スキン調達を実施したばかりの企業家の人生や事業紐解くポッドキャスト、パーソナリティーのジョブテイルズ稲荷田です。
同じく、パーソナリティーのアニマルスピリッツ中山です。
本日は特別配信といたしまして、アメリカダートマス大学のビジネススクールであるTuck経営大学院のアラム内の皆様とコラボをさせていただきました。
4月23日に日本同窓会支部主催で開催されたオンラインイベント、MBAからスタートアップへのキャリアの描き方のアーカイブをお送りいたします。
Startup Nowは、スタートアップの魅力を広げるスタートアップエコシステムの進化と拡張を目指して番組を運営しておりまして、今回TuckさんもMBA×スタートアップをテーマに優秀な人材の参画、活躍を広げていきたいということでコラボに至りました。
中山さんは今回MCを務められたということでしたが、ご参加されてみていかがでしたか?
出演者が豪華でレア、普段聞けない話が聞けたんじゃないかなというふうに思っています。
中盤部分からCFOって実際何する仕事なんだろうっていうところだったり、どんなスキルが必要なんだろうっていうところをかなり詳細に聞けたかなと思っていますし、
最後のテーマではCFOから見た日本のスタートアップエコシステムってどうなんですかっていうところもぎゅっと濃縮してお伺いすることができたのかなというふうに思っています。
また今後こういったコラボイベントっていうのも面白いなと思いましたので、ぜひそういった機会があればそれもお声掛けいただけると嬉しいなというふうに思っております。
今回の配信はMBAに興味がある方はもちろん、MBA後のキャリア、スタートアップやCFOのキャリアに興味のある方もぜひ聞いてみてください。それではどうぞ。
TACMBA変化の時代のビジネスシリーズということで、今日はMBAからスタートアップへのキャリアの描き方とセッションを始めていきたいというふうに思います。
本日は導入のところの挨拶をさせていただきます。私はダートマスのTACMBA2015年卒業の吉田と申します。よろしくお願いします。
このセッションはTACMBAの卒業生がオンラインで定期的に集まっていて、TACの卒業生は各方面で活躍しているメンバーなので、そういうメンバーの話を聞くという、もともとは動走快適な内輪なイベントなんですけれども、今回エッジの効いたメンバーが集まったということで、
今回のイベントはTACの外の方にもぜひ参加していただきたいということで、今回はいろいろな方に参加できるような形にしております。今回モデレーターにアニマルスピリッツのディレクターの中山さんにお願いをして進行していければ、
このメンバーでNBAを経てのキャリアの話であったりとか、あとCFOの方に集まっていただいているので、ファイナンスの話とかセッションに移りたいと思いますので、中山さんの方にパスをさせてもらえたらと思います。中山さんよろしくお願いします。
中山 皆さんこんばんは。本日モデレーターを務めさせていただきます中山と申します。よろしくお願いいたします。私TACで学生をしたことはなくてですね、家族がTACに留学していたことがあって、東海岸のハノーバという町で2年間過ごしましたけれども、私自身は全く学校には通っていないというところになっています。
それでもパートナーを同じコミュニティの一員として温かく迎えてくださって、こうした会にも呼んでくれる、それがTACの良さなんじゃないかなというふうに個人的には思っています。私今、アニマルスピリッツというシードアリーステージのスタートアップに投資をするベンチャーキャピタルで、キャピタリストとして働いております。
それ以前にはアントラーというところでアクセラレーターの運用をしたり、楽天のCVCだったり、ストライブという別の独立系VCでのキャリアを積んでいたり、その前はですね、BCGでコンサルタントをしたり、スタートアップの創業メンバーをやっていた時期もあるというようなものでございます。早速本日登壇してくださるパネラーの方をご紹介していきたいと思います。
まずはですね、オフィスの森島さんから簡単な自己紹介をお願いできればと思います。
皆さんこんばんは、初めましての方もたくさんいると思うので、初めまして。オフィスはシリーズBを終えたバーチャルオフィスというツールを提供しているSaaSのスタートアップです。
