地球の大気の重要性
地球の大気の循環は、僕たちの生活に直結する、非常に重要な要素。
その中で、人工衛星での観測によって、20年間の間で、雲の動き、風の速さ、これが変化していっている。
そんなお話が出てきましたので、こちら紹介していきたいと思います。
ネイチャーに掲載された、非常にインパクトの強い研究になっているので、ぜひ最後までお付き合いください。それではどうぞ。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で白紙号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、今日のエピソードが1753話目、迎えております。 基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピック、気になるタイトルから、ぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
はい、でですね、2週間前ぐらいにピックアップしておりました、ユイ・キミヤ宇宙飛行士の国際宇宙ステーションへの飛び立ちというか、打ち上げのタイミングですね。
こちら、天候により打ち上げが延期になったというようなところで、もしかしたら
このエピソードを聞いてくれているタイミングぐらいで、打ち上げができているかも。翌日に延期という形になっていたので、
まあきっと無事打ち上げられていることでしょう。まあ天気、天候に左右されるっていう部分は、ちょっとロケットの打ち上げはどうしてもしょうがない部分かなと思ってるんで、
はい、そこはもう仕方ないと思っていきましょう。
で、えーと、まあなので、ユイ・キミヤ宇宙飛行士が宇宙で一体どんなことをする予定なのか、みたいなところは、
エピソードですね、2週間ぐらい前?3週間前ぐらいでしたっけ? ばーって1週間ぐらいかけて特集しておりますので、そちらチェックしてみていただけたらいいんじゃないかなと思います。
ちょっとなんか、どっかのタイミングでもう1回ね、振り返りとかできたらいいかもしれないですね。
はい、やっていきましょう。 ということで、じゃあ早速本題ですね。
今回お話しするのは、地球の大気、その中でも雲の移動のパターンっていうのが、これ10年20年というレベルで大きく変わってきているよっていう、
そんなお話をしていきたいと思います。 まあ今回対象になるのは、宇宙から見た時の地球表面の雲の動きですね。
雲の動きが、これ実際の観測データを見ていると、10年とか20年とかっていう単位で大きく変わっていそう。
これが結局は最終的には僕たちが住む地球の気候とか、そういったところの変化になってくるんじゃないかというところで、
指摘されていた論文が出ていたので紹介していきたいと思います。 でですね、今回は観測の研究結果ですね。
地球の気候だったりとか、その干ばつ、台風の強さが、なんかまあこう大きく変わっているような感じって、なんとなくするじゃないですか。
今年の夏も暑すぎるし、なんか地球の環境変わってきているなーっていう肌で感じれるぐらいのこの変化量がある中で、
地球全体なんか変わっているんじゃないかな。 その中でも空気の流れってどういう風になっているんだろうというようなところになっていて、
これまではある程度の観測結果と、それをベースにした気象モデル、シミュレーションとかそういったところで研究がされてきた
っていう状態があるんですけど、ここら辺のデータっていうのは変化の大きさだったりとか、そういったのがうまく反映できない。
なぜなら、実データっていうのがスポットスポットでしかないから、なんていうんだろう、過去の傾向のまま今いったらどうなるかっていう
気候のシミュレーション予測っていうのをいつも出してたんですよ。 ただやっぱり僕たちが肌感覚で実感できるぐらい
気候変動っていうのはなんか強く出ていそうな雰囲気がある。 でそれによってシミュレーションだったり予測をしたタイミング
であれ全然違うなっていうのが多々出てきた。 でそうすると食い違うっていうことは地球の空気の流れが変わっているっていうところが
仮説として挙げられてるんだけど、実際にどうなんだろうっていうのがこれまで 適した観測データとかがなく、あとは他データが解析されることもなくなかなか
できなかったと。 でそんな中で今回研究者のチームが
注目したのはMISRマルチアングルイメージングスペクトロラディオメーターという人工衛星がありまして
この衛星2000年から2020年までの20年間 安定して
宇宙から地球を観測することができていて、特にこのMISRと呼ばれるNASAの人工衛星は 雲の高さそして雲の動きですね
これを詳細に測定していたと。でこれが20年間ものデータがあった。 でこの20年間のデータを見て地球全体の雲の動き
風の速さみたいなところを観測的に明らかにして 今までわかってなかった本当に地球の大気って変わっているのかどうか
っていうのを風、雲っていうところの要素を使って解き明かそうとした。そんな研究ですね。
