1. 田中健士郎の働き方ラジオ
  2. #191-2 自分より人のために動..
2025-08-19 34:34

#191-2 自分より人のために動ける理由(大高製作所 代表 大高晃洋さんゲスト回 2/2)

町工場コミュニティの町プロタウンやライゼミなど、数多くの場に関わりながら「恩送り」の精神で人と場を支えてきた大高さん。

実は中高生の頃は内気で会話も苦手だったという意外な過去から、パソコン通信やオフ会を経てオンラインコミュニティ30年の歴史へ——。


本編では、

• コミュニティが回るために欠かせない「自分より人のために動く力」

• ネット黎明期のオフ会文化とそこで得た学び

• 山での極限体験から生まれた「恩送り」の原体験

• これからのAI時代に必要な、個と個のキャッチボール


についてじっくり語っていただきました。

「自己表現」とは何か、そして人とのつながりをどう紡ぐのか。深く考えさせられるエピソードです。


#働き方ラジオ #コミュニティ #自己表現

サマリー

このエピソードでは、大高晃洋さんが地域コミュニティの重要性や、自身の経験を通じて他者のために行動する意義を語っています。特に、オンラインコミュニティやパソコン通信の歴史を振り返りながら、人との繋がりがどのように形成されてきたかを探っています。大高製作所の大高晃洋さんがゲストとして登場し、コミュニティでの自己表現と他者への支援についての考えを深めています。彼は、オンラインコミュニティにおける経験を通じて、自分の利益よりも他人のために行動する意義について述べています。また、高校生の時に体験した自然の厳しさと、他者への恩送りの重要性についても触れています。このエピソードでは、人のために行動する意義や助け合いの精神が取り上げられています。

