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ひとし
前回からの続きですね。はい、前回から続いております。 今日はどの辺を話しましょうか。
はるか
そうね、前回が「スマホ時代の哲学」という、けっこう抽象度の高い話をして、 けっこう、ひとしが「具体的にどうするの」っていう顔をずっとしていたので、
スマホとかと距離をとる時間をとろうねっていう話。 もちろん使うこと前提で、その波にも乗りながらなんだけど、距離をとる時間、そして自分と向き合う時間みたいなものも作ってみるのはどうかと。それを大事にしていきたいなっていう話をして。かなり俺はね、もう家でスマホを基本的に使わないようになっていて。
ひとし
すごい取り組みよね、それも。
はるか
そうそうそう。そうとう頭がすっきりしていて、かなり体調も精神的にもいい状態だから、どうやってこの環境を家庭で作るのかっていう話をしていきたいなというふうに思っております。
ひとし
いきましょう。 始まりました。 ティーチャーティーチャー。 よっ。 ひとしです。 はるかです。
この番組は、世界中を回った先生のはるかと、ポッドキャスト番組のプロデューサーのひとしの2人で、子育てのお悩みを納得するまで考えていくポッドキャスト番組です。
はるか
よろしくお願いします。 お願いします。 皆さんどうでしたかね、この1週間は。 スマホとの時間はどうなりましたか?はい、そうですよね。ひとしさん、どうでしたか?
ひとし
でも俺さ、マジではるかに、そのスマホの電源を家で落とす取り組みを聞いてから。
はるか
したもんね。 そう、1日やったんよ。 「いま消しましたっ」て言ったもんね。 マジで気分変わる。 本当?
ひとし
いや本当に。 どんな感じやったん? まあ珍しいけんね、マジ、スマホ家で。あの日、結局たぶん10時間ぐらいは見らんやったんじゃないかな、朝から夕方まで。
はるか
どう?やってみたら。
ひとし
めっちゃ長かったね。 長い間隔よね。 時間が長くて、ふだん本棚とか目いかんのやけど、なんか時間があることで本棚ファーって眺めて。 あーいいね。 「あ、こんな本あったなー」みたいな。
はるか
確かに本読めるよね。 読みやすくなる。 っていう感じで、ぜひそれを、なんかね、これの音源がスマホアンチとかデジタルアンチではないってことは、もう
じゅうじゅう伝えておきたいんですけども、生活の中にそういう使わない時間を取り入れてみると、ちょっと豊かな時間になるんじゃないかという話もしていきたいと思っているところです。
今日のテーマ的には、子どもとか家族がさっきいったようなスマホと距離を置く時間を作るために、具体的に家族がどんな関わりができるのか、どういう話し合いの仕方をしていくのかっていうところを説明できればと思っています。
めちゃくちゃ大事やね、これは。 うんうん。まあそういう時間をどういっしょに作っていくか、子どもとっていう話をできたらと。
ひとし
やし、たぶんこれまであんまりそういう話、したことがないご家庭が多いんじゃないかって思うけどね。 そうね。うちもされたことはない気がしている。
はるか
いやーね、確かに。だから今まではせんで、そんなことしなくていいよっていう声もあったと思うんだけど、もう時代がやっぱり変わって、かなり依存性が高くなっているっていうのがあるので、ぜひ今日はそんな話をできればと思っていて。
『上野剛』さんっていう、『今、子どもの不登校で悩んでいるあなたへ』っていう本のなかで、けっこう年齢別にこういう対応したらいいんじゃないのっていうのが具体的にあったりとか、
あと家族会議っていうと、「家族の中でこんな話し合いの進め方すればいいんじゃないか」とかっていうのがかなり細かく書いてあって。
で、ぶっちゃけ俺はそのけっこう時代背景変わってるから、いろいろアレンジしていきたいなって思う部分が多かったんだけど、相当やっぱりいろんなご経験のもと作り上げてきたものだから、これも参考にしながらお話しできればなというふうに思っています。
ひとし
なるほど、いきましょう。
はるか
