バランスの具体例なんですけど、例えばよく言われるのが、 英語の4技能でリーディングとリスニングばっかり、
力を押し取れると、議論が偏って スピーキングの技能が身につかないというのがありますが、
これは気にしなくてもいいはずなんですよね。
リスニングとスピーキングの話にフォーカスして説明しますけど、 リスニングもスピーキングも、本質的にはこれただの逆再生であって、
リスニングとスピーキングの技能って相互に関連してるんですよね。
だから決してリスニングとスピーキングっていうのは、 独立したインディペンデントな技能ではなく、
どっちかを引っ張られるともう片方も引っ張られてしまうっていう性質があります。
これはもうちょっと具体的に言うと、 リスニングっていうのはまず音がありまして、
その音っていうのは意味が乗っかっています。 話した人ですよね、相手方が何か話して、
その話した内容が意味が乗っかった音です。
これをその意味を音から抽出して理解するっていうのがリスニングです。
音を聞き取るって、音の要素以外にも意味の要素がありまして、
音と意味っていうのがリンクしていて、 音から意味を理解するっていうのがリスニングです。
その単なる逆再生がスピーキングなんですよね。 だから音から意味を理解するのがリスニングです。
意味を音に変換するのがスピーキングですっていう仕組みになっています。
これはものすごく似てて、本当に単なる逆再生なんで、
リスニングとスピーキングっていうのは ものすごく関連性の強い技能です。
プラス、もうちょっと関連して、 リーディングとライティングもありますよね。
これも一見音が関連してないように感じるかも。 音が関連してないっていうのは、
要するに書いたり読んだりするだけなんで、 音の解題が一切ないと思うかもしれないんですけど、
実はこれは音が解題しています。
英語に限らず日本語を読むときって 音を脳で出しませんか?
フォトリーディングみたいな特殊な技能もありますけど、 基本的に目で音を切って、
冒頭から始まって視線をずらしながら読みますように、 その時に脳で音を再生しませんか?
それがリーディングです。
これは実は音がちゃんと解題していて、 リーディングもリスニングとかなり似通った性格を持っています。
これは逆再生のライティングもそうで、 まず音ありきで音を文章で表現するっていうのがライティングです。
このように4技能一つとっても、 決して4技能イコール4つの独立した技能ではなく、
相互に有機的に噛み合っている技能なんですよね。 だからバランスの関連っていうのはちょっとおかしくて、
何かを伸ばすと他の技能も伸びちゃうんですよ、嫌でも。 だから入り口はありますよ。
入り口はまず読み物から始めようとか、 まず動画とかを視聴するのから始めようとか、
そういう入り口はいろいろあります。 とりあえず話してみようとか、
そういう入り口はいろいろあるんですけど、 結果的に最終到着地点は絶対有機的に
絡み合っている部分も伸びますから、
一つの領域だけ極端に伸びちゃうっていうことは 心配しなくていいんです。
むしろそれができるはずがないっていうのは 僕の意見です。
これに関連してまずここまでで、 バランスを意識する必要がないっていう話を
4技能に例えて説明しました。 じゃあ具体的にどうすればいいかっていうと、
簡単で興味がある分野を進めればいいわけです。 要するに自分が興味を持っている領域を
バランス度外視で調べたり使ったりっていうのは 楽しめばいいわけです。
それはすごく楽しいですよね。 実際具体的に何に興味を持つかっていうのは、
これは人により経緯だと思いますが、 例えば単語を覚えるのがすごく好きな人とかもいますし、
発音が好きな人、文字で覚えるのが好きな人、 あとは歴史的な背景を調べる、
要するに言葉のルーツを調べるのが好きな人、 言葉のルーツだと英語以外の言語とも関連してきますから、
英語って外来語、他の言語から輸入した言葉もたくさんありますし、 他の言語との関連性もあります。
そういうのを調べるのが好きな人とか、 興味の対象ってセンサー判別というのがたくさんあるんですよね。
それを突き詰めるっていうのが良いと思います。
さっき言った通り、突き詰めると 関連する部分もちゃんと拾うんですよね。
単語って決して単語ばっかりやってると 単語以外の部分が見えないとかそんなことは決してなくて、
単語をちょうど単語の話で説明します。 単語って何ですかって言ったら、
単語っていうのはまず音ありきですよね。 音があって、音を文字で表したのが単語ですよね。
最小単位として。それ以上区分できない。 意味上の話ですよね。
意味上それ以上区分できない要素まで 分解したのが単語ですよね。音を。
それって音じゃないですか。音の表現じゃないですか。 だから発音にも波及するんですよね。
その単語の波及というのは絶対に。
ですから単語だけ覚えたら単語しか 身につかないというのはありえなくて、
単語を覚えたり調べたりすると結果的に 発音にも領域が伸びちゃうんですよ。
そうすると単語と単語の配置である 文法とかの領域もカバーしちゃいますし、
単語から入って文法や発音に波及するっていうのは 必然なんですよね。絶対にそうなります。
だから単語が入り口になる、発音が入り口になる っていうのはたくさんいろんな人がいると思うんですけど、
結果的に全部に領域が伸びちゃうんですよ。 これは当たり前のことです。
そうすると興味の対象が偏ってても 結果的に周りの部分を拾うんですよね。
そうするとその周辺がまた気になってくるんで、 その周辺から気になった部分がどんどん伸びていって、
最終的には冒頭で言ったように、 結果的に全部をカバーするっていう風になります。