太陽系の昔の姿を妄想していきましょう。太陽ができてすぐ、太陽系の惑星系ができはじめたころ、周りには実は惑星を脅かす危険な存在が。そこから守ってくれた「ガードマン」の姿が明らかになりました。
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ソース
https://www.space.com/spacex-launches-1st-5g-satellite-internet-of-things
画像caption : JAXA
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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。 今回は、私たちの住むこの太陽系、そして太陽ができる当時に、
この太陽系が生まれるまでに必要な環境を整えて、守ってくれた、ある存在があった。 そんなお話を今回はしていきたいと思っております。
そして最後にコメント紹介するんですが、このポッドキャストを使って、 宇宙関連の仕事決まったよ、みたいな、そういうコメントまでいただいた、すごい嬉しいエピソードありましたので、
そちらもちょっと紹介していきたいと思っております。 ぜひ最後までお付き合い下さい。
2023年7月3日始まりました。ササキ寮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の梁が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが996話目を迎えるというところで、基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
最近は結構、現在と未来の話、交互にお話ししてますね、ポッドキャストの中では。 前回だと、日本の天文学がまた世界を牽引するようなポジションに戻りそうなミッションのお話だったりとか、
その前はスペースXのロケットのお話だったりとか、っていうところお話ししておりますので、もしそちら気になる方は聞いていただけたら面白かったらぜひフォローしてください。
お願いします。 ということで、早速本題行きたいと思いますが、今日の本題は結構天文っぽいお話ですね。
天文の中でも、まさに僕たちが今いる太陽系が作られた頃のお話、 その中でも太陽系を守ってくれていたある役割のお話をしていきたいと思っております。
僕たちは太陽系の中に、今まさにこうやって普通に生活していけてるわけじゃないですか。 ただ、
この歴史って40億年50億年っていうような形で、まだまだ宇宙の歴史の中で見たら結構浅いんですよね。
その中で、40億年前50億年前にこういう太陽系ができるときに、生命がこの生き物ですね。僕たち今地球上にたくさんいるじゃないですか。
生物たちが。その生物が生み出されるだったり、空気の環境をきれいにするために何かが守ってくれてないと、これちょっと
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難しいんじゃないかっていう指摘があったんですね。過去の研究で。どういうことなのかというと、太陽とか、
あとは普通にその周りに惑星ができるとかって、どういうふうにできるんだろうっていうところから話をしていきたいんですけど、
太陽みたいな自ら輝く星、恒星っていうのは、宇宙空間に漂っている塵とかガスとか、そういったものが集積されてできていくっていう、そういう過程を経るんですね。
宇宙空間ってみんな真空だと思ってませんか? 何もない、一切何もないところに星が点在しているみたいな。
感覚的には全然間違ってないんですけど、これ、じゃあ何もないところにどうやって星できるの?って思いませんか?
星がたくさん生まれているんだったら、その生まれるための材料とかもなきゃいけないような気がしませんか?
天文学者は割とそこの目線まで見ていて、で、太陽系ができるためには太陽を作る材料が必要で、
だから惑星とかってそれの余った材料で作ったみたいな、そんな感じなんですよ。 だから宇宙空間は実はほとんどものがないとは言いつつも、
水素のガスとか、 そういったのがフワフワと浮いていたりする、そういう感じなんですね。
例えば、 昨日お話ししたX線天文学の話があったじゃないですか。
ぜひ聞いてない人は聞いていただきたいなと思うんですけど、そのX線天文学で何か光の分析をするときに、
例えば、何百光年先にある星とか、何千万光年、1億光年先にある星っていうのを観測して分析することってあるんですよね。
そうなったときに、コンピューターでいろいろ宇宙の状況っていうのをパラメータをいじりながら分析するんですよ。
