あとなんか、やっぱりこの19世紀の時代のことって、なんとなく今から考えるとかを想像するのって、
全然技術的に今と比べると全く遅れていて、全然球体依然とした生活を送っているみたいな、
どうしてもそんな印象を持ってしまいがちなんですけど、この時代の技術って実は結構すごくて、
例えばその世界中、電信なんかまさにそうですけど、もう世界が全部オンラインである意味繋がって、情報がどんどんどんどん行き来してるみたいな、
世界がぐっと狭くなったみたいなところで言うと、全然この時代にもう本当にそういう現象が起きてるなというところが、
あとインターネットの特徴であるトークの人に対してすぐにメッセージを送れたり、すぐにメッセージを受け取れたりするみたいなのも、
実はこの電信とそれに関連する技術でかなりのところまで実現できてしまっている。
そこに対する技術的な制約の中での試行錯誤とか創意工夫とか、そこに欠けるエネルギーって本当にすごいなと思って。
例えば、これ他でも見たことある話なんですけど、
例で言うと、パリの街とか、いろんな都市部ともなんですけど、気相管っていう空気の木で送る管、管っていう、書いて気相管っていう。
で、これ何かっていうと、文字通り空気を使って、電信メッセージを送る機械、空気圧でプシュンってやって、
メッセージの書いた紙なのか、それが入れた箱なんですかね、を遠くまで送ることができる。
で、その気相管のネットワークが出たパリの市内を張り巡らされていて、
ちょっとしたメッセージであれば、電信の弱いところってどうしても何かメッセージを送ろうとするとモールス信号に置き換えて発信して、
そのモールス信号に受信したものをデコードして受け取らなきゃいけないというので、電信局がどうしても必要なんですけど、
この気相管であれば、その紙をそのままプーンと送れるみたいなので、
居ながらにして、離れた場所の人に情報を送れるし、離れた場所の人から情報を受け取れるし、みたいなのが、もう既に実現できていて、
なんか今考えると、こんなのを都市の地下に巡らせるなんて若干、やりすぎだろうっていうふうに思ってしまうかもしれないんですけど、
でもそれが当時の技術、当時の状況からすると、それが一番リーズナブルなやり方だし、
何よりもやっぱりそこまでしてコミュニケーションをリアルタイムにやりたい、遠くの人とコミュニケーションしたいっていう、
その熱意って、そんなことまでしてしまうんだなと。
でもそれって考えてみたら、今この21世紀、21世紀にインターネットでとにかく繋がりたいって言って、
インターネットもひたすら敷き詰めたりとか、携帯電話の基地局をとにかくたくさん置いて、
どこでも電波受信できるようにするとか、海底ケーブルを引くとか、
意外と今でも力技でこのコミュニケーションを成り立たせているみたいなところがあって、
そこの本質は実は変わってないなーっていうようなことを読みながら感じて、
そう考えると、この19世紀のこの時代の、もちろんやれる制約とかはちょっと違うかもしれないんですけど、
その空気感というか、人々の求める、時代の空気感みたいなものって、
意外と今とあんま変わんないのかなっていうふうに、そんなことを感じてながら読んでいました。
この古い時代の技術が実はそのまま、実はそれはそれですごいこう、
めちゃめちゃ高度なところまで行きうるみたいな、そういう話ってすごい好きだなと思っていて、
ちょっと全然ジャンルは違うんですけど、
伊藤計画の死者の帝国でしたっけ、遠征等が途中、未完で終わって遠征等が続きを書いたことです。
そういうので有名な、死者の帝国も、あれ確か舞台がビクトリア朝の時代だと思うんですけど、
なんかその時代なんだけど、ものすごいその時代の技術を使って、テクノロジーを使って、
めちゃめちゃ高度な文明が実現されているっていうような、そんな感じの世界観にすごいワクワクしたというか、感銘を受けた。
なんかやっぱその、何ですかね、どんな時代であってもの技術、今から見るといろんな制約があるように見える技術であっても、
なんかその制約の中で、めちゃめちゃ人は高みを目指すし、すごい発展の可能性があるみたいな、
なんかそういうことを感じさせるっていうのは、話はすごく面白いなと思いますし、
なんかそれが今この自分たちが目の前にしている時代だったりとか、テクノロジーとか、
この環境をある意味相対化してみる視点につながるんじゃないかなというふうに思って、
こういう視点を開かせてくれるような本っていうのはすごい面白いなというふうに思っています。
結構薄くて簡単に読めるますし、これ早川ノンフィクションの文庫で出てて、
この文庫のシリーズすごく素晴らしいラインナップだと思うんですけど、
そこで簡単に手に入りやすいので、ぜひ興味のある方、読んでみてもらえるといいのかなというふうに思いました。
では今日は、トム・スタンデージのビクトリア長時代のインターネット、
翻訳はハットリ・カツラさんで、早川ノンフィクション文庫に入ってますことについてお話ししました。
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