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9歳の娘が1年ほど前から男の子たちにからかわれ、女の子たちにはできないことを注意されたりしています。
ひとし
娘は昔から空想する時間が長く、人の動きや指示を見聞きしていないことが多いので、団体行動で迷惑をかけたりすることが理由になっているようです。
男の子のからかいに強く反応したりするので、向こうもますますからかってきます。
親の私には他の子たちが意地悪に見えて仕方ないです。
娘はそういう子たちも家に招待したがりますが、私はそんな娘を見るのが辛いので一緒に遊ばせたくないという気になってしまいます。
私がもっと強くあればいいのだと思いますが、お二人の意見を聞かせていただけると幸いです。
はるか
自分の娘がからかわれたりっていうのを見たということを想像してみると辛いね。遊んでほしくないなって思う気持ちもあるねやっぱり。
ひとし
そうね、思う気持ちあるよねこれは。
はるか
この認識の違いみたいなのはたまに聞くんよ親御さんから。
ひとし
その娘さんはそんなに重大に捉えてないという。
はるか
息子娘は別に気にしないんですよね。
親御さんがちょっと辛いなと思ってるようなこの認識のズレがある状態はけっこう聞くんよね。
一般的には娘さんが辛くないんだったら放っておけばいいんじゃないっていう結論づけをすることもできるっちゃできるかもしれないし。
だけどこの番組では納得いくまで考えていきたいっていうのがあるので、
二人ともハッピーになれるような状態を目指していけたらというふうに思っているんですけども、
等しいやったらどうしますかっていう。
ひとし
うわー難しいね。
どうするこの状態。自分がパパで娘が女の子にはできないことを注意され、男の子たちにはからかわれています。
はるか
娘さんがそうやってからかわれているのを見るのが辛い。
でも娘さんは家に招待したい。
ひとし
うわー難しい。
はるか
皆さんだったらどう対応するでしょうかね。
ひとし
うわーなんか距離を取らせたくなってしまいそうやね。
はるか
なるよね。あんま遊ばんほうがいいんやないとかね。
ひとし
一時的にはね。
はるか
うん。
ひとし
むずっ。
はるか
難しいねこれは。
ひとし
え?これに対してはるかは何を答えるのか全くわからんわ。
はるか
いやこれ二つ考えたんよ。からかわれているという状況をどうにかしなきゃいけないなっていうのと、
もう一個はこの親御さんとお子さんの思いがずれてるところだなと思ったんよ。
あー。
娘さん気にしてないんだから。
確かに。
だけど親御さんは辛いみたいな。
この状態の方に俺はフォーカスしてみた。
なるほどね。
ひとし
うん。
はるか
そうか。
ひとし
それで言うと子どもは嫌と思ってない。
嫌と思ってないのになんかそれって嫌な状況なんだよってアドバイスするのとかなんかむずいやん。
うん。
やけんどうするんやろ。
はるか
でも一つそれはね客観的に見てこれってどうなのって考える機会を作るのは良さそうだと思った。
ひとし
あー。
はるか
うん。
例えば子どもって主観的な世界でね生きてることが多い。
子どもは人間そうなんだけど。
うん。
子どもは特に主観で見ることが多くて実証を。
うん。
だから自分の置かれてる状況だと全く感知できないものが、
例えばドラえもんの世界に入って、
うん。
のび太くんがこういうことをジャイアンにされてるよってどう思うって聞いたら、
客観的に今の状況のおかしさを認知できるかもしれない。
ひとし
なるほど。
それはうまいね。
はるか
そうなんかそれはなんか教員時代に教えてもらった手法だった。
ひとし
あー。なるほどね。
はるか
その某人間書いてこういう状況なんだよこれどう思うっていう。
あー。
っていうのは一つあるかなと思ったんだよね。
うん。
でもやっぱこれは教育というより子育ての文脈でいくと、
うん。
課題を分離しましょうみたいな話ってよくやっぱり子育て界である話題だよ。
ひとし
あー。
はるか
課題の分離。
ひとし
課題の分離。誰の課題?娘さんの課題?
はるか
娘さんの課題は娘さんの課題だし、親御さんの課題は親御さんの課題だから、
ここは分離しましょうよねっていう話はよくある。宿題とかもそうだし。
これ言ったらね娘さんの問題なんだから娘さんに任せたらいいじゃんっていう意見を聞いた時に
俺は若干違和感を持つ。
ひとし
うん。その心は。
はるか
からその違和感を探りにもう1回この課題の分離について色々探ってみました。
ひとし
あー。なるほどね。
はるか
結論、課題の分離はするんだけど共同の課題を見つけましょうと。
おー。
課題の分離はするんだけど親子で共同の課題を見つけましょうっていうことで、
ちょっと課題の分離から説明していい?
