第44回の『tantotの時々読書日記』でご紹介するのは、リチャード・オスマン『木曜殺人クラブ』です。Netflixでもドラマ化され、注目を集めているミステリー作品で、読書系のYouTubeで紹介されているのを見て、タイトルのインパクトに惹かれて手に取った一冊です。
舞台はイギリス郊外の富裕層向け老人施設。そこで優雅に暮らす元警官や元精神科医など、様々な経歴を持つリタイアした老人たち が、趣味で過去の殺人事件の謎解きをする「木曜殺人クラブ」を結成しています。
ところが、施設の近くで本物の殺人事件が発生。主人公のエリザベスをはじめとするメンバーたちが、警察を巻き込みつつも、独自の手段で情報を手に入れながら事件の真相に迫っていくという、サクサク読める娯楽作品として非常に面白い作品です。
この作品の魅力は、何と言っても個性豊かなキャラクターたち。そして、事件の謎解きだけでなく、彼らが経験してきた人生、特に老年期ならではの「隠してきた過去」や、悲しみといった暗い部分にも触れている点です。単なるミステリーとしてだけでなく、人生の深みを味わえる作品として、この舞台設定が非常に意味を持っていると感じました。読書後に、続編やドラマにも手を出したくなること間違いなしです!ぜひ、イギリスらしいユーモアも交えられた、魅力的な物語を味わってみてください。
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サマリー
リチャード・オスマンの『木曜殺人クラブ』は、富裕層向けの老人ホームに住むリタイアした老人たちが、殺人事件の謎を解こうとする物語です。登場人物たちは異なる背景を持ち、ミステリーを通じてそれぞれの人生の過去の闇に迫ります。
『木曜殺人クラブ』の紹介
はい、tantotの時々読書日記、第44回です。今日はですね、
こちらの本、リチャード・オスマンさんという人が書いた、木曜殺人クラブ、
こちらの話をしようかなと思います。これ最近読んでた本ですけど、実際本として出たのは、役所が出たのは2021年。
でも結構最近ですね。 現状は2020年。割と最近の本ですね。
で、なんかこれ最近、何だっけな、ネットフリックスか何かでドラマにもなっているみたいで、そういう意味でも結構注目されているというか、
割と人気の作品なのかなという感じです。ちょっとこれ何で読もうと思ったのか、ちょっと記憶がすごい曖昧なんですけど、何かの読書系のyoutubeを見てて、
なんか誰かが紹介してた、お勧めしてたっていう感じ。
多分本屋を歩く、本屋の中を見てるみたいな中で、この木曜殺人クラブ面白いですよね、みたいな話をちらっとしていたっていうくらいの、
なんかめちゃくちゃ中を細かく説明されてたわけじゃないんですけど、ちょっとタイトルのインパクトとかもあって、ちょっと気になってたなという感じです。
非常にわかりやすい、いわゆるミステリー、マーダーミステリーみたいな感じなんですけど、この木曜殺人クラブっていうのは別に木曜日に殺人をする人たちの集まりではなく、
舞台はイギリスの郊外にある、非常に富裕層向けの老人ホームみたいなところなんですかね、富裕層向けの老人向けの施設に暮らす、結構優雅に暮らす、
リタイアした老人たちが趣味で、殺人事件、昔の殺人事件の謎解きをするみたいなのを趣味でやっているような、っていうとね、時効警察とかをちょっと思い出しちゃいますけど、それを趣味でやっている、
結構、老人たちなんですけど、やっぱりいろんな経歴がある、こういう富裕層向けのところにいるだけあって、元警官だったりとか、元獣医だったりとか、精神科医だったりとか、いろいろ、
この主人公のエリザベスっていうおばあさんなんですけど、エリザベスなんかは、明確に経歴、過去何やってたのか語られないんですけど、明らかに国際的に何かしら政治なのか何かに関わっている、すごい重要な仕事をしていたっぽい雰囲気の人で、
そういうすごそうな経歴と、でも柔らかな物腰みたいなののギャップとかも面白いなという感じなんですけど、そういう人たちが木曜日に集まって、事件についてやいのやいの議論するみたいなのをやっている人たちなんですけど、
ところがそのクーパーズタウンっていうそこの生徒なんですけど、近くで実際殺人事件が起きてしまうというところで、それを私たちが解かねばみたいな感じで木曜殺人クラブが動き出し、
実際でも本当の殺人事件なんで警察も当然動き出すんですけど、警察とうまく警察を巻き込んでというか、警察を丸め込んで自分たちが協力したほうがいいよというか協力させてください、させてもらうわよみたいな感じで巻き込んだり、逆に警察がなかなか手に入れられないような情報もいろんな手段で手に入れたりとか。
