ほー、ナンバーワンがごま。
そう。
油といえばやっぱごまでしょ?みたいな。
うんうんうん。
みたいな時代が結構あって、で、この後、えごまにとって変わられて、ごま油は量のナンバーワンから転落していくっていう話なんですよ。
あー、そうなんだ。
はい。なんで今日は転落する話します。
転落劇ね。
はい。で、転落する前の状態だと、ごま油がすごく需要が高くて、で、もちろん前回のように油煮にしたり、からくだ物に使ったり、それ以外にもいろんな料理に使われていたようなので、文献残ってないですけど、
うん。
食用にはなってたんだけど、でも、ごま油のほとんどは明かりに使われたらしいですよ。
明かりにごま油使ったの?
うん。灯明用の油にね。
はぁー。
うん、やっぱね、これ僕勉強しててふと思ったんですけど、人間はね、夜の明かりを求め続けてるね。
そうだね。
ね。
しかも食べれるものを使うっていう感覚が今ないからね、あんまりね。
うん。なんだけどね、当時は逆に油を食べるっていうよりは油を燃やすもんだろうと思ってたと思うんだよね。
うんうんうん。
あれ、明かり用のやつ食べんの?みたいな。
ね。
うん、そっちの感覚もあったかもしれない。人によってはね。
あぁ。なんかでも、ごま油燃やしたらアロマ効果ありそうだけどね。
あぁ、そうだね。いい香りしそうやもんね。
うん。なんか夜につけたらお腹減るみたいな。
うん。やっぱね、あの、本の中でも出てきましたよ。
うん。
え、ごま油の方が香りも味も落ちるものみたいな扱いをしてるんで、
うんうん。
やっぱ香りとかは、ごま油いいよねっていうのはもう当時から言われてたっぽい。
まぁ、そこら中で燃やしてればね、いいの分かっちゃうよね。
そう。で、特に仏前の剣刀って伝わるかな。
剣刀?
剣刀。剣刀の剣は、剣上するの剣ね。根立ての根の字ね。
うんうんうん。
で、刀は、刀明の刀ね。
うんうん。
明かりね。だから、えっと、今でも、お線香を仏壇じゃなくて、ロウソクつけるじゃないですか。
はい。
だし、お寺に行って例えば法事なんかあるときも、大体まず、ロウソクに火灯しますよね。
はい。
あれが剣刀ですよ、要は。
そうなの?
はい。
ふーん。
で、これは仏教に限った話でもなく、日本の神様の世界でもそうだし、世界中の宗教的儀式の中では、割とね、火を使うんですよね。
うんうん。
なんで、やっぱり火って大事で、その燃料となる油っていうのはすごく重要だったらしいですね。
ふーん。
で、どうしてもその剣刀の原料っていうかね、明かりのもとになるものって、
ロウソクのイメージがすごく強いんですけど、
はい。
むちゃくちゃ高価。
高価?
高級で高い、この時代。
そうなんだ。
だってね、日本のロウソク、もちろん中国文化が入ってきて発展したものなんですけど、原料がね、蜜蝋なんですよ。
はいはい、蜜蝋っていうね。
うん。あれ、蜂の巣やな。
蜂の巣なん?あれ。
うん。
え、めちゃくちゃ大変じゃん、取るの?
めちゃくちゃ大変だから、めちゃくちゃ手間かかるし、そもそも量が取れないんですよ。
量が取れないんで、すーげー高価なんですよ。
あー、なんかなんだっけ、職人系の番組でロウソク作るやつ見たことあるけど、
原料は知らなかったけどさ、手でこう厚塗りしていくんだよね。
そう。
厚い、なんか溶かしたやつにさ。
型にはめるんじゃないですもんね、あれね。
うん。
何重にも塗り固めていく感じじゃないですか。
それでね、なんか熱々な溶けたロウを手で一層ずつ塗り固めていくから、
最終的に出来上がったロウソクさ、
めっちゃ高いもんね。
そう。あれです、当時。
はー。
一択。
あれしかないんだ。
うん。
一択。
まあそうだよね。
うん。
だからなかなか使えないし、さすがにお寺であっても、特別な儀式ではロウソクを使えます。
うんうん。
だけど日常のお祈りとかね、念仏とか、そういう時に、毎回毎回使ってらんないですよ。
まあ確かに。
うん。なので、普通に油を燃やすと。
うんうんうん。
灯明台みたいなのね、あるじゃないですか、お皿のところにコヨリがチョローンって出て火つけるみたいなね。
はいはいはい。
時代劇で見たことあるかもしれないですけど。
あるね。
これ、あの、源氏物語とかでも出てくるんですよ。大棚浦とかっつってね。
大棚浦。
うん。って書いてありました。ちょっとメモしてなかったけど。と、源氏物語とかマクロナ草子だと、大トナブラって書いてあるのかな。
大トナ?
うん。あの漢字で書くと、オは丁寧語のゴっていう字ね。
うんうん。
で、トノ。
トノ?
