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2024-10-09 27:32

#36 PL・BSの読み解き方法(初心者向け)

スタートアップの財務管理に欠かせないPL(損益計算書)とBS(貸借対照表)について、タイミー社の決算書を例に読み解き方法の解説をしました。


財務諸表の基本的な構造、主要な項目の意味、そして経営者や投資家が注目すべきポイントを説明しています。


財務諸表を読む際のハードルを下げることで、スタートアップ経営者が適切に財務状況の把握をしたり、他社分析をしたりするためのヒントになれば幸いです。


▼トピック

・PLとBSの基本的な構造と役割

・PLにおける各種利益の意味と重要性

・BSにおける資産、負債、純資産の関係性

・決算書の読み方のコツと注目すべき主要項目

・財務諸表を通じた企業の成長段階の把握

・エクイティファイナンスと資本金の関係

・財務諸表を理解することの重要性とスタートアップ経営への活用


▼参考資料

株式会社タイミー「2024年10月期 3Q決算短信」

https://www.buffett-code.com/company/215A/library/3f935d445bc01a174e3038/preview


▼番組概要

税理士・公認会計士であり、『NFTの会計税務』著者であるスタートアップ会計の畠山謙人が、会計業務の基礎知識から、業界特化の税務対応まで幅広いノウハウを発信する番組です。シード・アーリーのスタートアップ経営者へ正しい知識を届けることで、Exitに向けた正しいファイナンスの土台づくりを支援します。


▼番組へのお便り

ご感想やトークテーマのリクエストなどお待ちしております!⁠https://forms.gle/tsJdnqJTcZcUYFUe8⁠


▼パーソナリティ

・⁠⁠⁠⁠⁠畠山謙人⁠⁠⁠⁠⁠(税理士・公認会計士)

 ⁠https://x.com/kandmybike⁠

・⁠⁠⁠⁠⁠稲荷田和也⁠⁠⁠⁠⁠(StartPods)

 ⁠https://x.com/oinariiisan⁠

 ⁠https://jobtales.co.jp/StartPods⁠

サマリー

このエピソードでは、スタートアップの税務に関連するPL(損益計算書)とBS(バランスシート)の基礎を学びます。会計士の畠山さんは、これらの財務諸表が企業の財務状況や成績の理解にどれほど重要であるかを解説し、実際の決算資料を用いた具体的な読み方についても触れます。また、PLとBSの基本的な読み解き方についても説明します。具体的には、タイミーの決算報告書を例に、売上高や利益の計算方法、負債や資産のバランスについて理解する方法を解説します。さらに、エクイティーファイナンスや資本金、利益常用金などの会計の基本を整理し、特に初心者向けに情報を提供します。