ひとし
はい。課題の分離ね。
はるか
今回参考にしたのがヤマキシュウさんっていう方の論文なんだけど、
課題の分離を再考する一方かつ概念としての課題の分離の提案ということで。
むず。
はい。
え?
えっとテーマは難しいけど今からね解きほぐしていきたいんですけども。
ひとし
M1のバッテリー図の全部聞き取れたのにーやん。
はるか
まあいいや。すいません。
課題の分離さえ分かればってやつやね。
ひとし
ということですけど。
はるか
ということですけども。
はい。
ということですけども便利やね。
ひとし
そうね。繋がるね。ごめんなさい。脱線しました。M1見てなかった方もすいません。
はるか
ということですけどもね。
はい。えっと課題の分離という概念は、よくアドラー心理学のさ、嫌われる勇気っていう本がすごい流行ったやん。
ひとし
はいはいはい。よく聞くね。
はるか
そうそうそう。嫌われる勇気の中で取り上げられた課題の分離っていう考え方がね。
まあ他人の課題は他人の課題、自分の課題は自分の課題って分けて考えることで、
割と気持ちが整理できますというような話があったのかなと思うんですけども。
ちょっと正確には覚えてないけどね。
で、その時に課題の分離をゴールにしてしまうことが多いという指摘があってこの論文の中でも。
ひとし
なるほどね。
はるか
課題の分離っていうのは、これ誰の課題なのかっていう視点から自分の課題と他者の課題を分けていくことだから、
例えばひとしがなんか俺のことを嫌いと思っているっていう状態があるとしても、ひとしの気持ち自体はひとしの課題であって、
自分が介入してどうにかできる問題じゃないから、自分の課題、自分ができることにフォーカスしようみたいなことがあると思うんだけど。
ひとし
人の課題には介入できない。
はるか
そうそうそう、介入せずに自分のできること、影響のある部分のところだけにフォーカスすることがいいよねっていう話もあって、
なるほどなと思った部分があるよね。
で、アドラー心理学でも、これ厳密に言うとアドラーさんが提唱したわけじゃないらしいんやけど、
アドラー心理学では他者の課題に干渉せず、それぞれが自分の課題に向き合うことが健全な関係を築く鍵とされてますよっていう話があったんよね。
で、この話だけ聞くとさっき言ったみたいに、娘さんの課題は娘さんの課題で親御さんの親御さんの課題だからもう気にしないでおこうというのが一つあるのかなと思ったんだけど、
この論文では課題の分離に関する勘違いがあるよねっていう話があったんよね。
それは課題の分離っていうのはお互いの責任の所在をはっきりさせて気持ちの整理をしましょうっていうふうに誤解されている部分が多いけども、
実は課題の分離っていうのは協力的な人間関係のためのマインドスキルであると。
ひとし
協力するための。
はるか
協力するというゴールがあると。課題の分離をして終わりにしましょう。それぞれの作業ね。じゃなくて協力的な関係を築くために課題の分離をして。
そして共同の課題を見つけていくというこっちのゴールもあるんですよっていう話もある。
ひとし
まあ逆やね。
はるか
だから分離お互いできることはできる。だけどやっぱりお互いに助け合わなければならない部分を見つけることが重要ですよっていう話があって。
ひとし
待って、全然これ娘さんの課題が俺わからんわ。何なんやろ。何になるかというと。
はるか
うんうんうん。親子さんはさ、娘さんが友達と遊んでからかわれてる様子を見るのが嫌なんよね。
うん。
で、そこで、もう友達と遊ばないでっていうのは、これは娘さんの課題に介入してるわけないよね。
入っているか。
なぜかというと、娘さんの課題として、友達と遊ぶかどうかっていうのは娘さんの課題であるし、
ひとし
ああ、そういうことか。
はるか
友達のからかいに対してどう対応するかっていうのは、娘さんの課題なのかなっていう風に思うよね。
ひとし
うんうん。そうやね。
はるか
だから、課題の分離したからじゃあ娘さんを信じて待つっていう。
ひとし
そうよね。家に呼ぶかどうかはあなた次第だよって言って、切り分けるっていうのもあり。
はるか
うんうん。
視聴としてあるのかなと思うけど、今回の回の内容は、実は共同の課題を見つけるっていうステップもあるんだよっていうところで、
ひとし
うん、なんだろう。
はるか
ここで言う娘さんと親御さんの共同の課題ってどこなんだろうっていうのを考えたい。
ひとし
うん、考えたい。
はるか
どこが共同だと思う?
