スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
でナッシーはさ、いやーちょっとこれはもう人生詰んだなみたいな、もう再起不能だなって思うレベルの大きめの挫折経験って今まであったりする?するかしないかだけで、もう差し支えのない範囲で。
スピーカー 2
いやーでもね、私の今短い一生をすごく振り返ってみたんですけど、こんなことになかったかもしれないなって思ったわ。
でその時は立ち上がれないなとか、もう本当に無理って思ってるんだけど、後から考えればそんなに落ち込むことはなかったなっていう出来事であったと全て言えるなーって思ったんだけど、だけど。
スピーカー 1
うん、だけど?
スピーカー 2
私すごいだからなんか超ノンテンキというかさ、こうチャランポランに来てた人みたいだなっていう気持ちが今ある。
スピーカー 1
いやそれはさ、たぶんナッシーにそのレジリエンスが高いんじゃない?
スピーカー 2
こう跳ね返す力っていうか、あの元に戻る力ですよね。
スピーカー 3
そうそうそう、自己回復力の強さというか、だから全然チャランポランとかじゃなくて、もう全然、たぶんはたから見たらよくナッシーはこの経験をして、今もニコニコしているのはすごいっていうことかもしれないしな。
これを私がナッシーに聞くっていうことは、私にも挫折経験みたいなところがあるんだけど、この本はそういう、なんか自分にとってね、別に相対的な話じゃなくて、自分にとって結構デカめの挫折で1年とか2年とか、あるいはもっと長い時間引きずってたりとか、その傷を負っているみたいな経験をした人にとって、
まあね、なんか救いになる本だなっていうふうに思って、書く、私がなんかこの本を読んで、ああ、いけるかもしれないみたいな気持ちになったっていうのがあるので、
マジで私の人生は詰んだ、もうダメかもしれないっていうふうに思ってたりとか、なんかそれを思って、しばらく経って、ちょっとずつなんとか、傷を癒しているけど、まだ完全に癒えてないんだけど、みたいな人にね、読んでもらえたらなっていうふうに思っておりますと。
スピーカー 2
まさにそれを癒された、ソライアンがおすすめするってことなんだね。
スピーカー 3
この作品は、タイトルにヒュナム同書店って入っている通りで、本屋さんのお話なんだよね。
主人公のヨンジュさんが、おそらく30代の女性なんだけど、結構ねバリバリのキャリアウーマンだったんだけど、仕事を辞めて、ソウル市内の住宅街に、この本屋さんを改定したところからお話が始まります。
スピーカー 1
でさ、仕事を辞めてさ、書店を改定するってさ、本が好きな人だったらさ、誰にしても一回は憧れる。憧れるじゃん。
スピーカー 2
憧れる憧れる。
スピーカー 1
そう、めちゃくちゃさ、希望あふれるスタートっぽいじゃん。
スピーカー 2
うん。毎日本に囲まれて。
スピーカー 1
ね。っていう、希望あふれるスタートっぽい感じにさ、聞こえるんだけど、改定したんだけど、
改定したんだけど、その店主のヨンジュさんはずっと泣いてるんだよね。お店の中でグズグズ。
もう完全に正気を失っていて、で、その街の人は、なんか本屋さんできたけど、すごい暗い人がいるみたい。
すごい暗い人、店主で、不安だなみたいな感じで噂をしてて、本屋経営としては不穏なスタートなんだよね。
スピーカー 2
いや、不穏すぎるでしょ。
スピーカー 1
不穏すぎるよね。入れないって。
スピーカー 2
うん。私は入れない。その本屋さんに、私はちょっと、その噂を聞いたら入れないなっていう。
スピーカー 1
入れないよね。泣いてんだもんね。
もうどんよりしたヨンジュさんが、そう、お店の中で。
スピーカー 2
なんかもらっちゃいそう。
スピーカー 1
ね、ほんとだよね。そう。