はい、まず前提の考え方からいきたくて、これ何回も話をするんだけど、やっぱりスマホとかゲームが子どもが自分でコントロールできるようになるのが一番理想。「今日はこういうことに時間使いたいからやめておこう」っていうコントロールできるようになるのが一番理想かなって思っています。
そうなっていけるように段々としていきたいんだけど、前提としてスマホ脳っていう本でいわれているのが、依存性の高いドーパミンっていうものが脳に出てくるから、子どもが自分で制限するのが難しいっていうのが前提としてある。
だからここはいっしょに、もう使わない環境を作っていくのが大事なんだろうなっていうのを感じているのと、今回新しく出した本ね。『不登校チャンスに変える一生ものの自信の育て方』っていう本を出して、そこでもかなりどうしたらこのスマホとの向き合い方がうまくいくのかっていうのを具体で書いているので、ぜひ詳しく知りたい方はそちらも見てもらえたら嬉しいんですけど、
この図、貼れるかな?一回、紹介した『Pivot』のYouTubeのチャンネルで。
ひとし
はいはいはい。ドーパミン出しすぎて、基準が。
はるか
そうそうそう。これ講演会でよく「この図見て話しましょう」ってよく言うんだけど、子どもたちが自分はやる気がないとか落ち込むとかっていう話をよくするんだけど、
あなたがやる気ないとか活力ないわけじゃなくて、けっこう、「いま落ち込んでたりとかやる気がないのは、スマホとかゲームによる影響も大きいんだよ」っていう説明をこの図でできるんだけど、これって貼ってもらったりできるのかな?この図って。
ひとし
あれにしよっか。サムネイルにする?今回。
はるか
概要欄とか、いやなんか、ドライブに入れてそれを見てもらう。
ひとし
概要欄に「話に出てきた画像はこちら」っていうので飛べるようにしておこうかな。
はるか
ありがとう。お願いします。これどんな図かっていうと、ドーパミンっていう快楽、人が気持ちよくなるとか、達成した時に出てくる脳内物質が急激に上がる。スマホとかデジタルデバイスを使うと急激に上がるんだと。
一時的にすごく気持ちが良くて達成感が味わえて嬉しいんだけど、これ急激に上がれば上がるほどどうなるかっていうと、急激にこのドーパミンの量っていうのは下がってしまう。
なんか深く落ち込んでいる状態が生まれちゃう。すごい不快感があって、やる気がなくてって。これを復活させるためにまたゲームとかスマホを使って回復させようとする。
で、また落ち込んで。これが依存サイクルなんだけど、だからまずこうやって、やる気の線っていうのはゲームとかスマホで上げれば上げるほど、その後落ち込んでしまうんだっていうことをいっしょに理解していく。
だから使わない時間を作ることによって、このやる気の波が起きにくいようにするんだってことを話をするっていうのが大事かなって思っています。
だからあなたがやる気ないんじゃないよっていう。ここがまず大事かなっていう。
ひとし
よかった。自分も肯定される気がする。
はるか
そうよね。
ひとし
自分が弱いとかじゃないんよね。
はるか
弱いとかじゃなくて、距離を置くことによってこのサイクルから抜け出そうっていうことをいっしょにいうってのが大事かなと思っています。
で、一個補足しておきたいのが、よくね、『X』とかいろんなインターネットの情報の中で精神科の方とか発達障害の専門家の方とかが、やっぱりもう生きているだけでけっこう生きづらさがあって辛いから、それなのにゲームの制限なんてしないでくれとかっていう発信をしている方もいるんだよね。
ひとし
はいはいはい。
はるか
で、ゲームに依存したいからしてるわけじゃなくて、どうしても辛いことがあるからゲームにのめり込んじゃっているんだと。それを取り上げたら悲しいよ、みたいな話をしてる方もけっこういて。
ひとし
はいはい。
はるか
で、なんか俺はさっきの論理で、ドーパミンの論理でいくと、なんか違う方法でその寂しさとか悲しさを解消しないと、結局根本的な解決しないじゃんと思うんだよね、実際。
だけど、これに関しては当事者しかその辛さっていうのは分からないっていう部分がやっぱりあるんよね。
やけん、そういう選択をする人はそういう選択をするで、その意思は尊重されるべきなのかなとも考えている。
だからゲームをもう制限なくさせますって言ってる人に対して俺は、「なんかそんなことして結局解決しないじゃん」とは否定しない。
