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こんばんは、みずのです。
おはようございます、あさかわです。
スーパーナチュラルハイテンションズ第27回。
やってまいりました。
ちょっと今日は、僕が最近読んだ本の話をしたいなと思います。
主人公の背景と決意
韓国の小説で、TUBEっていう小説がありました。
これ、韓国の孫音平さんという方が書かれた、2024年くらいかな?の小説なんですけど、
これ最近読んですごく面白かったので、紹介したいなと思います。
なんか韓国の本とかってね、僕全然馴染みないんだけど、この方は日本でも馴染みはあるんだよね?
そうですね、本好きな人はだいたい知っているかもしれないです。
本屋大賞の翻訳小説部門を取られているので、
アーモンドっていう、これ2020年の作品なんですけど、
これが結構有名で、ベストセーラーってわけじゃないですけど、結構その当時話題になった本。
アーモンドは感情に乏しい少年が主人公で、
その少年が自分の家族が亡くなる交通事故に遭遇するんですけど、
感情が乏しいので、特に何も思えなかった。
そういった少年がある、逆に全身で感情を表現するタイプの同世代ぐらいの男の子と出会って、
取り戻していくみたいな感情の話なんですけど、この小説はすごい有名ですね。
その孫雲平さんの最新作がチューブっていう。
これどういう話かというと、これも小説なんですけど、
ある一人の中年男性が主人公なんです。
その人が変わって自殺しようとしているところから始まるんですけど、
なんで自殺しようとしているかというと、
その人はもう事業に失敗して、家族も自分のせいでめちゃくちゃにしちゃって、
自分の人生に嫌気がさせちゃった男の人なんです。
その人が真冬の川に身投げして自殺しようとしてるんですけど、
寒すぎて自殺を断念するんです。
そのまま家に帰るんですけど、家の中にはちょうどコロナ禍の直後が舞台、時代設定の舞台なので、
変化する主人公の姿
その時にマスクを大量に仕入れて売ろうとしてたんです、その主人公が。
ただその事業が失敗に終わったという話なんですよね。
家に帰って、ともあれ失業してお金もないし身寄りもないけど、
なんとかして生きていかないといけないので、
とりあえず配達の仕事を始めるんですよ、食べ物。
今でいうUber Eatsみたいな。
仕事をして日銭を稼いでるんですけど、
ある日部屋の中から昔の写真が出てくるんですよ。
その写真の中に写ってたのは、自分の別れる前の家族なんですよ。
自分の奥さんと、まだその時小さかった自分の娘と、もっと若かった頃の自分がその写真の中に写ってて、
その写真の中の自分はすごい若々しくて、おそらくその時は事業もうまくいっていて、
健康的で美しい男がいたんですけど、
今の自分を見てみると、全くその頃とはかけ離れていて、
背筋も曲がっていて、仕事もなくて、お金もなくて、
家族にも見放されて、白髪も混じってて、
全然同じ自分のはずなのに、この変わりはなんだっていうことを主人公が思って、
どうにかしてこの輝かしかった瞬間の自分に立ち戻る方法はないのかって考えるんですよ。
その結果、ちょっとここから面白いのが、
姿勢を変えるっていうことを始めるんですよ。毎日。
そのことだけを考えて生きるみたいな生活を始めるんですよ。
毎日、日に3回姿勢を伸ばして、何分間か保つみたいな。
その様子を自分で写真撮って、それを壁際にどんどん貼っていくんですよ。経過観察に。
そしたら実際に姿勢が良くなっていくみたいな。
そんなちょっとしたきっかけから、自分を少しずつ変えていく男の人の話なんですね。
このチューブっていうタイトルの意味としては浮き輪っていう意味なんですけど、
タイトルの意味としては、覆れるものは藁を掴むっていうことがあるじゃないですか。
その藁っていうのが、主人公の人がどん底に1回落ちて、
そこから立ち上がるために、とりあえず何でもいいから今この瞬間から始められることをやっていこうってやり始めることなんです。
藁をどんどん掴んでいったら、それがいつしか繋がって自分を浮かび上がらせてくれる浮き輪になるみたいな意味が込められているらしいんですけど、
タイトルもすごい良いですよね。
それは結局身近にある小さなことから自分を見直すということで、ハッピーエンドなものになるの?