もう泣いて泣いて泣いて、もう泣ききって、もうどん底の底まで行ったヨンジュさんが、そこの底まで落ちきって、
いやー、ちょっとこのままじゃダメねって言って、ちょっとこの本屋なんとかしないとって言って、本屋の経営を淡々と始めるんだよね。
スピーカー 2
おー。なんか希望に満ち溢れてないスタートだけど、面白いね。
スピーカー 3
そう。で、その後はね、普通に本屋の経営を淡々と始めて、どんな本をお店に置こうかとか、その本屋さんを知ってもらうためにイベントやってみようかなとか、
なんかね、コーヒー飲めたらいいなって思うから、ちょっとアルバイトでコーヒー作ってくれる人雇おうかなみたいな。
スピーカー 1
その、あの泣いてた、あのヨンジュさん何だったんだろうっていうぐらい淡々と始まるんだよね。
おー。
どういう基準で本の宣書をするかみたいなところも、すごいヨンジュさんなりの信念みたいなのがあったりして、
すごい、あ、この人本が大好きで書店を開いたんだなっていうのがどんどん伝わってくるし、
かなり落ち着いた人だなっていう印象を受けるんだけど、どこかずっと危なっかしいっていうか不安定なところはずっとあるし、
スピーカー 1
あの涙の日々は一体何だったんだろうみたいな疑問はずっとあるわけ、読者の中には。
スピーカー 3
ね、この本すごい読みやすくて、まず。
スピーカー 1
うんうん。
40ペンぐらいの小話で一つの物語が形成されてて、一つの小話が多くても10ページとか15ページとか、
短いやつだとほんと4ページとかで一区切りみたいな小話が40個ぐらいあって。
ほうほう。
43以外にキーパーソンの人が何人かいて、そのさっきのコーヒー出すために雇ったアルバイトの男の子とかそうなんだけど、
スピーカー 3
あとお客さんとか、まあそういう人の視点も含みながら、その40ペンのお話が進んでって、一つの物語ができてるみたいな感じで、
それでだんだんその43は冒頭でなんであんなにボロボロだったんだろうとか、どうして本屋を開いたのかなっていうのが、
スピーカー 1
なんかね、だんだんだんだん明らかになっていくんだよね。
スピーカー 2
玉ねぎの皮を剥くような感じ。
だんだんね、だんだん包まれていた謎が剥がれていくね。
スピーカー 1
そう、どうやらなんか仕事でなんかあったらしいぞとか、なんかだんだんわかっていく。
ほうほうほう。
最初そのもやのかかってた43像が、なんか少しずつ少しずつ明らかになっていくっていう感じが、気になるこの人みたいな。
っていう気持ちをどんどん膨らませながら進んでって、
本当にね、その43がなんであんな状態になってたのかっていうことがわかるのは本当に最後の最後なんだけど、
もうそこでもう43気になるしかないから、
もう43への共感度がね、あってっていう。
スピーカー 2
すごい声にならなかった。
スピーカー 1
そう、あったっていう共感度MAXに達するんだけど、
なんかね、この作りにね、この作者のファンボルムさんって方は、この作品が初めての長編小説らしいんだけど、
スピーカー 3
なんかねもう職人系かなみたいなものかな。
スピーカー 1
曲線が一気に解消されるアハ体験みたいな気持ちよさあるじゃん。
スピーカー 2
ナッシーは大好きだよ、これも。
スピーカー 1
大好き。私もすごい大好きなんだけど、
スピーカー 3
このね、だんだん明かされていくじっくりしたアハ体験、アハ体験っていうか、アーハ体験みたいな。
スピーカー 2
アーハ体験みたいなね。
スピーカー 3
アーハ体験みたいな。またいいなって思った。
スピーカー 1
造語作ってしまった。
スピーカー 2
でも伝わってきた、アーってわかるんじゃなくて、だんだん解像度が上がっていって、
要するにあれだよね、人隣をだんだん知っていくステップみたいなのが、小説の中で疑似体験できるみたいなところもあるのかな。