そこで、もともとはワンキャピタルというVCでその会社に投資をしていたファームにいたんですけど、そこからシリーズB、CFOがいないので行ってCFOやってください、調達手伝ってくださいということで、それで移って調達をしてそのままフルタイムでジョインしたという経緯になります。
名前言ってなかったですね、森島雅人と言います。よろしくお願いします。18年の卒業です。
MBAに行くまでのキャリアなんかもちょっと皆さん興味あるんじゃないかなと思うんですけど、よろしければそのあたりも教えてください。
最初、新卒はGEという会社に入って、GEのファイナンスのプログラムに入って、最初の1年半日本で働いて、その後は世界中いろいろ飛び回りながらGEという会社で働いていました。
その後、GEの入入部門に移ったら、1年もしないでGEがGEキャピタル売却しますってなったので、じゃあMBAを取りに行こうということで、そのままコネチカットからハノバまで運転して受験してということをして、ダートマスに行きました。
ダートマスタックの卒業後は、西海岸のモルガンスタンレイという投資銀行のメロンパークオフィスというオフィスでエッグマン券を3年ちょっとですかね、やってその後ワンキャピタルに移って、日本でVC投資をしていました。
事業会社、それから外資系で外資銀行でIPOとかエンマンドへのアドバイザー利用して、VCをして年先に転職というキャリアなんですけど、ポストMBAのキャリアというのは、いつ頃から思い描かれていたものだったんでしょうか。
Gの時からもうMBA取ったら投資銀行がその投資側っていうんですかね。将来的にはVCにずっと移りたいと思ってたんですけど、直接VCってMBA後に直接VCって本当に難しいので、まずはそういうVCの人たちのネットワークに入ろうって、大黒人なのでアメリカの西海岸で就職するには投資銀行が一番、エッグマン券が一番綺麗なパスだったというか、ビザも出してくれましたし。
なのでそれでモルガンスタンリーのメンロパークオフィス受けたら、すごい競争率の高いオフィスなんで、受からんだろうとみんなに言われてたんですけど、たまたま受かってしまったので、そのままそこで頑張ってエッグ企業のM&Aと開票をやってました。
ありがとうございます。今オビスという会社にいらっしゃいますけれども、こちらもどんな事業をやっているのかってあたりも教えてください。
オビス、20年と21年ですかね、コロナ禍で皆さんがオフィス行けない時とかに、Zoomもあるんですけど、結構その当時ってZoomファティグ、Zoomで疲れてますと。
ずっとミーティングばっかりして、オフィスにも行けないので、Zoomって会議のためにやられるので、Zoomじゃなくて雑談したいとか、周りに人が一緒に働いているような感覚が欲しいみたいなことで、
コロナ禍でオフィス行けない時に、いわゆるバーチャルオフィス、本当にオンライン上のオフィスっていうのを作って、そこで一緒に仕事をしましょう、コラボレーションをしましょうっていうのがオビスという会社です。
それを20年、夏ぐらいですかね、にリリースして、その後グワーッと伸びて、コロナが明けると一瞬成長がフワッとなって、それを今もう一回盛り返しているという状況ですね。
ありがとうございます。続いて岩上さんにお伺いしてみたいと思います。まずは簡単な自己紹介からお願いできますでしょうか。
岩上と申します。私はTACは2014年の卒業です。今現職はCancerScanというヘルスケア系のベンチャーだったんですけども、1月に上場企業にMAをして、上場企業のグループインをしたばかりで、
ちょうど今PMIですね、ポスト最終のインテグレーションとかをやっているところなんですけども、入社以来は5年間取締役CFOとして、主に会社、組織回り、ファイナンス回りというところになっていました。
ありがとうございます。よければ新卒からの、最初からのキャリアみたいな全体像も教えていただけたら幸いです。
新卒は外資系証券会社のモルガンスタンレーの東京オフィスに投資銀行本部の方に入社をしまして、ただ9ヶ月ぐらいはIPOとか何件かやったんですけども、当時プライベートエクイティのファンドの部門が同じ部門内にあったので、