大高晃洋とコミュニティ
スピーカー 2
働き方ラジオ始まります。株式会社セッションクルー代表、働き方エヴァンジェリストの田中健士郎です。
このラジオは、誰もが自己表現をするように、情熱を持って働く、そんな世界を目指す仲間づくりをしていくポッドキャスト番組になります。
皆さん、自己表現していますか?大高さんって、いろんなコミュニティに属されていて、地域コミュニティもそうですし、
僕らのところでいうと、マッチプロタウンとか、ライゼミとかっていうところなんですけど、
周りの人以上に、まず、大高さんがコミュニティにいてくれることが、
なんて言うんでしょう、すごい安心感があるというか、すごいありがたいなと思っていて、
やっぱりコミュニティって、自分のために動くっていうエネルギーよりも、
他人のみんなのために動くみたいなエネルギーの方が、すごくコミュニティがうまく回っていくためにすごい重要だなっていうのは、
僕、数年コミュニティ運営やって、めちゃくちゃ分かったんですけど、
大高さんってまさに、自分の告知をしようとかっていうよりも、周りの人の投稿にとりあえず反応してくれたり、
むしろ他の人の販売会場に行って写真撮ってコミュニティ内でアップしてくれたり、
Xとかでもそうだし、そういうギブというか恩送りというか、そういうことすごい大切にされてるんじゃないかなって、
僕はいつもありがたいなって思いながら、やっぱりコミュニティ運営側だったりもするんで思うんですけど、
そういう行動って昔から何ですかというか、何なのかなと聞いてみたかったんですよね。
インターネット初期の経験
スピーカー 1
そうですね。振り返ってみて一番慌てていったなっていうのは、
多分みんな想像つかないと思うんですけど、
僕、中学高校の頃って、本当にまず打ち切りで女の子と会話できなかったんですよ。
スピーカー 2
そうなんですね。
スピーカー 1
今でももう本当申し訳なかったけど、僕がなんかの鼻歌を歌ってたら、
それ何の歌歌ってんのって聞いてくれた女の子がいたんだけど、たまたま鼻歌してたのがアニメソングだったんですよ。
そんな時にアニソン、今だったら普通ですよ。
スピーカー 2
今はね。
でももう40、35年前とかの時代では、いわゆるまだオタクっていう言葉が出始めたぐらいで、
スピーカー 1
オタクイコール気持ち悪いだったね。
スピーカー 2
ちょっとそういう感じでしたよね。オタクって言われ出した頃、今はなんか推しとかオタクとかってポジティブですけど。
スピーカー 1
だから恥ずかしくなって、バカ正直にそれを答えるか答えないかで迷っちゃって、結局結果的にはシカトしちゃったわけなんですよ。
もう今振り返っても本当申し訳なかったなと思うんですけど、当時の自分にはもう無理無理無理っていう。
それぐらい本当に何にも一言もうんともすんとも言わずに、ただただ隣でじっと黙ってるっていうぐらい喋れなかったんですよ。
その後にインターネットっていうものが出てくるんですけど、その前がだからいわゆるパソコン通信、わかります?
インターネットとは違った。
インターネットが出る前の、当時はNiftyとかホーラムとかっていうのがあって、パソコンの中で掲示板みたいなものとかチャットも出始めたんですけど、まだWindows95が出る前ですよね。
スピーカー 2
95の前は。
スピーカー 1
PC8898とかわかります?NECの。
スピーカー 2
聞いたことあります。88でわかります。本当に僕まだ小学生とか、低学年ぐらいですけど覚えてます。
スピーカー 1
これでパソコン通信っていうネットが、これも超オタク文化でしたけど、ごくごく一部の人がやるっていうのに僕打ち切ったから、そっちの世界にまず入ったわけですよ。
スピーカー 2
もともとファミコンライフっていうのもあるんですけど。
めっちゃ早い方ですね、それね。
スピーカー 1
だから、小学校中学校でもパソコンユーザーがたまたま友達だったっていうのがあって、その時の、脱線しちゃうけど、プログラムの保存するのがいわゆる音楽のカセットテープだったとか。
カセットテープって言いながらファックスみたいな感じで、これでプログラムを認識して中に入れるっていうのがむかわらずあったんですけど。
スピーカー 2
あったんですね。
スピーカー 1
そういうのから来てたんで、まあいわゆるパソコンオタク的にまたどんどんなっていって。