PLとBSの基本理解
スタートアップ税務AtoZ、スタートアップフレンドリーな税理士・公認会計士の畠山さんへ、
税務会計に関する素朴な疑問、企業家目線で今気になる話題を投げかけることで、企業前後のファイナンスの土台作りを支援する番組です。
MCは、スタートポッツプロデューサーの稲荷田が務めます。畠山さん、よろしくお願いいたします。
会計士・税理士の畠山です。よろしくお願いします。
前回扱いましたテーマは、バリュエーションの品質用語の解説でございました。
P、なんとかRっていうのを3つぐらいやりましたね。
出てきましたね。
あと、EV、EVitterでしたっけ?読み方がね。
EVitter。
難しかったけれども、というところで、あれは本当によく見るなって気はしつつ、
これは自分だけじゃないと信じてるんですが、なかなかちゃんとは知らないし、調べようともしないっていう絶妙なラインだったのかなと思っておりまして、
個人的には配信前も何回も聞きましたし、配信されてからもすでに何回か聞いてまして、
繰り返して聞くことによって、自分の収録なのに何回も聞いてですね、勉強させていただいております。
良かった。そうですね、私も視聴者の方でそういうふうに役立ったっていうようなこと、フィードバックいただけると嬉しいなと思ってました。
企業は記憶に留めやすいように、Eなら利益だし、Bだと巡視さんというふうな解説ができたかなと思うので、
ためになったよっていう方はコメントいただけると嬉しいなと思ってます。
ぜひ。そして僕自身がね、もはや一企業家であり、お悩み相談者ですんで、そういう意味ではとても助かりました。ありがとうございます。
そして本日扱うテーマは、PLとBSですね。
そちらの方がより基礎的な概念だなというふうには思いつつ、にも関わらず怪しいという例のごとくの勉強の至らなさを発揮しておりまして、
まあ怪しいな、いつか扱いたいなというふうに思ってたんですけど、そしたらですね、その前回のバリューエーションの解説会でさらっとPLとBSって言葉が出てきてしまいまして、
やばいなと思って今回取り扱いさせていただくことにしました。
私にとっては当たり前なので使ってしまったんですけれども、それが実はよく分かってないよっていう方もいらっしゃるという可能性が分かったので、次のテーマとして取ろうねって言ってたのが前回でしたよね。
はい、そうです。ところで今日はPL、BSぜひ教えてください。
はい、よろしくお願いします。
PLとBSの関係性
まず最初でいきますと、まずPLとBSって何の略なのっていうところと、どんなものなのっていうのは一言ずつぐらいいただいてもいいですか。
そうですね、まずPLの略なんだっていう話はお稲荷さんと言ってた、私も多分入ってなかったんですけど、プロフィット&ロスステートメントっていうふうになってまして、
収入と費用の計算書ですと、なので、損益計算書を英語で言うとPL、略語ですね、PLとなりますし、BSの方が知られてると思うんですけれども、バランスシートっていうことで、
そっちはね、聞いたことありました。
左側が資産の打ち明けが書いてあって、右側がオフサイト巡視さんの打ち明けが書いてあって、それぞれがバランスしてるようなシート対策対象表とも言います。
これがいわゆる、例えば会計フリーとかそういうのを使っていたりだとか、使っていなくても、そういう数字っていうのを税務の仕分けであったり、計算書を作るタイミングなんですかね。
で、全部埋め込んでいくとできる。勝手にできるわけじゃないのかな。基本的には税理士さんが作ってもらう。
あるいはフリーとかでも出力とかできるんですかね。もうその辺りも分からなくてですね。
税務は確定申告書を作りながら税金の計算をするんですけれども、そのスタートはBSとPLの決算書が出来上がっているところからスタートするので、先に経理というような業務の中で一つ一つのお金の動きに対して仕分けであったり、
電表というものを積み上げていき、BSとPLが集計された結果としてあるようなイメージですね。どんなツールを使うかというと、フリーがスタートアップ界隈だと使われているものでありますし、私は同じようにフリーとかマネーフォワードを使っていくようなやり方をしているわけですね。
今、PLとBSですけど、これがPLが損益でBSが資産と純資産の話をいただきましたけど、これなんか絶妙にこの税務に鬱陶い人間からすると、この利益と資産とか近そうだなってことは思っちゃったりするんですけど、
プロフィット利益はこれは1年当期の売り上げから出すような利益であり、このバランスシートの方に載せる資産の方は当期のものに限らず、既に持っているものとか原価帳客とかしているものとかも含めて、あとお金か、もともとあるキャッシュがどれくらいあるかみたいなものなんですかね。
