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11月の課題図書、早川書房から発行されている「トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー」をレビューしていきます。

サマリー

11月の課題図書は、早川書房から発行されている「トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー」です。この小説は結構長編ですが、80年代からのゲーム業界をずっと追い続ける3人の若者の物語です。このエピソードでは、「トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー」の感想を述べています。作品のストーリーや登場人物についての意見や、ゲームを通じた時代の変化についての共感が述べられています。

目次

書評ポッドキャストの始まり
ツイてるブッククラブです。この番組は橋本大也、石谷雅樹、清子、辰夫がお送りする、月に一冊本を読んでいこうという書評ポッドキャストです。
11月の課題図書、早川書房から発行されている、「トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー」をレビューしていきます。
結構長編の小説でしたが、80年代からのゲーム業界というのをずっと追い続ける、3人の若者の物語ですね。
ということで、清子さん、石谷さん、辰夫さんの順でいきたいと思います。
最初、私が選んだ本なわけなんですけどね。非常に面白いなと思ったのは、ゲームが好きな人はゲームの話題がいっぱいあるし、
あと、実は文学の話題がすごくいっぱい隠れているんですよね。いろんなところから文学からの引用が入っていて、
あと、主人公たちがかなりアジア人が多いということで、完全な日本人ということではないんですけども、アジア人とにかく多いですよね。
あと、X世代、我々のような世代がほとんど主要人物であるということで、非常に共感するところありまくりな小説だったという印象があります。
皆さんはどう読んだでしょうか。ということで、清子さんからお願いします。
はい。私も大変面白く読めました。500ページぐらいある本だと思うんですけども、もう一気に。
一気に言っても時間に限りがあるんで、平日だったんで、3日ぐらいで読んだんですけども。
ゲームの、橋本さんもおっしゃってたように、ゲームの話題もあり、文学の話題もあり、
あと、女性著者だから、女性著者だからっていう言い方も良くないのかもしれないですけども、恋愛に関してもなかなかくっついたり、くっつきそうでくっつかなかったり、
くっつきそうもないとこでくっついたりとか、それによって傷つく人がいたりで、その辺がやっぱり、
ただのゲームで若い男二人が出てきて、ゲームの話ばっかりするとストーリーに深みがないというか、あれなんですけども、
男女で主人公なんで、そこを周辺でいろいろ人間模様っていうか、若い、言ってもまだ二十歳とかその前後の話なんで、
二十歳から始まるっていうか、もっと前から始まるんですけど、その二十歳前後がグッと、やっぱりそういうのもあれだよなと思いました。
ただ、なんかこう、どの人とも変わりたくないっていうのはありますね。
自分がもしその、なんていうんですか、その中に普通だったらこの人になりたいなとかあるじゃないですか。
どの人にもなりたくなくて、
詳しいと言うと、その主人公をサポートするマークスさんっていう、ちょっとマネージャー的な人っていうかいるんですけど、
その人はイケメンで、社交的で、ちょっとアジア人だからっていい役与えられなかったりして、ちょっと苦戦したりもしてる、失敗もあるんですけど、
まあ、推定はその人いいんですけど、ちょっと諸事情により、ストーリー展開のあれもあるからあんまり言えないけど、その人にも生まれ変わりたくはないなって思ったり、いろいろですけど。
登場人物とストーリーの魅力
でも、その一人一人の人が出てくる登場人物が全て魅力的で、主人公のサムさんっていう人も、ちょっと苦戦した感じのコンピューターオタクみたいな感じで、
セイリーさんっていうのも女性ですけど、魅力的だけど、影がいろいろ問題を抱えてたりとかして、あとマークスさんも魅力的ですね。
あと、セイリーさんのおばあさんとか、あとサムのおじいさんおばあさんも魅力的なキャラだし、