9ヶ月後にですね、主に不動産が半分ぐらい、半分ぐらいは上場会社、微上場会社、不良債券とかに投資するようなファンドに移りまして、そちらからずっと投資業務ですね、ファンドの資金を使って日本中のいろんな資産に投資をしてバリューアップして売却をして投資会のお金返すというようなプライベートエクイティファンドの業務を6年調やっていたという感じです。
2012年に会社を辞めて、私費で留学をしてタックに行きまして、留学終わって卒業式の前の日までちょっとオファーも何もない状態で、そこから就職活動をしようとしたぐらいだったんですけども、ちょうど前日にWILLというですね、ちょうど当時立ち上がった日米でベンチャーキャピタルをやる会社からオファーをいただきまして、その後シリコンバレーで4年半、現地のですね、主にミドルステージのスタートアップの投資を中心とするようなベンチャーキャピタルの仕事をしていました。
その後、現職にジョインして帰国してきたという感じです。
MBA後VCに行くのが難しいとおっしゃっていた森島さんのパスを何年もやってしまったという。
そうですね、そこもいろいろ意図せずそうなったっていう感じでしたし、私は実はインターンのサマーインターンもコンプレットベンチャーキャピタルの方でやってたんですけども、サンフランシスコで。
で、その時にMBA直後にベンチャーキャピタルをやるものじゃないなというふうに思って、実はスタートアップへの転職活動をしようと思って、それで結構卒業して結局スタートアップでもう急いでるんで、もう何か決まったらすぐ何か来週から来てくれみたいな感じなんで、卒業3ヶ月前に就活してもタイミングが合わなくて。
で、なのでもう卒業が決まってすぐ働ける状態になっても飛び込んでいくつもりで行ったんですけど、さっきまさに話あったように、とはいえビザの問題が結構大きくて、ビジネス職のビザスポンサーっていうのはあんまり小さい会社としないっていうのもあってですね。
なのでちょっと最後は大きな会社でスポンサーする会社に行くか、もう最後諦めて日本に帰るかっていうような感じで行ってたら、ちょっといろいろ巡り合わせがあってたまたまそういった縁があったっていうような感じなんで、僕もそういう意味ではあまり狙ってそこに行く道はお勧めはしないですね、個人的には。
ありがとうございます。今いらっしゃるキャンサースキャンという会社についても簡単な事業概要を教えていただけますでしょうか。
ありがとうございます。キャンサースキャンはですね、主にマーケティングとデータ分析を使って人々の行動変容を図ることでいろんなことを予防していくということを全国の自治体さんと一緒にですね、事業を展開している会社になってます。
年間大体100万人の方が亡くなるんですけども、その約4分の1ぐらいは生活習慣病とかがんで亡くなっているんですけども、そういった病気っていうのは去年予防が可能な病気のはずなんですね。
なので、頭ではわかっているけれども生活習慣を変えられないという方々、あるいはそれをどういうふうに変えたらいいかわからないという方々が世の中には結構いらっしゃっていて、それがその高齢になると特にそういった方々が実は多いというのが今の現状なので、自治体と組んでですね、そういった住民の方々に直接アプローチをして検診をちゃんと受けてもらったりとか、ちょっと既に病気があるっていうふうに数字でもわかっている人にはもうピンポイントでその人にこういった症状が出ているんでお医者さんに行きましょうということを促したりとか、そういったことをしているような。
会社です。
自治体向けに検診率の向上を促すようなコンサルティングみたいなビジネスって思っておけばいいんですかね。
そうですね。
そのサービス提供の裏側ではテクノロジーは使ってるんですけども、見える部分はかなりベタなマーケティングと業務委託、BPOみたいなところの組み合わせが実際のその見える側のサービスにはなってますね。
ありがとうございます。
お待たせしました。
最後にみんなのマーケットの吉岡さん、自己紹介お願いできますでしょうか。
はい、こんばんは。みんなのマーケット、吉岡と申します。皆様よろしくお願いいたします。
私はですね、暮らしのマーケットというサービスを運営する会社に勤めております。
NBAには2008年に入りました。
私はですね、キャリアのスタートが日本の銀行でした。
日本工業銀行、後に水穂銀行に7年勤めまして、その後カーライルグループというファイアウトのファンドに入社いたしました。