そうですね。PLとBSの関係性でいきますと、PLの最後に当期準利益というような利益の最終結果がありまして、これを積み重ねていった結果がBSでいう純資産の中の繰越利益常用金という中に貯めていくものになっているので、
BSを開いて、その中に繰越利益常用金というものがあって、それを開くと年度別の利益が入っているみたいな、そんなイメージですね。
そうなんですね。じゃあ親フォルダみたいなものがBSで、PLがその中にあるような構図にはなるんですね。
そうですね。BSが今までの結果なので、期間は全期間とも言えるし、親フォルダとも考えられるし、損益計算書、PLの方は1年間の業績なので、1年間の情報しか入っていないものですね。
なるほど。だからBSは1期終わって2期終わって3期終わってってなってくると、1期目、2期目、3期目分のPLが全部格納して蓄積していくような格好になるんですか?
そうですね。PL部分だと繰り越し利益常用金に全部格納されてますし、あとは資産と負債も応じて動いていくので、機種からそれが動いた結果期末で資産と負債も動いた結果が現れていて、PLの結果は繰り越し利益常用金という中に格納されているというようなイメージですね。
そういうことなんですね。そして今、PLとBSの概要とか関係性というのは分かってきたところなんですけれども、これがそれぞれどんなタイミングで何のために使われるのかみたいなところも簡単に解説いただいてもいいですか?
そうですね。まずPLは1年間の稼ぐ力を表すものになるので、やっぱり使われ方は1年間で作ることができる売り上げだったりだとか、それぞれ表示されている何とか利益が稼ぐ力になるんですけれども、それを表すような指標がPLになってますね。
BSの方は稼いだ結果が例えば利益であれば繰り越し利益常用金としてストックされているものですし、あとはその会社がその商売やビジネスをするためにどんな資産や負債を現在持ってるかっていうところが現れるのはBSですね。
なので会社の持ち物全部がBSってイメージですかね。
じゃあ全社のPLの方は売り上げ、どれだけ稼げる力があるのかみたいな上、実力値を見てやろうみたいな感じで、BSの方は会社全体とか歴史も含めてなんで健康診断的なものでもあり、第三者から客観的に判断し得るものみたいな感じですかね。
だから、よくBSが融資をする時とかに結構大事、BSは厚くできると言ったら簡単だって聞いたことがあったんですけど、そういうのはそういうことってことですね。
そうですね。融資でいきますと銀行さんはその会社の返済能力を一番気にしていて、貸し倒れたくないんですね、銀行さんからしたら。
なので銀行さんからしたら1年間でどれだけお金を作ることができて、もちろんそれは黒字だから返済分にも回せるっていうところを確認したいわけですね。
決算資料の解析
1年間で稼ぐ力ということでは、PLを見たりするわけですね。まず営業キャッシュフローがどれだけ稼げるだろうかと。
それを見た上で、あとはBSの確認も必要で、どういう資産を持っているかとかどういう負債があるかということなんですが、
資産の確認としては、もし返済が滞ったときにそれらを処分してお金に返ることができれば返済を受けられるであろうという見込みが立ちますし、
負債の方は自分たちへの返済以外にどういう返さないといけないお金があるか次第ではリスクが高まるわけですよね。お金が回ってこないかもしれないという。
なので最終的には総合面ではBSを見て評価していくんだけれども、年間の稼ぐ力を見ようと思うとPLももちろん見るっていうようなそんなイメージですね。
そういうことですね。
PLだけだったらトップラインとか売りがどれだけ稼いでくれるのかというのはわかるけれども、そもそも赤字を持って負債というかそこが重すぎたらあまり健全な経営はないわけですし、それを両方行き来してジャッジするってことをするんですね。
銀行目線でいくと1年間の稼ぎが赤字だったら困りますし、負債が多かったら困るわけですね。ただそれよりも上回って資産が潤沢にあればきっと大丈夫だろうみたいな、そういう見方もしうるってことですね。預金がたくさんあるとか。
わかりました。だいぶ理解が進んできてちょっと安心してきてるんですけれども。
つながりのところですかね、PLと。
そうですね。概念がすごくわかってきたので。
加えて、やっぱこのPLBSなんで難しく思うんだろうっていうところでいくと、この概要とか用途っていうところのつまずきも当然あったんですけど、あとは実際に決算資料を試しに開いてみて読んでみようって思ったこととかもあったんですけど、これがですね、もうまず表が見るだけでアレルギー出そうな文字列。漢字がすごく並んでいて。
見づらい。
一つ一つの単語は多分すごい難しいわけではないんですけど、ちょっとわからないみたいな単語がずっと続いてるんで、読みづらいみたいなところがあってですね。