トノ。の油。
あ、大トノ油。
大トノ油。
へー。
これが平安国。
へー。
大棚だと大トナブラとか大トノ油とか大トナブラとかいう表記売れありましたけどね。
あ、そうなんだ。
うん。なんかそんな風に書かれていたので、多分朝廷の中でも本を読んだり文字を書いたり、夕方以降の明かりとして使われただろうし、仏前の見当としても使われた。
うーん。
つまり、明かりとしての需要がむちゃくちゃ高い状態でゴマ油っていうのはこう、没効してたという風に考えるのが自然じゃないかなという風に書いてありましたね。
はいはいはい。
で、それにすごく必要だからゴマの生産量を増やしましょうってなるわけじゃないですか。
うんうん。
だから、さっき言ったように、勅令でもってゴマ作れよーみたいな話にもなるんだと思うんですね。
まあね、必要だからね。
で、そうするとちょっとずつゴマ油の流通量が上がってくるので、油を使った食だったりとか、その搾りを食用化したりだとかっていうのがちょっとずつ出てくるみたいな。
あーまあ、油として。
だから、その、明かりとして使う需要を満たしてくれば、自然的に違う使い方が出てくるみたいな。
そう。みたいよ。だからね、びっくりするのが、明かり優先なんだなと思って。
確かにね。明かり優先なんだね。
うん。これでやっと余裕ができたから食えるぜ!みたいなね。
うん。なんかちょっと違う気がするけどね。
うん。なんかちょっと違う気がするんですけどね。でもまあ、当時はそうだったっぽいです。
まあ、ゴマの立ち位置がそういうことだったってこと?
うん。
かな?まあ、これを考えると、今回日本の話ですけど、今までの中国編もインド編も、あ、なるほど、そうかもしらんっていう気になってきました。
うんうんうん。確かに。
で、日本の、当時のね、日本の油の大消費地といえば、当然ですけど平安京ですよ。
はいはい。
都ね。
平安京ね。
ついで、あと奈良ね。
あー、奈良。
なんでかっていうと、お寺いっぱいあるから。
まあ、確かに。
うん。で、朝廷があって。
うん。
で、文字を書いたり、本を読む人たちがいるわけですね。
うんうん。
うん。あの、空海とか菅原道でも多分夜中に本読んでたんでしょ。
はいはい。
だから、そういうので使われてましたよねっていう感じですよ。
うんうん。
はい。これが前提ね。で、時は859年。
859年。
はい。これ京都にですね、今は利休八幡宮と呼ばれる神社がありますが、これが創建されます。
うん?
利休八幡宮という場所が創建される。
まあ、神社ができましたってことね。
あー、そういうことね。
うん。これあの、いわしみず八幡宮とも言われるんだけど、いろいろとね、これいわしみず八幡宮って言っちゃうと、実は川向こうに同じ名前のやつがあって、行ったり来たりして、どっちがどっちやねんってなるんで、ややこしいんですよ。
おー。
で、気になる方、これあの、wikiにも載ってる程度の情報なので、そっちを読んだらすぐわかります。
ほう。
めんどくさいので、大山崎の八幡宮という風に今回読んでいきましょうね。
はい。
大山崎八幡宮。まあ、正しくは違いますよ。
うん。
はい。で、えー、ここで何が起こったかというと、年号で言うと上巻という年号の間ね、859年から877年だったかな、くらいの時期に、この神社の神官ね、まあ宮司さんというか、そこで仕えてる人が、神様からの信じ、あの、お星召しを受けて、自分で閃いたんじゃないですか。
うん。
で、この神様が、こうやって、新しい圧削技術を発明します!みたいになって。
神様の啓示で技術を開発する?
そう。
ん?
そうらしいよ。
おー。
だから、この、あの、長儀っていうね、長い木って書いて、長儀って書いてあるんですけど、これはね、てこの技術を使った圧削の機械なんですよ。
はいはい。
で、えー、ちなみにこれ、現在の李久八幡宮のホームページを見ると、読み方が長儀ではなくて長木と書いてありましたけど。
うんうん。
一つは長儀っていう表現が多かったんですかね。
おー。
うん。で、この長儀の発明っていうのは、神官が思いついたんじゃないと。
はあ。
神様が発明して教えてくださったと。
はあ。神頼みしたら、本当に教えてくれたんだ。
うん。かな?わかんねーけど。
っていうことだよね。
うん。っていう風に伝承されてます。
はいはいはい。
でね、何が大事かっていうと、その、前回ちょっと言ったのかな。ごまがたくさんできるようになったとは言っても、
うん。
ごまの含有量が仮に50%しても10%ぐらいしかこう取り出せてないよねっていうのが、ちょっとね、絞る技術が上がったんで、同じ量、ごまの量から絞り出せるごま油の量が増えるっていうことですよね。
うんうんうん。
これはいいというので、このスキーモを作っちゃうんです。
スキーモ?
うん。もうその仕組みをね、八幡宮の中で作って、ごまとかの原料を仕入れてきて、効率よく絞って油にしていくっていう。
うん。
ちょっとした向上化していくわけですよね。
あーはいはいはい。スキームね。はいはい。
そういうスキームを作り出して、で、これがすごく良かったので、八幡宮の中で消費する油だけではなくて、出荷し始めるんですよ。
出荷?