僕結構いろんな小説読んできてるんですけど、割と珍しい展開の小説で、途中までハッピーエンドなんですよ。
主人公が姿勢を矯正するというところから始めて、そこから昔仕事で関わりがあった、自分の元部下だった人と出会って、その部下がYouTubeを始めるんです。
そのYouTubeで自分、主人公が人気になるんですよ。
その主人公が住んでいるアパートで、一緒に元部下の人もYouTubeを作ってるんですけど、
主人公が壁に飾ってた姿勢をどんどん正していく経過の写真がYouTubeのライブで話題になって、これは誰だっていう視聴者の注意を引いて、
ちょっとずつ人気になるんですけど、そこから事業アイデアを主人公が思いついて、また実行していくみたいな。
そこまではサクセスストーリーみたいな感じだけど、それでは終わらない?
では終わらないですよ。途中はハッピーエンドなんですけど、途中でもう一回どん底に落ちるんですよ、その主人公は。
でもそこから何の希望もないバッドエンドになるかというと、別にそうでもないし、ただめちゃくちゃハッピーエンドではないんですけど、
新たな発見と成長
もっと別のベクトルに行ってしまうような、少し悟りに近い展開になっていくのが面白いですね。
その主人公が思いつく事業アイデアも、それまで主人公って何が儲かるかでしか気にしない。
とりあえず自分が社会の中で地位を上げるために儲かるアイデアを思いついては、周りをいたずらに巻き込んで実行して失敗してしまう。
風呂敷を大きく広げるんだけど結局畳めないタイプの人で、
自分の家族、例えば妻とかお母さんとの会話でも、お母さんとか奥さんは、
例えばこのお花きれいだねとか、この風景すごい美しいねってことを時々主人公に言うんですけど、
それまでの主人公の男はそれがどうしたみたいな。それって何か意味あんの?儲かんの?みたいな接し方なんですよ。
ただ、1回目主人公が自殺ミスを起こして、また姿勢を直したり、昔の知り合いに会ったりして、どんどん人格が変わっていくんですよ。
自分が奥さんとかお母さんとしてた会話で取りこぼしてたものをできるだけ感じようとするっていう風に主人公の意識が変わっていくっていう。
そこの描写をすごい上手く描いているのがこの小説の秀逸なところですね。
一人のつまらない男がどんどん世界に開かれていくっていう展開になっていくんですよね。
今日お客さんで市役所に働いている方がいらっしゃるんですけど、
今日もしっきりに部署変わりましたみたいな話をしてて。
前は議員さんとかそういった方たちのスケジュール組んだりとか、ちょっと正しくはないかもしれないんだけど、そういう議員さんとかと行政を結ぶみたいな感じでいらっしゃってて。
なんとかなくだけどキャリア的には自分のスキルを活かせるような。
どちらかというとやりがいのありそうな仕事だったんだけど、辞められたっていうことを聞いて。
どうして変わったの?みたいな話ではないけどしたら、果たして人の役に立っているかどうかっていうのが自分には感じられなかったって言ったの。
今は社会福祉課にいらっしゃるみたいなんだけど、少なからずとも人の役に立っている感じはするっていう話をされてて。
本当に正直、そんなモチベーションでお仕事されている話を聞いたのはなんか久しぶりだなって思ったの。
でもみんな少なからずともそういう思いでお仕事はしているのかもしれないけど、
それが仕事の度に念頭に置かれて日々生活しているのかなって思うと、
僕には不意に忘れかけてたことを思い出させてくれるような思いになったのよ。
もちろん全ての仕事に意味があるし、何かしら役に立てるとは思うんですけど、
確かに僕も経理の仕事をしていて、基本的には企業の決算書を作るんですよ。
決算書とか有価証券報告書って何のために作っているかというと、
僕の会社は建設機械をレンタルしているんですけど、そのユーザーさんのためじゃなくて、
どちらかといえば投資家さんたちへの報告として作ったりしているんですよね。
ただ僕自体は一度もその投資家の人たちに会ったことはないんですよ。
そういう自分の仕事の繋がりが分かりにくい仕事をしている人ほど、
もしかしたら意味に困ってしまう場面があるのかもしれないですね。
宮崎のお客さんみたいに、議員と行政との調整役ですよね、
みたいなことをずっとされてこられたと思うんですけど、
顔が見えなかったりすると、自分の仕事の実体感が薄れてしまうタイミングが
もしかしたらあるのかもしれないですし、僕もすごいそれは感じたりします。
ただまあ確かにこの年になって感じ始めるみたいなところもありますね。
仕事っていうものに慣れてきて、改めて自分の仕事に疑問符というか、
もう一回原点に立ち直って考えてみたくなるみたいなタイミングは確かに僕もありますね。
なんかそのチューブっていう本はどうなんだろう?