なぜかというと、その辛さはその当事者にしか分からないので。
だけどあくまで今回は、なんて言ったらいいんだろう。
根本的な解決に向かうための考え方を提案していくっていうことかな。
ひとし
そうね。しかもまあスマホとの付き合い方に悩んでますっていうふうに言われてもいるからね。
はるか
そうね。向き合っていきたいっていうかたへ向けた話です。ちょっと難しいな。
なにが言いたいかっていうと、やっぱマジで生きてるのが相当辛いみたいな状況のかたは、特性によってはあると思うんよね。
そのかたに対して、今日みたいなけっこう強めの正論を言われても難しい場合はあると思うけん。
時期とか、あとはその特性によってはちょっと考え直していい部分、
専門家のかたといっしょに考えてもいい部分はあるのかなと思っています。
ひとし
あと関係性もあるかもしれない。
はるか
そうね関係性もあるかもしれんけど。
ひとし
だって、けっこうゲームやめなさいって家族もけっこう言われ、お兄ちゃんがめっちゃ言われてたけど結局やめないとかもあったし。
どのタイミングで誰が言うかとかもけっこう関係してそうだなと思って。
はるか
そうね。ちょっとそういう経験も踏まえて、ぜひ今日の俺の提案を批判的に考えていけたらと思ってます。
とはいえ、「こういう場合どうしたらいいの?」とかも全然、考えていきたいと思ってます。
うまくいかないケースもあるだろうから、それについても納得するまで考えられたらと思っています。
ということで前提がここまでで、じゃあどうしたらいいのという話をしていきたいと思っています。
これはTeacher Teacherでは何回か話をしたんだけど、
このゲームとかスマホに関しては、没収とか禁止っていうアプローチよりも、使わない時間っていうものをルール化していきましょう。いっしょに。
このルール作りをいっしょにしていきましょうっていうのが、提案としてあります。
ゲーム依存の回で、こんな話したのとか覚えとうかね。
ひとし
俺は、収録してる風景を覚えてる。はるかとその話。
はるか
ブルガリアにおったかもしれん、そんとき。
ひとし
俺も実家の寝室。
寝室の風景が思い出せるんだけど、そっちなんやと思ったね。
「使用しない時間を決める方か」ってなった印象はある。
はるか
そうね。やっぱ使用時間を決めて守らせるっていうのも、やっぱりいろんなエビデンスあるからね。
2時間以上使うと学力めちゃくちゃ落ちちゃうとかあるから、もう2時間に決めちゃうとかっていうのもあるんだけど、
やっぱりあまりにもね、ゲームとかの背景が変わりすぎてて、
オンライン通信対戦とかしてたりとかさ、
自分だけじゃなくて友達が関わっているとか。
ひとし
止めれないとかなるもんね。
はるか
そうそう状況があるけん、やっぱりこの時間帯は使わないでおこうねとかっていう、
しなやかなルールを作っていくのが大事かなって思ってます。
例えば寝る時間を10時と決めてたなら、その1時間前からは使わないようにしようとか。
なぜかというと、これ論理的に話すと、寝る前にブルーライト浴びてたらさ、
睡眠を妨げるから、心とか脳の発達に影響するよねって。
だからそうならないように、長期的に身身健康でいるために寝る1時間前からは、
もうスマホ、リビングのここに置こうねとかっていうところで止めていくとか。
はるか
で、ポイント2つ目が、いま、ネガティブな要素じゃん。
やめましょうとか、使用しないとかって否定語の話になってるんだけど、
応用行動分析学よく紹介するけど、その中では〇〇をさせないとかやめさせるっていうより、別の行動を増やしていきましょうと。
代替行動を増やしていきましょうっていうのが一番のポイントになっているので、
「スマホしない時間は何をするの?」っていうのを、家族でいっしょに考えていくっていうのがいいんじゃないかなっていうふうに思っている。
ひとし
なるほどね。
だから「寝る前の1時間は家族でこの本を読もう」などかなと。
ゲームしないとかスマホは使わないじゃない、これをやろうを作るっていうイメージか。
はるか
そうそうそうそう。だね。
だから勝手に俺がね、子どもいないんだけど妄想してるのは、もう寝る1時間前になったら読書タイムと日記タイムとか、