うん。だってさ、京都だよ。
うん。
京都中お寺だらけなわけですよ、当時も。
はいはい。
みんな欲しいわけ。
まあ、必要だからね。
うん。なんなら朝廷も欲しいわけ。
うん。
くれってなるじゃん。
うん。
じゃあ、この八幡宮からガンガン出荷すると。
ほう。
いう状態になるんですよね。
ほうほう。
うん。で、圧削技術ができたので、じゃあってことで、ごまの栽培とか、エゴマの栽培を始めるんですね。
うんうんうん。
で、主にエゴマ。
あ、主にエゴマなの?
うん。エゴマの方が楽っぽい。
そういうこと?
うん。多分育てるのがだと思うけど。
あー。
うん。なぜかわかんないけど、エゴマの栽培を始めるんですよね。
ほうほう。
もう完全に自分のところで1から10までできるじゃないですか。
うん。
これでエゴマ油をバンバン作っていくんですよ。
うんうん。
じゃあ、この作業誰がしますかっていうと、もちろん神官がやるわけもなくて、頼宇土とか神人がやるわけですね。
ほう。
頼宇土、神人ってよくわかんないでしょ。
うん。
頼宇土っていうのは、まあ、語弊あるけど、その硝煙で働いてる人くらいのもって。
はいはい。
雑務やったりとかする人ですね。
うん。
で、神人っていうのは、その神社に関わる雑務をやる人たち。
ほう。
がいるわけですよ。
はいはいはい。
これはあの、なんだっけな、えっと、日本史の回でも出てきたかな、ちらっと。北の天満宮の神人、孔子座の話をしたと思うんだけど。
うん。
やっぱりこれも神様、神社に仕える、雑務をやる人たちの話でしたね。
ああ、はいはいはい。
で、この人たちが神社のために働くわけですね。
うんうん。
声優業としてね。
ああ、声優ね。
はい。
うん。
で、力を持つのは神社そのものではなくて。
この神人たちとその末裔がむちゃくちゃ権力を持つんですよ。
え、あ、神社ではないの?
そう。まあね、権力を持つっていうか、権力をうまいこと使って、自分たちが富を積み上げていくみたいな感じかな。
へえ。
で、後々、まあ平安後期から鎌倉初期ぐらいにかけて座を形成します。
座ね。
うん。落一落座で聞いたことあるよね。
うんうん。
あの座、いわゆる同業者集団だよね。
はいはい。
で、座を形成して、もう油つったらうちらのもんだから、独占商売だから、お前ら勝手にやんなよみたいなふうになっていくわけですね。
ああ、そういうことになっていくの?
そうなんですよ。
へえ。
で、なぜこんなことができるかっていうと、まあ座の形成には必ず権力が必要であって。
うんうん。
で、それはあの、時の政府ですよね。
うん。
権力を担保してくれる人っていうのは。
はい。
だから、お金なり、まあ当時は最初の頃は油をね、朝廷に献納します、プレゼントします。
うんうん。
で、座を渡します。そうすると、座を認めてくれます。
はい。
で、座というのは、独占権とか特権を与えられるので、独占してますからね。
うんうん。
他の人たちに、勝手にごまを、あ、ごま油作っちゃダメだよ、え、ごま油作っちゃダメだよ、みたいなこう圧力を、自分たちがやるのではなくて、政府がやってくれるという状況を作るんですね。
はあ、政府がやるんだね。
はい。でね、これちょっとね、なんで、なんじゃこれっていうのはね、毎回毎回いろんなところの座の組織を見ていくと、あちこちであるんですよ、これ。
あ、そうなの。
塩とか麹とかね。
はあ。
いろんな座があるんで。
え、麹もあるんだ。
あ、あるある。麹座っていうのが。
へえ。
あるし、塩もあったし、あと布とかね、繊維とかね。
うんうんうん。
大体なんでも、こう、同業者集団を作って、それも全国に1個じゃなくて、この地域で1個とかなんですけど、で、油座っていうのが形成されていって、この大山崎油座っていうのがめちゃくちゃでかくなるんだけど、もちろん、他の国にもあるわけですよ。
うん。
駿河には駿河の油座っていうのがやっぱりあって、どこだったかな。駿河の今塾かな、なんかに油座があったんですけど、そういうのちゃんとあるはあるんですけど、その大本締めというか、一番強いのがこの大山崎油座になっていくわけですね。
はあ。
そう。じゃあ先に、どんな特権を与えられていったのかお話しましょうかね。
はい。
この大山崎油座は、まず1つに持っていた特権が、
はい。
仕入れ。
仕入れ。
うん。もうね、原材料必要じゃないですか。
うん。
でもね、自分とこの荘園だけでは、エゴマもゴマも椿も全然まかないわけですよ。
うん。
需要が大きすぎて。
うん。
で、商売としてもどんどん原料があって、どんどん作った方がいいわけじゃないですか。
はい。
ということで、朝廷の権力、もしくは鎌倉幕府の権力を使ってですね、このエリアの原材料を買えるのは、最優先は大山崎の油だよっていうことにしたわけですね。
ほう。
これ守らんかったらどうなるか。これは朝廷権力ないしは幕府の権力で、その地域の人たちが大変な目に遭うんですよ。
そこまで?
