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【今回のエピソード】
今回は松井CEOがナビゲーターとしてソフトウェア開発部の横澤さん、ハードウェア開発部の笹田さんをゲストに迎え、5月下旬に開催された36Kr Japan主催の中国ヒューマノイド企業視察ツアーをレポートします。
EV・ドローン配送・完全キャッシュレスが当たり前の深圳の街から、清華大学発スタートアップ「Zelis」、触覚センサー×ヒューマノイドの「Paxini」まで。
現地の投資ファンドが語る「ヒューマノイドビジネスはまだこれから」という冷静な視点と、ハード・ソフト垂直統合の必然性に迫ります。
【出演者】
松井 健 (代表取締役CEO)
横澤 秀一(ソフトウェア開発部 部長)
笹田 圭史(ハードウェア開発部)
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サマリー
本エピソードでは、ugo RoboticsのCEO松井氏が、ソフトウェア開発部の横澤氏とハードウェア開発部の笹田氏をゲストに迎え、中国・深圳で開催されたヒューマノイド企業視察ツアーの前編をレポートする。参加者は、EVやドローン配送が普及する深圳の先進的な街並みに驚き、キャッシュレス決済や自動化されたドローン配送システムを体験した。また、清華大学発のヒューマノイド企業「Zelis」や触覚センサー技術を持つ「Paxini」などを視察し、中国のロボット開発のスピード感と社会実装へのアプローチに感銘を受けた。一方で、現地の投資ファンドからは、ヒューマノイドビジネスはまだ発展途上であり、ビジネスモデルの確立には時間がかかるとの冷静な見方も示された。
中国ヒューマノイド企業視察ツアー参加レポート
こんにちは、ugo Robotics Radioです。
本日のナビゲーターはugoの松井です。よろしくお願いいたします。
今回は特別編として、中国ヒューマノイド企業視察ツアー参加レポートの回として開催します。
今日はツアーに参加されたソフトウェア開発部の横沢さんと、ハードウェア開発部の笹田さんをお招きし、お話ししたいと思います。
まずはじめにこの視察ツアー、5月下旬に開催されまして、中国テックビジネス専門メディアである36KRJAPANさんが主催したツアーでした。
このツアーではロボット専門のテックライターである森山さんも参加され、今森山さんのノートにも詳細な記事が公開されていますので、ぜひご覧いただければと思います。
では早速お二人と中国ヒューマノイド企業視察ツアーのお話ししていきたいと思いますが、横沢さんは中国は?
中国初めてでした。すごく楽しかったですね。笹田さんは?
中国は何回か行ったことがありまして、大体私メカ担当なので田舎の方でガリガリやってました。
何年前に行かれたんですか?
でも最後に行ったのは2019年なのでコロナ前ですね。
じゃあもうだいぶ前ですね。7年前とかで。
いかがでしたか?森山の街は。
深圳の先進的な街並みとキャッシュレス社会
思った以上に都会だなっていうところが一つと、あとは都会でもどちらかというとアメリカとかに近い大陸っぽいすごいバカでかいビルがいっぱいあったりとか、道路もすごい広いとなってたりとか、そういった感じのすごい都会な印象を受けましたというところが一つと、
あとは細かいところで結構新しい技術が取り入れられてるなと思うところがすごい多くてですね。それこそ交通手段多くが電動バイクに、バイクなんですけど全部電動になってたりとか、車も全部電動になっていたりとか、
事前に聞いてはいたんですけれども、改めてその数の多さというか、そこにすごく圧倒されました。
そうですよね。なんかあのシンセン行って困るというかあれがあるのが、現金使えないっていうので、QRというかなんかもうアプリですよね。
WeChat Payかアリペイ。で、アリペイで払えないところもあるので、結構ね、ここで支払いできるのかなって心配になりながらレストラン行ったりとかしましたよね。
そうですね。しかも私、QRコードPay使うの初めてだったので、日本でもPayPay使ってない珍しい人種だったので、ちょっと戸惑いまして、色々助けてもらいながら、今回一応対応できたんで、また行けるかなっていう。
中国でキャッシュレースデビュー。
本当にそうです。
いや、そのQRコードで言うと、それこそ、どこ行っても大体これで読み取ればいいのかなって思って、途中スターバックスに行ったじゃないですか。で、あれで読み取ったQRコードが別に支払いじゃなくて、日本で言うLINEの友達になるっていう。
読めないからね。
だから、いまだに僕のWeChatに中国のスターバックスが友達になってて、クーポンが届くんですよ。何のクーポンかわからないクーポンが。
そうですよね。
中国のスターバックスから。
ドローン配送と自動運転技術の現実
でも本当に新鮮って未来の街を体現してるとこだなと思って、さっきのキャッシュレースもそうですし、あと自動運転とかEVとかもそうですし、あとツアーの中でちょっと立ち寄ったドローン配送、あれ見ました?