振り返り、Good & Newタイムとかにもうしちゃう、ルーティン化しちゃうっていうのはしたいなと思ってるんだけど、
なんか皆さん、こういうことしてますって事例あったら知りたいなって。
ひとし
確かに知りたい。
はるか
思うよね。
ひとし
そういう家庭でのルールが運用される未来がやっぱ、やっぱ希望やん。
俺はさ、いままではなかなか家で決めたルール守るって苦手やったけど、なんか子どもといっしょにルール守るはなんかできそうな希望もあって。
はるか
そうね。いっしょにやっていこうっていう。
ひとし
いっしょにやったら、なんかそれ是非やってる方いたら知りたいです。
はるか
教えてほしいね。
これはもうみんなでの取り組みにしちゃうと、豊かな時間を過ごせるんじゃないかなって思っています。
なんかそこをめっちゃ極めていくのも楽しそうで、
うちはけっこう、母がそういうのを、例えば夜めっちゃいい音楽流して、照明とかこだわって、で、ワインとか飲んで本読むみたいな。
なんかそういう雰囲気作りめっちゃしたりとかしてて、
なんかそういうみんなでの、
ひとし
はるかんちいいもんな、なんかそういう雰囲気あるもんな。
はるか
なんかそういう豊かな時間をめっちゃ作っていくみたいな、スマホを置いて過ごす時間を。
そんなのもいいのかなと思ったりしています。
で、前提としてやっぱりね、変化を起こすということはほとんどの場合、反発があるっていうのは前提なんですよね。
変化を起こすということは負荷がかかるから。
だからそこを納得するまで話し合って。
で、話し合いっていうのはどちらかが意見を通すことではなくて、お互いに意見を言い合ってその中間を取り合うっていうところだから、
そこをどうするといいのかっていうのを後に話すんだけど。
反発は必ず起きる。
反発が起きたからやっぱり無理でしたってなるのか、
粘り強くさっきのドーパミンの話するとか、
寝る前にやっちゃうと長期的に心にも脳にも影響があるっていう話をするとか。
低学年でそういう話が通じないんだったら、こういうルールを守れたことによって喜びを作る。
ポイントを貯めて喜びに変えるとか。
いろんな交渉はあると思うので、お互いに納得いく形で話をできればなって思っています。
ひとし
交渉っていいね。
はるか
交渉がいいんじゃないかなと思っているね。
前も話したよね。
ゲームをしたいとかスマホをしたいっていうのは子どもの意思って考えることもできれば、
俺はもう制作者の意図であるともやっぱ思っちゃうから、
子どもの本当の長期的な意思を尊重するために、やっぱり環境を作って守ってあげたいなっていうのは思っているという感じです。
ということでちょっとここまでで、こういう対話するときに必要な材料みたいなのは、いまお話ししました。
ドーパミンの話とか。
あとは止めるだけじゃなくて、代わりになにをするのかっていう話をするとかっていう材料を話しました。
もう一個、参考資料として簡単にさらっと説明したいんだけど、
上野剛さんという方が『今、子どもの不登校で悩んでいるあなたへ』っていう本の中で、年齢別にゲームとかスマホとの付き合い方をまとめてくれてる。
ひとし
すごいね。年齢別なんだ。
はるか
さっと紹介するね。
1,2年生、3,4年生、5,6年生、中学生。
1,2年生に関しては、まだ自己判断が難しい。未熟な部分が多いため、やっぱゲームに関しては親が主導して管理すると。
で、向いてるのは、1,2年生は「時間による制限を設ける」
例えば、1時間から2時間にしようねとかっていうことを決める。
さっきの使わない時間というよりは、もう1日何時間って決めるみたいなことがやりやすい。
ひとし
へー、なるほど。
はるか
で、家族ごとに話し合って決めるけど、急なルール変更は避けるっていうようなことを書いています。
で、親御さんがしっかり見守って適宜声かけをするとかっていうようなことを書いていて、
約束を守らなかった場合は、翌日のゲーム時間を短縮するとかっていうのを事前に決めておく。
事前に決めておいて実行するっていうことが大事かなと思っています。
だから約束の前と後を決めておくっていうのはすごく重要だよね。
「約束を守らなかった場合はこういうふうにしようね」とかっていう話をしていく。
ひとし
これが3,4年生とかになるとどう変わるんやろ?