なんかそういう風な構成なのかなっていう風に思いました。
スピーカー 1
たぶん自分も本屋のお客さんになってたんだと思って、40編の中で40回本屋訪問して、
スピーカー 2
初対面泣いてる人だったけど、どうやらなんか真面目に営業を始めたようだぞみたいな。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
それからどんどん、あれこの人こういうところもあるんだな、みたいなっていうのがどんどんつながっていくんだね。
スピーカー 1
つながっていく、そう。
でその、この本のいいところもう一つが、40編の小話一つ一つが書店の日常を書いていて、
ここは完全に独立したお話なんだよね。
だから、43の抱えてる謎とかめっちゃ気になるんだけど、
スピーカー 3
一個の話自体としては結構すっきり完結してるし、なんかいろんなメッセージ性とかもあって、
スピーカー 1
寝る前にね、ちょっと読むとかにすごいちょうどいいんだよね。
スピーカー 2
うーん、良さそう。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
でその一個一個がなんか、結構ほっこりエピソードだから、ほっこりエピソードというか、なんか温かいお話だから、
じんわりとするんだけど、
例えばその一番最初のお話で、その43がね、本屋でずっと泣いてるっていうね、最初のお話なんだけど、
スピーカー 3
一応彼女の理性的な意思でやっているところがあって、泣いているのを。
スピーカー 1
ほうほうほうほう。
理性的に泣くっておかしいけど、泣いている自分をこれでいいんだっていうふうに、これが今私のやるべきことなんだっていうふうに思ってやってて、
スピーカー 3
それはそのもうどん底の状態で、本屋開けたし頑張ろうみたいな、モチベーション上げていこうみたいな、
スピーカー 1
自分を奮い立たせるようなやり方で仕事に取り組んでもいいことはないと。
自分がこの職場、本屋さんっていうこの職場で一番自然体で心地よくいられる状態、本屋さんの空間に自分自身が肯定されている状態を目指すっていうことが大事だから、
今はもう泣くことしかできないっていう状態だから、それはそれとして受け止めてやっていこうみたいな、
スピーカー 3
っていう感じでやってて、だからそこのそこまで落ちて落ちきって回復してよし始めようってなって、
スピーカー 1
そんな感じで、この本結構ずっとポカポカした感じで続いていくんだけど、
43以外にもキーパーソン何人か出てきて、書店でアルバイトしてる男の子とか、
お客さんとしてくる人とか、書店のイベントで呼んでくる人とか、
スピーカー 3
彼ら彼女らもそれなりの挫折経験みたいなものがあって、
スピーカー 1
就活に失敗したとか、ネットで炎上したとか、
なんかまあいろいろな事情があって、
スピーカー 3
まあお隣の国だから、社会的にも文化的にも、
スピーカー 1
あと多分個々の性格的にも似ている部分もあるから、
隣の国の話だけど結構共感できるなっていう部分もあるし、
スピーカー 3
刺さるものがあって、
スピーカー 1
なんかね韓国という国にある空気みたいなものを感じられる部分もあったかなって思った。
スピーカー 2
どんな人がすごい一番ソライアンを共感したの?
スピーカー 1
私が共感のマックスにたどり着いたのは43なんだけど、
アルバイトの男の子の話も結構共感できるっていうかね、
就活をして、就活に失敗して、
その子がその大学に行くまでに、
すごい両親も仕事に困らないように大切に育ててくれたっていうところもあるのに、
スピーカー 2
自分の就活は全然うまくいかないみたいな感じで、
スピーカー 3
両親の期待に応えられないみたいな感じ?