2年勤めて、その後タッグに出て、また戻ってきて10年くらいですかね、カーライルを勤めまして、2018年に今の現職、みんなのマーケットに入社をいたしました。
どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。日本工業銀行で有志の企業審査みたいなことを行われていて、その後バイアウトファンドのカーライル、タッグでカーライルに戻ってスタートアップCA4というキャリアですけれども、
カーライルっていうバイアウトファンドって呼ばれるものって、イメージはしっかり足元キャッシュを生み出す、ある程度事業が出来上がった企業っていうのが投資の対象だったのかなっていうふうに思うんですけれども、
それからこれまでの投資対象とは違う、これから伸びていくぞ、みたいな急成長側の会社にフルコミットしようって思われたのは、どんな体系からだったんでしょうか。
そうですね、10年ちょっと勤めていて、バイアウトの仕事っていうのは、投資家の預かったお金を良い企業に投資するという投資家の側面と、投資した後に企業を成長させるという経営の側面があります。
両方の側面を持ち合わせた仕事で、その中で投資の仕事も面白いんですけれども、より経営の方に軸足を置いてみたいなって次第に思うようになったというのが一つと、
バイアウトの投資の対象というのが非常にビジネスが確立されていて、ソリッドな、逆に言うと成長率については割と安定的な会社が中心です。
そういったシングルデジットグロースの世界から、ダブルデジットグロースとかナンXというような成長の世界に身を置いてみたいなというふうに思ったというのがありまして、
2018年に決意をして勤職いたしました。
ありがとうございます、素敵ですね。
みんなのマーケットという会社の事業についても良ければ教えてください。
会社名がみんなのマーケットで、サービスの名前が暮らしのマーケットというふうに覚えていただければと思います。
暮らしのマーケットは例えばハウス作り、家の掃除とか家の修理とかカメラマンとか、
実際事業者職人の方がその場に出向いていろんな作業をしてくれるような、そういうサービスをアプリ上で頼める、そういうインターネットの商店街という言い方をしておりますけれども、
ビジネスというとマーケットプレイスビジネスということでございます。
2011年に設立をいたしまして、地道に拡大を続けてまいりました。
もっともっと広がりは大きいと思うので、これからも拡大を続けていきたいなというふうに思っています。
ありがとうございます。本日、パネラーの皆さんの自己紹介と、それから今現在どういった事業をされているのかというあたりが聞けたところで、
早速お題に入っていければなというふうに思っております。
一つ目のお題は、ズバリTACってどんな学校だったっていうところを聞いてみたいなと思っています。
まず一番先輩で08の吉岡さんからお伺いしてみたいと思います。
ズバリどんなところが素晴らしい学校で、何がユニークネスだったんでしょうかってところを教えてください。
そうですね、皆さんもお話になると思うんですが、変わらぬ自然の中の美しいキャンパスっていうのが私の心を掴んで、
2023年にも訪れたんですけども、引き続き変わらない美しいキャンパスでした。
それからその2023年のパーティーの時に同級生240人いたんですけれども、その中で半分ぐらいが引き続き集まっていて、
そして全員顔を知っているというこの身近なコミュニティ感っていうんでしょうかね。
ここが大変素晴らしいところだなって常に思います。
ありがとうございます。この美しい自然とそれからコミュニティの濃さっていうところがいいところだよっていう風に教えていただいたんですけど、
それから6年後輩の岩上さんにも聞いてみたいと思います。
その良さってT14でも継続してきたのか、そこからの差分があるのか、
それからお父さんは今日もしかしたら見られてるかもしれないですけど、TACのアラーム内っていう風にお伺いしていますので、
そのあたりの影響っていうのもどれぐらいあったのかってあたり良ければ教えてください。
僕はさっきまで知らなくて、ちょっと妙な緊張感が発してるんですけども、
父がT81でして、父の影響はもちろんあります。
TACは聞いてる限りかなり変わってないカルチャーとか雰囲気ですね。
