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2021-07-06 14:13

269. 宇宙の距離を測れるスーパーノヴァ(超新星爆発)のハナシ

今日は超新星爆発-スーパーノヴァ-についてのお話。

実は超新星爆発にも種類があって、今日はIa型超新星爆発というのを紹介します。

これは、「宇宙のものさし」とも言われている爆発です。

今日の話で、宇宙の距離をどう測っているのかが少しわかるかも!?

(絶賛コロナウイルスワクチンの副反応中です笑)


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、豊田沙織さんの提供でお送りしております。豊田沙織さん、どうもありがとうございます。
冒頭で読んでいるこちらのスポンサー枠、興味がある方はぜひ概要欄から覗いてみてください。
ということで、早速今日の本題を先に紹介させていただきたいと思うんですが、
今日の本題は、僕がよくポッドキャストで紹介している超新星爆発の種類についてのお話をしていきたいと思います。
実は、超新星爆発、星が死ぬときに起こす大爆発で、僕はこのポッドキャストで宇宙の大花火という言い方をさせていただいたりしているんですけど、
その中にも実は細かくいくつか種類が分かれているんですね。
その種類の中で、さらに宇宙の中の物差し、つまり宇宙の距離がどのくらいになっているのかというような、一気一つの指標になるような、
そんな超新星爆発の種類が存在するんですね。
なので今回は、そんな種類があるんだよというお話をさせていただきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
ということで、本題の前に毎日恒例の近況報告になりますが、
この土日放送させていただいたポッドキャストチャンネルワクワクラジオの感想が、ものすごく嬉しいものがたくさん飛んできていて、
ポッドキャストやっていてよかったなと、こんな感想をいただけるのもワクワクラジオさんのおかげだなと思っていて、
皆さん聞いていただけましたかね?
この感想とか、明日詳しく元気なときにお話しさせていただきたいなと思っていて、
というのも、ちょっと今体調があまり優れていないと。
この理由が、今日職場の職域接種というやつで、コロナワクチン、コロナウイルスのワクチンの第一回目を打ってきたんですね。
これ賛否あるのはもちろんわかっているんですけど、僕的にはアメリカ、NASAで研究していたときに、
その周りにもアメリカ最大の医療研究所というところがあったりするんですよ。
そこの医者の研究者が、医者になってその後白紙号を取られて研究をやられている方とか、
あとは薬学で白紙号を取られた方とか、というのが結構いて、
住んでた町があまり大きくない町だったので、
そういったところで結構、そういった医療界隈の方々との付き合いも結構あったんですね。
なのでお友達が多くて、そういうところの研究している人たちから、
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僕もやっぱり科学をいろいろ研究している身ではあるので、
どういう論文が出てて、どういうような数値が出ているのか、
なんていうところを参考に個人の判断で、
そしてそういう友人に聞いて、いろいろ僕の中で納得した上で打たせていただいたというような感じですね。
やっぱり副反応が出るのは十分理解していたので、
ただ頭が若干ぼーっとするというか、腕も若干痛いですし、そういうのがあるので、
どの日の面白かったというか嬉しかったポッドキャストコラボの感想のお話とかは、
明日とか元気があるときにしたいなと思っているところです。
そんな感じで、アメリカ行って単純に宇宙の最新、最先端の研究環境でできたというところも嬉しいなと思いつつも、
そこの隣にあったこの世界最大の医療研究所というところのつながりがあったからこそ、
今回僕は自分が納得いく形でワクチンを受けようかなと思うことができたので、
それはそれでアメリカ行っててよかったなと思いました。
結局自分で聞いて自分で納得しないことには、
多分陰謀論的なお話の部分だったり、どれが本当かはわからないですけど、
僕はそうやって論文で出ているものは信頼できるものだろうと考えているので、
そういうところから判断して打たせていただいたという感じです。
というのは個人的な意見でしたというか、そんな感じで若干体調が悪いので、
今日はさらっとやっていきたいと思っております。
そんな感じで、今日の本題早速入っていきたいと思います。
今日の本題は、私がよくポッドキャストで紹介している超新星爆発というもののうちの一つ、
いろんな種類があるうちの一つを紹介させていただきたいと思います。
今回紹介するのは、これちょっと文字にしないと分かりづらいんですけど、
1a型超新星爆発、1a型超新星爆発というものを紹介します。
この1aというのは数字の1にアルファベットのaですね。
1a型というんですけど、この1a型超新星爆発というところのお話です。
これ何がすごいかというと、注目度はまず一つ、
宇宙の距離をいろいろ測るものさしとして利用されることが多いというところが大きく挙げられます。
例えば今まで宇宙のものすごい遠くのところで見つかった超新星爆発が、
何億光年先のものだったという話もしてきたと思うんですね、ポッドキャストで。
そういうのって、じゃあ何で距離が分かるんだろうというところのお話、多分あると思うんですよ。
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そもそも、そんな何億光年も離れたところの距離を調べる方法が分からないと、
多分聞いている方は思ったりすると思うんですが、
今回紹介する1a型超新星爆発というお話をすれば、
なんとなくこうやって距離を出せるんだなという一つの考え方が分かるのかなと思いますので、
今日のお話、ぜひ楽しんでいただけたらと思っております。
今回紹介するこの1a型超新星爆発、1a型超新星と呼ばれるもの、
英語だとスーパーノバですね。
この星が、基本的に超新星爆発というのは、星が進化していく。
星っていうのは太陽みたいに自分で光る星ですね。
光星ってやつなんですけど、それがどんどん進化していく。