やっぱこれ宇宙からの目線っていうのが昨日もそうだったけど昨日のメタンの話とかも やっぱ宇宙全体
宇宙から地球全体をまんべんなく見るっていうところの重要性がやっぱこういうところに 出てくるんですよね
で今回その観測した結果の分析をしてみると まずいくつかの結果が見えてきたんですよ
まず一つは日本みたいなこの地域 中緯度地域ですよね
低緯度っていうのが赤道付近で高緯度って言われるともっと 上の方あの極の方に近い部分ですね北極南極に近いところを高緯度
赤道に近いところを低緯度その間を中緯度として 中緯度日本みたいな地域のところの上層帯流圏
地表から高いところの空気では過去20年間の雲の動きの速度がもう 明らかに増加していたと
って感じで北半球では10年間で最大で 秒速2メートルの変化
すごいですよね秒速2メートルの変化相当変わってますね そして南半球では最大で4メートルも速くなっているというようなところで
この風速の増加っていうのはあの台風の嵐の進路がまた変わったりとか 温帯低気圧がさらに強まっている
その要因になっているかもというようなところで じゃあまあその大気循環がどうやって作られたかっていうのは
これから解明されていく部分かと思いますが とにかく風が強くなっているとそれによって嵐だったりとか
温帯低気圧みたいなところのパワーが増している っていうところがあり得るんだろうなという結果が出たりとか
すいませんねであとはあの熱帯の空気が循環するっていう 波動例循環と呼ばれる現象が広がっていると
これどういうことかっていうと 熱帯地方の大きな空気の循環のことを波動例循環と呼ぶんですけど
の北側の端が北半球で10年あたり あの10年の間でちょっと極方向北方向にグーッと移動していることがわかったと
南極南半球はそんなことはない つまりその循環温度の高い空気湿度の高い空気の
熱帯の循環というのが北方向に移動している これは他の風の影響もあるかもしれないし他の影響もあるかもしれない
というふうになってますけどとにかくこの20年間ででその10年とかっていう単位で 結構目に見えて変化が出てくるっていうところがわかったのはこれね
実データが揃ってきたことでわかったかなり面白いポイントなんですよね で今回の研究ではこういった
過去とは違う角度で調査をしてあげると過去とはもう 過去から累推しても測定しきれないような地球規模のズレっていうのが発生している
ことが今回明らかになったんですよ ねこれによってじゃあ気候変動のモデルだったりとか
未来への影響
気候を予測するためのモデルだったりとかそういったものをなんだろう 整理
再整理しないといけなくなってくるというところが見えてきてちょっとね やっぱ観測って偉大だなっていうのがわかったそんな研究結果ですね
まあこういう観測データがあってシミュレーションがあって僕たちの生活を豊かに してくれる
未来を予測しながら天気予報とかも例ですよね 台風の進路とかああいうところの精度が上がってくるとは思っているので
まあこれからちょっとまた期待していきたいなというところでございます ということでじゃあ今回は以上にしていきましょう
アフタートークです はいいかがでしたでしょうかなんか台風が今日の音話でもそうだけどなんか台風
関東圏に直撃するかしないかみたいなのもなんか昔こんなに台風の進路がらっと変わる ことあったかなぁみたいな
気持ち若干ありません ね
もしかしたらこういうのが影響しているのかもしれないなっていうのはちょっと思いました あとなんか最近面白いなぁと思ったのは僕たちってその1パターンの台風の進路の
情報しか見ないじゃないですか そのニュースで使われている多分国の気象庁かどっかからが実際の衛星のデータとかを
使って出しているものに対して なんかこの間はヨーロッパのそういう気象機関が出しているものの予測進路みたいなのが出ていて
それがなんか結構異なっていたんですよね これはだからやっぱり未来を台風1個の台風をとっても
数日後の進路っていうのを断定するっていうのはなかなか難しい現状なのかなー っていうのを改めて実感してなんかデータを
多角的に見る違う角度から違うモデルで予測されたものっていうのを見てあげて なんかこう
フラットに状況を理解してあげるっていうのが 天候の予測においても大事なんだなっていうのを理解しました
なのでなんかもし余裕があるときは海外の サイトとか海外のなんか気象庁みたいなところで発表されている
台風だったりとかそういったのの進路とかを見てみるのもちょっと面白いかもしれない ですね
安心できる材料かもしれないし逆にしっかりと身を引き締めなきゃいけないなって思うぐらいの 一致度かもしれないんでここはちょっと要チェックでございます
そんな感じでじゃあ今回は以上にしていきましょう 今回の話も面白いなぁと思ったらポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある
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さよなら