それはキャンパスもそうだし、キャンパスを中心にした街の雰囲気とかも非常に変わってない印象を持っていますし、
都心育ちからすると、一瞬田舎に行くことに対して事前に抵抗感と懸念はあるんですけども、
やっぱり行ってみると非常にユニークな体験で、また行ってみたいなっていう風に思うような環境だったなっていうのは思っています。
あと付け足すとすると、個人的にはですね、私結構あんまり主流にあえて行きたがらない傾向があって、
別にわざとはさげるわけじゃないんですけど、例えばホッケーはやってなかったりとか、
メインパートはちょっと外して、どっちかというと自分が留学を行っている間に使いたかった時間の使い方とか、
どういった人たちと交流して情報収集したいかとか、
割と自分の次のキャリアに向けて結構時間を、ある意味ちょっと自分勝手に使っていた部分も多少あるんですけども、
やっぱりそういったところに対する理解と許容度が高いのではないかなっていうのは、
ちょっとMBAに1校2校行くことは同時にできないんで比較難しいんですけども、
いろんな人と事前事後とかで話していて思ったという感じですね。
割とその人の個人の意思決定とか意思を割と尊重してくれて、
それはそれでちゃんとリスペクトしてもらえるっていうのは個人的にやりやすかったね。
ありがとうございます。
自然とか環境の良さっていうところ、それからコミュニティの個性は変わらずで、
個人の意思を尊重してもらえる良さがあるというところで、
ますます魅力が増しているなっていうところなんですが、
そこからさらに4年後輩の森島さんにも聞いてみたいと思います。
お二人と同じことと、それから差分ももしあったら教えてください。
僕、沖縄県の宮古島出身で田舎出身なんですけど、
正直タックはもうちょっと発展してもいいかなと思ってました。
住んでるときつらいなと思いながら、ちょっと田舎すぎない?と思って見てました。
自然はまあいいんですけど、僕多分やっぱりタックの一番良いところってやっぱり人だと思っていて、
僕はどのMBAイベントとかに呼ばれても、タックってどういう人がいるんですか?って言われたら
いつもスマート&ナイスっていうことを言ってるんですけど、
それが多分一番の特徴かなと思います。
頭いいは多分、やっぱりいいMBAの学校、トップ10のスクールだったら絶対みんな頭いいんですけど、
かつナイスってあんまりないじゃないですか。
すごいカットスロートで競争バチバチしてるみたいなだけじゃなくて、
まあもちろん競争士は多分皆さんと思うんですけど、
きちんとそこでナイスな人たちがいるっていうのが多分タックだなと思って生活してました。
そうですね、私もすごいナイスなコミュニティに生活しているとき助けられたなっていうふうに思い出しました。
で、学生じゃないんですけど、そっからさらに私4年後輩なんですけど、
パートナーから見たタックの特徴っていうところなんですけど、
やっぱり家族連れで楽しめるMBAっていうところかなっていうふうに思ってまして、
コミュニティの素晴らしさっていうところは冒頭述べたんですけれども、
実はカリキュラム面でもパートナーが楽しめる要素ってありまして、
学生じゃない私でも一部の授業っていうのは歩行できる制度っていうのがありまして、
実際私Bの講義を1ターンの受講させてもらったりしたんですけど、
非常に勉強になったなっていう思い出がありますというところです。
ありがとうございます。
続いてちょっとお題にタック愛についてみんなで語られたところで、
せっかく今日はCFOの皆さんにお越しいただいているので、
次のテーマとしてCFOってそもそもどんな仕事なんですかねっていうところを聞いてみたいなと思っています。
一言でCFOって言っても会社のフェーズだったりタイミングだったりで、
結構やることや期待される役割って実は変わってくるのかなというふうに思っているので、
その辺はぼれたら面白いかなと思っています。
初めにちょっと岩上さんにお伺いしてみたいなと思うんですけど、
CFOとして入社した頃と、
それからさっきエクジットしましたっていう話もされてたんですけど、
そのM&Aでエクジットする頃、それからエクジットした今っていうので、
役割とかやること結構違うんじゃないかなって思ってるんですが、
実際CFOって何するんですか?