そういう意味ではその決算資料を実際に読みつつですね、この単語はこういう意味でとか、ここはこういう意味でみたいな、全部じゃなくてもいいんですけど、ぜひやれたらなって思うんですけど、そんなパートに移っても良いでしょうか。
そうですね。はい、移りましょう。
畑山さんがご用意していただいた資料について少し触れていただいていいですか。
そうですね、どういう会社さんを題材にするかと考えたんですけれども、やっぱり皆さん気になるのはタイミー社かなと思って、またタイミーを引っ張っていこうかなと思って。
ちょうどタイミーさんがですね、第三四半期が7月の末締めで決算発表されて、決算端子、第三四半期の出たところなので、音声なので一緒に表示しながらってことはできないんですけれども、タイミーさんの決算端子を見ながら話してみたいなと思います。
そうですね、一応リンクは概要欄に貼り付けますので、気になる方は手元で開いていただいてもいいですし、あとは手元で開いてなくてもなるべく想像がしやすいように頑張って話したいと思います。
PLの基本理解
では、PLからいこうかと思うんですけれども、タイミーさんの決算端子の8ページ目の創意期計算書なんですけれども、売上高は一番上にあるので見慣れてる場所かなと思うんですけれども、タイミーの例ではここでは190億となります。
この表はですね、上に第三四半期累計期間って書いてあるんですけれども、11月1日から7月31日までの9ヶ月間になるんですね。
9っていう区切りなんですね。
上場すると四半期ごと決算発表しまして、3ヶ月区切りで増えていくんですね。
はいはいはい。
なので今ちょうど9ヶ月目が終わったので決算発表されていて、9ですね。
そういうことですね。だから第三四半期。
そうですね。
3ヶ月が3つ分ってことなんですね。
そうですね。
で、累計ってあると全期間だなっていうふうに読みますね。
で、9ヶ月間で売り上げが190億あって、一番下の利益がですね、期間がまだ9ヶ月で1年間じゃないので、当期準利益とは書いてなくて、四半期準利益と書いてありまして、これが14億とあります。
PLの見にくいところは利益がいろいろ書いてるっていうところが分かりにくいかなと思ってまして。
まさにそれ思いました。今この一番上と一番下だけでいいのかもしかしてって思ってすごく気持ちが楽になったんですけど、この中にある言葉がやっぱ分かんないのが多くてですね、どうしても。
そうですね。で、利益が何種類か書いてありまして、まず上から行くと売上総利益っていうのがまず出てくるんですよね。これが181億ですかね。で、次に営業利益が出てきますね。
はい。
27億。で、少し下に行くと経常利益24億がありますね。で、その後税引き前四半期準利益24億。多いですね、利益の種類が。で、四半期準利益。何のこっちゃ。
この表を見てる自分でさえもうーんってなってるんで、すいません。耳だけの方はより分からない気がしてしまってますが、利益いっぱいありますね。
で、利益はどういう収入と費用を足し引きした段階で何々利益なのかっていうそういう違いなんですよね。
で、あとは経常を重視する指標も何利益にするかとか、あと投資家さんと話すときも何利益の話をしてるのか、お互いの共通用語とか共通認識にしないと利益はずれてくるところかなと思います。
利益どんなもんなんて言われてもどの利益って話してるんですね。
今挙げていただいた利益の中で、多分用途によっても全然違うと思うんですけど、これは見た方がいいみたいな項目っていうのは特にありますか。
そうですね、私はあらりっていう言い方を私自身はするんですけれども、売上総利益とあらり同じことなんですが、
この売上総利益と営業利益と一番下の最後だから最終利益って呼び方をしてたりもするんですけれども、市販基準利益、この3つは見るようにした方がいいかなと思ってます。
並びでいくとこれは標的には一番上に売上高があり、その次に売上減価があり、さらに売上総利益がありますが、
もしかしてこの売上総利益っていうのは売上高-売上減価なんですかね。
その通りですね。
分かりやすいですね、そう見ると。
なのでまず売上高から売上減価を引くっていうフォーマットはもうこれ世界共通なんですけど、
まず売上を作るために対応してる経費の中でも対応する経費と対応しない経費があって直接、
直接関係してるものを売上減価の方に集計して、それを差し引くと売上総利益が出ますと。
まずここだけでは商品の稼ぐ利益率、利益を稼ぐ力が見えるわけですね。
次にいろいろな間接的なコストがあって、売上を直接作るために直接対応してるとは言えないような人件費から始まったりだとか、
あといろいろなオフィスで発生するような諸々の経費とか、固定差を持っていて焼却する場合の減価焼却費などは
この半管費っていうところに入るんですね。販売費及び一般管理費に入って、