うん。武力とかで。
へえ。
政治力や武力で。だから、この大山崎の油座の人たちはですね、陸路だったらば数十打の大将を組んで買い付けに行きます。
ほう。
だから馬が数十頭ね。
あ、そういうこと?
うん。大将っていうのはキャラバンね。
はいはいはい。
あれで、どろどろ行って、で、何十穀っていうエゴマを買ってくるわけですよ。
ほう。すごい量だね。
そう。で、海だったら船。
うん。
ゴマ船っていう船ね。
ゴマ船?
すごい名前だよね。
まんまだね。
うん。ゴマの船でゴマ船ね。
うん。
これで、例えば兵庫県に行きました。
ほうほう。
っていう、そこら辺にあるエゴマとかゴマを根こそぎ買い付ける。
へえ。そんな広範囲になってくの?
えっとね、一番遠くは…。
どこだろう。巣尾まで行ってないけど、その手前だから岡山とかまで普通に行ってるし。
ほう。
えっと尾張の国だから今の名古屋辺りとかも行ってますし。
だいぶ遠距離まで行くんだね。
陸路だったら今の岐阜の辺りとかもね。
はあ。
で、これだけのエリアのうちが、もちろん紀伊半島は全てね。
うんうんうん。
えっと紀伊半島で唯一例外なのが、摂津と大和。
摂津と大和?
うん。大和って今の奈良県ですね。
おー。
で、摂津っていうのは、まあ今、摂津泉の国だから大阪の中部南部かな。
うんうんうん。
この辺りは、一応大山崎油座の勢力範囲内なんだけど、抵抗勢力があって、完全独占で仕切れてない。
あ、そういうことだね。
うん。なんでかっていうと、そこには住吉大社があり、で、東大寺がありみたいな。
はあ、はいはいはい。
で、興福寺があり。で、興福寺なんかほら、藤原家のパワーゴリゴリの場所ですよ。
春日大社。
あー、春日大社はね。
これ、あの、鎌倉時代から室町ぐらいの間って、興福寺の荘園イコール丸ごと奈良県ぐらいのデカさになるんで、ちょっとね、ここは入り込めない。
まあ、そうね。権力が強すぎる。
さすがに。これもう、平安の終わり頃からずっとそれなんで、なかなか入りきれないけど、それ以外のエリアはもう、最優先は大山崎の油座だねっていうことになるんですよ。
はいはいはい。
で、この地方にある油作ってる商品たちは作れないわけですよ。
うん。
原料がないから。
うん。
独占禁止法違反です。
まあ、独占禁止法違反は完全にしてるよね。
してますね。独占させるための組織ですかね、座っていうのは。
はいはいはい。
で、これを大山崎に持ってって、そこで加工して、京都に送ったりとか、それ以外のエリアに販売する。
うんうん。
こういう仕組みですね。
はあ。
これ、移動するじゃないですか。
ね。
買い付けに行くのに、あちこち移動しなきゃいけないし、売るのにも持っていくっていう移動が発生しますよね。
はい、たしかにね。
そうすると、人件費とかはね、まあ当時は燃料費はあんまりないですけど、馬の餌とかね、人間の餌じゃねえや、食べ物とかね。
まあ、食べ物とか食料とかね。
給料とかね。お金かかりますけど、それ以外にお金がかかるんですよね。
ほう。
うん。これはね、津漁っていって、港の使用料です。
はいはいはい。
あちこちの港行ったら、そこで税金のように港の使用料を納めなさい。
うんうん。
まあ関所もたくさんあるので、いちいち大変じゃないですか。
うん。
なので、この大山崎油座の商人たちは、津漁の免除。
免除?
免除。無料で港使っていいよっていうのを権力から与えられる。
すごいね。
しかも、関所はフリーパス。
フリーパス?
うん。もちろんね、手形かなんか渡されるんでしょうけど、自由通行権なるものを与えられます。
へえ。
すごいよね。
なんでそんなに権力多いの?っていうか高いの?
これはね、じゃあまとめた後で話します。
これをなぜ時の権力が油座に与えたのかって話ですよね。
はい。
うん。それちょっとこの後もう一回話しますね。
はい。
もうちょっとこの特権の話をすると、今仕入れ特権と免税特権の話をしたんですけど、とにかくあちこち移動するじゃないですか。
まず、そもそもなんですけど、この八幡宮。ね。離宮八幡宮。
うん。
この八幡宮そのものが、パワーがあるんですよ。
あー、そうなんだ。
これは宗教牽引的なパワーですね。
へー。
これ、八幡宮っていうのは、もともと、えっと、今の九州大分にある、
八幡宮がベースになってるんですけど、
うん。
えっとね、859年、これは、当時の天皇である清和天皇が信託を受けて、
要は神様のお告げを受けて、大分の宇佐八幡宮から八幡親を京都にお連れして、
で、京都、王都の守護神になってもらうといいよってことを言われるんです。神様から。
神様から言われるんだ。
お告げを受けましたと。
はい。
いうことになってます。とりあえず。
うんうん。
で、宇佐八幡様を連れてくるかっていうと、宇佐八幡の主な主祭っていうんですけど、主に祀られてる神様っていうのが八幡親ね。
うんうん。
それから、その補佐をする三人の女神がいて、あと神后皇后か、この三親が祀られてます。
うん。
で、この八幡親っていうのは、イコール十五代天皇、黄巡天皇のことなんですよ。
おお、黄巡天皇。
神后皇后の息子ね。
はいはいはいはい。
この黄巡天皇がイコール神様なんです。
うんうんうん。
じゃあ、この十五代黄巡天皇って何かっていうと、この人の息子が仁徳天皇なんです。
おお、仁徳天皇。
聞いたことあるでしょ?
