1. ugo Robotics Radio
  2. #15_Cross Talk:ヒューマノイ..
2026-03-09 19:45

#15_Cross Talk:ヒューマノイド開発が加速する中国。ロボット産業の構造変化を読み解く

採用情報はこちら

【今回のエピソード】

ugo役員たちがロボット産業の最新動向についてクロストーク。

現地視察で見えた中国ロボットスタートアップの勢い、ヒューマノイド開発の広がり、ハードウェアのコモディティ化、政府主導の投資戦略とは。
さらに、ロボットを社会実装していくうえで求められる「技術以外のリアル」と、これからのロボット産業の可能性についても語ります。


【出演者】

松井 健(代表取締役CEO)

山田 幸一(取締役 CTO)

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

本エピソードでは、ugoの松井CEOと山田CTOが、中国におけるヒューマノイドロボット開発の急速な進展についてクロストークを展開します。中国ではハードウェアのコモディティ化が進み、政府主導の大規模投資とオープンソース文化が開発を加速させている現状が語られます。一方、日本もロボット産業への投資や施策を強化していますが、技術開発だけでなく、顧客との関係構築や泥臭い現場での社会実装がビジネス成功の鍵であると指摘。ugoが8年間培ってきた経験とノウハウが、今後のロボット産業の可能性を切り拓く上で大きな強みになると展望を語っています。