すごかったですよね。
すごかったですね。
あれ、あんな配達が普通にやられるって、なんか想像の中でしかないというか、アニメとかそういう世界かなっていう感じが本当に現実になってるっていうか。
そうですね、なんか新鮮の街の中でその配送のスポットがあって、なんかね一見してみるとなんだろうこの売店みたいな形なんですけど、その売店の屋根の上がドローンポート、ヘリポートみたいにこうドローンが着地できるようなポートになっていて、
そこに大きめのドローンが物を積みながら自動的に入っていく。しかもちゃんとドローンが列を組むと、直前のドローンはその次のドローンがちゃんと行くまで、次のドローンはちゃんと待ってるんですよね。
で、ちゃんとその着陸して、そこで荷物が降りたら、そのドローンが飛び立って、で、その待っているドローンが次また自動的にそこに着陸して、また荷物を預けるみたいなことが、あれ多分自動的にできてると思うんですけど、そこまでできていて。
で、荷物のパッケージングもちゃんとエコで、そのパッケージングを畳めて、またリサイクルできるように特定のポストに入れておくみたいになってて、非常にシステムとしてもね、よくできてましたよね。
本当にシステムとしてよくできていたのと、あとはああいったところにすごい都市として寛容な雰囲気を感じました。
確かに。
ああいうのも多分日本でやろうと思ったら、いろいろな規制があるからできないとかっていうところがある中で、あれも多分あれですよね、特定の特効箇所でもう特例的にやらせているっていうふうな印象だったんですけれども。
そういったところに対して、その新しい技術ができたら、もうとにかく試してみようっていうのをもう街レベルで感じました。
そうですね。
次行ったら人が飛んでそうですよね。
そういう勢いを感じました。
そうですね。
あと見れなかったですけど、自動運転も走ってましたもんね、車が。
走ってましたね。
あのバッテリーを運ぶ、Uber Eatsみたいなのが、なんか車がもう自動運転でしたよね。
ファーチャンペイでの買い物体験
あとお二人は、空き時間にファーチャンペイにも行かれたと。
そうですね、日本で言う秋葉原の電気街みたいなところがあって、そこの規模が大きくなって、しかもそれが秋葉原と違ってビルになってて、
そういった電気街的なビルが複数あって、縦にも横にも広い。
ずっと、ちょっと怪しい電化製品だったり電子部品だったりがいっぱい売られているっていう風なところに、最後遊びに行きました。
何か面白いもの見つけました?
ツアーの参加者が持ってた怪しいダイソン風扇風機。
ダイソン風。
ハンディファンを買いに行きまして、なかなか面白く握ったりもしつつ買い物ができたですね。
あと私、ジンバルカメラ、オスモポケットのようなバタモンを400円で買いまして。
400円というと日本円では。
9000円ぐらいですかね。
ラス。
それを娘に自慢して、娘にも使っていいよっていう、いいお父さんもしつつ楽しく買い物もできました。
あれってその後SDカード入れてちゃんと使えたんですか?