名前は聞いたことある。
古墳の仁徳天皇陵ってあるじゃん。
うんうんうん。
あの仁徳天皇のお父さんが黄巡天皇なんですね。
へえ。
で、仁徳天皇が第十六代になって、その兄弟とか息子とかが十七代目、十八代目、十九代目ってこう行くわけじゃないですか。
はいはい。
確かに二十代目くらい、ちょっと覚えてないですけど、二十代目くらいのところで、男系が絶えちゃうんですよ。
ほう。
そしたら、このままだと皇族が続かないので、仁徳天皇の代まで遡りまして、その弟の血筋の人たちが、その次をこう受け継いで二十二代、二十三代っていうふうに行くんですよ。
へえ。
これが仁徳天皇の弟の家系の末裔が、現代の皇党の。
現代の皇党の流れになるんですね。
へえ。
ということはですね、この黄仁天皇を分岐点にして、天皇の血筋が二つに分かれてるんですよ。
はいはい。
ということはですね、偉大なる仁徳系家系と現皇の皇党、どっちも素晴らしいものじゃないですか。
うんうん。
それの共通の祖先っていうのは、黄仁天皇だよねっていうことで神様なんです。
ああ、そうなんだ。
だから、すげえ大事な人物なんですよ。
だし、朝廷にとって最も大事な神様なんですよ。
うんうん。
朝廷にとって最も大事な神様の一つ。
はいはい。
なわけですね。
はいはい。
で、なおかつ、これ武神なんです。武運の神様。
へえ、武神なんだ。
うん。なんなら弓矢八幡とか言われるぐらい。
へえ。
武神なんですね。
うんうん。
だから、後の鎌倉幕府にとっても室町幕府にとってもみんな武家じゃないですか。
うんうん。
武家にとって武神っていうのはめちゃくちゃ大事な神様なわけですよ。
うん。
まず、その時点で逆らえない。
ああ、まあそうか。武神が多いからね。
そう。
だからあの、人人云々じゃなくて、まずその八幡宮はすげえ大事だよねって話ね。
うん。
で、しかもこの八幡宮を作ろうって言い出しっぺになった天皇が清和天皇じゃないですか。
ほう。
これね、日本史詳しい人だったらすぐピンとくると思うんですけど、清和源氏っていう言葉聞いたことあります?
清和源氏?
はい。
いや、わかんないね。
源平合戦の源氏と平氏って言いますよね。
はいはいはい。
あの人たちのルーツを遡っていくと、
みんな皇族に繋がっていくんですね。
ああ、そうなんだ。
うん。天皇の子供たちの中でも、例えば母親の身分が低いとか、
うん。
あとは天皇、皇族系として働かずに、親戚降下って言って、皇族から外れて、一般民にはならないんですけどね。
あの、家臣、臣下の家系になっていくんですよ。
はいはいはい。
その時に与えられた名字が平のなんちゃらとか、源のなんちゃら、源アソンとかって言い方しますけど。
ほう。
これが源氏と平家のルーツになっていくんです。
ああ、そうなんだ。
で、後の時代、もうずっと後ですね。鎌倉時代、室町時代になってくると、
うん。
武士の統領はイコール、清和源氏っていう風に、だんだん固まっていくんですよ。
うん。
これは、この清和天皇の血筋から親戚降下した源氏。
うん。
だから、清和天皇っていうのは、室町幕府を開いた足下、
うん。
を開いた足下家からすると、偉大なる祖先なんですね。
うんうんうん。
自分たちの大元になってる清和源氏のそのお父さんが清和天皇なんで。
ああ、はいはいはい。
で、その人が武臣を連れてきて作ったっていうのが、この離宮八幡なんですよ。
ああ、なんか複雑そうに見るけど、割と祖先辿ったら大元だったって話。
そういうことなんです。
はい。
なるほど。
なかなかちょっとややこしく聞こえるけど、まあそういう話です。
うん。
まあ一個、どっちから見ても、朝廷から見ても、武士の方から見ても、どっちから見てもこの八幡宮って超大事だよねって話。
うんうんうん。
で、しかも平安京の北東か、鬼門ね。
うん。
鬼門の方角には比叡山があるわけです。
はいはいはい。
延暦寺がね。
で、裏鬼門っていうね、ものがあるんですね。
へえ。
うん。これ陰陽道的な話だと思うんですけど、よくわかんない、詳しいことはね。
鬼門があったらその反対側も危ないよねっていう間の入り口になるわけですね。
うんうん。
ちょうどこの裏鬼門にあるのが、この離宮八幡宮なんですね。
はあ、そうなんだ。
はい。だからこれは宗教権威的にもすごく重要なポジションにあります。
うんうん。
で、なおかつこの大山崎という場所は、あのね、西側の玄関口なんですね。
へえ。
4本の川の合流地点。
うん。
で、山と山の間。
はい。
だから西側から人がやってくる、軍がやってくる、物流があるって言ったら大体この山崎の津に来るんです。
へえ、そうなんだ。
だから平安京の外溝、外の港って書いて外溝ね。が山崎の津なんですね。
はあ。
で、そこに作られたのがこの離宮八幡。
はいはいはい。
で、このパワーがさらに増大していくのがね、この朝廷にとっても武家にとってもすごく重要なところに来て、黙ってそれにあぐらかいてるだけなんですね。
あぐらかいてるだけじゃないんですよ。
うん。
このパワーを使って、結構強引な実力行使出る。
え?
