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2022-08-22 20:25

#98 書くために必要な取材マインドとは(書籍紹介:書くのがしんどい 竹村俊助 著)

顧問編集者としても活躍中の竹村俊助さんの書籍を読んでみました。一般的なライター本とは少し違う角度から、でも初心者でも読める内容で書かれていると思います。
書くのがしんどい   竹村 俊助 https://www.amazon.co.jp/dp/B08CKXKBFM/ref=cm_sw_r_tw_dp_Y2KVZFCK9XK2BEX8PCNN
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働き方ラジオ始まります。このラジオは、誰もが情熱を持って働く、それを実現するために、働くということの改造度を上げていくポッドキャット番組になります。
今日も働き方エヴァンゼリスト、田中健士郎が、皆さんの眠れ良しさをゆったりとしたトーンでお話しさせていただきます。
いつもお聞きいただきありがとうございます。ということで、先週はですね、家族雑談という感じで、ちょっと久しぶりのコンテンツをやってみました。
意外と反響もありまして、僕らも結構何も考えずに話し始めたんですけど、意外と深いキャリアの話になってですね、うちの妻にとってもちょっと棚下ろしというか、振り返りのいい機会になったんじゃないかなというふうに思います。
何よりも反響があったのは、タイトルコールですね。僕のいつもの眠くなるタイトルコールを妻が真似するっていう、どうでもいいネタをやったんですけれども、結構あれが面白かったっていう連絡をいただきました。
ということで、今日はですね、またちょっと通常というか、いつもの感じでですね、書籍紹介をやっていこうかなと思います。今日は竹村俊介さんの書くのがしんどいという書籍を紹介させていただければと思います。
こちらですね、読んだことある方いますでしょうか。僕のこの働き方ラジオのリスナーさん、ライターさんすごく多いので、おそらく僕よりも先に読んでた方、深く読み込んでる方なんかも結構いらっしゃるんじゃないかなと思うんですけれども、僕がこの本に注目したのは竹村さんについてすごく気になったからなんですよね。
竹村さんのSNSの発信とかも見させていただいたりとかはしていまして、非常に引き込まれる文章であったりとか、ハッとさせられるものとかをよく発信されていたりとか、本人の喋ってるところとか聞くとすごく物腰柔らかで優しい感じなんですけれども、
あとですね、竹村さんがやっている事業として顧問編集者っていう事業があるみたいでですね、これが何かというと経営者の顧問みたいな形で入り込んでですね、社外なんですけれども社内に入り込んで発信のサポートをする、そのサポートっていうのは例えばSNSのツイッターの発信だったりとか、
ノートで記事を書くのとかっていうのを社長が発信するときに、社長が伝えたいことだけだとなかなか読み手に伝わらなかったりとか、あるいはあまり多くの方に見られなかったりするというところがあると思うので、ある意味うまく編集をして、編集の技術を使って個人の発信、経営者の発信をサポートするみたいなことをやっていて、これ非常に面白いなと思ったんですよね。
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ある意味、今までメディアっていうものがあって、そこに編集長はいると。
で、社長さんが相手のメディアで取材を受けて発信するってことがあって、自分で発信するときって何か編集長さんが入ってくれることがないと思って、それやってるっていうところで、これは面白いビジネスだなとすごく気になったところがあって、注目してますね。
特に僕結構、資金学っていう会社さんの発信とかすごく注目していて、何て言うんですかね、それこそちょっと揺さぶられるような、例えばルールとか、あとはなんだろうな、ちょっとヒエラルキー的な組織とか、なんかそういう組織ってあんまりいいイメージ持たなかったりするじゃないですか。
なんか軍隊っぽいとか、でも資金学っていう会社はあえてそれを打ち出しながらも、でもなんかその裏にちゃんとロジックがあったりとか、確かになと思わせるようなことがある。
例えばルールとかだったら、ルールがない状態っていうことの方が、お互いどうしたら評価されるのかっていうのを、答えがない状態で探りながらやるから逆にしんどいんじゃないかとか、そういうことを発信されていて、そういうのも裏に竹村さんがいらっしゃったのかなと思うと、めちゃくちゃ気になったっていうところですね。
