00:00
宇宙空間に核兵器を置くことを禁止する 117 カ国が署名した大きな約束。
この約束、本当に守られているのか、実は確かめる手段が確立されていないんですね。
ただ今回、Natureの論文に、
これ、こういうふうに確かめられるじゃん。
これだったら宇宙条約、ちゃんと守っているかどうかわかるよね、というそんな研究結果が出ていました。
どういう内容なのかご紹介していきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
それでは行きましょう。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、
天文学で博士号を取得した専門家の亮が、
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日のエピソードが、えー、2022話目ですかね。
はい、2021話からちゃんと連続で更新できているという、
久しぶりにこいつ、毎日更新する気になったのかというような、
そんな状態になっております。
お待たせしました。
これはもう、2日目で言うのもなんだけど、復活と言っていいでしょう。
途切れたらごめんね。
ってなってるけど、結構ね、宇宙話を無理なく続けられそうな方法とかも整理できてきたんで、
これは結構いいんじゃないかなというところを思っていたりします。
やっぱね、今連続で2本撮ってるけど、面白いわ。
めっちゃ面白いですね。
宇宙の話も正直、ちょっと最近する回数が減ってた。
毎日ポッドキャスト更新してなかったら、そりゃ減るよなって感じなんですけど、
けどなんか、それを取り戻せる感覚をすでに感じてますね。
しかもやっぱね、面白いニュースは尽きないですわ。
いつもね、2000話も毎日更新しててヤバいねって言われてた時って、
本当に全然あと3倍くらいできるけどなって思ってたんだけど、
いざポッドキャスト更新しなくなったら、本当に行けるくらい世の中たくさんあるじゃんみたいな、
迎えに行かなくてもこんなに宇宙のニュースで流れてるんだみたいなのを実感できる時代になってるんだなっていう感覚が、
より一層強まった感じがする。
なので、ここからは楽しく続けていこうかなというふうに思ってます。よろしくお願いします。
なのでリクエストとかあったらちゃんちゃん送ってくださいね。
それじゃあ今日の話題は結構キャッチーですね。
03:00
宇宙空間での核兵器に関するお話ししていきましょう。
ということで今回お話しするのは、1967年に発行した宇宙条約。
この宇宙条約本当に守られているのかわかんないよね。確認する方法一個もないじゃん。
ここに一つ提案が出てきたというそんなお話です。
1967年、宇宙条約というものが結ばれて、117カ国がその条約に署名をしました。
何かっていうと、宇宙空間に核兵器を置くことを禁止する。
これはどういうことかというと、この宇宙条約の中で地球の周りにあるヴァンアレンタイと呼ばれる宇宙空間を表現する領域があるんですよ。
結構地球の近くです。
このヴァンアレンタイと呼ばれるところ、すごいエネルギーの高い粒子とかがものすごく飛んでいるんですよね。
エネルギーの高い粒子がものすごく電子とか陽子とかがめちゃめちゃ飛んでいるわけですよ。
この陽子が飛び交う中に核兵器を置かないでねと。
宇宙空間でそんなことをされたら、かなりいろんな障壁があるから困るよというふうなところで結構手が早いですよね。
1967年、ちょうどアポロ計画とかで行けて、月に宇宙への距離感が縮まって、あれこれもう宇宙時代突入するじゃんみたいなそんなタイミングですね。
アメリカ、ソ連が冷戦の中ロケットを飛ばし、誰が人類がどのぐらい先まで行けるのかみたいなことをやっていた時代に宇宙条約というのが作られたわけです。
もちろんそれを迎える前に戦争があって、核兵器に対する世の中の考え方というのもかなり動いていた、そんな時期だと思います。
そんな中で、宇宙に核兵器を置いてはいけないというような、そんな条約が結ばれることになったんですね。
117カ国が参院しているんだから、これはやっぱり世界的にそういうふうにしなきゃいけないねというのが考えられていたという一つ、証拠というか考えられる要素の一つになるわけです。
ただ近年ですね、例えばアメリカ政府はロシアが核を搭載した対衛星兵器を試験しているのではないかみたいなところの懸念を表明していたりとか、結構その条約大丈夫かなみたいな雰囲気とかも出てきていたりする。
06:06
そんな中でこれ問題なのは、いやまあ確かにそうだけどっていう話なんだけど、このバン・アレン体っていうところに核兵器を設置するっていう話、バン・アレン体にいたらか、すいませんちょっと前半の話ミスってるな、宇宙に核兵器を置かないでね。