はるか
そうなんよ。これね、1,2年生はいまみたいな親御さんが主導みたいな感じなんだけど、
3,4年生になると自己判断が向上してくると。
ひとし
はいはい。
はるか
で、時間の使い方についても疑問を持つ時期。
ああ確かにね、と。「え、なんでうちは1,2時間なの?」みたいな感じで。
ひとし
あーあるね。
はるか
疑問を持ちだすので「時間単位の制限ではなくて、リミット時刻を設定する」
だから使わない時間だね。
ひとし
おお、21時以降は。
はるか
そうそう。例としては、学校から帰ってから食事の時間までとか、寝る時間の9時までとか、
宿題が終わっていなければ8時までとか、なんかそんなふうにリミット時刻を決めていくっていうのがマッチするそう。
これももちろん子どもと納得して、話し合って納得するっていう形にするのと、
もう一個、3年生になるとペナルティーを明確にすることも重要だという話をしていて、
例えばルールを破ったら翌日はゲームなしにしようねとか、
時間を守れなかった場合は次回のゲーム時間を短縮しようねとかっていうところで、
やっぱりもう守れなかった時の原則まで決めておく。
これもう、社会に出たらそうやもんね。
社会にあるルールを守れんかったらペナルティーがあるっていうのは法の下あるので、
そういったレッスンとも捉えられるのかなというふうに思っています。
なんか一番良くないのはやっぱ、あと出しじゃんけんね。
いつも言うけど。急に「ゲームの時間守れなかったから明日禁止」とかっていうのを急に言うと、
「えー!なんで?」ってなるけん。大人強って、しょぼーってなるけん。
なんかそういうふうになっちゃうから、そこだけは意識しましょうと。事前契約と。
で、5、6年生に関しては自己判断がさらに成長していくから、
もう「最終的なリミット時間だけ設定しましょう」って書いてあった。
例えば「夜10時になったらスマホとかリビングに置きに行こうね」とか。
ひとし
なるほどね。
はるか
もう宿題とかは関係なく自由に使えるようにしていく、基本的には。
もう夜の時間だけ決めておいて。
その代わり宿題しなかったらどんな結末になるのかっていうのを自分で味わってもらうとか。
ひとし
なるほど。
はるか
で、宿題を終えてないとかが続いたりとか、それによって登校がしぶるとかなった場合は、
じゃあゲームの時間、見直そうかとかっていう話をしていくというようなこともあります。
ひとし
なるほど。これが中学生だともうさらに自由度高い。
はるか
そう、中学生だと自由度高くなって、もう「基本的に親は制限せず自己管理をさせる」と。
ひとし
中学校でか。早いイメージもあるけど。
はるか
ただこれで大事だなと思ったのが、例えば夜12時とか1時までゲーム・スマホしていますと。
まあ好きにどうぞって感じなんだけど、翌朝起きれないとか遅刻が続くとか、
負の影響、例えば宿題を全くしないことが続いたとかなった場合は、もう一回話し合いをする。
「いま、こんな状況になってるよね」って。
まあTeacher Teacher流でいうと、さっきの図を見せて、
「あなたがやる気ないとかいう話じゃなくて、これでやる気がいま、落ちてしまってるんだよ」って、
「それはスマホとかゲームを使いすぎることによって」って。
「だからスマホの時間とかゲームの時間見直してみようか」っていう話をする。
ひとし
なるほどね。
はるか
それで委ねるんだけど、それでも改善しない場合は親御さんがある程度話し合って、
もう一回使わない時間を決めるとかっていうような形に持っていくっていう感じ。
はるか
これ聴きながら、みんななんかこういう場合どうすんの?こういう場合どうすんの?っていっぱい出てきてそうだけど。
これはもう多分ね、いろんな難しさがやっぱあると思うんよね。
うちの子は全然こんな反応でしたとか。
そこはちょっと難しいけん、いっしょにどうしようか議論するしかないと思うんだけど。
なんかこの間、PTAの親御さんの相談会みたいなのちょっと顔出したことがあってさ。
むずい!やっぱ。
ひとし
どんなところが?