そういった自分たちのこの生き方とかさ、
今感じているお仕事のやりがいみたいなのとか、
なんか俯瞰して何か新しい発見があるものなの?
そうですね。実はさっき一回主人公が立ち直ってまた、
どん底じゃないですけど失敗するっていうことを話したじゃないですか。
主人公がもう一回立ち上がるときに考えつく事業アイディアっていうのが、
主人公の再出発と事業
まさしくそのそれまでの主人公からは絶対に出てこなかった発想で作られています。
それは何かというと、変わりたいって思う人たちをみんなで背中を押すっていう事業なんですよ。
例えば家にずっと引きこもっている女性がいて、
じゃあ毎日3歩ずつ自分の部屋から出る様子を撮影して送ってくださいっていう。
そうしたらみんなで応援コメントを送りますっていうことで、
変わりたいと思っているのにその変わるきっかけを逃しているというか、
変われるとはイマイチ考えられない人たちの背中を押すっていうアイディアを主人公は実践しているんです。
その転換がすごい面白いなと思って、
実際その変わりたいってみんなが思っていると思うんですよ、現実に。
こうやってきたらいいなみたいな。
それを社会に実装していくっていうビジネスを、
よりにもよってこれまで自分が上がることしか考えていなかった主人公が出てくるようになるっていうのがすごい面白いなと思いますし、
ただこの年になってみてもしかしたらやっぱりあるのかもとは思います。
だからすごいリアルな物語でもあるんですよね、僕の中では。
韓国の競争社会
人って意外と信じられないくらい考え方とか思考が変わったりしますし、
それも含めて社会的なサクセスストーリーではないっていうのがまたポイントで必ずしも。
どちらかといえば社会的にお金が儲かるとか高い地位を得られるってわけではなくて、
世界を感じ取りたいとか、自分のやることが誰かのためであってほしいっていう、
祈りに満ちた生き方をしていくっていう展開がすごい面白いし、
ある種トレンドっぽいなとは思いますね。
なんか今って結構反資本主義っていうか、
これまでのハードワークしていっぱいお金稼いで社会的に上がっていくみたいなモデルケースが、
だんだんそんなに魅力的じゃなくなってるような気がするんですよね。
社会にいる人たちがあんまりそこを突き詰めたいとは思わなくなっているような気配を感じてて、
日本ですらそうじゃないですか。
韓国って多分日本以上に厳しい世界じゃないですか。競争社会で。
その韓国でこういう小説が書かれているっていうのがすごい記念碑的というか、
社会の転換が凝縮されているなという気はしますね。
何年の作品なの?あれは。何年の作品?
2024年ですね。
じゃあもう本当に昨年という感じ?
そうですね。めちゃくちゃ最近の作品なので、
本当にリアルタイム。今だからこそ作られる物語という感じはしますね。
僕はあまり韓国のことって、そんなに文化的なこととかもよくわからないけど、
結構キリシタンが多いのかな?