で、Windows 95が出てインターネットっていうのが出始めて、そこでたまたま人と喋るのがなんか面白いってだんだん思ってきたんですよ。
ちょうど知らぬ人とNiftyで喋るっていうのが、パソコンのモニター越しだったら、いくらでも知らない人に対して自分の愚痴とか言えるわけですよ。こうだった、ああだったと。
スピーカー 2
もう喋りですか?喋れたんですか?
スピーカー 1
いわゆるそう。最初は掲示板です。
スピーカー 2
あー文字で。
スピーカー 1
文字で、そういうフォーラムみたいな、そういう好きな隣の人たちがみたいなあって。
ただ、リアルタイムじゃないわけですよ、そういうのだと。
で、まだチャットもあったんだけど、もう打ち込むのは早い人たちばっかりで、専門用語、パソコン用語ばっかりで。
なんかちょっとまだとっつきにくいなっていうので、何人かねえかってパソコン出しをあたって見つけたのが、もうサパリっていうVRチャットですよ。
もう当時からWindows95は出て、ちょっとしたぐらいでもソニーが作ったやつがありまして、アバターを動かして、自分でアバターを。動物なんですよ。
牛とか犬とか、いろんなもんで、色も変えられて、3Dの中を自由に動けるっていうVRチャット。
その中で近くの人だけ喋れるっていうのはもう、97、8年ぐらいにあったんですよ、実は。
日本すご。すごいっすね、それ。
あんま知られてないんですけど、その後、バーチャルウンタラとか始まったとか。
オフィスとかね。
もう時代遅れもはなはだしいなっていうのが衝撃。
スピーカー 2
だって30年後ぐらいってことと違うか、90だから20年後か。20年後ぐらいですよね、たぶん。それでバーチャルオフィスとか。
スピーカー 1
だからその後にセカンドライフとか知ってます?
スピーカー 2
いや、知らない。
スピーカー 1
そういうバーチャル空間で、ネット空間の土地を買うっていうのがたぶん初めてやったやつなんですよ。
全然流行らなくて大ゴケしたんですけど。
それをもう見てきたから、今のバーチャルってそんなメジャーにはならないなっていうのは、バーチャルって世の中、マスコミが言い出した頃は、もうあんまり自分は気にしてないっていうのはあって。
人と人の繋がり
スピーカー 1
今で言うね、メタバースみたいなやつですよね。
スピーカー 2
そう、メタバースもこのまんまじゃ無理だ、地流にはならんなっていうのはあったんですけど、脱線しましたね、だいぶ。
でもそこで人と繋がる楽しさみたいなのが分かってきたと。
スピーカー 1
ここで始まったのがオフ会なんですよ。
スピーカー 2
あー、ここで。
スピーカー 1
オフ会の走りも走りですよ。
スピーカー 2
いやー、だから僕の知ってるオフ会だとミクシーとかですけど、そのもっと前ってことですよね。
スピーカー 1
ミクシーなかったでしょ。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
自分たちでホームページ作るっていうのがようやく始まったぐらいの頃で、インターネットっていうもので。
ミクシー当時なかったですから、最初はバーチャル空間のチャット空間でみんなで喋ってて、そのうち誰かがホームページっていうものをどうも作れるぞってなって。
そこにみんながホームページ作って、で掲示板っていうものがあって。
スピーカー 2
おー、掲示板出てきた。
スピーカー 1
そこにアクセスカウンターっていうのをつけて、お互いに訪問しあって、入り版線ゲットしましたみたいなのを掲示板に書いたりとかっていうのがもう25年前、昔にやって。
で、オフ会でそこで地方行くわけですよ。大阪とか広島とか愛媛とか、いろんなとこ行きましたけど。
そういうところに行くと、先入観なしで自分のことを見てくれるわけですよ。
そうですよね。肩書とか、親がどうとか関係なく。
で、今みたいに婚活詐欺みたいな人も全くいなかった。ある意味平和だったんですよ。オタクばっかだったんですけど。
だから本当に女の子とかも普通にいたりして、知ってる人はそこで多分史上初ぐらいじゃないかな。そこで結婚した人もいましたし。
スピーカー 2
今でいうマッチングサイトの。
スピーカー 1
25年以上前の話ですよ、本当に。
スピーカー 2
すごいな。
スピーカー 1
こういうふうなものとかあって、結局、人と人の繋がりってこういうことか。
で、地方行くと、ここの人に込めさせてもらったりするわけですよ。
スピーカー 2