えー。
皆様どう思いますか?
ひとし
からかわれるのが嫌だ。
はるか
うんうん。
ひとし
お友達にこういうふうなコミュニケーションをとってほしいよねっていうのは2人とも一緒ですか?
はるか
うんうんうん。
そういうことですか?
確かにそうよね。お互い共通してからかわれるの嫌よねって。
私からかわれるのを見るの嫌よねって。
そうやね。
ここ共通してるよねって。だからからかわれないための対応は一緒に考えれそうだねっていう共同の課題も一つあるよね。
ひとし
うんうんうん。
ハルクが思ったのはそれそうじゃないっていう感じの雰囲気やね。
はるか
いやいや、そんなことないそんなことない。確かにからかいに対してどう対応したらからかわれんかねっていうのは自分も親と一緒に考えた記憶あるし。
ひとし
ああ。
はるか
それを一緒に考えてくれたのは嬉しかった記憶はあるんだけど、一方、友達と遊ぶときにあの友達と遊ばんほうがいいよって言われるのはめちゃくちゃ嫌いだった記憶もある。
ひとし
うん。
はるか
それは母に言われたことないんだけど、祖母とかに、なんかあんなお友達と遊ばないほうがいいよって言われたことがあって、なんかそれはめちゃくちゃ嫌だった。
うん。
なんで嫌かっていうと、それ自分が決めることやんって思った記憶はあるし。
ひとし
なるほどね。
はるか
だからそういう意味で、どこが娘さんの課題で、どこが親御さんの課題で、どこが共通してるのかって見つけることは相当子どもの気持ちを考える上でとか、一緒に生活する上で重要なのかなって思った。
うん。
確かに。
ひとし
大事よね。だって、いやそれ俺の勝手やんって思わない部分よね。ああ確かにそれ一緒に解決できたらお互いハッピーになるなっていうやつ。
はるか
うんうんうんうん。そうよね。で、大事なのはやっぱりさ、これもアイメッセージで伝えることがすごい大事やなと思うのが、からかわれてるのって異常なことなんよっていうふうに理解させて、娘さんに解決させるっていうのが一つの手なんだろうけど、
うん。
もうシンプルにからかわれるの見るのつらいじゃんって。
ひとし
ああはい。
はるか
うん。つらいじゃんって気持ちを伝えた上で、でからかわれるのってどうなのって言ったら嫌だって言ったとしたら、じゃあそこを一緒に解決しようよっていうふうに見つけるのもいいと思うし、
うん。
実際に家に招待してんだから、母さんの目の届く範囲に入っているんだから、
うん。
嫌だから一緒に解決策を考えていくのがいいのかなって、こういう考え方で接するとちょっと対立っぽいのはなくなるのかなとは思った。
どこが共通してるのかなっていう。
ひとし
なるほどね。
はるか
っていうのを思ったけど、こんなさある人たちは自分の課題に対してこう介入されたなとか、そんな経験とか。
ひとし
ああ。なるほどね。自分の課題に対してね。いや相当敏感に嫌がりそうやな俺。
うんうんうん。
それは俺の自由にやりたいなみたいなものに対してけっこう敏感に反応しそうやけども、もうあんまり自由にしすぎてるのかな最近は。何なんだろう。
はるか
あの昨日子どもの伴奏勉強会してた時にテーマにあったのが進路やったんよ。
ひとし
ああ。
はるか
自分が子どもできて進路選択迷ったときは自分のできることとしては選択肢をいっぱい知ってもらうための大人としての努力かなっていうふうに思って。
なるほどね。
ちょっと風に落ちたとこやったんよね。
ひとし
いいね、ちょっとそうやね。
はるか
機会を作る、つなぐっていうのが親にとってできることなんかもしれんなって思って。
っていうのもさ、伴奏勉強会で勉強になったのは、俺たち第三者が子どもに伝える言葉と親が伝える言葉って全然伝わり方違うっていうのを。
ひとし
違うみたいやね。
はるか
改めて感じて、先生もそれ言ったよって。
ひとし
そのことは言ったけど。
はるか
言ったよって言ったけど、やっぱり響き方違うんですよねっていうのを聞いて、やっぱり本当にいろんな人とつなぐ、喋る機会を作るっていうのが一つ子どもと関わる上で重要やなっていうのを感じているところで。
ぐーっと話を戻すと、今回の娘さんはからかわれるのは嫌だ。親御さんはからかわれているのを見るのは嫌だ。
だから遊ぶかどうかっていうのは娘さんの課題なんだけど。
ひとし
任せる。
はるか
だけどからかわれるのはもう嫌よと。だからそこの部分だけ一緒に考えんっていうアプローチだったらウィーメッセージ。
ひとし
そういうことね。
はるか
目線が一緒に揃うのかなっていうのは思ったね。
ひとし
確かに。どこをウィーメッセージにするとお互い心地いいかみたいな探り方か。
はるか
探り方。
いいまとめしてくれるね。
これこっからが大事やなと思って。
ひとし
こっからが大事なの?