使えました。撮影もできました。
十分ですよね、値段の割に。
そして今度日本でクラウドファンディングされるみたいなんで、楽しみにしています。
視察企業紹介とスピード感への驚き
そこら辺の製品のエコサイクルっていうか、進化が早いのはやっぱ新鮮すごいですよね。
中国の様子はだいぶ伝わったんじゃないかなと思いますが、今回視察してきた企業ですね。
まず前半何社か話していきたいと思います。
ツアーの前半では中国でロボティクス関連に投資している投資ファンドの水穂リーガーさんのお話を聞いたり、
あとはヒューマノイドを作っているスタートアップゼリスや、
あとはロボットのインテグレーションを行うSIR、ロボットSIRですとか、
あとはヒューマノイドロボットおよび触覚センサーを開発しているパクシニとか、
こういったところをですね、見学してまいりました。
じゃあこの辺りの視察をしてみての感想を聞いていきたいと思いますが、
まず初日に行った投資ファンドですとか、ロボットスタートアップについて皆さんどんなふうに感じましたか。
そうですね、最初の方に行ったゼリス、ヒューマノイドを作っている会社ですけども、
ここをびっくりしたのが、創業してもう数年ですぐにヒューマノイドをリリースしているっていうところが、
そのスピード感がとにかくすごいなというふうに思いました。
あとはその見せ方ですね、正直ヒューマノイドを実際にデモしているところを見せてもらったんですけれども、
他のヒューマノイド会社に比べてすごい火出てるかっていうと、
実際まだ立ち上がったばかりでこれからだなっていうところではあるんですけれども、
見せ方としてやっていたのが、コンビニまで行かないですけど、
日本でいうとキオスクみたいな、ああいった売店のところにロボットを立たせていって、
ロボットが接客して商品を出してあげるっていうふうなところをやっていて、
そういったところでもうある意味社会実装的なところのアプローチをしていって、
見せ方として自分たちにできるところはここまでだけども、
その中でちゃんと世に出しているぜっていうところをアピールしてやるっていうような、
そういったそのモチベーションの高さを感じたのが印象的でした。
Paxiniの触覚センサー技術とロボット開発
そうですよね。やっぱスピード感が全然違うなっていうのは、
どの企業と話してても感じましたし、特にこのゼリシさんは聖火大学初のスタートアップで、
ベースの研究はあるんでしょうけど、なんかロボットをこうやって量産までしていくのは、
かなりスピード早いなと思いましたよね。笹田さんもなんか気になるところありましたか。
私は反動をやってたパクシーニさんですかね。
パクシーニ。
もともと触覚センサーの会社で、それの触覚センサーを活かしてっていうところで反動をやられてたみたいなんですけど、
すごく荷重とかもわかりやすくて、我々もこういうのがつけられるといいんだろうなっていうのは思いました。
他にもヒューマノイドもちゃんとやってて、それなりにかっこよくてしっかり動いてて、ここもすごいなと思いました。
我々もうまく取り入れていけるといいな、それなりにいっぱいものができるロボットが作れるといいなというのが感想ですね。
投資ファンドから見たヒューマノイドビジネスの現状
パクシーニは本当技術力あるなと思いましたね。
触覚センサーも非常にバラエティに富んだ様々な触覚の量を取れるのもあるし、
あと彼らは触覚センサーだけじゃなくて、ちゃんとヒューマノイドロボットまで作っていて、全体最適していこうとしているのもあるし、
あとこのパクシーニの創業って2021年なんですけど、創業者が早稲田大学、日本で卒業されて、中国で資金調達して、
今や700人のロボットスタートアップになっているということで、すごい成長されてますよね。
私が今回の前半のツアーで面白いなと思ったのが、投資ファンドの水穂リーガーのVC担当の方のお話で、
このVC担当の方、多分このフィジカルAIブームというかヒューマノイドブームの来る前から、
昔からずっとこのロボット領域見てらっしゃったようなんですけど、なので非常に発言が冷静というか保守的というか、
今のヒューマノイドブームは政府の力がかなり入っているから、ビジネス的にはまだまだこれからだと思っているっていうのは、