すごい。なるほど。
スピーカー 1
で、そこで地方の遠いところの文化を学ぶわけなんですよ。
大阪行ったら、正月、後日行かせてもらうと、お雑煮が白味噌入って、白いお雑煮が出てくるとか、やっぱり韓国のお住ましとは全然違うものがあったりして。
で、いちいち衝撃を受けるわけですよ。なんだこれはと。聞いたことがないぞと。
お好み焼きにご飯がセットで出てくるとか、なんだとか。
スピーカー 2
聞きますね。そういう体験をして。
スピーカー 1
向こうの人は言ったりしますね、実際そういうセットがあったりとか。
まだインターネットでどうこう言う前だったんで、もうやっぱゼロベースでそういう情報が入ってくるから。
多分あの辺で自分の価値観、勝手に持ってる先入観っていうのは、もうどうしようもない。
ただの障壁であると。
スピーカー 2
そうですよね。だからもう本当に、オンラインコミュニティ、僕がコミュニティ運営だとか言ってますけど、大鷹さんは30年前からオンラインコミュニティやってたみたいな。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
そうですよね。オンラインコミュニティ歴30年みたいな。
スピーカー 1
いっぱいやって、この後このネットゲームが出てくるわけですよ。
ネットゲームも出てきて、そこでだんだん、やっぱり仲間とゲームやって、ギルド戦っていうのが出てきて、レイドボスっていうのが出てきてとか。
そこでまたネット同士で、コミュニティでやるっていう文化が、もうそれもその後ぐらいだから、2005年ぐらいの頃、20年前。
スピーカー 2
20年前ですね。
スピーカー 1
まだLINEもなかったし、チャットワークもない時代に、そういうのでメールとか、ポストペットとか知ってます?
スピーカー 2
そのぐらいはなんとなく覚えてます。
スピーカー 1
ポストペットがメール運んでくれるとか。
スピーカー 2
僕、プーさんでした。
ネットコミュニティの重要性
スピーカー 1
そういうので、ネットの情報のやり取りの仕方っていうのを誰かに教わるではなくて。
スピーカー 2
自分でやっていて。
でもやっぱりそういうネットのフラットな、完全にフラットじゃないですか。肩書きとかないコミュニティにおいて、やっぱり自分が自分がとか自分の利益だけで動いていると、やっぱりうまくいかなかったりとか、そういうのってありますよね。
スピーカー 1
そうです。それを多分、たかんな20代、30代に、10代から学べたっていう実験的にやれたから、このネット空間っていう中でどういうものがいいのかとか。
結局、さっきの話にちょっと戻ると、ホームページ作ったはいいけど、人気ない人は誰もそこに訪問してくれないわけですよ。
スピーカー 2
来てくれない。
そこに一言、来たよって書き込むだけでも、その人が大喜びしてくれるっていうのが、もうそこで経験できたっていうのがあって。
スピーカー 1
この辺が、やっぱり自分にとっても誰かが来てくれたら、やっぱ嬉しいし。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
お互いにそういうふうにするべきであって。だから今、結構同調するの多いじゃないですか。あんまり言うとあれだけど、やっぱ大手さんのキャンペーンとかをみんなでそれをあげて。
スピーカー 2
シェアしようみたいな。
スピーカー 1
そうすると、人気のあるやつをみんなで同調した感じで、自分も仲間に入れた感じで。
スピーカー 2
だけど、それもいいんですけど、どっちかっていうと、自分はオタクとして日陰の存在でずっと来たっていうのがあるから、どっちかっていうと弱者を応援したいというか。
スピーカー 1
誰も反応してないけど、いやこれ中身めちゃくちゃあるじゃんっていうのをできるだけTwitterとかは拾うようにして、そこにコメントを送るっていう。
スピーカー 2
なるほど。そうそう、おたかさん、Xも定期的にバズるんですけど、人の面白いやつを見つけて出して結構バズるんですよね。
あんまり宣伝もしないっていう、その一貫した誰かを探してあげるっていうことに徹してるのがあるので。
でもそういうのも、そういった経験、もちろん性格もあるんでしょうけど、そういう幼少期というか若い頃のコミュニティ経験からも結構来てそうっていう。