そうですね。
割と宗教ということで、教えとして人々に多分ある程度は宗教で広まっているんだよね。
そうですね。実際その主人公もクリスチャンなんです。
先例名も持っています。
だとすると、皆さん生きる指針というのは持っているわけじゃん。
だからそういう道徳観念みたいなのって、
みんなキリスト教というものから多分享受していると思うんだけど、
そういったことをまた改めて物語にするっていうのは、
何か一つ韓国文化みたいな転換点がもしかしたらあるのかもしれないね。
そうですね。
でも一時期、最近どうかわからないですけど、
2020年頃とか結構韓国初のエッセイみたいなのが日本で読まれた時期がありましたよね。
僕全然知らないですよ。
私は私のままで生きることにしたみたいなエッセイ書があって、
僕も読んでたりしてたんですけど、
それも韓国に現にある激烈な競争社会に対するある種のカウンターというか、
そんなに頑張るのをやめたみたいな。
頑張るのをやめて、自分の気持ちを大事にして生きていくみたいな思想のエッセイが結構その時は出されたりしてて、
日本でもすごい読まれたりしてたことがあったんですよ。
なのでどういうベクトルかにも、ベクトルも全然違うと思うんですけど、
割と今競争社会に対するカウンターみたいなのがすごい韓国を中心に広まりつつあるなとは思いますね。
そうだよね。
書誌これからも日本以上に急激に進んでるんだよね、韓国なんかは。
そうですね。
めちゃくちゃ優秀なんですけどね、みんな韓国の人って。
もうそれこそ小説にも出てくるんですけど、
中学生の女の子が数学の勉強のためだけ数学塾に通うみたいな。
毎日5時間数学の勉強をするみたいな描写も出てきて、
詰め込み教育も詰め込み。
そうだね。
ちっちゃいうちに集中的にそういった基礎的な知的訓練を叩き込むんで、
みんな優秀だし英語も普通に喋れるんですけど、
それでも例えばソウル大学に入れなかったり、就職できなかったりとか、
割と同族企業が多くて、子姉とかが多かったりして、
なかなか採用倍率が厳しかったり、不条理な状況がおそらくあるんでしょうね。
人生の変化とメッセージ
僕も名言はできないですけど。
僕も想像でしか語れませんけど。
今、韓国6千万人くらいなのかな。
日本の半分くらいの人口なんだよね。
それでいてすごい少子化。
そうですね。
社会になってて。
やっぱり産業もほとんど外資系が基本的にはね。
アメリカの資本入っているようなサブスクリプションとか、
ああいったところが多分ドキナミトップにいて、
みんなそこに入れなければ立派に稼ぐことができないというか。
やっぱり一極集中の社会なのかなっていうのは。
中国もまた同じようなアプリがあると聞いてますけど、
一時期ネソベリ族っていうのが流行っていました。
若者のネソベリ族ってね。
それは無視できないカルチャーというか、ムーブメントだなとは思いますね。
このチューブっていう小説もやっぱり韓国の競争社会を背景にして、
読まずにはいれない作品ですし。
ある種、なんていうのかな。
社会で仕事とかビジネスを作っていくということに関して、
原点に立ち戻っているというか。
ビジネスってそんな自分が成り上がるためのものじゃなくて、
そもそも人のためにやるものだったよなということを、
まざまざと考え直させられる作品ですし。
ある種、先ほど話したように、
すごい悟りっぽいところがあって、
非常に面白いバランスの小説だなと思いますね。
韓国でもヒットしたのかな?
おそらくヒットしてると思うんですけど、
アーモンドとか、他に30の逆襲という小説を書いてたりするんですけど、
そういったものは韓国でも読まれていると思うので、
人気の作家の一人だと思うんですよね。
孫文強さんは。
そういったものがもしかしたら20代、30代、
主人公は40代って言ってましたね。
40代ですね。
そういう人たちの支持を受けるような社会背景があるのかもしれないね。
そうですね。
時代の求めているものっていう気はしますね。
それは日本人である水野さん自身もやっぱり共感するところはあったってことかな?
僕はすごく刺さりましたね。
主人公とか、登場人物のセリフにもすごい名言が多い。
先ほど言ったように、藁をもつかむじゃないですけど、
失敗したらまたそこで、自分一人でできることから始めていくんだってことを主人公が語っていたり。
主人公は夢を見る描写があるんですよ。
自分の別れた妻と一緒に芝生で花火を見ながら寝転んでるみたいな夢を見るんですけど、
その時に主人公が、今この瞬間が、この瞬間、人生が終わればいいなって言うんですよ。
この瞬間が一番最高の瞬間、幸せな時だからって言うと、
その奥さん、夢の中の奥さんが、いや続いた方がいいって返すんですよ。
主人公がなんでって、このまま続いちゃったらこの最高の瞬間も消えて、いつかはまた悪いことが起きてしまうんじゃないかっていうことを言ったら、
その奥さんが、いや美しいは過ぎ去るけど後に残るっていうことを言うんですよ。
後に残って、記憶としてその人の中に体験として残っていくっていうことを言って、
その夢を見るのが主人公の最初の転換点っていうか、
その夢を見てから主人公の生き方ってもう180度変わるみたいな場面なんですよ。
キラーワードというか、読んでて思わず付箋付けたくなるような場面が多いですね。
40代っていう設定もまた絶妙というか、
ある種、結構人生も中間地点ぐらいに来て、
割と自分が完成されててやり直すことが難しいみたいに、
社会的には思われがちな年齢だったりすると思うんですけど、
そこで失敗する人とか、そこで苦しい生き方をしちゃう人ってどうしてもいるじゃないですか。
でもそこで希望を捨てずに頑張って自分を変わるように、
しかも毎日ちょっとずつ積み重ねられることをやっていくっていう。
その描写を物語っていう形で、読者の眼前にマザマザと見せつけてくるっていうのがすごい面白い。
いいね。面白そうだね。
ある一人の男が人生を立ち直していく様子をリアルタイムで見られるっていう。
非常に面白い。
結構僕はこれ誰にでもお勧めできる。
誰が読んでも一定の感動はある小説だと思いますね。
チューブね。
チューブぜひお勧めです。
でも今の話つながるかわかんないけど、
僕もやっぱり40代になってからかな、幸せをかみしめるようになったのは。
日常の幸せ
幸せってさ、今その瞬間が幸せっていうよりも、
僕は今置かれていることとか、振り返るときに今幸せなんだなっていうふうにかみしめることが結構多くてさ。
それって20代30代とかでは気にもしなかったけど、
今だからこそ日々を振り返って幸せをかみしめることは結構あるよね。
確かにそうですね。
普通に何気なく生活してて、
例えば友達とか自分の気心のおける?おける?
