高齢者施設での経験から気づいた、塩分補給が必要なときとそうでないとき
2026-06-05 03:53

高齢者施設での経験から気づいた、塩分補給が必要なときとそうでないとき

高齢者施設で働いていた頃、甘いものしか受け付けない重い認知症の方に、どうやって塩分を摂ってもらうか悩んでいたことがあります。おかゆに塩を入れても食べてもらえず、介護士さんや看護師さんと悩んでいたとき、調理師さんが「みたらし団子のたれなら」と提案してくれました。その一言が、その方の穏やかな日常を支えることになったんです。


塩分が本当に必要な場面というのは、実はとても特殊なケース。「塩が足りない」という情報に惑わされないためのヒントを、現場での体験談を交えながらお話ししています。


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感想

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管理栄養士のたえです。以前、日本人は塩分を取り過ぎているという話をしました。
私も日頃から減塩することを考えていることは多いです。
でも、管理栄養士の仕事をしてきた中で、逆に塩分を積極的に取ってもらわないといけない場面もありました。
高齢者施設で働いていたとき、重い認知症の方がいて、甘いものしか食べられない状態でした。
甘い栄養剤や甘いおやつ的なものはなんとか食べてもらえるのですが、
おかずは食べられなかったので、結局塩分をほとんど取れていない状態が続いていたのです。
食塩、つまりナトリウムが足りなくなると、血液中のナトリウム濃度が下がります。
これを低ナトリウム結晶と言うのですが、食欲がなくなったり、喉の渇きを感じにくくなったり、
水分を体に保持する力が弱まって脱水につながることもあります。
その方に塩分を取ってもらうために、おかゆに塩を入れてみたのですが、
そうすると全く食べられなくなってしまったのです。
介護士さんとか看護師さんと一緒に悩んでいたときに、
調理師さんが、三鷹団子のタレなら食べてもらえるはずって提案してくれました。
調理師さんに三鷹団子のタレを作ってもらって、おかゆにかけて出してみたら、よく食べてもらいました。
毎食三鷹団子のタレを食べてもらうことで、低ナトリウム結晶にならずに穏やかに過ごしてもらえたのです。
三鷹団子のタレは醤油が入っているので、ちゃんと塩分が取れるんですよね。
甘辛い味がその方にとっては受け入れやすかったんだと思います。
低ナトリウム結晶の予防という面では、僕さんの栄養サポートをさせていただいたときのことも思い出します。
長時間のトレーニングで大量の汗をかきながら、水をたくさん飲まれていたのです。
汗をかいて水だけを補給し続けると、血液中のナトリウム濃度がどんどん薄まってしまいます。
なので、低ナトリウム結晶になるかもしれないと心配になって、スポーツドリンクに変えてもらうようにお願いしました。
でもこれらは特殊な状況の話です。
食事がしっかり取れていて、日々の生活の中で少し汗をかく程度であれば、塩分を積極的に足す必要はありません。
コンビニとか売店で塩飴が売っていて、暑いから食べないといけないんじゃないかって思う方もいるかもしれないんですけれども、
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食事がきちんと取れている場合は必要のないことが多いです。
塩分が本当に必要なのは、炎天下の中での長時間の農作業とか無活動など、服が絞れるほどの大量の汗をかいた場合とか、熱中症の症状が出ている時です。
日本人は塩分を取りすぎていることが多いので、塩分を積極的に取る場面というのは、今日ご紹介したような本当に特殊なケースなんですよね。
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ではまた。
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