ロボット基盤モデルとフィジカルAIの最新動向
こんにちは、ugo Robotics Radio。本日も よろしくお願いいたします。ugo株式会社
の遠藤です。15回目、16回目の今回と 次回の2回にわたっては、クロストーク
ということで、ゲストを2人お招き して、いろんなお話をしていければ
と考えております。まず1人目は、 代表取締役、CEO松井健さんです。
よろしくお願いします。よろしくお願いします。 もう1人取締役、CTO山田浩一さんです。
よろしくお願いいたします。よろしくお願いします。 テーマをどうしようかなと思っているんですけど、
最近の気になっているテーマとか、 そこら辺から雑談っぽく始められれば
と思うんですが、どうですか、松井さん とか何か。
最近の気になるテーマですね。すごく たくさん論文とか、いろんなX、ツイッター
で出ているんですけど、最近やっぱ ロボット基盤モデルの新しいもの
とか出たり、あとはフィジカルAI系の 発表も各社からすごくたくさん
出ていて、結構どのモデルも見ても、 やっぱりユニツリーのヒューマノイド
型のロボットで実験されている っていうのをよく見ますね。
じゃあなんかヒューマノイド系の テーマでちょっと今日お話しして
いきますか。そうですね。いいと思いますね。 いいと思います。山田さん、昨年中国
中国ロボットスタートアップの勢いとハードウェアのコモディティ化
来たりしたじゃないですか。そうですね。 昨年10月に中国行ってきて、上海
とかあと九州ですね。半蔵ってところ ですかね。行ってきたんですけど
スタートアップも大体10社ぐらい 回ってきて、その中でロボットスタートアップ
が何社ぐらいあったっけな。あとは 5、6社あったんですけど、すごい進んで
いましたよね。勢いありました。勢い ありましたね。今松井さんがおっしゃ
れたいろんな論文が出てるとか っていうのはその背景にはやっぱ
中国もアメリカがどれぐらいか っていうのは正直僕もよく分かって
ないんですけど、やっぱ中国で ヒューマノイドがいろんなところ
で作られていますと。いろんなスタートアップ のロボットの作り見たら大体似た
ような作りしてて。中国でヒューマノイド のハードウェアのコモディティ化
が進んじゃってるんですよね。ゆえに みんなが手に入りやすくて研究
しやすいみたいな。そういう状況 になってるんだと思いますけどね。
なんかコモディティ化って具体的 にはどのあたりが似たようになって
結局モーターも大体QDDモーター、 純ダイレクトドライブモーター
使われているし、一部ハーモニク ドライブとかもあるんですけど
関節の作り方とかも一緒だし、あと 腰の部分とか膝、あとはかかと
の部分の関節ですね。あの辺も 大体機構が同じですね。微妙に
ディメインズが違うとかあるんですけど ほとんど一緒で、もうおそらく
あれってシンセンでいろんな人が 作って、シンセンのコミュニティー
で設計情報か作りの情報かわかんない ですけど、出回ってそれでもみんな
が知ることになったみたいな。今 すごい中国で勢いあるAGIBOT、あれ
も上海にヘッドクォーターがあって、 北京はAIの研究、シンセンでハードウェア
の開発やってるんですよね。だから そこもシンセンなんですよね。
コミュニティ化してるっておっしゃ られてたんですけど、ハードのこと
ですか?ソフトウェアとかはどう いかがですか?
でもまずハードウェアがコミュニティ 化してるんでしょうね。
なんかQDDのモーターとかも、もう 中華系のヒューマノイドのロボット
メーカーはみんなオリジナルで 作ってるような雰囲気があります
よね。
オリジナルなんですね。
そう、どこまで自分でやってるか わかんないんですけど、みんな
自分で開発してますっていうことを 言います。おそらくモーターの巻線
巻くとことかは専門の企業がある と思うんですけど、その周りの
磁石の貼り付け方とか、あとフレーム の設計は結構自前でやってるところ
あるんでしょうね。
なるほど。
中国政府のロボット産業への大規模投資とサプライチェーン戦略
中国政府もね、今中国製造2025で 自分たち製造業がやっぱり中国の
成り場になってる中で、やっぱり 工場製造業を強くしたいけど、成り手
もだんだん減ってるし、その成り手 を補うために自動化ロボットを
自分たちで使おうっていうような、 そういう動きにもなっているし、
かつヒューマノイドとかにも投資 を10兆円とか20兆円とかものすごい
規模感で日本の10倍ぐらいですからね、 やっている中で、自分たち政府
調達をして、自国内でのサプライ チェーンとまさに売りまでやって
いくっていうのをまず回していこう っていうのがすごいですよね。
すごいですよね。もうとにかく 勢いがすごいですよね。今松井さん
おっしゃったように、政府からの 調達っていうのが結構、中華人民共和国
政府っていうのもあるし、それぞれの 州政府がありますから、州政府とか
省か、省とか市とか、私が言ったら 上海とかだと、上海市政府から結構
大学にバンバンお金が突っ込まれて、 それで大学がVCみたいな感じで
いろんな会社に投資する。やっぱ すぐつぼれるとこもあるけど、生き残って
すごく大きくなるとこもあるっていう 感じですよね。どんどんばらまいてる
っていうようなイメージですよね。 かつ上海交通大学とかだとスペースが