で、その中でもバン・アレン体っていうところにあったときに、いやこれだったら核兵器があるかどうかわかるよっていう、そんな提案が今回ネイチャーの論文に出てきたんですよ。
ネイチャーなんだっていう、確かにそれぐらいインパクトのある研究にはなってくるかなと思うんですね。
で、どういうことかっていうと、地球の周りにあるバン・アレン体というところ、このバン・アレン体にはさっき言ったみたいに高エネルギーの溶子とかがバコバコ飛んでるわけですよ。
で、もし衛星に核兵器が積まれていて、この中を通った場合、例えば核兵器の中にウランが大量に搭載されているってなった場合に、バン・アレン体の中に飛んでいる溶子そのものがウランに当たるであろうと。
で、そのウランに当たったら原子核が砕けて、中性子が飛び出してくる。
とにかくバン・アレン体、地球の周りにあるエネルギーの高い粒子が核融合の核物質にぶつかって、違う物質を作り出すだろうと。
で、その作り上げたものを検知すれば、間接的に人間が目で見たときに、流れ星が流れてるじゃないですけど、そういう何かにぶつかって光が出てそれを捉えるみたいな見つけ方があるんじゃないかっていう理屈が提唱されたわけです。
しかもこれをすごいお手軽な人工衛星を打ち上げるだけでできるよねっていうのが今回論文の中で提唱されたもので、なんか今の時代だからそういう提案ができるようになったっていうすごいユニークな研究だなと思ったんですね。
今の時代って地球の周りに人工衛星をポンポン打ち上げるっていうのが結構簡単にお手軽にできるようになってるんですよ。
試験とかも含めて2億くらい1個あたりとかで打ち上げられるんですよね。プラマイ1億くらい考えてください。
できるようになってると。
これは害虫とかを結構した上でって感じですね。
自分たちで作ったらそれはもっと下げられたりするしっていうのがあって、これでもかなり安くなってるんですよ。
09:05
ちっちゃいこのキューブサットっていう人工衛星を打ち上げて何か一つ特化したことをやらせるみたいなことっていうのは結構今の宇宙開発のトレンドになっていて、
そのサイズの人工衛星で今提案したバーンアレンタインの中を通った核兵器っていうのを検出することができるだろうと。
つまり60年前はとにかくある種ただの信頼の下に組まれていた条約を本当に客観的な手段によって検知することができて、
あの人たちそういう危険なことしてるかもしれないみたいなことを一定観測によって証明することができるようになったと。
できるんじゃないかというような提案が出てきているというそんな感じですね。
これによってやっぱり宇宙開発の見え方とか、
宇宙では結構軍事兵器とかももちろん地球を観測するものだったり、いろんなものがあるって言われています。
そういったものに対して単なるお互いの努力義務みたいな感じの条約ではなくて、
ちゃんとダイレクトに監視できるような体制っていうのが作られていくっていうのが結構ポイントになってくるんだろうなと思っていて、
今後の宇宙防衛とかそういったところにつながってくるユニークな研究になってきているかなというところを思っております。
ということで、きっと人工衛星の打ち上げ方、作り方、これからどんどんどんどん発展していくから、
これじゃない方法で宇宙空間を守る、宇宙から地球を守るっていう方法が出てくると思います。
このあたりちょっと気になる流れだと思うので、僕も関連の研究とか見つけられたらお話ししていこうかなというふうに思っているので、
ぜひぜひ続報をお待ちいただけたらと思います。
ということで今日は以上にしていきましょう。
ということでいかがでしたでしょうかね。
なんかこういう色合いの研究って科学論文としてあんまり出てこなかったなっていう、
もちろん違う角度の安全保障とかの論文というかリサーチペーパーというか、
そういったところに出てきたりするんですけど、
科学雑誌のど真ん中にバチンと出てくるっていうのはちょっとユニークな流れになってきているなという感覚があるので、
こういう研究も積極的に紹介していきたいなと結構強く思っています。
12:06
そんな感じで、以上としていきましょうか今日は。
昨日も紹介しましたけど、
ポッドキャスト音声で流したものちょっと遅れてですけど、
note の方にも公開していけるというような流れになってますので、
ぜひnote の url もチェックしてみてください。
よろしくお願いします。
note の記事とかは今結構 X でちゃんと拡散とかもしてるんで、
X のフォローとかもお忘れなく。
今回の話も面白いなと思ったら、
お手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある星マーク、
こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。
バイバイ。