そう。大山崎のこの神人たちがね。
そうなの?
神官じゃないよ。この神人の方が座を形成して、結構ゴリゴリのね、力技に出るんですよ。
はあ、そうなんだ。
だから、お金渡してね、油渡して、こういう特権くださいよって言って、うんって言ってくれりゃいいけど。
うんうんうん。
そうとばかりもいかないわけじゃないですか。
うんうん。
いや、やりすぎだろみたいなのやっぱあるわけですよ。朝廷にしても幕府にしても。
うんうんうん。
そしたら何をするか。神人が勝手に八幡宮の御神輿を担ぎ出しましてですね。
ほう。
はい。で、平安時代だったら、御所まで行きます。
御所まで行く?
うん。代理ね。だから外側の役所じゃなくて、天皇が負わす殿上、殿中に行くわけですよ、直接。
はいはい。
で、そこで、えーいって御神輿を担いで訴えるんですよ。
へへへ。もう、ね、どういうことストライキみたいなの?
あーもう、それのひでえやつ。
ひでえやつ?
だって、今でもこう、会議事堂前で座り込みとかあるじゃないですか。
うーん。
中入ってっちゃうぐらいの勢いのやつね。
だめだね。
だめなやつです。
しかも神様でしょ。
うん。で、そんなこと通用するわけないじゃないですか。今だったらもう警察が出てきて、自衛隊が出てきてってなりますよね。
うんうん。
神様を摘んでんだもん。
うーん。
自分の祖先の。
はいはい。
大事な神様を連れてるから。
はいはい。
神様を攻撃するわけにはいかないんですよ。
まあ、それはね。
さすがに。で、神輿を担いでる人を倒すこともできないわけですよ。
うん。
そしたら、倒したら神輿怒っちゃうじゃないですか。
まあまあ、それはまずいね。
で、祟りがどうのこうのっていうことが普通に行われた時代ですからね、まだね。
うんうん。
だから、何もできないからもう、なんかこう、うまく制したりとかするぐらいしかできないんですよ。
うんうん。
でも、強引に入ってくんですね。
うん。
で、ゴーソって言ってね、あの、力技で訴えるって書いて、強いソと書いてゴーソって読むんですけど。
うん。
やります。で、何とかしよう、分かった話は聞くって言ってくれれば、じゃあ頼みますよって帰るんですけど。
うんうん。
何事できるか、帰れ!みたいなこと言うと、そうですか、分かりました。帰らせていただきます。ではって言って、お神輿を御所に置いて帰るんだよね。
置いて帰る?
置いて帰っちゃう。
そんなこといいの?
いや、もう迷惑、甚だしいよね。
ほー、もう迷惑も迷惑だけど、え、ここに置いていかれたもんで。
なりますよね。じゃあ誰担ぐのってなって、じゃあ貴族が直接担ぐわけもないし、じゃあ貴族に仕えている身分の低い人たちに担がせるわけにもいかないじゃないですか。
うんうん。
人人でもないし、神社の人でもないのに、勝手に神様を触れるわけにいかないじゃないですか。
まあね。
こうなっちゃうんですよ。
うん。
でも、話聞いてくれるまで1ヶ月でも2ヶ月でもほっときますよ。
ああ、どうぞ。
どうぞ、どうぞ、あの、これ、天皇陛下のご先祖様ですから、こちら、どうぞって置いてこいですよね。しょうがねえから、わかったよ、ちょっとわかったから取りに来てくれよ、話聞くからよ。
まあ、そうなるよね。
なりますよね。
すげえ立ち止まるや、あれだね、なんか。
これ、鎌倉幕府の時代も一緒ですよ。
え?
徳原短大っていうね。
うん。
まあ、本当は違うけど、あの、京都にある幕府の支店みたいな、支所みたいな、警察庁みたいなとこあるんですよ。
うん。
そこでやっぱり同じことやる。
やるんだ。
うん。
置いてっちゃう。
ん?
置いてっちゃう。
置いてっちゃうの?
そしたら、その実務機能止まっちゃう、全部。
止まるでしょ。
うん。それがやだからっていう、しょうがねえなって言って、ちょっとずつ小出しに、こう、権力を、わかった、認めるよ、みたいな。
ああ、そういうね。
ねえ、もっとひどいのは、あれですよね、えっと、勅使がやってくる、要は天皇の使いがやってくるような、年に一度の、あの、祭儀があるんですよ。あの、儀式がね、八幡宮の中で。
うん。
これ、ボイコットするときあるんだよね。
ボイコットする?