はるか
全然ちょっと話変わっちゃうんだけど、子どもがオンラインゲームで出会った人と会ってました、とか。
ひとし
はいはいはい。
はるか
そうそう。知らない男性の方とかと女の子が。
あとは『X』のDMで交換した人と会ってたとか。
マジでさ、ニュース見とったらもうゾッとするやん。そんな話聞いたら。
ひとし
身近にもあるやろうね。
はるか
だけど全部管理するっていうのは不可能に近くて、スマホを渡す以上は。
だからどうするかっていうと、判断材料をいっぱい対話しながら渡していって、
自分で自分の行動をコントロールしていく力をつけていくしかない時代になっているんだろうなと思うけん。
リスクもそうだけど、どう使ったら良いのかっていうポジティブな面も出しながら、
こういうリスクもあるよねっていう判断材料をやっぱりいっぱい対話していかんといけんのかなと思うよね。
ひとし
たしかに。
俺が中学の時にも、中高一貫校の先輩が、確かに一回スマホゲームでトラブルになってたんよ。
全校集会みたいな。
その方の問題みたいになってたから可哀想やなと思ってたけど、
そういうのを題材に考える時間になってたのは良かったんだろうなって、振り返ったら思った。
はるか
たしかに。
ひとし
全校集会とか開かれてたんよね。
スマホゲームの大人とのトラブルみたいな。
はるか
やっぱり事例を見た時に、我が家はどう考えるかみたいなのはちょっと、議題にして話してもいいのかもしれんね。
って考えると、そういう話し合いの時間もやっぱりスマホ置いてするみたいなのもさっきの代替行動になるかもね。
ひとし
たしかに。
普通に寝る前の9時、21時、22時でこれやろうって決めてるとかあったら知りたいな。
はるか
ね、たしかに。みなさんあったらぜひ知りたい。
食事の時間はね、聞いたことあるけど『成澤俊輔』さんとかがね、食事の時間は必ず質問タイムにするとか、
そういうやることが決まってるっていうのはかなり、長期的に見ると効果を発揮しそうだなって改めて思っていて、
自分がちょっと親になる準備がちょこっとずつできていく。
ひとし
整っていく。
はるか
だんだん大事にしたい部分が見えてきてる、自分の中で。
ひとし
誰かが、夜ベッドに入ったときは子どもと自分の今日の悔しかったこととか感情、なんでもいいから話すようにしてるみたいなのを聞いたことがあって、
喜怒哀楽、どっちも。嬉しいも、嫌だったもだけど。
はるか
めっちゃいいね。
ひとし
そこは嘘偽りなく本音を話そうみたいな。寝る前。
はるか
めっちゃいい。
ひとし
やってた人がいた気がする。
はるか
めっちゃいいね。
ひとし
そういうの参考になるよね。
はるか
そこをどうにかポジティブに変えるとかじゃなく、ただただ感情を表出してそれを受け止める時間っていうのがめっちゃ大事やね。
いい取り組みだ。
そういう取り組みいろいろ知りたいね、やっぱりそれは。
知りたい。
ぜひぜひ教えてください。
ひとし
めっちゃ集まったらそれを紹介する回とか、やってもいいね。
はるか
ね、確かに。
ぜひじゃあ、#ティーチャーティーチャーでXにポスト、
もしくはパブリックスペース、もしくはTeacher Teacher村の感想の欄に。
Discordの。
ぜひぜひ。
ひとし
もしくは、お便りにて。
はるか
お便りにて。
ひとし
もしくはインスタのDM。
はるか
やばいちょっとこれ、自由制限選択肢がありすぎて幸福度下がるやつやんこれ。
どれにしようっていう悩みで。
ひとし
それをね、決めるのも。自分で決めるのが大事なんで。
はるか
そうですね。
ぜひ話し合ってください。
ということでちょっと、家族会議の進め方みたいなこともちょっと最後のほうに触れていきたいなと思っています。
やっぱり家族会議っていうのをこの本の中では大事にしていたんだよね。
方法は6個のステップで書いてあって、簡単に説明します。
「家族全員がテーブルにつきましょう」と。
ひとし
それはできそう。
はるか
「これから家族のルールは家族会議で決めますと宣言する」と。
で「進行役を決めます」と。
けっこうだからここまで見て思ったのは、ちゃんと話し合いするんだなという雰囲気作りは、まず大事そう。
ひとし
なるほどね。
そうなんだね。確かに。
はるか
これ、うちもやってたわ。そうとう。
ちゃんとみんなテーブルについて、母が進行してみたいな。
ひとし
すげえ。
はるか
っていうのあったね。紙にちゃんとメモして。
ひとし
楽しそう。
はるか
いや、俺は楽しくないことばっかやったけどね。
俺がやらかしたことばっかやったけど。
でもここで建設的に話し合うんだという前提があれば楽しそうと思えるのは、いいかもしれない。
ひとし
すごい。いや、未知すぎて。たぶん俺、経験がないからだと思うけど。
はるか
なかった?