我々日本のロボットをやっているスタートアップからしても、シーザーが同じ視野が同じだなというふうには感じましたね。
やっぱり中国の今のヒューマノイドロボットビジネスのメインの稼ぎ頭というかビジネスっていうのはデータ収集と、
あとはロボットのOEM、ODMっていうハードウェアビジネスがビジネス的な主流なんだなっていうのは、
VC担当の方がおっしゃっていたのも印象的だったし、あとはアプリケーションですね。
ヒューマノイドをどこに適用していこうとしているのか。結構ニュース見ると製造業でガンガン使っていこうとしているっていう風に印象を持ってたんですけど、
実際聞いてみると製造業でヒューマノイドを使うにはまだまだやっぱり課題が多いので、VCの担当としてもファンド側としても、
ちょっとまだ結構時間かかるではないかというふうに見ている。むしろサービス業とかの方が導入が早くなるんじゃないかっていうふうに捉えていますし、
スタートアップでもですね、そういうサービス業の例えば清掃とかトイレ掃除とか、あとは小売りの作業とか、そういったところを注目しているようなスタートアップもいましたね。
垂直統合開発の重要性と差別化
あとは中国のこういうヒューマノイドスタートアップ、日本の市場もすごく重点的に見ていて、今回我々いろんな中国ヒューマノイドスタートアップ訪問しましたけど、非常にウェルカムですごく嬉しかったですよね。
そういったのはすごく印象的でしたね。なんか他に気になったところはあります?
さっきのミズホリーガン、VC担当の方の話で、他にも個人的に印象的だなと思ったのが、中国のロボティックスカンパニーの中でもだいたい傾向としては、
全部一気通貫でやるっていうタイプのところと、あとは部品とかデータ収集とか専業でやるっていうふうなところ。
あと他にも代能系、いわゆるアルゴリズムの開発をやってる会社はあるんだけれども、アルゴリズムをやってる会社っていうのは、
特に今の世の中の流れとしては、OSSを使うっていうところが主流になったり、OSSとして公開するっていうところが主流になってきてるので、そこは淘汰されやすい。
逆にロボットをやってる会社だったら、もうハードウェアとソフトウェアどっちも自社で持つようなところじゃないと、もうやっていけないっていうふうな話をされていて、
そこが、やっぱりどっちも持って、専業せずにどっちも持っておくっていうところが、このロボットの業界において必要な考えの一つなんだなっていうところが、
改めて認識できたっていうところと、UGOもまさにハードウェアもソフトウェアもどっちも自分たちでやってるっていうところがあって、そこが自信につながったかなっていう。
今回訪問したロボットスタートアップ、全部あれですよね、この垂直統合じゃないんですけど、全網羅的に開発していて製品も出しているので、おっしゃる通りでしたね。
ちょっと気になるのは、どこのメーカーも、ハードウェアは簡単だからみたいな言い方をしてたのが、
言ってた。
自分はハードウェアを作る側の人間なので、確かにどれも見ていくと、各関節のアクチュエーターの場所だとか、人間に近づけていくと、それなりに最適化されるよね。
そうなると、大体似たような形になるよねっていうのは感じて、それが実現されてるのかなっていうところで、我々もそういうふうになっていくかもしれないけど、うまく個性を出せたり差別化できたりっていうのを狙っていきたいなっていうのは考えましたね。
確かに。実機も見せてもらいましたけど、どのヒューマノイドも似たような機構というか個性でしたよね。
なのでそのあたりはもう、ある意味今のロボットでいうAMR、AGVみたいにコモディティ化されてきていて、そこからどう個性を出すかみたいな、そういう競争なんでしょうね。
そうですね、と思いました。
視察レポート前編のまとめ
はい、ということで特別編として、本日中国ヒューマノイド企業視察ツアー参加レポートの前編としてお話をしました。
ツアーに参加された横沢さん、佐藤さん、本日ありがとうございました。
ありがとうございました。
次回ツアー参加レポート後編としてまたお伝えしますのでお楽しみに。それでは。
17:35
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