その中で、 水素、
水素の量っていうのを、一応こう データを分析するときに仮定してあげないといけなかったり、
あとはそれ自体も求めてあげようみたいな、そういう分析の仕方があったりするんですよね。
この水素の量、まさに宇宙空間に漂っている水素の量の話をしていて、
この水素の量を分析するときに考えなきゃいけない、ぐらい実は無視できない存在なんですよ。
イメージ的には望遠鏡があって、その望遠鏡からまっすぐ星まで一本の直線を引くとするじゃないですか。
その直線の中にある水素分子の量とかを計算するんですよ。
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なんか気持ち悪い話してるなぁと思うかもしれないですけど、天文学の研究のときは結構そういうふうに見る。
つまり何が言いたいかっていうと、無視できない存在が僕たちの目には見えないけど、宇宙空間を満たしているというような、そういう状況があります。
ただね、これをちょっと補足しておくと、めっちゃ近くの星とかだと結構その数値って無視できたりするんですよ。
性能悪かったりね。っていうふうになってきたりすると、まあまあまあまあ、いらなかったりもしたりするので、確かになかなか量はないかなっていう。
人間がパッと見で、うわっ、なんか水素すごいなみたいな。
メープル調合金のWi-Fi飛んでるなみたいな。なんかあの感じぐらい、なんか物はあるはずなんだけど、僕たちにはわからんみたいな。
そういう状況がこの宇宙空間に漂ってる物質の正体だったりしますね。でまあそういう話がありつつ、
じゃあ、星ができる場所ってどういう風になってるのかっていうと、まあそういう塵とかガスとか、そういったところがたくさん密集する場所とかがあったりするんですよね。
宇宙空間には。それはそうですよ。そのお風呂とかでも、その例えばゴミがすげぇ溜まってる場所とか、すごいちょっと汚い話ですけど、
なんかね、あそこすげぇホコリ溜まっちゃってんじゃんみたいな話とかもそうだし、あとはお風呂のあったかいところと冷たいところに差があるとか、そういったところもそうですね。
ああいうのって結局、本当は僕らの周りにもたくさんホコリとか塵とかがあるんだけど、見えないんですよね。普段生活してて。
けどそれらが密集すると見えてくるっていう。でそれがさらに密集していって塊を作って、なんなら石ぐらいまでになるみたいな。
これが星ができる。すごい今ね、身近なホコリとかそういうので話してますけど、意外とそんな感じ。
だからそれのくっつくための力とかがまさに重力だったりとか、そういったのによるというところですね。
身近なのに何かこう当て込むとなんとなくわかりやすいかなと思うんですけど、そうやって星たちはできていくんですよ。
なので、私たちが住んでいる太陽とか、まさにこの太陽系ができる時っていうのも、この周りにそういうガスとか塵とかっていうのがたくさんあった状態がまず仮定されているんですね。
で、そういったガスとか塵とかに囲まれている状況の中で、星たちはできていくんですけど、その中でも分子雲フィラメントって呼ばれる、
今日これが一番難しいワードなんで、ここだけ超えてください、頑張って。分子雲フィラメント。分子雲っていうのがさっき言ったその塵とかガスとか、そういうのの塊ですね。
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分子の雲。で、フィラメント。 フィラメントっていう言葉聞いたことありますか?
ある人はあるしない人はないっていう感じのぐらいの単語だと思うんですよ。だから別に知らなくても全然問題ないかなと思っていて、
フィラメント、一般的に使うとまあそういう紐状のものだったりっていうそういうものを指しますよね。フィラメント。
英語なのかな?フィラメントって。なんかっぽいですね。 まあいいや。で、そんな中で分子雲フィラメントって呼ばれるものができるんですよ。
どういうことかっていうと、雲みたいなふわっとした中で星たちがじゃあいきなりガチャンガチャンガチャンってできるのかっていうと、そうではなくて、そのふわっとした
星の材料になるものがたくさんある雲になっている中でも、フィラメントと呼ばれる線みたいな形状ができるんですよね。
で、これはなんかもうできるっていうふうに天文学で明らかになったんですよ。 これすごいなぁと思って、なんか身近だとあんまりピンとこないかなと思うんですけど、
そういう雲の中にフィラメント状の線みたいなもの、つまりガスの中でもさらにガスが密集した帯域みたいな、帯みたいなのが出来上がる。
これが分身フィラメントと呼ばれるもので、まさに太陽とかみたいな比較的小さい星たちっていうのは、そのフィラメントの中で生まれてくるっていう、そういう性質があるんですね。