あと、ゲーム会社やってからのアントニオ・ルイスさん、サイモン・フリーマンさんっていう方、恋人同士の若い、登場したときは若くて出てくるんですけども、その人たちも魅力的で、生き生き書かれてるなと思いました。
好きな場面がアントニオさんとサイモンさんが結婚するところがあるんですけども、そこがわりと緊迫したり、そういうストーリー展開の中でちょっとほっこりするエピソードっていうのがそこの部分で、そこは好きだなと思いました。
あと、後半にですね、ちょっと言っていいのかあれですけど、おじいさんの店のピザ屋さん、サムのおじいさんがピザ屋さんやってるんですけども、そこのゲーム機のハイスコアが焼き付いてるっていう場面がすごい良いのがある。
そこが最終回の一個前か最終回のそこでキーって、そこでカメラが止まるみたいなのが目に浮かぶような良い場面だなと思って。
フォーカスが寄ってくるのね。
そこがね、やっぱりこの著者の方がいろいろ分かってるんだなっていうのがもう分かりますよね。そこでゲームが好きなんだなとか昔のゲームに対するリスペクトがあるんだなっていうのが非常に分かって、こういうのがまたきっとね。
まあスマホゲームでは焼き付きはありえないですかもね。
ボスさんホイホイというか、そういうことは分かってるなと思いました。
ゲームがね、ちょっとね、作りすぎっていうか作られすぎかなって気もしないです。
なんかすごい苦労してるのも描写もあるんですけど、数えてみたら結構いろんな数のゲームが出てきて、まあよしよし。
そこを実際ゲーム作ってる人はどう思うんだろうっていうのは分かんないですけど。
試作レベルのやつも結構多かったから。
人すごい増えたり増えたりするしね。
結構コンセプチュアルなやつがありましたよね、どれも。
意外とゲーム会社っていっぱい作ってた上にその最終版が出てくるから、たくさん出てくるのは全然いいかなとは思いましたけどね。
あとちょっとあれだったのが、セイリー・グリーンさんが彼氏っていうのかな、最初の師匠というか彼氏というかと、
夜のプレイのところで手錠のあれがあるんですけど、それはいいんですけど、
普通の人が普段から分かるぐらいに跡がついてて、それはみんな知ってたよみたいなのってあり得るのかなと思ってですね。
別にそういうプレイする人いるのは全然いいと思うし、
恋人同士で本人同士にしか分からないようなあれっていうのは楽しみとしてあると思うんですけど、
それがもしかしたらアメリカじゃ普通なんだよって言われたらそんな感じだけど、
その辺、アメリカ文化に関しての解説を。
奥さん、奥さん、奥さん、そんなのアメリカじゃ常識なんだよって。
オフィス恋愛。
あとオフィス恋愛は禁止っていうのが、ちょっと本当かなって思ったら、
意外にこれは本当らしくて調べたら。
今はパワハラとかになったり人事に余計な影響を及ぼしたらいけないから、
オフィス恋愛禁止っていうのの記事が週刊ダイヤモンドとか東洋経済とかにもついて、
これは本当なんだと思ったけど、
映画とかだけ見てるとオフィス恋愛ってありじゃないですか、普通、割と。
だからそういうのだけ見て信じるのは良くないなと思って思いました。
こんなとこですね、私のほうからは。
で、星はもちろん断然5です。
久しぶりに厚く語りたいというか、いくらでも皆さんの感想を聞いて、
いや俺はこう思ったよってまだまだ言えそうな感じですけども、
ひとまず星5で私は言いたいと思います。
はい、ありがとうございます。
それでは石谷さんどうぞ。
僕も先に星を言ってしまうと、僕も星5ですね。
映画にしたくなるのは当然ちゃ当然ですよね。
ほぼほぼ同世代というか、
ネット系のコンテンツとかでも多いっちゃ多いけど、
一つの物語を見ていくことで、
実はゲームというものの歴史みたいなものを追体験できる。
だから主人公たちが最初にゲームを作った時は、
ゲームって簡単だったよねみたいな話とか、
あと途中でゲームエンジンの話が出てきますけども、
昔はゲームエンジンっていうのが非常に大事だった時代があるけども、
今はゲームエンジンって主要なものがいくつかあって、
どれを採用するかみたいな時代になってきているっていうところの変化とか、
ゲーム開発の歴史の変化みたいなものが後ろにありながら、
魅力のある話が進んでいくっていうのは非常に良かったんですが、
いくつか気になる点というかですね、
開示されてない点がいくつかあるなと思っていて、
まず1個目がですね、
多分これネタ明かしが全くされてない気がするんですけど、
3点マーク出てくるじゃないですか。
何だっけ?