そうですね。結構本当にこれは私もいろんな人ともっといろんな情報化してみたいなと思うテーマなんですけども、
私もやはり会社のフェーズと、
あと経営チームのポートフォリオ、
例えばスキルとかその経営チームの他の強み弱み、
あとあんまり良くないんですけど好き嫌いみたいなところと、
あとはその事業ドメインが何かっていう結構その3つによって、
そのCFOの役割っていうのは結構変わるんではないかなというふうにちょっと考えています。
会社のフェーズは簡単に言うとやっぱりそのスタートアップとかアーリーステージほど、
正直ちゃんとした数字あんまりいらなくて、
管理とか、どっちかというともうちょっと違う部分を要求されることが多いんではないかなというふうに思っていて、
それが資金調達だったら投資家案件とか成長戦略みたいな話だったり、
私が入った50名の時ってコーポレート私とは総務の人1人っていうのも2人しかいなくてコーポレートが。
人事も何もなかったんで、僕入った瞬間はそれこそまず勤怠管理が当時Excelだったので、
マクロンのぶっ壊れたExcel50に集計した後に勤怠間違ってたらまずいんで、
セルの中に式がぶっ壊れてるのを確認したら本人にこの時間本当に働いたか確認をした、直してあげた後に、
それを社老子に投げて給与計算したりとか、それこそ通帳の記入とかをやってたんで、通帳記入と経理業務で給与支払うみたいなところからとりあえずやった後に、
これオンラインにできるかとか自動化できるかみたいなものを構築していくみたいなことをやったり、
もう契約は誰も見てないと言えないですけど、電検レビューをそこから全部入れたりとか、
かなりその状況に合わせて、かなりハンズオンで、当時は50人と言ってもですね、結構やっていた感じです。
今では当然各ファンクションに僕よりできる人を入れて、どちらかというと多くは方針とか、
あとはその経営者じゃないと取れないリスクテイクのところの判断だけして、
あとは現場は逆に任せるっていう風にちょっとシフトしてますね。
実際今までどの時期の仕事が一番大変でしたか。
いや最初の2,3年組織の、コーポレートでやっぱりどうしても担当しているので、
そこのベースを作れるようになるまでにやっぱりちょっと時間がかかって、
その年から急に社員もかなり増えて始めたので、組織がどうしてもその50人から100とか150超えてくると、
やっぱり整えなきゃいけないものがどうしても増えてきちゃうので、人事も当時いなかったので、
人事評価制度も整えてとか、いろいろ整備していったり、
実際作ったらうまく回るかっていうとそうじゃないんで、
実際にそれを現場で一緒に回してるのを見て改善したりとか、
そういったことも同時多発的にやっていったりするし、
あと採用する側の人数がまだ十分じゃないときは、
毎日2,3人以上面接をして、週末も面接してっていうのを、
他の仕事の他に追加でやってたりしてたんで、
大量に面接をして、途中なんか会社紹介の説明しながら、
僕ちょっと寝てたんですけど、ちゃんと寝ながら話進んでるぐらい、
もうちょっとそらんじちゃってたような感じぐらいですね。
かなりいろいろ回してた時期とかもあって、その時期は本当に大変でした。
本当に人がいなくて何でもやらなきゃいけない時期っていうのが一番大変だったなっていうところですね。
ありがとうございます。
同じくコーポレート本部の統括もされている吉岡さんにちょっと聞いてみたいなと思うんですけど、
かなり幅広く吉岡さんもお仕事されているっていうふうに拝見したんですけど、
実際何をされているのか、例えばどんな経験が、
そしたらその事業の中で役に立ってるのかってあたりも一緒に教えていただけますでしょうか。
そうですね。実際にCFOとしてイメージしやすい、
例えば資金調達とか自分の計画とか、あとは余日の管理とか、
そういったことに割合としては少ないかなと思います。
先ほどの矢上さんの話にもありましたが、
直近では私も採用に7割ぐらい時間を割いていて、
あとは企画系の業務が1割程度というような状況ですので、
何でもあると思っておいた方がいいっていうところですね。
事前に転職する前に先輩というか経営者、
OBの方からアドバイスをいただいたのはCFOになるとき。
うまくいったら会社の実績で、失敗したら自分のせいみたいな仕事だからねっていうふうに言われました。
なので、全部自分で背負うような気持ちが大切な仕事なのかなっていうふうに日々思ってやっています。
若干話が戻るんですけど、CFOって何なのよっていうと、
本質はやっぱり持続的に企業価値を大きくしていくというところにあるのかなという。
会社の成長を数字の観点で軸に動かしていける人ということなのかなという。
なんでしょうかね。
いわゆるキャッシュフローの永続的成長モデルと、
キャッシュフローを成長率とリスクフリーレートの差分で割り引いたハイトモデルっていうのがあるんですけども、