っていうところでですね、この書籍読んでみたんですけれども、もちろんですね、そういう何て言うんですかね、少し経営者的な発信みたいな話もあるんですけれども、結構本当に伝わりやすい文章の基本の書き方とか、いわゆるライターさんが読んでも学びになるようなことをたくさん書いてあったので、それこそウェブライターの方とか含めてですね、一度読んでみるのはいいんじゃないかなと思いました。
そんな書籍の中でも、僕がすごく面白いなと思った部分を少し紹介できればと思うんですけれども、まず一つはですね、このタイトルの通りですね、書くのがしんどい、書くことがなくてしんどいっていうのがほとんどの人ですと。
書くことがしんどいって何かっていうと、自分で何か文章をひねり出して作らなきゃいけないと思っていると。ライターっていうと小説家のようにですね、何か自分で文章を作って誰かの心を動かすんだ、それはなかなか難しいです。竹村さん自身も得意じゃないみたいなことをおっしゃられてるんですね。
何なのかっていうと、私はライターというよりもむしろ編集者という意識が強いですと。編集っていうのは、何かもともとある情報をうまく編集することで読み手に伝わりやすくしたりとか、多くの人に聞き、読んでもらえるようにしていくっていうような役割ですよね。
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雑誌の編集者とかって、あと書籍の編集者っていうのもあると思いますけれども、何かそういう存在だということで、何か自分から見出すんじゃなくて、取材ありきでそれを文章にしていくということをやるのが竹村さんにとってのライターだというふうにおっしゃってました。
何かこの辺は確かになぁと思いまして、結構そのライターさんとか見てると取材をするみたいなことって、何かレベルの高いことみたいに思ったりすることあると思うんですけども、ある意味ウェブライターとかっていうものが始まる前って新聞とか雑誌とかのライターがメインだったと思うんですけど、そういう時ってむしろ取材をして誰かを取材してそれを記事に書くっていう方がむしろ、
一般的だった。そこに後からウェブライターみたいなものが来て、自分でこう調べて本を読んだりとか、ウェブとかでも調べて書くっていうのが入ってきたっていう感じで、何かこう別に取材が難しいもので、自分で調べるものが初心者向けで、取材が上級者なんていうことは全くないんだろうなっていうのはこの辺で思います。
本を読んでも改めて感じました。竹村さんがいう取材っていうのは結構広いような感じで、それこそ自分が生活して見聞きしたものとか、そこで感じたものっていうのも取材であるというか、ある意味、自分が生活してる中でどんどん情報入ってくるんですよね。
そのもの自体が取材マインドっていうものを持ってると、一つ一つの情報に敏感になってそれをインプットして、それをコンテンツとしてアウトプットしていくっていう。
ある意味、取材っていうのがインプットみたいなもので、執筆っていうのがアウトプットっていう。この関係性だっていうところをおっしゃってましたね。
で、大体書けない人とかっていうのはこのインプットが足りてない。つまり取材マインドが足りてないというところで、いかに取材マインドを身につけるのかっていうのがこの書籍でも書いてあったりするんですね。
で、取材マインドの話も含めてですね。どういう方が取材に向いてるのか、取材マインドを持てるかっていうと、物事に敏感な人っていうふうに言ってました。
もしかしたら僕は結構鈍感かもしれないので、なかなか向いてない可能性もあるかなと思ったんですけども、何かに違和感を感じやすかったりとか、場合によってはちょっと怒りを覚えたりもやもやしたりイライラするっていう感情の動きがあったりとか、何か物事に対してすごく不満を持ったりするとかね。
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例えばそういう人の方が取材に向いてるって言うんですよね。これなかなか面白くないですか。これ何でかっていうと、やっぱり一つはその一つ一つを違和感を持たずにそれを受け入れてしまうと自分にとっての常識になっちゃうんですよね。
で、そこからコンテンツっていうのがもう生まれなくなっちゃう。例えば僕が何だろうな。つい最近ディズニーオンアイスっていうスケートのショーみたいなもの行ったんですけども、僕がめちゃくちゃ違和感を持ったことといえば、ペンライトが会場で売ってるんですけれども、