ショートカットする道の秘密の通路のマークみたいな。
ありますよね。
多分一番最初に出た時には上1個で下2つの3点マークのはずなんですよ。
それが何か横を向いたりこっちを向いたりみたいなのが確かあったはずなんですけど、
それが何でそうなのかの話は多分全く出てないかなと思うんですね。
任天堂のゲームに慣れ親しんでいるものからするとですね、
全点マークで上が1個で下が2つっていうのはゼルダのトライフォースしかありえないんですよ。
ゼルダの話も軽く出てきたはずだし、そもそもマリオの話が最初に出てるし、
ということも考えるとこのゼルダネタの話が多分何かあったんだけども、
お話の中に入れ込めなかったのかなみたいな感じはちょっとして、
世界で一番好きなゲームがゼルダである私からするとそこは若干物足りないというか、
ゼルダネタがおそらくどっかに本当はプロットの段階ではあったんじゃないかなというのは思ったところがまず1点目。
2点目がですね、なぜイチゴという名前なのかの名前の由来がですね、一応説明はされてますよ。
説明はされてるんですけど、なんか腑に落ちない。なんか後付け感が若干あるっていうか、
先にもうイチゴって名前が決まってて、それを作中の中で説明するものとして何か話が付け加えられたのかな感が僕の中では若干否めなくて、
1個思ったのは、当時イチロー活躍してたよなっていうのが、イチローから来てんのかなっていうのが思ったのが1個。
で、もう1個が、僕はこの説を取りたいんですけど、いわゆるそのゲーム好き、単なるゲーム好きじゃないですよねこの人。
ある程度そのプログラムというか、そういうものに関してもある程度の素養がありそうな気がするし、何よりも日本のカルチャーが明らかに大好きだっていうところにすると、
1と5じゃないですか、イチゴだから。で、使用メンバーが3じゃないですか。で、これ揃うと1、3、5で統計135度になるんですよ。
だからそういう数字遊びも若干入ってたのかなというのは、僕は少し思ったっていう。
でも余計なこういうことを考えるぐらいに、なぜイチゴだったのっていう。
で、あとイチゴも最後3に戻ってくるんですよね。1、2、3とくるんですけど。
で、3に戻ってくるっていうのも、もう1回3がくるんですよ。だからおそらくイチゴは1、5、3がたぶんセットなんですよね。
あと数字的にも美しいっちゃ美しいし。それもあって、1、3、5っていうのが裏テーマというか、ネタの1個にはなってたのかなという気がするっていうのが2点目。
で、あと最後は、これは若干、それこそ4.5に減らそうかなって思ったぐらいの話なんですけど、最後のゲームって言えばいいの?メイプルタウンでしたっけ?
