスのデザインなんですよね。
どうやってそのプロセス過程っていうものを楽しい形でデザインしてあげるか、そこにどうやってみんなを巻き込まれちゃえつって巻き込んでいけるかみたいな、そんなようなところがすごく課題なのかななんていうふうに思ってますし、そういうところにもしかしたら未来のヒントがあるんじゃないかななんていうことを思っています。
それをすごく深く再認識したこのアルプスシティフォーラムの日だったなというふうに思います。
夜は懇親会を週利日の1回でやったんですけど、この時に出てきたお料理も素晴らしくて、野菜を中心に、そしてみんな地場の野菜を基本的には使ったお料理を並べてくださって、
そして松本のクラフトビールがあるんですけど、松本ブルーワリーさんが出しているビールだったりっていうところで、この登壇者の方、参加者の方、みんなでこの地元のお野菜とか、それからお肉料理も少しありましたけれども、そういうのを美味しくいただきつつ、
いろんなネットワーキングお話をするっていうこんな時間を過ごすことができましたね。
そういう意味で、なかなか準備に避ける時間が短かったりとかっていうのがあって、正直ちゃんとうまくいけるかなと。そして同時にいろんなイベントが走るみたいなところもあったので、大丈夫かなみたいなこととかもあったんですけど、
なんとか皆様のご協力で無事に終えることができました。改めて本当に登壇者の皆様も、そして参加してくださった皆様も、そしてスタッフとして、裏方として手伝ってくれた皆さんも、この日の自分の勉強ということもあるんですけど、
私のゼミの学生とか、嬉しかったのはまたさらにゼミの卒業生を当日めがけて松本に駆けつけて遊びに来てくれて、ゼミに関していうとみんな学年が違うみたいな感じで、もちろん卒業生もいるので世代を超えてみんなで同じ時間共有できたり、
その次の日にはね、白樺湖にみんなでちょっとミニフィールドワークに行ったりもしたんですけど、そんなような時間を過ごせたのもいい週末だったなぁなんて思って振り返っています。
来年もね、しおり日の菊池さんなんかとも話してたんですけど、セッションの中でちょっと印象的だったのが、勤労感謝の日でもあるけれども、この日っていうのは新並祭でもあるというようなことで、ちょうどやっぱり収穫のお祝いというか、一つの儀式の1節目の日みたいなところもあるので、
なんか来年南源地ファームがどういうふうに育っているのかよくわからないんですけど、もううまく南源地ファームプロジェクトっていうのが進んでいると願いつつ、来年も同じ日にやるのいいかもねっていう、この新並祭を絡めてイベントでやるのもいいかもねなんていうのを菊池さんとは話していたりしました。
交流会の成功
またこの辺もいろいろと調整が進んで決まっていくと、また皆さんにお知らせできるかななんていうふうに思っています。
はい、ということで、今日のPodcast Untitledはここまでにしたいと思います。
本当にアルプスシティフォーラムよかったなっていう感じで、また繰り返しですけど皆さんに感謝という感じです。
そしてここまでこのリスナーの皆さんも最後まで聞いてくださいました。本当にありがとうございました。また来週お耳にかかりましょう。
本日のUntitledいかがでしたでしょうか。感想や質問があればぜひ概要欄のリンクからメッセージをお寄せください。
採用された方には番組オリジナルステッカーまたはLiving with Natureをテーマにした特製ステッカーをプレゼントしています。
番組と連動したメールマガジン山本達也の半歩先通信も概要欄のリンクからご登録いただけます。
音声では伝えきれなかった収録ヒワや楽屋トークなどもお届け中です。
また新州松本エリアを拠点に展開しているアルプスシティラボではLiving with Natureな都市デザインをテーマに様々な社会実証実験を進行中です。
僕自身がコミュニティマネージャーを務めるちょっと変わったデジタル地域通貨アルプスシティペイも運営しています。
こちらも概要欄のリンクからぜひチェックしてみてください。
それでは今回のアンタイトルドはこのあたりで、また次回お耳にかかりましょう。
番組ホストの山本達也でした。
44:00

コメント

スクロール