ひとし
家族でこういうのやれるの、楽しそう。
はるか
そっかそっか。ちゃんと話し合おうねっていう。
だから会社でよくミーティングとかするやん。
あの雰囲気で家族でもやっていくっていう。
ひとし
すげえ。面白そう。
はるか
テーマはこんな感じ、みたいな。
で、議題を明確にします、と。
ステップ2、「議題を明確にします」と。
例えば、ゲームの時間をどうしましょうかっていうテーマを設定します。
で、なぜそのテーマを切り出したのかをその背景を伝えます。
「最近ゲームの時間について
なんか言い合いが増えたよね」って。
「なんかもっと言い合いをせずに気持ちよく過ごすためのルールを決めようよ」ってことを言ったりするわけね。
ひとし
はいはい。
うわあ、いいねそこ。WEメッセージというか。
なんかみんなハッピーになる状態を目指してる感、大事やな。
はるか
いやマジそうなんよね。
で、けっこうここからちょっと僕たちの
ハッピーな話し合いの雰囲気も含めてしゃべってるので、
上野さんの話はもうちょっと違う雰囲気かもしれないので
もし気になる方はそっち読んでもらって。
けっこうTeacher Teacher流が、いまから入っていきます。
WEメッセージとかも、完全にそうですね。
で、この本では「子どもの意見を聞く前に
親の希望を伝える」っていうふうに書いている。
まず親の希望を伝えて、
子どもの希望を聞いて、
中間地点を取りましょうっていうような流れなんだけど、
俺はどっちからでもいいと思ってる。
これは実践してみなきゃわからないことはあるんだけど、
まず「お父さんお母さんの希望としてはこれぐらいかなと思ってるんだけど、
どう思う?」って聞く。
俺これ大事と思うんよ。めっちゃ、なんでも。
もう自分の意見、Iメッセージで意見を伝えて
子どもに対して「どう思う?」って聞く。
で、この時にやっぱ子どもが話しやすい雰囲気は作っていかなきゃいけない。
これはもう日頃からのコミュニケーションだと思うんだけど。
子どもが素直に「このぐらいがいい」って言えるように聞く。
たぶん無制限がいいとかっていうふうに言う可能性も全然あるよねって。
で話し合いっていうのは、ここから俺がよく言うことだけど。
2人のお互いに納得いくポイントを見つける。
お互いちょっと我慢するんだけど納得いくポイントを見つけるというところで
どんどん交渉よね、ここからは。
ひとし
交渉っていう言葉が面白いね。
家族会議してテーマ決めて指示するとかルールをこちらが提示するみたいな
なるケースも多そうやけど、あくまで交渉の場っていう感じやもんね。
はるか
納得いくまで話し合うっていうのが大事かなと思って。
はるか
結局マジ、自然だけはさ
何回見ても綺麗って。不思議。
絶対に飽きないよな。
だからスマホから離れる時間を作ることによって
ネガティブなことだけじゃなくてそういったかけがえのない時間を
作っていきませんかという提案でございました。
ありがとうございました。
ひとし
最後に感想を読みましょうか。
あかめしさん。
はるか
せきはんさん?
その可能性もあるしね。
あかめしさん。わかんないですからね。
ひとし
「こんにちは。最新話を視聴して感想を送っております。」
はるか
ありがとうございます。
ひとし
あの回ですね。
はるか
子どもが生まれてから価値観が変わったという。
ひとし
価値観の変化。そこで話している内容の振り返りも、冒頭と最後に入れていた回ですね。
「お二人がリスナーさんの声に耳を傾け
真摯に対応されて今後を考えられていた内容に
とても応援したくなったし、
これをきっかけに発信をやめず、耳を傾け続ける姿勢を取られたことに
尊敬の気持ちを持っています。」
はるか
ありがとうございます。
ひとし
「子育てに時間を割くことに男女で差がある。
男性は選択肢がある。それを作っている社会構造があるということは
持っている側からは見えづらいですよね。
実は私は東京のデザイン系フリーランスで
わりとバリバリ働いていて、夫は協力的なので
子育てをしながらキャリアを考える余裕を持っている側なのだと
放送を聞いてハッとしました。
『Instagram』のストーリーズで
『X』のように長文で日々考えていることや
仕事やキャリアのことを投稿しているけれど、
地元で育児をしながら専業主婦やパートをしている
友達たちがストーリーズを見ているんだよな、
どう思われるんだろう、傷つけていないだろうか?と
改めて気づき、心が動きました。
投稿自体はやめないと思いますが
押す前に一呼吸考えていきたいです。
また別の話ですが、
以前、不妊治療をしていた友人や
子どもが欲しかったが高齢になり離婚して
その選択肢を閉じた友人を知らずに傷つけてしまったことがあります。
友人関係は一度距離を取っても