謎のゲームですか。
そうそう謎のゲーム。要するに何のために始まったかわかんない。
パイオニアのやつかな。なんだっけ。西部劇、何て言うんだろう。仮想世界の。
そうそう仮想世界の話。で、あれの入り方がもう明らかに動物の森なんですよ。もう明らかに動物の森を下敷きにしてるんですよ。でもその話が全く出てこないんですよ。
動物で、それはひっくり返してはいるんですよ。動物の森は割と、村に着くといきなり悪徳氷菓子の狸が出てきて、お前に金を貸してやるから家を作れって言われて、とりあえずいきなり借金をボーンと押し付けられるっていう。
で、そのために金を稼がなくてはいけない。いきなり借金を追わされたから金を稼がなくてはいけないみたいな、いうふうにして、それはゲームの進行のために必要だから、それは非常にいいんですけど、でも非常にゲームに入ってから始まるまでの一人の男が出てきてっていう感じはすごく動物の森を下敷きにしてる感じがあるんですけど、
それに関してはあまり何も言われてない。動物の森は多分、言葉としては多分出てきたはずなんだけど、なので実はこの小説は本当にもともと込められたネタっていうのは多分もっと実は長かったんじゃないか。
で、その中からお話を作っていくに従って相当ネタがカットされてるんじゃないかなという気が僕はして、っていうのが僕の感想っていう感じですね。まあまあありがちといえばありがちなんですけど。
で、その何か残りが見たいのがちょこちょこちょこちょこいろんなところに感じられて、特にこの3点マークは本当に何の説明もないから、俺はさすがに何かもうちょっと説明した方がいいのかなというのは若干思ったという細かいところをつっつく話であれだったんですけど、
作品の感想と登場人物
というのもそれぐらいにメインのストーリーが非常に魅力的だっていうのもあるので、若干そういう細かいところが気になったというぐらいのところですね。ということで、もう一回言いますけど、星5で大変面白かったです。
じゃあ最後が辰夫さんどうぞ。
はい、辰夫です。そうそう、3点マーク僕も気になったんですけど、一応Kindleで読んでるんで3点マークで検索すると何か所か出てきて、なんか言及してるところもあれば、ただ単にショートショートの間に、なんかポコッと何気なくマークとして入って、特に何も説明がないところもあったりとかして、なんかちょっと謎なままで。
僕はこれKindleで読んだんですけれども、たまたま読み始めた別の日に近所の書店に行って紙で実物も見かけたんです。
ここ分厚くて3、4センチくらいあって、こんなに分厚いんだと思ったんだけど、なんかその前回の万物のレイメイトクラブなんかすごい一瞬で読めてしまった感覚があって、なんかやっぱりのめり込ませるっていうか、やっぱりショートサクサク進むのかなっていうのはちょっと感じました。
ストーリーとしては結局ちょっとモヤモヤが残るというか、ラブコメなんだけど最後2人は結ばれずに、この先も同じような日々が続く終わりみたいな、なんかそういうイメージ。
ラブコメっていうか、兄弟みたいなもんだから実際は違うけど、いやそうじゃないけどどうなんだとかいう感じで、ちょっとひりひなさはあるんですけど、青春が終わって後から振り返るみたいな感じだと、そういうものなのかなっていうのはちょっと思いました。
基本的には恋愛のストーリーではないですよね、メインがね、おそらくね。
かといっておまけというわけでもない気もする。
なんかその辺はあれかなと。
あとは全体的なストーリーで面白かったのは、あの時のこれは実は裏ではこうだったっていうのが、しばらく何章かしてから種明かし的に出てくる仕掛けっていうのはあれは面白かった。
坊主頭にした時、さらりと坊主頭にして朝出てきたけど、実は夜のうちにこんなことがあってみたいなのがだいぶ後で出てきたりしますよね。
なんかそういうさらっと書かれてるのが裏で実はっていうパターン結構あって。
映画化に向けてこれ動いてるそうなんですけど、こういうのって多分ドラマ向けかなと思う。
その前々話の伏線の回収が今回あったみたいな感じかなとかちょっと思いました。
あとどうなんだろう、皆さんわからないんですけど、小説、この文庫化されてない単行本で出てる小説に書写による跡書きがあるのってなんかちょっと珍しい気がしました。
最後に写辞とかこれを参考にしましたみたいなそういう技術的なこれはこういうところを見ましたみたいなのが。
なんかそういう娯楽目的とか小説目的の小説。
小説は珍しいかもしれないですけどね。
文庫版だったらそういうのはあるんですけれども、単行本であるというのはちょっと珍しいなと思ってちょっとそれは残って。
まあありますけどね、全然。
多分特にそこに関してはあんまり違和感は感じなかったですけどね。
珍しいな、他の小説読まないからね。