本当に一応エルサのアナと雪の女王ですよね。ちょっとだけエルサっぽい影が描いてあって、水色で多分アナ雪なんだろうなみたいな感じのペンライトでちょっと電気でくるくる回るみたいな光るみたいな感じのものが3000円、3900円だったかなって売ってるとか。
で、綿飴買おうかなと思ったら2500円くらいするんですよね。もちろん可愛い袋に入ってたりとか入れ物があって一応それを持って帰れますよみたいなのあるんですけども、そういうものを見て本当にこの値段なのかなみたいなことを考えるじゃないですか。
例えばこういうことですね。それを、まあでもディズニーだしそれぐらいするよなと思って、そのままもう忘れちゃうとそれはまあ取材にならないじゃないですか。コンテンツにならないですよね。
でも、そこでなんでこのペンライトが3900円するのかみたいなことをちょっと不満も混じりながら考えていくと、そこにはすごく何かこう何でしょうね。物語があったりとか、やっぱり子供にとってその場での思い出みたいな中にそのペンライトを使ってショーを見るみたいな体験が含まれているから。
その値段がするのだろうかとか、でも高すぎでやっぱり外で買えないから、これがメルカリで売ってたら多分安いんだろうなとか、まあなんかそんなことをこういろいろ考えていくと、まあそれがなんかこう発信したときに面白いコンテンツになるかもしれないじゃないですか。
例えば2500円の綿飴と100円の綿飴の何が違うのかみたいなこととか、ブランドとは何かみたいなことをそこから考えていくとかね。こうやって違和感をそのまま受け入れて常識にしないで、違和感をそのまま違和感として感じて消化していくとコンテンツになるっていうところですね。
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なんでこんなにか人から取材をして受ける取材をして書くっていうことだけじゃなくて、日々生活していること一つ一つでの違和感とか、あのまあもやもやとかっていうのをちゃんとこう貯めていって、たけまるさんはGoogle Keepっていうメモ帳にどんどん書いていくみたいですけど、そういうのを書いて集めておいて、いざというときにそれをコンテンツ化していくっていう。
まあそういった形で記事を作ってるから、あの書けないってことがないんですよね。で、だいたい書けない人はそのインプットみたいなものが足りてないし、逆にあの結構敏感な人って言うんですかね。あのこういろんなことにもやもやしやすかったりとか、違和感感じやすい人っていうのはむしろ取材というかこう。
ライティングみたいなもの、編集っていうものに向いてるっていう話はなんかなるほどなぁと思いました。ちょっと日々いろんなものへの違和感とかっていうものをしっかりと持っていきたいなというふうに思いましたね。
はい。やっぱり企画の立て方みたいなところも書いてあるんですけれども、やっぱりまずは自分の悩みみたいなものを軸に企画を立てたりとか、その上で誰に何を聞きたいのかっていうのを考えていったりとか、あとは怒り、自分の怒りみたいなものを企画に変えるっていうのも執筆の企画になると。
この辺りの部分はなんかいわゆるこう一般的なウェブライターみたいな考え方とちょっと違う部分ですごく面白いなと思いました。なんでそんなネガティブなこととかがコンテンツになるっていうふうに言ってるかというと、やっぱりネガティブなこととかって本音だって言うんですよね。
でも確かにそんな感じしますよね。例えば何か正しくてそれらしい、何か正しそうなことをフラフラってこう言ったところですごく上辺になってしまうんだけれども、なんかこうネガティブなところから発信している言葉って、なんか本当にその人の本音だし、だからこそ人の心を動かすっていうことがね、あると思うんですよね。
なんかそこを、ただネガティブなことをネガティブ発信、例えば何でも細かく相手のことを一切受け入れずにただ批判ばっかりしてくる上司はクソだみたいなことを思ったことをそのままツイッターに書いたらあんまり皆さんにいい気持ちがされなかったりとかいいねがされなかったりするかもしれないけれども、
なんかそれをちょっとポジティブに消化させていくみたいなところで、やっぱり部下の自己肯定感っていうのも育みながらも適度にフィードバックしていく上司でありたいみたいなこととか、