結構あるので、それを無償でスタートアップ にも貸し去ったりとかもするから
結構援助手厚いんですよね。
そうですね。あと私も中国にはちょうど 2014年とか15年とか、そのあたりに
Makers Movementっていうのが一時期 起きて、3Dプリンターとか電子工作
みたいなのが流行った時期があったんですね。 あの頃に中国の新選で非常に
Makers Movementの恩恵を受けて、ファブの 施設ができて、みんなで3Dプリンター
使って電子工作して、いろんなガジェット を作ろうみたいなのが盛り上がった時期が
あって、その頃やっぱりオープンに していくっていう流れがどんどん
できてきた時代だったんですよね。 これまで、それ以前の時代っていうのは
結構ハードウェアものづくりって クローズドであんまり中身を公開しない
基盤とかCADの設計図とか、そういった ものをあんまりオープンにしない
っていう印象だったんですけど、Makers Movement 以降そういったものを
オープンにして、オープンソース オープンハードウェアにしていこう
っていう動きが出て、それが多分 ずっと続いていて、今のヒューマノイド
も、中国のヒューマノイド結構オープン ソースでいろんなもの出したり
オープンモデルで出したりしているし、 あとロスベースで結構開発者コミュニティも
オープンにしていくっていう動き にもなっているし、研究者も元々
研究内容をパブリックに発表していく っていうのが基本になっているので
研究内容をオープンに公開していく っていうこともやっているので、
その辺りは中国の戦略としても非常に 興味深いなと思いますね。
中国ってそれだけ要は国を挙げて 予算つけてっていうのは最終的には
どこを目指しているんだみたいなのって、 一つの産業を起こそうとしている
で、そこから先は何ですかね。
やはり成功例があって、それこそ
EVとかドローンとか、そういうこれまで 中国がもうシェアをほとんど取っている
っていう産業の成功事例が、成功体験 があるから、それをロボットでも
取っていきたいと。で、産業用ロボット は今までは日本の方がシェアナンバーワン
でしたけど、そこも徐々に中国メーカー の産業ロボットメーカーが取って
きている状態ですし、サービス ロボットはまだ立ち上がっている
段階ですけど、おそらく産業ロボット のマーケットのサイズよりも
サービスロボットの方が圧倒的に 大きくなるって言われているので、
その市場を中国のサプライチェーン で全部取りたいと思っているんでしょうね。
そうですね。で、始めはたぶん
中国のオープンソース文化と研究開発
製造業とかから始まっていくんですけど、
たぶんいろんな産業基盤を再構築する みたいな、ロボットで再構築する
みたいなことがどんどんやられて、 製造もそうだし物流もそうだし、
純粋に対話とか案内とかもそうだし、 最終的にはもうホームユースですよね。
ホームユースになったらもうロボット 一家に1台とか2台とかそういう世界が
変わらず来ると思うんで。
やっぱりその大量生産のフェーズに来ると、
中国の一番の強みが出るでしょうね。
そうですね。
一方、その頃日本はどうですか?
日本のロボット産業の現状とチャンス
それはもう我々が頑張るしかないんじゃないですか。
そうですね。過去に何度も第一次ロボットブーム、 第二次ロボットブームって、
日本ではロボットって何度か盛り上がった時期は あったと思うんですけど、
その経験をちゃんと生かして、
ちゃんと周囲の状況を正しく理解して、 判断できる、動ける状態。
筋肉は多少衰えてるとはいえ、ついてるので、
それをうまく生かすのが日本、今ある意味 チャンスではないかなと思いますよね。
日本の動きっていうのをどんなふうに感じられてます?
具体的にここは結構、政府とかも含めての動きっていうのは、
どういう捉え方をされていらっしゃいます?
そうですね、やはり昨年からフィジカルAIとロボットについては、
非常に日本国内でも盛り上がりが出てきているので、
日本政府及び経産省含め、AIロボットに対する投資、
あと補助、いろんな施策出てきていますよね。
そこは全然もうこれまで、2年前、3年前とは大きく違った状況になっていると思ってますね。
そうでしょうね、我々は資金調達はCBCメインとかでやってますけど、
その中に政府調達みたいな枠もあってもいい気がしますけどね、
政府にリューデリーしてもらって、
政府はばらまくんじゃないですかね、
どっかの一つの企業にだけ出資するのも変だし、
ばらまくのも日本的にはやらないと思うんで、
ちゃんとリューデリーしてもらって、
AIロボットとか宇宙とか、産業絞って政府調達みたいな、
そういうのができていくと、いろんなスタートアップも我々も含めて、
結構成長のチャンスになるんじゃないかなって気がしますけどね。
技術以外のリアル:ロボット社会実装の課題
先ほどの中国の話ですと、
中国はそういう仕組みはあるんですかね、
政府から直接この企業に。
政府から、どういう資金の流れかって正直わからないですけどね。
ただ積極的にはやってますね、政府調達を。
あ、やってるんです。
国内ではまだそういう実績とか事例としてはあまり聞かないですね。
聞かないですね。
やろうとしてる動きは知ってますけども、事例は少ないんじゃないかな。