翻訳者跡書かなと思って読んでたら違ったっていう。
そうそう。
なるほど。
あれなんか変だなって途中まで読んでてあれおかしいなと思ったら著者跡書で、あ、そうだったのかって。
いやだから多分それも含めて実はもっとネタはあったんじゃないのっていうのは思いますよね。
翻訳のとこでネタ出してるやつもあるから。
いやなんかそういう直接的な手法で細切れのプツプツ切れなのかなと思ったけど本当はなんかあったんだろうなっていうのはちょっと僕も少し思いました。
で本書で取り上げられてるゲームいろいろあったんですけど、
なんかね、いまいち僕が自分がやってたゲームと若干ずれていて、なんとなくのめり込み度が高まらなかったっていうところがちょっとありました。
なんかほら、ドラクエとかノムラガの野望とか大戦略とかイースとかザナドゥとかあとゴニキスとかウィザードとかハイドライドとか、
なんかそういうのをやってたので、その辺はあんまりかすってないっていうか。
それはもちろん日本のね、バリバリのドメスティックなゲームだったりするところもあるんですけれども。
僕自身はマイコンあったけどゲーム専用機は初代ファミコンだけだったりとかしたし、
アクションゲーム苦手だったからゼビウスとかスーパーマリオとかもやってなかったりとかでもあるので、
若干なんかゲーム、同じ世代で同じ時期を生きているのになんかちょっとそこがあるなっていうのはなんかちょっと面白いかなとむしろ思ったりもしました。
そうですね、この本で一番その印象にっていうかやっぱり自分が考えさせられたのはですね、
最後の方に子供がセイリーに子供生まれて、元彼がカリフォルニアにやってきてちょっと昔な話をするからちょっと会おうよみたいな話をするところがあって、
そこでなんかいろいろ話しとくシーンがあるんですけど、
そこでセイリーが大学でね、MITで昔教えてもらった同じ講座みたいなところで若い子たちにゲーム作りのやつを教えるようになったんですけど、
その時になんだろう、私たちはあの時代に生まれてラッキーだったみたいな話をしていて、
もう少し早く生まれてたら、まあそれはハードウェア的な話もあるだろうし、
価格が高いとかあるかもしれないですけど、ゲーム作るのはあんなに簡単じゃなかったしっていうような話もあって、
かといって少し後に生まれていたらゲームが遥かに複雑になってくると、
ああいうシンプルなものっていうのが簡単に一人で最後まできっちり仕上げることはできなかったみたいな話があって、
ゲームのアウトプットの変化
それは僕も全く同じことを思っているし、僕の世代のそういう当時マイコンでプログラムをやってた人はみんな多分それを共感できる、すごく共感できるポイントかなとこれは思いました。
僕自身は1980年の終わりから90年の頭くらいまでX1というマイコンでゲームを作ってプログラミング雑誌に投稿したりとかその時代があったんです。
そこはもう本当に一人で全部できてしまうし、3Dだとかなんだとかそういう複雑なものもないし、
シンプルに完結して表に出してみんなそれをサクッと使えるみたいな時代だったんです。
初期の手作り感というか素朴さというかそういう雑さみたいな時代に色々と動けてたっていうところを僕共感しました。
もう今はだんだん本当にアウトプットが洗練したものじゃなかったら見向きもされない時代になっちゃってるので、
ジャンル的には例明記かその先かみたいなところの違いだと思うんですけど、
ページ制作とかもそうですよね。初期はHTMLがカチャカチャってジャーンとできてワーワーって言ってたけど、
もう今はもうちょっとカッコよくしなきゃとかデザインがとかCSSがとか色々話になってるし、
僕の専門の自然言語処理も初期はプログラムとか辞書ファイルでどうたらこうたらとかやってたけど、
今はGPTみたいなLLMでどうたらみたいな感じになってて、もうなんか手作り感がなくなっちゃってる。
どんなジャンルにも通じる話っていうのがゲーム的なものにもあって、
そこがその同じ世代を生きている設定の、私も中の主人公たちも同じ思いかなっていうのはちょっと思いました。
星ですけれども、面白かったんですけど、ちょっといまいち乗り切れなかったところもあって、
やっぱり個人的にはHail Maryとかクララとお日様とかのほうが個人的には好きだったところもあるので、
ちょっと序列を無理やりつけて4.5っていう形に星したいと思います。
はい、以上です。
はい、どうもありがとうございました。
ノキノキ高い点数で、やっぱり我々の世代に、ゲームとか好きな我々にかなり響く作品だったのかなというふうに思いました。
じゃあそんな感じで、今週はおしまいです。お疲れ様でした。
お疲れ様でした。
24:56

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