スピーカー 1
うん。でね、なんかその子の話すごい面白くて、
なんかボタンの穴に例えられてて、
その自分自身が社会というボタンにうまくはまるように、
スピーカー 1
ボタンの穴を作ってるみたいな。
今までの前世勉強、学校での勉強とかいろんな生活って、
この社会の求めるボタンの穴をひたすら作っているっていう時間だったんだな。
そのはずなのに、僕のボタンの穴には何も収めることができないみたいな感じの表現で、
おーってなるよね。
スピーカー 2
なる、なるし、なんかすごい素敵な表現な気もするけど、
すごいそのボタンが見つからない焦りみたいなのもちょっと今伝わってきて、
おーってなった。
スピーカー 1
なるし、今までの人生ってその収穫のためだったんだなっていう気づきも、
その本人にとっては結構ショックで、
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
うん、ショックだし、かつめっちゃエントリーシートを送ってるのに、
スピーカー 3
ずっと落ちてるみたいな。
あー、あの日々を思い出しますねってなっちゃうね。
スピーカー 2
うん、っていう人も出てくると。
スピーカー 1
あとその本屋の話だから、実際にある本の話が結構たくさん出てくるので、
よんじゅさんがこう店内でサッと読んでる本とか、
あー、それ読んでるんだみたいな、なんかそういうのとかあったりして、
でね、翻訳されてないんだけど、
デイビットフレインっていう人の働かない権利っていう本があるらしくて、
でその働かない権利っていう本を題材にして、
スピーカー 3
本屋で読書会みたいなものが開かれて、働かない権利について話そうみたいな。
スピーカー 1
それすごい面白かった。
スピーカー 2
めっちゃ行きたい、その読書会めっちゃ行きたい。
スピーカー 1
っていうなんかその読書会みたいなところとかもあったりとかして、
でその話はね、座説に戻るんだけど、
スピーカー 2
はいはい、そうだった。
スピーカー 1
アルバイトの男の子とかよんじゅさんとか、
他の登場人物がそれぞれ経験した座説っていうのが、
スピーカー 3
この作品においては、
スピーカー 1
社会が提示してくれる最大公約数的な幸福と、
自分自身が望む幸福が、
もう圧倒的に折り合わない局面で達した時に起きることかなっていう風に思ったんだよね。
急に難しいことを言い出し始めたんですけど。
スピーカー 2
すごい難しいけど、
でもそれが座説であるという風にそらゆんは考えて話を進めますね。
スピーカー 1
この作品において座説ってそういう、
そういう解釈もできるんじゃないかっていう風に私は思ったっていうのがあって、
スピーカー 3
さっきのアルバイトの男の子の話じゃないけどさ、
スピーカー 1
両親もさ、自分もさ、
スピーカー 3
例えば大学に行ってこういう企業に入ってれば将来困らないよとか、
スピーカー 1
こういう人と結婚していたら辛いことはないよとか、
大変だろうけど今頑張っておくのが大事だよとか、
そういうことをさ、
言ってしまえばアンパイカードみたいなことを、
社会はさ、教えてくれるじゃないですか、一応。
スピーカー 2
一応教えてくれたり、人に聞いたりとかできますよね。
スピーカー 1
だからこれはアンパイカードだよみたいなところに、
スピーカー 3
とりあえず当てはめてみるかみたいな。
スピーカー 1
すんなりこう、あ、意外とはまったなみたいな。
確かにこのルートは私にとっては割と幸福だなっていう風になるけど、
スピーカー 3
そうじゃない時もあるじゃん。それは人間なもの。いろんな。
スピーカー 2
そうね。
あの人にとっての幸せが自分にとっての幸せとは限らないっていう話ですよね。
スピーカー 1
そうそうそう。
でもさ、当てはまらないと突然さ、周りと足並みが揃わなくなってさ、
苦しくなってくるっていうかさ、
どうしても就活がんばれないとかさ、
どうしても仕事行きたくないとかさ、
周りは結構さ、そつなくこなしてるのにさ、
なんで自分はダメなんだろうみたいなさ、
なんでできないんだろうみたいな。
で、自分をこう追い詰めてみたいな。
で、なんか頑張って頑張って、でもある日朝起きれないとかさ、
あと、あなたはダメでしたみたいな感じに評価が下るとかさ、
そういう感じのことあったりするじゃんみたいな。
そうね。
スピーカー 2
まあでもそうだよね。
要するに社会で示されている幸せってさ、
大多数の人が幸せになれるよ、
それがソラヤンの言う最大公約数的な幸せみたいな話になると思うんだけど、