進化っていうのは中心で核融合を起こしていて、
もともとは基本的にはずっと太陽とかだと真ん中で水素っていうのがメラメラ燃えていて、
この水素と水素が合体して、その中でヘリウムとかっていう新しいのを作っていって、
その後炭素とか酸素とかで最終的に鉄とかを作っていくんですね。
星の中っていうのは進化をしていく中で。
ただ、あまりにも鉄までたどり着くのは結局はだんだん元素が重くなっていく。
水素よりもヘリウムの方が大きいし、みたいな周期表のやつですね。
水平、離米みたいな。
あれで順番に結局は合体していって、多子算みたいにだんだん重い元素ができていくっていうのが核融合って呼ばれるものなんですよ。
水素が燃えながら進んでいって、その核融合が進む理由っていうのは、星の重力によって決まっているわけなんですね。
なので、星の全体の重さが重ければ重いほど、真ん中にかかる重力って強くなりますよね。
その重力が強くなるってことは、中心でより大きい元素まで作ることができる。
つまり、核融合っていうのを早め、そして強めることができるのが重力の役割なわけですよ。
ただ、太陽もそうなんですが、あんまり重くない星っていうのは、そんな鉄底まで正直作れません、ほとんど。
それがどこまで進めるのかっていうと、大体炭素とか酸素とか、そのあたりまで星の中で作って、
あとは、この中では作ることができないよ、みたいな感じになって、星の一生を終えていくっていうような過程があるんですね。
なので、それがものすごく重かったりすると、星がそこからどんどん鉄とかを作っていって、最後、爆発を起こしたりするというような感じなんですよ。
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ただ、さっき言ったみたいに、あんまり重くない星っていうのは、炭素とか酸素を作って死んでいく。
なので、おとなしく死んでいくんですね。この最後、死んだ星の名前を白色外星って言ったりします。
白色外星っていう星が最後、死んでできて、普通だったらそのまま終わってしまうんですよ。
そのままポツンとあるんですが、宇宙の中には太陽みたいな星が2つぐるぐる回っているものがあったりするんですね。
ポッドキャストでも何度か話しているので、興味があれば過去の回聞いていただきたいんですけど、星が2つぐるぐる回っているものがあると。
片方の方が先に寿命を終えて、さっき言った炭素とか酸素しか残ってないような白色外星っていうものを死骸になったとします。
ただ、この白色外星自身も星なので重さを持っているんですね。
割と強い重力を持っていたりすると、この周りを回っているまだ生きている星から、だんだん質量、その星のガスとかっていうのを自分の重力で受け取っていったりすることができると。
このものを受け取っていくとどうなるかっていうと、結局人からものをもらう。つまり星が重くなっていく。
星が重くなると、その星の重力が強くなる。
そんな状況をずっと続けていると、気づいたら本当はもう自分の重さで核融合が真ん中でできないから死んだと思っていたのに、この白色外星はまた一瞬だけ生き返ると。
その時に一気に核融合がガーって進むんですね。
周りの星から質量とかガスとかっていうのは引っ張ってきて、白色外星重くなって一瞬核融合ができるっていう状況になると、一気にその星の中の核融合がバンと進むと。
そのバンって進んだ勢いで、結局は星自体が核融合の暴走によって爆発してしまう。
これが1a型超新星爆発っていうものなんですよ。どうですか。結構複雑ですよね。
ものすごい最初のところからさらっとまとめると、そこまで重くない太陽ぐらいの星っていうのは、核融合で進化をしていっても炭素と水素で核融合してたものが炭素、酸素しか作れない。
そのまま死んでいく。ただ、宇宙には星が2つ回ってるものがあるから、そこからガスを受け取ると、実はそこでまた一瞬だけ超新星爆発を起こして核融合を作ると。
この超新星爆発っていうのが1a型超新星と呼ばれるものです。
ここで注目なのは、この超新星爆発が起きる時っていうのは、なんと重さが決まってるんですね。
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大体太陽の1.4倍とかに一瞬なった時に、この爆発が起きるわけなんですよ。
そうなると、結局は同じ重さで爆発するから、どこでどういう爆発の仕方をしても、白色外星が他の星からガスを受け取って爆発するこの1a型超新星っていうのは、どこで起きても基本的には同じ明るさになると。
同じ明るさになるんですね。
なので、近くで起こったらものすごく明るいんですけど、ものすごく遠くで起きたらすごく暗いんですよ。
これ簡単ですよね。
同じペンライトを2人持ってる人が近くで自分に向かってペンライトを立ててるのと、その同じペンライトを持った人が100m先に行って自分の方にペンライトを向けてる。
どちらの方が眩しいかと言われたら、近くでペンライトを持ってる方ですよね。
ただ、もともとの明るさは一緒なんです。
つまり、この超新星爆発が遠くで見えた時っていうのは、その明るさがどれくらい暗くなっているかっていうところによって、ここと超新星爆発自体との距離っていうのを把握することができる。
っていう意味で、この1a型超新星爆発っていうのは宇宙の物差しと言われている。
そんなお話を今日はさせていただきました。
若干体調不良というか、なのでうまく説明ができてるかわかりませんが、今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問については、ツイッターで募集しております。
ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話が開かないなっていうので、じゃんじゃん呟いていただけたら嬉しいです。
明日の冒頭では、この土日でいただいたものすごい嬉しいワクワクラジオとのコラボへの感想とか、あとはどんな思いがあるのかなっていうところまでお話しできればなと思っております。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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