それを差し引いた営業利益は会社の全体的なコストも加味した上での利益がわかるっていうような指標ですね。
その後下は営業外収益、営業外費用、特別利益、特別損失っていうようなものがあるんですけれども、
その会社さんが利益を稼ぐような昇流以外のところに存在している収入費用は営業利益に含めるんじゃなくて、
外そうよみたいな思想で下の方のところで差し引きするっていう風な作りになってますね。
それは預金預けることでもらえる受け取り利息であったりだとか、
融資をしてるから払わないといけない支払利息とかは下の区分に入ってきますね。
オペレーションと関係ないだろう的な発想ですね、発想としては。
ニッチなユニークなものでいけば営業外収益の中にポイント収入額とかってこんな項目があるんだと思って、
しかもめちゃくちゃ金額がでかいってびっくりしてますけど。
営業外費用の中にはタイミンさんの今回で言えば常常関連費用っていうのもあったりしますし、
事務所移転費用とかそういうのも入ってますね。
分析できてないんですけれども、ポイント収入額っていうのはおそらくタイミンを使うことで得られるポイントが、
ワーカーさんが得られるポイントがある中で、そのポイントが執行したりしてる部分かなと思いますね。
そういうことですね。
勘で言ってますけど。
でもありそうですね。いわゆるギフト券とかを売るけど使われなかったら利益になって返ってくるみたいな。
おそらくですが、その会社として何かお返ししないといけないところの義務の期間が終わったんで、
その債務として認識してたものを取り崩して収入になるとか、多分そういう感じな気がします。名前的に。
なるほど。
上場関連費用っていきますと、上場をするために証券会社さんにいろいろお払いするフィーとかがあったりするので、
そういうのを計上したりするものかなと思いますね。
法人税も最後一番下で引くことになってまして。
はい、引かれてますね。
それらコミコミ引いた後で最終利益、市販期準利益、そういうものになりますね。
終わりましたね。意外とピー入れる部分。
なるべく簡潔に記憶に留めやすいような意識で見ると、こんな感じで私は覚えてきましたね、ELは。
なんか今一緒に聞きながら見てただけで、そういう感じねってなりました。これ本当の意味で理解してるのかいですけど。
一番最初にこの表を見たときに感じた印象と全然違うというか、なんか全然普通にそういうことねみたいな感じになりました。
よかった。
はい。アレルギーが徐々に減ってるかもしれません。
この解説だけで読む力、読解力が皆さんに与えることができたんだったらむっちゃ有益だなと思って。
そうですね。特にやっぱこのゼームとか数字周りの話って、固定観念難しそうとか、あとはよくわからない単語がいっぱいあるっていうだけでアレルギー発症してしまってるだけであって、
意外とちゃんと勉強しようとしたりとか、ちゃんと見てみようと思うと、そうでもないというかちゃんと入ってくるっていうハードルを下げる役割がこの番組に果たせるといいんだなっていうのは今やってた気づきでもありました。
これをきっかけに皆さんの会社の決算書も見ていこうという気になってもらえたらとても嬉しいですね。
なりました。ありがとうございます。
BSの読み解き
じゃあBS移りましょうか。
はい。
タイミーさんの決算単身でいきますと1ページ2ページ上に上がるようなところなんですけれども、まずPLとの関係性で申し上げたように繰り越し利益常用金から見ていこうと思うので、1ページ戻っていただいて順次産からいこうと思います。
これは7月末時点のBSになってるんですけれども、まず負債準資産の合計は一番下ですね。
225億ですね。
なので225億のざっくり資産を持ってるってことですね。
または負債と準資産の合計を持ってるっていう言い方もできます。
ここはバランスします。
なるほど。今これ文字列読んでると負債準資産合計って書いてますけど、だから負債の話なのかなって思ったんですけど、合計してるからプラスってことなんですね。
これはマイナスがついてない限りは。
はい。これ資産と負債たす準資産はミラーみたいな感じなんですね。
なので資産は225億ありますし、同じように負債と準資産は225億あります。
バランスするんで。
さらに負債と準資産の内訳ではと言いますと、負債の合計と書いてある真ん中あたりの箇所で148億あって、準資産は準資産合計っていうところが76億って書いてますね。
タイミーは資産を225億持っていて、負債は148億持っていて、準資産は76億持ってます。
そういうことですね。負債も結構なボリューム持ってるが、それ以上に資産を持っているので、プラマインすると合計値としてはちゃんとプラスになってるんですね。
そうですね。普通の会社はちょっと脱線すると負債よりは資産を多く持ってるんですね。
はい。
もしこれが逆転して負債の方が多くなると債務超過と呼ばれるもう倒産近いような状態になりますね。