これ面白いな。本当に僕もオンラインコミュニティとかやるようになって、短期的な自分の利益とかで動くことが全然自分のためにもならないっていう。
もう周りの人とかを見てても、やっぱりそういう人ってコミュニティから離れていくし、でも何が価値なのかわかんないけど、一緒に頑張るよって言ってくれた人と何年後かに、
あの時離れなくてよかったとか、いてくれてよかったとか、まさにりさとかそうなんですけど、ライターゼミがこんなコミュニティ意味ないっていっぱい辞めてたときに10人ぐらい残ったうちの一人なんですよね。
最初は僕もわかんなくて、いろいろメリットとか提示したら意外にそんなやりきれなくて、不満になっちゃってみたいなときに、DMで僕に、まだ当時は面識なかったんですけど、
大会します投稿がいっぱいスレッドに出てきちゃって、すぐ僕が落ち込んでたら、落ち込んでないですかって、りさがあんまり気にしない方がいいと思いますよみたいなことをDMくれたのが最初のきっかけで、
よくわかってますねって言って、僕もちょっと心折れそうになってましたって言ったのが仲良くなったきっかけだったんですよ。
スピーカー 1
あー素晴らしい。
そう。
いい話だ。
いい話だ。
スピーカー 2
あーいいな。
スピーカー 1
そういうとこですよね。
スピーカー 2
そういうところなんですよ。
スピーカー 1
ちゃんと本質を見る目があるかどうかって本当に大事だと思ってて、周りの、要は口コミだよりな、今もう口コミメインになってきちゃってるじゃないですか、ほとんどの話は。
そうでなく、あなたはどう思ってますかっていう風な、男だから女だからとか、ゼンダーレスとかそもそもその辺の考えの間違ってると思ってて、あなたはどうですかっていう風に考えていかないと、あんま面白くない、なんか金太郎雨みたいな状況になっちゃうよねって。
スピーカー 2
本当に、なんかコミュニティっていうと、何でしょう、こう大多数の人をマネジメントしていくみたいなイメージを持ってる方もいるかもしれないですけど、むしろ逆で、一人一人誰がいて、この人は何が喜ぶのかなって考えて、それをお互いがやっていて、なんかいつの間にかその渦がちょっとずつ大きくなってるみたいなことなんですよね。
自己表現の瞬間
スピーカー 1
たぶんそうしないと、いわゆるこれから多分AIが主流になってきちゃうから、より画一的なものばっかりになっていくんじゃないかなってあるんで、だから本当こういうふうにリアルタイムでポンポンってキャッチボールができる人っていうのが、より実は目立ってくるというか。
そういう時代になるんではないかなと思いますよね。
スピーカー 2
気がしますね。なんかコミュニティの、自分でコミュニティを見つけてそこで生きていくっていうことがね、一つのスキルというかになりそうな感じはしますね。
スピーカー 1
コミュニティはどこでも何でもいっぱいあるんで、自分のコミュニティは山ほど所属しているので。
それはどこでもいいんですけど、ただ自分は自分でこうだっていうのをそれぞれでちゃんと言えるようになれば、こんなに変なことはないだろうなとは思います。
スピーカー 2
ありがとうございます。じゃあちょっと最後に恒例の質問というところで、大鷹さんが今自己表現してるなと感じる瞬間はどんな時ですかっていう。
この自己表現の解釈はもう割と皆さんに任せてるんですけど、ついついやってしまうこととか、自分らしいこととか、そういう内側から自分がやってるなみたいなこととか。
スピーカー 1
うーん、なるほど。やってること全てが自己表現じゃあ自己表現ですか。
スピーカー 2
そうなんですよ。でもなんかよりこうできてるなっていう環境とかもありますね。こういう環境だとより表現できるなとか。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
自己表現は、だから自分の価値って何っていうところ。それは自分の想像じゃないところで実は評価してもらえるよねっていう。
スピーカー 1
やっぱり一番いろんな人と話して思うのは、私ってこれこれ苦手だからとかこれこれ嫌いだからとか、自分で勝手に枠を決めちゃう。
なんかA型だから貴重面だとか。そういうふうに自分を枠に入れちゃった方が生き方として考えないで済むから楽なのはわかるんですよ。
スピーカー 2
そうかもしれないですね。
スピーカー 1
だから考えたくない。もう今現代社会情報あふれてるから考えたくないとかわかるんですけど、それはたまにはそういうリミッター外して、