はるか
じゃあ結局どうするのっていう話をね。からかいをなくしたいという強度の課題ができたときにひとしやったらどういうふうにこのからかいをなくしていくかっていうのは。
もうこっから正解ないし。
俺もよくわからんとか言うけどどう考える?
ひとし
うわー確かに子どもがからかわれてる。からかわれるのはあれだよね。
ここまでの1年半の知識を振り返って。
はるか
あらすごい自分でハードルを上げてる。
ひとし
お友達にこういうふうに伝えたらやめてくれるかもねっていうのをどこに落とすかよね。
そうかそうか。そういうのされたら嫌なんよっていうのをアイメッセージで伝えてみるっていうのを一緒にシミュレーションで練習する。
はるか
めっちゃ良さそう。
ガーって言い返す。やめてっていう返すとか。
ひとし
先生言うよっていうとかじゃなくて。
はるか
むしろ暴言で返すとかよりも本当に嫌なんよねっていう悲しそうな表情で言ってみるとかは一つ練習してできることかもしれないね。
ひとし
そうね。
はるか
なんか俺からかったことある経験者からすると小っちゃい頃ね小学校2年生の時に。
あのすごいくらったのが先生はるか君からなんかからかわれましたって言ってたよね先生に。
その時点までは全然くらってなかったんやけど。
先生が好きなんじゃないって返しとったよね。
それ聞いてなんかやべえみたいな。
ひとし
バレるみたいな。
はるか
バレるっていうか好きって思ってたかは知らんけどそのからかったらそういう捉えられ方するんだみたいなので打ってくらったこともあったっていう経験を引っ張り出すとかわからんけどね。
ひとし
だからそこも一個のやり方かもしれんね。
はるか
とんちで返すとかそんなに私のこと気になるのって言ってみるとかなんかいろんな角度から多分こういうアイディアはねいろんなアイディアがあると思うんだけど
we messageで考えるっていうところでそこでさ一人味方がいるって思ったりとかあとは親子を共通してからかわれるのは嫌なんだっていう目線ができるのはすごくいいのかなって思ったり。
一つはあと反応しないのがやっぱり行動分析的には一番よね。
ひとし
そうやね強く反応したら余計面白がるみたいなのをもうさっとすっと避けるというか。
はるか
そうその場は離れる。一番子どもにとって嬉しいのは注目されること反応してもらえることだからそれがない状態を作れば絶対なくなるっていうのは行動分析的にはあるのでからかわれたらもうその場をすぐ離れて反応しないっていうのを徹底するっていうのは一応そのアンサー的な部分としてはあるけども
ここを教えるっていうよりは一緒にweメッセージで考えるのが俺的にはいい結末かなと思ったりしてる。
あと遊び方。この子は空想にふけて遊ぶのが好きとかだからなんかこうドッジボールみたいなスポーツ系で遊んでけっこうねアドレナリンデル系の遊びするとねからかいが起きるのだとしたら遊び方を変えてこの子の得意分野である絵を描いたりとか空想系の遊びで
なんか一目置いてもらえるような遊び方をするとまた雰囲気変わるのかなとかもういろんなアイディア湧いてくるけどねそれをね一緒に考え続けるのがいいのかなとは思ったね。
ひとし
なるほどね。 考えること自体になんか意味ありそう。一緒に。 一緒に大事やね。そうなんよ。そうなんよね。
いやーあの人にアドバイスする時とかさアドバイスされる時さなんか純粋なアドバイスをどんって受けても例えば早く寝たらいいよみたいな。