警察は普通そんな民間人に情報を出さないと思うんですけど、うまいことを言いくるめたりとか交渉して情報を出してもらいながら事件の解決に自分たちも迫っていくみたいな、そういう割とサクサク読めるミステリーなので、本当に娯楽作品として非常に面白いなという感じでした。
これはね、これは最初別にシリーズものになるならないみたいなこと関係なく多分書かれたと思うんですけど、実際この後この木曜殺人クラブはシリーズで何作も出てるみたいで、これは確かに舞台設定として面白いから、シリーズにしていったら絶対面白くなるよなっていうのはすごいよくわかる。
キャラクターと物語の展開
やっぱりこのキャラクターが魅力的なんですよね。
このチャキチャキいろんなことを進めるエリザベスっていうおばさまとか、あと木曜殺人クラブのメンバーでいうとロン・リッチーっていうなんかこうすげー声のデカそうだおじいさんとか、
イブラヒムは元精神科医なんで、物腰柔らかなんだけどグッと人の心に迫ってくるみたいなところとか、あとこれ語り手が、もう一人ジョイスっていうのが半分この作品の語り手みたいな感じで、
この本って普通に三人称のパートと、ところどころジョイスの日記みたいなパートが入ってきて、その掛けっぷりもすごい面白いというか、上手くいってるなと思うんですけど、
ジョイスはエリザベスとか他の人に比べると頼りなさそうな感じなんですけど、でもやっぱり、見た目の頼りなさそうな感じと、でも本当は芯の強さみたいなところとっていうそのギャップもあったりして、
この登場人物みんな魅力的だなっていう感じですかね。
こういうミステリーの作品なんで、あんまり具体的な話をしてしまうとネタバレになってしまうところもあるので、何話そうかなって感じなんですけど、
結構分厚い、早川の黄色い、ちょっと紙が黄色っぽいミステリーのシリーズで、割と厚さはあるんですけど、最初ちょっと読むの少し時間、入り込むまでに少し時間は僕はかかったんですけど、途中からはもう一気に読んじゃったなっていう感じですね。
なんかイギリス人っぽいなっていうちょっとしたユーモアみたいなのが挟まっていたりとか、非常にイギリスっぽい小説なんじゃないかなっていうのはちょっと思いました。
そうですね、そのぐらいかな。これちょっと続編ぜひ見てみようかなって、読みたいなって思うのと、あとはドラマ化されてるやつも、ぜひちょっと面白そうなので見てみようかなというふうに思ってます。
今日はミステリー作品なのでなかなか中に踏み込めないみたいなところはあるので、ちょっとこんぐらいかなと思うんですけど、非常に面白い本だなというふうに思ったので、気になった方は読んでみるといいんじゃないかしらと思います。
と言いながら、ちょっとだけ言うと、もう少しだけこのおもしろさを少し。
起きた殺人事件が、それ自体はクーパーズタウンのあたりの、この土地を守ろうとする人たちと、どんどんどんどん開発して金を儲けようとする人とのいさかいみたいな、よくあるそういう。
なんで守ろうとしてるかっていうと、そこにはずっと昔からのお墓があって、ここって元修道院があって、そこを掘り返すなんてとんでもないみたいなところと、どんどんどんどん開発して金儲けするんだみたいな、そういういさかいから起きたというふうなような殺人事件なんですけど、
さらに今の話だけじゃなくて、もっと昔の話、20,30年に昔の因縁というか、その当時出てくる人の過去に関わるようなちょっと暗い話、隠していた話みたいなのがいくつか出てきて、
直接殺人事件に関わっているものと、実は関わっていませんでしたものというものがあったりするんですけど、そういうものが出てくるのが、老人ホームっていうと変なんですけど、老人向け施設って出てくる人たちが結構な老年の方々なんで、そういうところを、そういう人生のいろんなことを経験してきた結果、
実は彼らってすごい今楽しそうに暮らしているけど、隠してきたとか、どんどん経験して失ってきたもの、捨ててきたもの、あるいは蓋をしてきたものみたいなものがやっぱりあるっていう、その老年ならではの闇とまでは言わないですけど、暗い部分とか悲しみとか、なんかそういうところにもちょっと関わってくるので、
だからこそこういう単純におじいちゃんおばあちゃんが頑張るみたいな話だけじゃなくて、だからこそこういう老人向け施設っていうところを舞台にしているっていうのが意味があるのかなというふうに思うので、そういう意味で非常によくできた話になるんじゃないかなというふうには思いました。
では今日はリチャード・オスマン作、畑雫さん役の木曜殺人クラブ、綾川ポケットミステリーから出てますけど、こちらの本についてお話ししました。
ありがとうございます。
11:16
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