自分ってそもそも何っていうのをあんまり考えないでバーンって出しちゃって、で評価はいいねってやっぱり言ってくれる人は必ず大体一生懸命やったものに対しては誰か答えてくれるんで。
それをたまたまその人と距離が合わないんだよねって、せっかくしてもらっても仕方しちゃうとかっていうのももったいないなとか思ったりもしますし。
まあ、自己表現はそういうものすべての集まりですよね。
で、もうあとは本当に皆さんがどういう考えで最後進むのか、歴史に名を残すようなことまでしたいのかどうなのかですけど、
自分はもうとりあえず目の届く身の回りの人だけなんかいい感じになって楽しいなって思ってくれれば、もうそれが限界だなって思ってたんで。
スピーカー 2
それめっちゃ共感ですね。わかります。
スピーカー 1
そのためにいろいろ自己表現というか感動してるんですよね。
スピーカー 2
そうですよね。だから全てが自己表現で、あとはそれを大鷹さんらしいですねって周りが言ってくれることですよね。
今日も僕も大鷹さんって子供に対しての気持ちがありますよねとか、そういうコミュニティ内で皆さんギブをすることをまず優先しますよねとか、
そういうところ素敵ですねみたいな、意外に自分が私はこれがっていうよりも、自分らしくやってると周りがいつか評価してくれたり喜んでくれたりするものみたいな。
山の経験を通じて
スピーカー 1
まだ時間大丈夫ですか?
たぶんこの話をするとちょっとこれは言った方がいいなっていうエピソードが1個ありまして。
スピーカー 2
聞きたいです。
スピーカー 1
僕30代の時、実際山は結構登ってたんですよ。
スピーカー 2
山もやってたんですね。
スピーカー 1
アルフを1週間歩き続けるとか、
スピーカー 2
重走ですか。
スピーカー 1
日本の百名山の3000m級の山は僕も全部登ったんですけど、結構ガチの山やったんです。
一応10日間本当に。一番歩いたときは日本海の小柳津っていうところで海水を舐めて、そこから白馬岳っていうところ3日間ぐらい、そこからさらに奥の方の船窪とかっていうところまで10日間ぐらいかけて、
長野の真ん中ぐらいまでずっとさっそく歩き続けるとか平気でやってたんですよ。
たぶんバカなリミスター外れてる。
スピーカー 2
外れてますね、それは。
スピーカー 1
こんな状態だったんで、それなりに山小屋にキャンプ禁止のところもあったりするんで、
お金はちょっと持ってくんですけど、まだ当時はクレジットカード山の上じゃ買えなかったんで、今は電子決済とかそういうのだからいいんですけど。
スピーカー 2
ペイペイとかありそうですけど。
スピーカー 1
そういうのがあるけど、今はいいけど、当時そんなのなくて、天気が悪くなって予定以上に山小屋に泊まっちゃって、お金がなくなっちゃったときがあったんですよ。
スピーカー 2
そうですよね。動けなくなっちゃいますもんね、天気悪いと。
スピーカー 1
そうなんですよ。ビバッグしたりして。
最後、とりあえず高速バスに乗って帰るっていうところまでは計算してギリギリお金残してたんですよ。
だけども、残金が100円ないぐらいまで本当にギリギリ過ぎて。
高速バスに乗って、そのときたまたま隣に座った男の子が高校生の男の子で。
その子は話聞いたら、一泊だけして、普通の山の頂上で一泊して帰ってくるっていう山歩きを楽しんでいたみたいで。
こっちの話をどんだけ10日間ぐらい歩いて、「お金なくなっちゃったよ、ははー。」なんていう笑い話をしてたら、帰りのサービスエリアで途中休憩で。
もうジュースも買えないから、バスの中で一人で待ってたわけですよ。別のトイレも行かんで。
そしたら、その高校生の男の子が、ジュースとお焼きを買ってきてくれて。
スピーカー 2
おー優しい。
スピーカー 1
いやでも、僕にくれるって言われるんですよ。思ってくれると。
スピーカー 2
高校生ですよね。
恩送りの重要性
スピーカー 2
高校生。当時3時だから倍年齢違うわけですよ。
そうですよね。はいはいはい。
スピーカー 1
いやそんなのもらったってお礼できないしっていう話をしたら、いやこれは受け取ってくださいと。
スピーカー 2
そして、この受け取ったものは誰か他の人に回してくださいって言われたんですよ。
スピーカー 1
で、山の上で僕その時、ちょうど台風みたいなやつが来て、
テントの骨が折れて、もうテントの中水浸しになるとか、結構低体温症で下手したらまずかったなっていうぐらい。