簡単に言うと資産イコール預金だとすればお金が返済しないといけない負債よりも少ない状態、もう倒産じゃんみたいなことですね。
なのでタイミーは債務超過じゃないので資産の方が多いわけですね。
はい。例えばこんな構造の説明ができたりだとか、あとは先ほどの市販機準利益が14億円という関係性からいくと、クリクシーって書いてないんですけど利益常用金っていうのが準資産合計からすぐ上ぐらいにありますよね。
これが今5億円あるんですね。この隣が利益常用金がマイナスの8億9400万円って書いてありまして。
はい。
今回の市販機準利益を足すと繋がるんですよ。この利益常用金前回の10月末はマイナスの8億9400万円だったんですね。
なってますね。
今回の9ヶ月間で市販機準利益が14億稼げたので、このマイナス8億9400万足す14億をすると5億7200万になるんですよ。
そこからその計算式だったんですね。
なので利益常用金5億7200万円というフォルダを開けると、今回稼いだ市販機準利益というフォルダがあって、さらに今まで稼いだ年度の準利益のおそらくマイナスっていうものがあるんですよ。中にフォルダがたくさんあって。
会計の基本概念
なので核の多くなんです。利益常用金は核の利益の。タイミーはついに黒字段階が訪れ、上場申請の書類から黒字だったんですが、ついには繰り越し常用金のマイナスを解消したっていうことですね。
ちょうどそういうような段階にあられて、利益が今までどうだったかとか、利益常用金がどうだったかっていう関係性でいくと、こういうところの繋がりを示すことができますね。
あとは純資産でいきますと、76億合計であるって申し上げたので、ざっくりその利益常用金が5億と申し上げましたので、それ以外は資本金です。
タイミーの例でいくと、資本常用金っていう名前のところに69億あったりするんですけど、これは資本金から資本常用金に移動させたっていうちょっと難しい背景があるんですが。
資本金と資本常用金は何が違うんですか?
資本金は本当に資本金ですね。統計をしたりするのも資本金ですね。統計で書いてあったりするところが。
今までエクイティーファイナンスで資本金を調達していくと、資本金がどんどん増えまくっていくんですね。
資本金の額が多くなると、いろいろ不都合なことが税制上あったりなどをしまして、かなりテクニカルなんですけれども、資本常用金という隣の環状科目にエイヤで移すと回避できたりするんです。
という事情だと察します。これを見ると。なので資本常用金までも含めたら資本金が70億近くあると。これは調達されてきたお金です。今までエクイティーファイナンスで。
もうそのまんまなんですね。
そうですね。そのまんま整合してくるはずですね。おそらく。さらに利益常用金に欠損店舗っていうんですけど、振り替えたりすることもあるんですけど、そういうことがなければ調達額と整合するところですね。
実際はこんな感じですね。
細かく気になることはあれども、永遠と続いていってしまう気がして。しかもこれを見ていないですね。
そうですね。
一旦この程度にお配りさせていただいてですね。とはいえ、概要といいますか、そういう項目があってこれはどういう意味なのかっていうのは今挙げた部分だけでも。
反応見てるとそうですね。皆さんご存じないようなことがいろいろお伝えできたかもしれないので、これはここだけでも面白かったのかもしれないなっていう。
20個ぐらい分からない単項目がある中で5項目とか分かるだけでも、ああそういうことねってちょっとずつなってきますんで。気になる方はリンクからぜひご覧いただいて、竹山になりだ話してるのあれかみたいな感じでなぞらえていただければなというふうに思っております。
音声コンテンツの考察
初めてのトライでここまで聞いてくださってる方がどれぐらいいるのかっていう心配はありつつ。
音声コンテンツの可能性と限界も一定感じたところはございますが、あの一つのトライとして見守っていただけておりましたら幸いでございます。
これからもいろんなトライをしていきたいなというふうに思っております。
この番組はスタートアップ会計の畑山さんとスタートポッツの稲荷田がお送りいたしました。
トークテーマのリクエストや畑山さんへのご相談はお便りフォームか畑山さんのXメッセンジャーまでお気軽にお寄せください。
また番組のフォローや拡散にご協力いただけますと幸いでございます。
今回の配信良かった悪かったもっとご視聴しかったとかありましたらぜひご感想もお寄せいただければと思っております。
それではまた次の配信でお会いいたしましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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