おける気心。
仲良い人たちと一緒にいるときに、
多分この瞬間いつか思い出すなっていう時ありますよね。
いつか思い出してくすってなるだろうなみたいな最高の瞬間ありますよね。
そういうのって割と日常に紛れ込んでいる。
このチューブっていう小説でもそういう描写あるんですよ。
最高の瞬間は意外と日常の中に潜んでいるものだみたいな。
そうだよね。逆に言うと日常の中にしかないような気がするけどね。
確かにそうです。
しかもそれって自分の生活圏の中にしかないような気がする。
SNSとかそういったデジタルの中にあるものでは絶対ないような気がするよね。
宮台先生が言うところのホームですよね。
自分のホームで生きている瞬間。
自分の仲間たちと一緒にいる瞬間ですね。
結局一番大事なのはそこだったりしますよね。
僕は友達もいないし、ママとも喧嘩している。
その瞬間は訪れないんですけど、しばらくは。
そういった時代もありましたね。
全て今の状況を洗いざらしにして、それでも残る幸せって必ずあると思うんだよね。
今置かれている状況を足りていると思えるかどうかだと思うんだよね。
足りていると思えたところから、また今置かれている状況を一つ一つ乗り越えていこうとか。
課題みたいなのは取り組んでいこうと。
そういう下向きな活動なんじゃない?
使徒の営みって。
宝くじが当たるような夢のような話ってなくて。
一気に一瞬にして膨らむというよりは、
ちょっとずつなだらかな曲線が上向きになったり下向きになったりして、
非常に移り変わっていくのが人生ですし、
その曲線を上向きにするのも、自分ができる小さい心がけだったりしますよね。
それを突き詰めると、上昇する波、感情の起伏として上昇するというか、
自分のマインドが上昇するって、
やっぱり自分にしか上昇させれないんだよね。
それがチューブであればちょっとした姿勢を直すとか、そういったことなんだよね。
それは見た目だったりとか物理的なものかもしれないけど、
最終的には自分の精神みたいなものが自分の人生を上向きにさせるということに繋がるんじゃないかなと思いました。
上向きになっているのを感じられるかどうか、それを喜べるかどうかということですよね。
腐らないということですね。
だから外部環境で何か幸せを感じるのではなくて、
やっぱり内から沸き起こるもので自分の幸せを作るというのは。
今後まさに自分軸で幸せを作っていかないと、
いろんな成功のあり方ってあるけどさ、
結局誰が一番幸せって誰が感じるかってやっぱり自分自身だもんね。
自分のマインズだもんね。
本当そうですね。
チューブという作品も今浅川さんが言ったような話にすごい深く通じていると思いますね。
自己の幸せを探求する
ぜひお勧めなんで。
もし興味があればリスナーさんも読んでいただければと非常にお勧めです。
僕もチューブは早速買って、つんどくします。
読め!
読みたい本いっぱいあるんでね。
いっぱいあるんですよ。
デトックス中ですからね。
これからいくらでも時間はあるでしょ。
そうだね。
チューブも顔だけ買って、つんどくしておきます。
いつかは手に取ると思います。
というわけで今回は韓国の小説チューブの話でした。
また次回もぜひ聴いてください。
それではバイバイ!