あそこのそれぞれの変数をどうやって大きくしていくのかっていうのが僕らの役割だなと思います。
グロースっていうのは成長期待なので、ここはエクイティストーリーとかそういった話だと思うんですけれども、
マイナスのところですね、リスクフリーレートここはいかに信頼してもらえるかということですので、
内部統制とか会社としての信用とかそういったところを高めていくと。
これも業務とか大事な仕事の一つになってくる。
そういったものを総称して、全部失敗したら自分の人なのかなっていうふうに尺をしてます。
どういったスキルが役に立つのかっていうことで言うと、本当に何でもあるんですよね。
先ほど井上さんが金体つけるとか私もやったりしてることもありますし、
面接自体もそうですけど、面接の設営とか評価のフォーマット作るとか、
マーケティングなどでも、またリタリングをどうするのか、そもそもどういう仕様を見ていくのかみたいな話とか。
なのでこれ、本当にMBAでやった素数というのは幅広くモラ的に学ぶことと直結してるなっていうふうに思っていて、
そこはすごく今になって役に立ってるなっていうふうに振り返っているところです。
ありがとうございます。MBAの学びが役に立ってるっていうすごい良い情報をいただきましたけれども、
森島さんがとある動画で、例えばIPEOPに関しては学校で学んだことと実務が同じなんだよみたいなことをおっしゃってるのを拝見したんですけれども、
実際こうMBAで学んだことが実務面でも役に立つことっていうのがどれぐらいあるのかなっていうことも含めて、CFOの役割を教えてください。
その振りで振られるとですね、僕あんまないんだよなぁと思いながら聞いてるんですよね。
いや、たぶん吉岡さんも岩上さんもMBAで学んだことがあるんだなと。
でも皆さん多分ファイナンスバックグラウンドじゃないですか。たぶんMBAの前からファイナンスバックグラウンドでやられてきてるので、
たぶんMBAの授業で学んだら、ああそうだよねってこういう、OK、OK。それでたぶんやられてるんですよね。
絶対勤怠つけることとか絶対考えてないじゃないですか、MBAの時は。
たぶん違うんですよ。で僕はですね、正直本当にファイナンスバックグラウンドで内部監査だったりとか、
ずっともう財務諸表、いろんなビジネスの財務諸表を監査したりとかそういうことをしてきたので、
正直MBAに行ったからこれができるようになりましたっていうのはあんまり実はないんですね、ファイナンスの仕事でいうと。
でMBAでやったことというかMBAを通ってきたから役立ってるなんですかっていうのは、たぶん意思決定することだけです。
例えばシリーズBでオービス45億円集めたんですよ。46億円エクイティでデッドで5億円。
この45億円使って会社成長させてくださいという状況で、じゃあどういうふうに、どこにキャピタルアロケーションしていきますかっていうのも、
言ったら別に100発作成成功しないじゃないですか。失敗するし数億円とかしたりとか、これやったらいけなさってCMやったりとか、
いろいろやってこううまくいかないこともあるんですけど、でも意思決定しなきゃいけないじゃないですか。
MBAの時もそうですけど、完全な情報を伝えないじゃないですか。その状況でも意思決定していかなきゃいけない。
何らかのロジックを自分たちにしていかなきゃいけない。それが一番役立ってます。MBA。
それは多分CFOに役立つというよりは、多分経営者として役立ってるって感じですね。経営者の一員として。
あくまで自分のベースのスキルとかベースのものがあるものをブーストしてくれるのがMBAです。
森さんからのメッセージかなというふうに受け取りました。ありがとうございます。
ちょっと一瞬だけいいですか。
もちろんです。
その意味では、僕もそれ考えてて、ちょっとフェーズにもよるのかなと思ってまして、
私の会社ってその上場を結局検討したけど、結果MBAで一旦会社としてはIPOしないで終わったっていうところで、
そういう意味で上場してないとやらなくていいことが結構あったりとか、
あと割とこの過去数年間のフェーズって結構生存が重要だったりとか、
結構フォーカスが当たってる領域が、例えば同じCFOといっても結構違うみたいなのがあって、
ただやっぱり今上場企業で、しかもプライム上場してる会社にグループインした中で、
今度経営とディスカッションしてて思うことはやっぱり途端にちょっと飛ぶんですよね。
考えなきゃいけないことが。
よりステークホルダーとか、さっきのまさに今度は投資家がどういうふうにバリエーションしてくれるかに対して、
どういうふうに会社の成長を見せるか、エクイティストリートを見せるかだったり、
期待値を作るためのIRするかみたいなコミュニケーションしたりとか、