なるほど。
あとはヒューマノイドとかAIとかものすごい技術は進化していて、できることも増えてるんですけど、
結局そういったAIとかロボットをビジネスとして価値提供していく上で、
技術以外のやることの方がめっちゃ多い。
例えば。
めちゃくちゃ泥臭いことをやることが必要だったり、ものすごいお客様との関係性とか、
特にこのB2Bビジネスにおいて日本の収集感とかを理解した上でのいろんなサービスの立て付け、
プライシング、あとはレンタルやリースといった販売形態も含めて揃えないと、
単にロボットを買ってきて持ってきて、AIで動きますっていうだけでは、
ビジネスとしてスケールさせてる上では成り立たないなっていうのはずっと感じていて、
すごく今のヒューマノイドとAIはものすごい注目を集めているんですが、
これを社会実装していくときの課題って結局今、
優吾がこれまで8年間やってきたことを深掘っていくしかないんじゃないかなって僕は思ってるんですよね。
確かにAIで、AIってやっぱりそんなエンドとエンドで全部万能なわけじゃなくて、
やっぱり人が開在するっていうところもあるし、結局万能じゃないんですよね。
ある程度他にもいろんなやることがあるんだよ、技術以外にも。
そこは我々経験してるんで、今後導入っていうところに当たっては、
非常に強いのかなっていうところですよね。
やっぱまだヒューマノイドもフィジカルAIも研究段階に留まっているので、
ここから応用して社会実装していくまですごくまだ距離があるし、やらなきゃいけないこともいっぱいあるんですよね。
そこが徐々に肉付けされていって整っていくとは思うんですけど、
我々はどちらかというと、社会実装側からそういった技術研究成果っていうのを取り入れていって、
使えるものは使っていくっていうスタンスでやっているので、
その両方が交差するところが非常にチャンスが多いんじゃないかなと思ってますね。
そうなんですね。やっぱりロボット現場に導入しようと思うとめちゃめちゃ大変でね。
大変ですよ。
我々パートナーもいますけど、結構我々がSIR的なことをやってますね。
我々が提供するプラットフォームなんかまさにそうですけど、それをお客さんに理解してもらったりとか、使い勝手を教えたりとかですね。
その辺り結構泥臭いですよね。
やっぱりロボットってパッと聞くとお客さんって何でもできるみたいに思っちゃうので、
それこそYouTubeの動画とか見てると、これできないの、あれできないのみたいな。
やっぱりその辺のできることもあればできないこともあるし、その辺のやっぱり期待値コントロールもし行かなきゃいけないし、結構その辺りは泥臭いですよね。
やっぱ全部が正確に伝わるわけでもないし、システムが複雑だから。
それでいくと8年間やってきたっていうのはすごい強みなのかなっていうのは。
強みだと思いますよ。
その泥臭さを。
めちゃくちゃ学びが多いですからね。
真面目に端折らずやってきましたよね。
あとやっぱりアセットもちゃんと積み上がってて、我々の中でもシステムとしてのユーゴプラットフォームとしてのノウハウもあるし、
あとは現場でいろんなお客様に使っていただいて、いろんな知った激励、いろんなコメントをいただいて、
その中で何とか現場で使っていただけるようにしていくっていうことをやってきたので、そこのお客様との関係性もそうだし。
ほんと滝に渡るフィールドで今ユーゴを使っていただいているので、
そこにこれから来るヒューマノイドみたいな多用途型のロボットとフィジカルAIが活用されていくっていうのを我々がリードしていくと、
ものすごいチャンスが多くあるんじゃないかなって思いますよね。
なるほど。
中国の長時間労働文化と日本の成長戦略
ユーゴの未来が少し明るく見えてきました。
もっと明るいですよ。
そうですよね。これからですね。
だからそういう会社と組みたいって思ってる中国の企業とかアメリカの企業ってたくさんいると思ってて、
逆に僕らはみんなから声がかかる側になってくんじゃないかなと思います。
上海行った時に上海大学の上海交通大学の教授が言ってたのは、とにかくめちゃくちゃ働きますと。
規制がほとんどないんだみたいな。
なのですごく印象的だったのは007とか。
007ってもう12時から12時まで7日間働きますみたいな。ずっと働いてますみたいな。
そんな働く方の例えですよね。
現実的には996とか9時から9時で週6日働きますみたいな。
まあ働いてますよねっていう。
そりゃ成果出ますよね。早くできますよ。
といって僕は立場的に長時間労働を強いるわけにもいけないので、
いかに効率よくやるかってことですね。
でもかつての日本もねそんな時期があって、そこからいろんな価値観変わって大人になってきたのが今の日本なわけですよね。
いろんな問題が出て。
あるとするとなんか日本はある意味そういう状況から次の成長脱皮をしなきゃいけない。
単に労働時間だけで成果を出す以外の方法を考えないといけないんじゃないかなと思って。
そうですね。
エピソードの締めくくり
第15回はそんなところで一旦締めますか。
そうですね。
本日は松井健さん、山田浩一さんにお越しいただきました。どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
19:45

コメント

スクロール