うん。
だからね、その、お祭りをやるにしても、神官一人じゃどうにもならんわけですよ。
はい。
ありとあらゆる準備が必要で、当日もいろんなことやらなきゃいけないわけですよ。
うん。
この神人が、全員揃って、やんねえよ。話し切ってくるまで、やんねっすよ。
へえ、神に仕えてるはずなのに、すげえ立ち悪いじゃん。
そうなんですよ。で、この、この式典、これはね、仏教的儀式らしいんですけど、神社なのになんで仏教かっていうと、これ、あの、中に神宮寺があるからね。
はいはいはい。
あるからなんだけど、それをやらないことには、朝廷的にも困るんです。
おー。
すごく重要。なんなら天皇の勅使っていう、直接命令を与えられた人が、その場に行って儀式に参加するようなやつだから、すげえ重要なやつなのね。
うんうん。
で、これがもし滞るとしたら、鎌倉幕府の時代になっても、これがね、まずいわけですよ。
うん。
なんなら、幕府の権威を担保してくれてるのは朝廷なんです。
義房の家で育ってる?
そう。あのね。
孫くらいの感覚に近いのかな。
はあ。
自分の妹の子供の子供ぐらいなんで。
ほうほうほう。
で、自分が摂政になるぐらいパワーあるじゃないですか。
うんうん。
だから幼少期、幼少期だってもう9歳以前ね、天皇になる前に普通に3歳、4歳、5歳は義房の家で育ってる。
へえ。
で、考えると、普通に考えて、この八幡宮の勘定は義房でしょ、言ったの。
うんうんうん。
で、一応これは清和天皇。
うんうんうん。
これは清和天皇が子供なので、権威を持たせるためにとか、そういう意味合いがあるんじゃないかっていうふうには本には書いてあるんですけど、ここから僕の勘繰りが始まりますね。
ほう。勘繰り?
なんで山崎やねんってね。なんで油に目をつけた。
はいはい。
そんなに思いつきで圧削技術って思いつくもんかね。もともとやってたならまだしも。
まあ、それまで圧削技術ってないもんね、ほとんどね。
あったのかもしれないけど、ちょっと謎すぎるよね。
うんうん。
っていう感じだったので、これは僕の妄想ですけど、この藤原家のライバルに大友家っていうのがいるんですね。
うんうん。
この人たちが摂津の出なんですよ。
摂津の出?
うん。摂津住吉に領地を持ってる人たちなんですよ。
うんうん。
摂津住吉といえば、はしばみの油をこう絞って、なりわいにしてた人たちが近所に、その荘園の中にいるっていうような関係ですよね。
うんうん。
で、それなりに住吉大社からの庇護を受けていて、利益が6%。
うんうん。
利益が潤っていると。これをベースにした大友家という名門があります。
うんうん。
ライバルがね。油っていいねっていうのを普通に気づいた可能性ありますよね。
まあまあ。
うん。じゃあ、吉房からするとお父さんもおじいちゃんもずっと藤原家で名門なので、海外とのやりとりってあった可能性ありますよね。
うん、まあ確かにね。
なんなら仏教と中国からあった検討士とかね、やってますから。おじいちゃんも非おじいちゃんも。
うんうん。
そう考えると、大陸伝来の圧削技術を藤原家が持っていた可能性も考えられる。
うんうんうん。
とすると、これはワンチャン吉房の謀略とは言わないけど、計画なのではみたいな。
ああ、そうね。まあ普通に商売しようというか、なんていうんだろうね。油が来るっていう感覚があったのかね。
可能性もゼロじゃないかなって。
うん。
かなめになる場所を山崎という交通の要所、陸路と水運の要所に据える、みたいなことを、もし吉房さんが考えていたんだとしたらマジで天才。
ああ、そうだ。要所なんだね。
うん。
まあ陸と海と両方便利のいい場所だった。
そうなんです。
ああ、でそこに油の技術を下ろしたと。
可能性もあるかなっていう僕は妄想してるんですけど、多分それは結果論から見るからそう見えるだけで。
うん。
たまたまそういった要素が重なったからっていう方が、まあ一般的な見解でしょうね。
うーん。確かにね。まあまあ分かんないよね。
ちなみに大山崎の油沢はさらに暴走するというか、権力を増します。
ほう。
うん。室町幕府、二代将軍、足利義明。この人の側室に、紀之義子っていう人がいるんですけど。
うん。
この紀之義子さん、実家がですね、大山崎八幡宮なんですよ。
ええ、そこに。え、そこから来ちゃうの?
まあ、当時の全国だとそんな広くはないですけど、全国のパワーだったものが、一つの国ごとのパワーにこう絞られていく、だんだんね。
うんうんうん。
それに乗じて、他の地域でどんどんどんどん没効して、大和の国の東大寺がめっちゃ強くなったり、興福寺が強くなったりとか、
駿河でこんなのが出てきた、佐渚の国でああいうのが出てきた、みたいなふうになって、だんだんとその権力集中っていうのは分散されていくっていう、そんな流れですかね。
うーん。
結局、なんか権力が集中させた?
うん。
集中させたのは、経済政策としてなんかコマとして使おうと思ったから?