そういう道が定義されているけど、
その道から外れてしまうとか、
リタイアしちゃったりすると、
もうその時に感じる挫折というか、
そうだよね。
そういう道から外れるって言い方もあんまり良くないかもしれないけど、
そういう時の気持ちとか、
そこで動けなくなった時のことを挫折って言うんだよね。
スピーカー 1
なんかその挫折っていう言葉の裏には、
スピーカー 3
そういうプロセスがあることもあるのかなみたいな。
スピーカー 1
で、私この本で、
それぞれがなんで挫折したのかみたいなことを、
結構細かく描写してくれてるから、
それを読んだ時に、
でもこの気持ちすごいわかるなっていう風に思ったっていうか、
スピーカー 3
それぞれの言ってることを、
スピーカー 1
そんなにでも彼らは絶望的な状況ではないんじゃないかっていう風に思うぐらい、
裏を返せばその挫折っていう状態になった大元にあるものって、
どうしても自分自身として譲られなかったものみたいなものがあったから、
安倍ルートみたいな、大大公約数的な幸福に手を出せなかったっていうか、
手を出そうとしてみたけどやっぱ違ったっていう風に、
そういうことだったのかなみたいな。
でもすごい大事なことに気づけてるはずだから、
そんなに絶望的な状況でもないのかもしれないなぁみたいな感じで私は読めて。
もちろんすごい落ち込んでたりとか苦しんでたりしてるんだけどね。
人はそれぞれ価値観それぞれだから、
でもいろんな人の人生経験から、
スピーカー 3
これを選んでおけば7割くらいは大丈夫かなみたいなものは、
スピーカー 1
今はさ、ネットなり何なりで人と話したりとか本を読んだりとかで学べるけど、
スピーカー 3
あくまでもそれはさ、自分の価値基準じゃないから、
やっぱそことのそごが出てしまうっていうのは当たり前のことで、
スピーカー 1
彼女が挫折を通じて、
その自分の価値基準が世間の価値基準と異なっていたっていうことに気づくっていうのは、
すごく人生において大事なことだなって思ったんだよね。
その人たちの人生において。
その経験はすごい辛いし、しんどいけど、
スピーカー 3
しんどいし、この作品の登場人物はみんなその辛い経験を辛いって思いながら、
スピーカー 1
辛いって思いながらも、
スピーカー 3
でももしかして自分にとってすごい大事なことに気づけたかもしれないっていう風に考えに至って、
スピーカー 1
だんだん立ち直っていくっていうか。
完全に救われてるわけではないし、
スピーカー 3
目の前に強力な助っ人が現れるみたいな展開でも全然ないんだけど、
スピーカー 1
ないし、辛いことはただただ辛いんだけど、
自分はこういう人間なんだっていうことを静かに受け止めていくっていうか。
スピーカー 2
なんかすごく自己理解というか、
自分はどういう人間なのかっていうのに深く関係してくる話でもあって、
そうだよね、それを受け止められるとか、
自分にとって譲れないものは何かっていうところがちゃんとわかって、
わかったらだってね、それを守るためにも動けるし、
そういう風に開き直れるしって考えると、
確かに全然それは悪いことじゃないなって思うね。
スピーカー 1
家中にいるとさ、たぶんそんな風には思えないんだけど、
私はその作品を第三者視点で読んでるから、
それを見るとそんなに絶望的な状況ではないのかもしれないっていう風に、
スピーカー 3
だってこの人はすごく今大事なことに気づいてるじゃんっていう風に私はその時に思って、
スピーカー 1
っていうことは自分たちもそうなのかなっていう風に思って。
スピーカー 2
自分たちの挫折経験もそうなんじゃないかなってことね。
スピーカー 1
そうなんじゃないかなって。
でもやっぱ価値は辛いからさ。
スピーカー 2
そうね、価値は辛い。
スピーカー 1
価値はすごい辛いからさ。
私も結構きつい挫折経験があって、
私もそんなに完全に言えてるわけではないなっていう気持ちではいるから、
でもさ、結構人は挫折経験に意味があると思える日が来るみたいなことを言うじゃん。
言うね。
私も今言ってるし。
私自身が言ってるし。
でも正直、んなわけあるかってずっと思ってたの。
スピーカー 2
辛いもんね、今も。
スピーカー 1
もう巻き返せるものなんてないし、
今から巻き返せるわけないじゃんみたいな。
こんなに時間も無駄にしたのにとかさ、
そういう気持ち、
失ったものの大きさが測り知れなさすぎて、
この先それをこう、
スピーカー 2
それを埋められるとは到底思えないみたいなさ。
スピーカー 1
でもなんかこの本読んで、