で、このフィラメントって、例えば1個丸い雲があったら、真ん中を1本ズバーッと通ってるわけではなくて、1本バーッてあったら全然違う方向に伸びているフィラメントもバーッてあって、
フィラメントが雲の中にたくさんあるみたいな状態なんですよ。 川みたいな感じで、そうするとその川と川がぶつかる、合流するような場所っていうのも実際に存在するんですよ。
そうすると何が起きるかっていうと、その合流した場所って密な領域と密な領域が合体してるから、めちゃめちゃ濃い材料マックス、みんなくっつきたいみたいな、
そういった領域に発展するんですよね。そういうところでは、太陽みたいな小っちゃい星ではなくて、
太陽の8倍とか10倍とか20倍とかっていうような重さの星たちが生まれるような、大質量星って呼ばれるような星が生まれる領域になると。
これだからまとめると、雲の中でフィラメント状の星ができやすい領域ができる。それあくまで線ですね。細い帯みたいなもの。
で、それがたくさん雲の中にできて、それが重なるところで巨大な星ができる領域までできてくるというのが、宇宙空間の中で小っちゃい星と大きい星っていうのができたりできなかったりっていうのは、そういう領域によるものだという感じなんですね。
で、そんな中で、そのでっかい星って実は超危なくて、特に僕たちみたいな生命にとっては。
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なんでかっていうと、これはもうすごいシンプルな話で、爆発するんですよ。爆弾、超巨大な宇宙空間の爆弾みたいなもので、爆発するんですよね。
爆発すると、2種類の危ないものをもたらすんですよ。 1個は放射性物質。
放射性同位体っていう言い方をされるんですけど、こういう研究では。放射性物質が撒き散らされる。
実はこれは、宇宙空間の物質の多様性だったり、惑星の中の物質の多様性っていう意味では、超問題になるっていうわけではない。
ただ一方で、そういう物質を周りに撒き散らすっていう性質。 で、もう一つは衝撃波。
衝撃波ですね。これも本当に明らかな衝撃波っていうのができるんですよ。 超新星爆発っていうのはものすごいでかい爆発なので、周りに向かってドカンと。
星が死ぬ時の大花火なので、超新星爆発、スーパーノヴァっていうのは。 周りに対して衝撃波を与える。
その衝撃波が直撃してしまうと、惑星作ってたのに、惑星にめちゃめちゃ影響あって、とか、星を作ってたのに星がズラされてとか、
っていう風になって、悪影響がすごいはずなんですよ。 だから、今みたいな太陽とか太陽系が綺麗にできている状態って、超新星爆発の衝撃波って受けてなさそうなはずなんですよね。
本当は。 ただ、問題なのが、その2つって言ったうちの前者ですね。
放射性物質、放射性元素っていうのが、実はこれ、隕石とかの分析から、その中に含まれていることが明らかになったと。
つまり、2つの超新星爆発の側面があるうちの、片方は観測で見つかってるんですよ。
ってことは、衝撃波に晒された可能性がある。 けど、衝撃波に晒されていた場合、これ僕たち、地球とか太陽系、そんなちゃんとできるかなっていう懸念があった。
っていうところで、そこの課題を明らかにするために、これ、 今回、研究者が観測ではなく、理論的に、
前、何度かお話ししてますね。ポッドキャストの中で。 物理学者だったり、天文学者っていうところは、実験屋さんと理論屋さんっていうのがいて、
実験をゴリゴリする人たち。 観測、天文で言うと観測したり、装置作ったり、
っていうところ。で、理論屋さんっていうのは、そういう過去の研究から分かってたことだったり、 あとはもうパソコンの中に、例えば、宇宙作っちゃうとか、
っていうようなのをして、 計算で宇宙を解き明かすっていう、そういったところ。ここの攻めぎ合いが、実はこの
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天文学を発展させる、物理学を発展させるっていう大きな要因になってるんですけど、 今回はその理論側のお話ですね。
これで理論屋さんが、その当時の宇宙っていうのを計算してあげた結果ですね。 これ面白いのが、この超新星爆発の衝撃波っていうのは、
さっき話したフィラメント、 分子運フィラメントと呼ばれる帯状の星の材料が密集しているものが、これ守ってくれてると。
これで守ってくれて、けど物質たちはフィラメントの中に取り込まれるから、 太陽系の中、地球だったり太陽の中っていうのは、
バリエーションの、バリエーションが比較的大きい元素が含まれていると。 だからいろんなものが含まれているのは、そういう太陽系ができるとき、