可能性はあるんじゃないかなというふうに僕は見てますね。
うーん。
結果よく分からないのか。
うん。
まああの、明言しづらいって感じじゃないですか。
うんうん。
うん。
でも、僕はもう素人の、ただの好きで学んでるだけの人間なんで言っちゃいますけどね。
そうだと僕は思ってます。
うまいこと、お互いに利用し合った、みたいな。
うんうんうん。
初めは油座の方がうまいこと使ったんだけど、そのうちにもっと賢い人が出てきて、油座をうまく利用するやつも出てきた、みたいな感じだよね。
うんうんうん。
まあ、確かにね。
で、これ油がね、これだけ買ったら、
うんうんうん。
価値が高まってくるときに、今回ほとんどエゴマ油が中心の話になっちゃったんですけど、
うん。
大事なのは、ごま油単体だと、なかなか油というものが流通に乗らないわけですよね。
うんうんうん。
量の限界があるので。安価な商品が出てきて、これが市場に広まった。ということで、エゴマ油がすごく認知度が上がるんですよ。
はいはい。
庶民は使えなかったかもしれない。ちょっとしか使えなかったかもしれない。けど、エゴマ油の存在が知ることができて、見ることができて、
ちょっと頑張れば使える状態になる。これの高級品がエゴマ油なんだっていうふうにして、知ることができますよね。
はいはいはい。
もし仮にエゴマ油を見たことがなくても。
うんうん。
エゴマ油ってどんなものなんだろう。すごいらしいよ。ぐらいの噂は伝わるわけですよ。
うんうんうん。
ここで、エゴマ油そのものが、量の面ではナンバーワンから転落をするんですけど、高級品、贅沢品、ブランドとしてのナンバーワンの座は逆に上がってくる。
うんうん。
そういう意味ではね、油座っていうのはすごく重要なポジションに入ります。
はあ、そうだね。
これ日本の話だけど、他の国でも可能性、座がなかったとしても、似たような構造はあったのかもわかんないですね。
うんうん。なんでエゴマ油をあげたんだろうね、そんなにね。
ん?
油の地位をね、あげたかったんだろうねっていう。
結果?
結果だと思いますよ。
うん。
ニーズがすごく高すぎて、砂糖と一緒です。
売れるから。欲しがる人が多いから、結果そこに人気が集まって、人気が集まるとパワーが上がっていくみたいな。
うんうんうん。
まあエゴマも周りの人が使いたいから、こう作り始めた感あるのかな。普通のゴマ油よりは簡単ってことだもんね。
そうですね。
多分ね。
まあ、困ったことに権力を持ったのが、新刊ではなくて辞任の方に行ったっていうのもね、これまた面白い話だなと思いますがね。
ね。それグレイさんからね。
うん。
辞任は確かに辞任とも読みますが、辞任の方がメジャーかも。
そう。そうなんですよ。僕もそこは認識しておりまして、一応。
あ、そうなんですか。
辞任の方がメジャーだなと思いつつ、ラジオなので音の響きを優先して辞任にしました。すみません。ややこしくて。
まあ確かにね、音源の場合はね、辞任っていうとちょっと文字のイメージつくぐらいはね。
音が潰れやすいのもあるかなと思って、ちょっと珍しい配慮をしてみました。
すみません。
書物にありそうなやつだね。
あ、そうですね。はい。まあ今日はこんな話で、ごま油中心の話でありました。で、まあ次回以降で少しその、ごま油から身の方に行ったり料理の方にとか、薬効が認められていくみたいな話をしようかと思ってるんですけど。
はい。
ちょっと一回ね、タクに聞いてみたいんだけど。
うん。
このキーワードを聞いて思い浮かぶ人物を言ってください。
うん。
このキーワードを聞いて思い浮かぶ人物を言ってほしいんですよ。
人物ね。
うん。
油、戦国武将山崎。
はあ?
あれ?誰も思いつかないですか?
どういうこと?
油、いやもうね、油売りから武将にのし上がった人物として有名な人と言えば、はい、その通りです。斉藤堂さんですね。
はい。
斉藤堂さん。
はい。
あれは聞いたことあるな。
ありますか?
うん。
山崎といえば、戦国武将で知られるというと、山崎の戦い。明智光秀vs羽柴秀吉。
うん。
本の字の辺の後に三日天下となって明智光秀が敗れた戦い。これが山崎で行われてますね。
へえ。
はい。そして、明智光秀と秀吉の主君であった織田信長といえば楽一楽座ですよね。
はいはい。
僕らが教科書で一番よく見る名前というのは信長ですよね。
うんうん。
この話もね、ちょっとおもろいんですよ。全部山崎と、大山崎と脂座が絡んでくるんで。
はあ、そうなんだ。
うん。それで、五万全然関係ないんだけど、脂座絡みで歴史がこんな風にグリッと曲がっていくんだっていうのがね、めっちゃおもろいんですよ。
へえ。
ということで、それは限定公開にしましょう。
はい。
はい。
8割ぐらいわからんかったけどね。
はあ、ぐらいだった。うん。
じゃあちょっと、戦国時代のメジャーどころの裏話的な話を限定で公開しようかなという風に今妄想してます。
はい。
はい。
ということで、今回はこの辺で終わりたいと思います。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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