スピーカー 2
いやちょっとね、その標高だとかなり命の危険を感じますよね。
スピーカー 1
そう、あの時白馬、これ白馬だったから標高2990mぐらいのところでやばかったんですよ。
だから死ぬかなって思いつつ、でも山の風景に癒されて、いや頑張ろうって思いながら最後まで歩いて。
で、そういう自然現象の生きるか死ぬかっていうところを経験した後に、その次の人にぜひ回してくださいっていうのを、
年半分もいかないような若い高校生の子に言われて、それが衝撃で、
1週間多分山を歩いたから多分感じたっていうのもあるかもしれないんですけど、誰も人がいないところを歩き続けたんで。
で、そのこのめぐり合わせというか、次の世代に送っていくっていう、
スピーカー 2
それが年齢関係なく若い子から逆に自分が受け取っちゃったっていうのは衝撃で、
スピーカー 1
ぜひ次の人に。もうあの親気の味って忘れられなくて、
これが多分本当の人のためにした方がいいよねって思った一つの原点になってはいる。
働き方の学び
スピーカー 1
あの子にもう一回会いたいな。
会いたい。もう番組になりそうです、それ。
スピーカー 2
そうなんですよね。でもそれが彼が伝えたかったことというか、私に返さなくても別にいい、むしろ次に送ってくれと。いわゆる恩送りみたいなことですよね。
スピーカー 1
多分だからあの山歩きは最後にその子に会わせるために、多分神様が仕組んだものだったんだろうなっていう。
スピーカー 2
もうちょっと本当に。間違いないですね。
スピーカー 1
僕の中で今その子は神の子なんですよ。
神様が伝わしてくれた子だなっていうぐらい。
そういうことがあったので、やっぱり人のためにした方がいいな。僕は今その子にある意味恩返しをしているっていう。
スピーカー 2
ずっとね、いろんな人に恩を送ることによってその子に返していると。
めっちゃいい話を聞いたな。
いやー、なるほど。これは結構大鷹さんともいっぱい喋ってますけど、本当初めて聞きましたね。
スピーカー 1
これはちょっとだいぶ自分のことを知ってもらってからじゃないとその子に喋れるんですけど。あんまり言ってないです。
スピーカー 2
しっかり全国に放送されますけど。
大鷹さんの人柄というか人間性、本当にいつも素敵だなと思っていて、それの原体験を聞けたのはすごい良かったし、やっぱりそういうところにまた猫引かれていく方も多いんですよね。
猫引かれていく方も多いんじゃないかなと思うので、僕は伝えていただいてすごい良かったなと思います。
いやー、りさもめっちゃうなずいてますね。
あのー、今ほぼ泣きそうになりました。話し出て我慢した。
スピーカー 1
泣かないでください。女の子泣かせたら大変ですから。
泣かないで。
スピーカー 2
無視しちゃったことをいまだに後悔してますしね。
ほんとそうですよ。なんで冷たい男だろうなって。
スピーカー 1
結構原体験いろいろありましたね。
そんな人間でもこうやって生きるんで、今つらい人もちゃんと見てくれる人はいるんで。
その手をまずちゃんと見つけて掴むことですよね。頼り切らずにちゃんと恩返しするように頑張るっていうふうにすれば、悪い世の中には僕はならないと思うんで。
スピーカー 2
そうですね。
本当に生き方というか、そういったことを今日は色々と聞けて、そういった意味だとすごい学びのある働き方ラジオになったなと思います。
スピーカー 1
聞いてくださる方の何かプラスになればありがたいですけど。
スピーカー 2
いいですね。これも働き方ラジオらしい会になったんじゃないかなと思います。ありがとうございます。
今日は大阪製作所の大阪さんに来ていただきました。ありがとうございました。
スピーカー 1
こちらこそありがとうございました。
スピーカー 2
今回もお聞きいただきありがとうございました。
ちなみにこの番組は読むポッドキャスト、働き方ラジオとしてノートでのテキスト発信も行っております。
ポッドキャストと合わせてぜひフォローをお願いします。
番組への感想はハッシュタグ、働き方ラジオで投稿いただけると嬉しいです。
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カジュアルにセッションしましょう。
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