太陽ができるときのフィラメントが都合の良いものだけ引っ張ってきて、都合の悪いものは守ってくれた。 衝撃波から守るけど、多様性を持つ元素は受け入れるみたいな、
そういうめちゃめちゃ重要な役割を担ってくれていたっていう、そういう研究結果が出てきたんですね。 これ、そんな都合の良い役割してくれるものあるんだっていう発見があったものの、やっぱり今回は理論的な研究、
数値的には間違ってないんですけど、じゃあその現場をどうやって抑えていくかっていうのが、今後の課題になってくるかなっていうところですね。
まあ、宇宙空間には、今、太陽系でそれが起こったっていう研究が出たけど、太陽系の当時の姿はさすがに見れないんですよね。
40億年前の太陽系できているフィラメントの姿とか、超新星爆発の姿とか、っていうのは見えないんですけど、けど、まあ、
宇宙広いですから、遠くまで見れば、例えば50億年先見れば、太陽みたいな、今みたいな状態の50億年前の姿が見えたりするっていうところで、
今後、観測で色々明らかになってくる部分もあるんじゃないかなと思って、個人的にはワクワクしている。そんな研究結果、紹介させていただきました。
ということで、今回はがっつり天文会というところで、私たちの住む太陽、太陽系ができる時に、周りから受けた悪影響は一体誰がどう守ってくれたのか、そんなお話をさせていただきました。
ありがとうございます。 ということでですね、まあ本題は以上にしておこうかなと思っていて、
まあアップルポッドキャストだったり、グーグル、アマゾンに復活してから、これで、まだ1週間経ってない感じかな、ってなってるんですが、
いやーこれもうね、すごいですね。今、アップル日本ランキング23位、
23位ですかね、まで来ました。 そわそわしてます。皆さん本当に聞いていただいてありがとうございます。
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ぜひですね、あのこれ、最高20位なんですよ、今まで。なので、横にいろう友達に登録させて、10エピソードぐらい聞かせて、ダウンロードさせてみたいなことをやってくれたら、
1個2個ぐらいランク上がるかなと思うので、ぜひよろしくお願いします。 でですね、すごく嬉しいご連絡をいただきまして、これ、リスナーネームとかちょっと
伏せさせていただくんですけど、このポッドキャストが、就職活動、転職の時の勉強教材としてめちゃめちゃ良かったです、というような話をご連絡いただきました。
実はですね、4月ぐらいにそういうコメントをいただいていて、で、転職とか、この宇宙話もきっかけの一つとして、キャリアを見つめ直して、宇宙関連の仕事をしてみたいな、
みたいな、宇宙に近いところで仕事してみたいな、というふうに思っていて、で、それで試験を受けながら、宇宙話でいろいろインプットしてくれてたらしいんですよ。
それがですね、なんと、近い業界にお仕事決まったというところを連絡いただきまして、こんな嬉しいことあるかと。
本当にポッドキャスト、こういうのあるからやってて良かったなって本当に思いますね。なんかポッドキャストでやっぱりインプットしていって、何かに役立てようって、結構意識的にやらないと馴染まない部分の人って結構いると思うんですよ。
そういったところで、なんかこういう使い方してくれたのはものすごく嬉しいなというふうに個人的には思った部分も大きかったので、
ぜひですね、なんか別にこれを、このポッドキャストをどういうふうに使ってくれっていうことではないんですけど、そうやって転職とかするときの業界研究だったりとか、そういうのにも使えるんだなっていうのが改めて実感できて本当に良かったかなというふうに思っております。
で、今回からもちょうど7月4日、明日ですね、から2023年7月4日から開催されるスペースタイドっていうアジア最大級の宇宙ビジネスカンファレンス、こちらもメディアパートナーやらせていただいておりますので、
現地でどういう話があったのかみたいなところまで色々お話できればいいかなと。そうすると宇宙ビジネスの話、皆さんにも最新の側面をお届けできるんじゃないかなと思っているので、引き続き楽しんでいただけたら嬉しいなと思っております。
ぜひ皆さんからのコメントもお待ちしております。
そんな感じで今回は以上にしていきたいと思います。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブ、その近くにある星マークでレビューも是非よろしくお願いいたします。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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