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そういう言葉って、でも裏には自分がめちゃくちゃ今の上司に詰められていてしんどいみたいなことから来てる言葉だとしたら、人の心を動かしたりするっていう、それはなぜかというと本音だからって言うんですよね。
だからやっぱり本音をコンテンツにするためにも、戻っちゃうんですけどネガティブとか違和感にアンテナ貼っておくっていうのもめちゃくちゃ大事っていうところはすごく納得しましたね。
この書籍はですね、他にも結構その取材のポイントみたいなところとか、あとテーマ選びみたいなところですね。困った時にこういうこの辺のテーマだと大体人にかかるよみたいな話があったりとか、あとは誰をターゲットに書いたらいいのかっていう永遠の問いみたいなやつですよね。
そのあたりも結構解説がされていたので、すごくライターの方あるいは発信をする方にもいいんじゃないかなというふうに思いました。
で、最後に書くっていうことについてどう捉えるかみたいな話をしてみたいなと思うんですけれども、この本にも書いてあったんですけれども、やっぱり誰もが書くっていうことに向き合った方がいいんじゃないかなというふうに思っています。
で、そもそも何かを伝えるっていう手段ってめちゃくちゃ大きく分けると、喋るか書くがほとんどなんですよね。それ以外にアーティスト的な歌で伝えるとか絵で伝えるとか、そういうものはもちろんあると思うんですけれども、それって結構一部の人じゃないですか。
でも言葉か、いわゆる喋りか書くかっていうのは、ある意味誰でもできるというか、やることに対してハードルがそんな高くないものの中で、その2つのうちどっちかをやっぱり捨ててしまうっていうのは結構もったいないんじゃないかなと最近思ったんですよね。
もちろん自分は、僕だったら書くことはあんまり得意じゃないから、こうやって喋る方で人に伝えていきますってね、ついつい僕も思いがちなんですけれども、でもやっぱり声の発信って、相手と会ったときそのタイミングが合わなければ伝えられなかったり、今こうやってポッドキャストっていうものがあって、その相手と会わなくても空いてる時間に聞いてもらうということで、
だいぶそういった面では変わったと思うんですけど、でもこのポッドキャストを聞いている人ってまだまだ少ないですよね。
ポッドキャスト界のトップに訓練している古典ラジオっていうね、歴史を面白く語る古典ラジオも知らない人多いと思うんですよね。
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このラジオを聞いている人でも知らない方全然いらっしゃると思うんですけど、でもポッドキャスト界だとめちゃくちゃ有名なんですよね。
やっぱり音声メディアっていうもの自体もやっぱりまだそこまで広がってない。
一方、書くってすごくて、一気にたくさんの方に見てもらえるっていうパワーがあるんですよね。
ここはノートとかで書いたら、一般の人が書いた記事が何千人何万人に見られることが全然起きちゃうっていうのはやっぱりすごいことで、
このラジオが何千人とか聞かれることってなかなかないんですよ。
トータルするしたらなんとかいくんですけど、やっぱりそういう意味で言うと書くっていうもののパワーっていうのはものすごいものがあるので、
なんかやっぱり、私は喋り専門だからって書くことを捨てるっていうのもよくないし、一方でやっぱり喋りだからこそ人に伝わることとかってあると思うし、こういう声、音声メディアだからこそその何か喋ってる人の人に愛着を持てたりとか、その会社のファンになったりとかって全然あると思う。
僕は結構喋りみたいなものの力、やっぱりそこに言霊みたいなものが乗ってきて、その人の思いとか、場合によっては苦しみとかが声とか表情に乗ってくるっていうことが全然あると思うので、逆に書いてる人は、私は喋り苦手だからっていうのはもちろんあると思うんですけれども、ちょっと挑戦してみるっていう、
その喋りっていうものも、捨てずに両方やっていくっていうのは結構大事なんじゃないかなっていうのを、この本を読んでというか、最近改めて思っています。僕も結構書くの発信するの苦手で、なかなかできなかったりするんですけれども、せっかくこの本も読んだので、書くっていうことにまた挑戦をしていきたいなというふうに思っています。
ということで、今日はこんな感じで終わりにしたいと思います。また来週お会いしましょう。おやすみなさい。
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