縁があったらまた繋がったり近づいたりするよねと思う自分もいるけれども、
自分が気づかないうちに
友人を傷つけてしまったことへの申し訳なさや、
自分が当たり前に持っている側であることに気づき
ゾッとする出来事でした。
お二人のように広く届ける発信とは違うかもしれませんが、
自分たちの視点から見えるものを発信していく、
けれども思い足らないことがあるだろうから
何かあったら教えてほしい、の両立をされていこうと思われた
ご決断を応援しますし、
これから過去回も視聴していきたいなと一気に
番組に心をつかまれました。
少額ですが支援もさせていただきました。」
はるか
ありがとうございます。
ひとし
「わたしにとって大切な気づきをありがとうございます。」
という感想でした。
はるか
すごくない?この感想。
ひとし
すごい。
いや、俺がこれに
自分たちが至らなかったなと思って
反省の気持ちも強く発信していたところもあったけど、
こうやっていっしょに感情を動いてくれた方がいると
めっちゃ嬉しい。
はるか
嬉しいね。やっぱり発信してよかったわ。
結局こういう視点を持てたのが大きいなと思ったのが
もしかしたら傷つけているかもしれない。
だから発信をやめよう、じゃなくて、
そういった視点をどんどん自分に取り入れていきたい。
いろんな視点を持てるようになりたいって思えた。
このスタンスを自分たちに持てたのは
すごい良かったなって思うし、
これに共感してくれた方がいると思うと
少しだけ世の中が良くなった気がするね。
ひとし
良くなったですかね。
はるか
ちょっと明るくなった気がしました。
平和にまた近づいている気がします。
ひとし
これは多分、Teacher Teacherを発信していなかったら
取れていないスタンスやったと思って、自分自身がね。
はるか
そうね。
ひとし
まじで、このTeacher Teacherを発信している
聞いてくれている方がいるっていうこの関係性の中で
まじで育ててもらってるなっていう感じがございます。
ありがとうございます。
はるか
いろんな視点を持てるようになりたいと。
たまに批判されないようにばっかりして
尖ってないと面白くないよみたいな声も
やっぱある?クリエイターさん視点でいうと。
もう意見を尖らせた方がいいんだみたいな
そういう声もあって、
たまになんかグッとこころ揺さぶられることもあるんですけども、
逆に捉えると、そういう尖った意見
言っていこうぜっていう側からの
批判は受ける覚悟であるということ。
ひとし
そこ、はるか、そうね。
そこを承知でね。
尖らないと面白くないじゃんっていう批判も
承知の上でこのスタンスを取っております。
はるか
僕たちは全方位に丸くなりすぎてるわけではなくて、
いろんな視点を持ち続けようと
そこを尖ってるんだと。
ひとし
していくということで。
はるか
僕たちも探求し続けていくというところで
よろしくお願いしますというところです。
ひとし
ありがとうございました。
せきはんさん、ありがとうございました。
ということでぜひ、『ふるさと納税forGood』も続いておりますので
お願いします。
僕が前回のエンディングで紹介した
『努努鶏』冷凍の唐揚げが、
福岡市のおすすめ返礼品の順位の
ランキングがどんどん上がっていまして
すごく嬉しいです。
はるか
影響してない?もしかしてこれ。かなり。
Teacher Teacherに80人ぐらい、してくださっている方がいるやん。
応援してくださってる方がいて、
かなり、ひとしの影響で努努鶏を
頼んでる方いるからね。
影響してる可能性あるよね。
ひとし
これ、いま4位だったんで1位まで持っていきたい。
はるか
変な動機が生まれてる。
ひとし
Teacher Teacherのためとかじゃなくていいので
努努鶏をのために。
はるか
いや、Teacher Teacherのために、お願いします。
急ハンドルやね。
ひとし
あと1個、お知らせがありまして。
はるか
お知らせです。最後です。
佐賀で、カフェの『こねくり家』さんという
素敵な場所がありまして、そことTeacher Teacherが
コラボして公開収録のイベントを行います。
ひとし
ありがとうございます。
はるか
8月18日月曜日10時から12時で
やることになっておりまして、
これはですね、こねくり家さんという
保護者の方々、地域の保護者の皆さんが
日々居場所として過ごしている場所なんですけども
そこでけっこう子育ての難しさであったりとか
情報交換をしていたり励ましあったりして
すごくいい居場所になっていて、
そこにTeacher Teacherが保護者の皆さんに声を聞いて
そのご相談に対していっしょに建設的に
話し合っていこうというイベントになっております。