それを踏まえて今度は社内をどうそれに合わせていくかみたいなのが出てきて、
結構そこに大きな、別職種とまだ言わないんですけども、
結構違いがあるなっていうのはちょっと感じていて。
結構その上場後の話のほうを見て言うと、
すごくアメリカと比較されて悪い点ばっかりがクローズされているような気がちょっと私はしてるんですけれども、
米国でも数多くの良いIPOとか伸びるスタートアップがどんな歩みをたどってきたのか、
成功事例を数多く目にしてきたであろう森島さんにちょっと聞いてみたいと思います。
つまり日本のスタートアップエコシステムの問題って何でしょう。
スモールIPOなんでしょうかっていうところを教えてください。
最近多分言われている方も多く増えてきたんですけど、
やっぱりM&Aが少ないっていうのがここで違和感見せられるのでこの話も聞きたいなと思ってたんですけど、
M&Aが少ないが多分一番だと思います。
M&Aが少ないイコールこの人の循環とかキャピタルの循環が少ないということで、
じゃあなんでM&Aが少ないんですかっていうと、
僕は一番の原因は一倍参加型っていう優先株の立て付けだと思ってます。
これ多分言うとVCの人って言うかはされるんですけど、
でもこれだと思ってます。
ちょっと事例で言うと、
例えばこの間アトラシアンっていう会社がルームっていう会社を、
ルームなんかビデオ動画とかを簡単に作れる会社ですね、
USの会社。
その会社を買ったんですけど、
ルームはもともと1.5ビリオン、1500億円ぐらいで調達して、
その次のラウンド、
その次にダウンラウンドの900いくらぐらいですかね、
900億ちょっとどこかで買収されたんですよ。
なので前のラウンドからするとダウンラウンドなんですけど、
彼ら創業者が半分以上、
900億の半分以上リターンとしてやられたんですよ。
3名いるんですけど、
その理由が優先株の立て付けが一倍非参加型だったんですよ。
プラス彼らはボードをコントロールしていて、
なのでここが多分一倍参加型、
ちょっとすごいテクニカルになるんですけど、
一倍参加型と一倍非参加型だと、
まず投資家の方々が一倍自分たちの投資した分を受け取って、
その後に残った分を非参加型だったら、
普通株の株主たち、
主に創業者と社員なんですけど、
そこが受け取れるんですけど、
それを一倍参加型だと、
優先株の持ち主はまず一倍自分たち、
例えば仮に10億投資したら10億取って、
その後で残った分をさらに比率、
こういう比率で受け取れるじゃないですか。
そうするとほとんどのスタートアップの場合、
ものすごい大型のM&Aとか、
ものすごい大型のM&Aじゃない限り、
創業者からしたらインセンティブが全然ないんですよね。
なぜなら10年かけて一生懸命やってきて、
大きくしてきたけど、
売却したら結局全部VCで持っていくみたいな、
全部とは言わないですけど、
比率として大きなポーションを取っていかれちゃう。
そしたらM&Aするメリットというか、
インセンティブがないので、
だったら頑張ってIPをしようとなっちゃって、
そうするとスモールIPになっちゃうっていう、
すごいネガティブスパイラルになっちゃうので、
ここが例えばUSだったらほとんどの、
一倍非参加型以外もありますけど、
一倍非参加型が主流なので、
それをやればもっとM&Aが増えると思います。
M&Aが増えたら、よりお金も人も入ってきますし、
VCの人にとっても長期的にはエグジットのパターンが、
今って日本はよくIPを一本足だほうとか言われるんですけど、
それがM&AでもIPをでもエグジットできるっていう風に、
エグジットのオプションが増えるので、
いいことだと思うので、
長期的にはいいことだと思うんですけど、
そのためにはまだ多分優先株の立て付けとかを
変えたほうがいいんじゃないかなと思います。
一倍参加型っていう問題もありつつ、
個人的にはM&Aの買い手もそんなに、
なんか米国の方するといないのかなっていう問題もある気がするんですけど、
このあたり実際にM&Aでエグジットを果たしたキャンサースキャンの
岩上さんにもご意見を聞いてみたいと思います。
言えることと言えないことがすごいたくさんありますね。
なかなかいろいろな意味で難しいんですが、
そうですね、今回確かにちょっと買い手がつくつかないっていうのは、
たぶんその事業上のうまく相性がいいか、
良くないかみたいな話だったりとか、
あとは当然そのバリエーションの目線が合うか合わないかとか、
あとカルチャーとかいろんな理由があるとは思うんですけれども、
今回本気でその検討するタイヤが、
もしそういったような案件をやった場合と比べると、
当然数としては少なかったというのは思っていますと、
一方でちょっと我々の場合は結構特殊なドメインで、
割と今一部の領域で割と成長しているドメインでやったこともあって、
そのハマるところは探しやすかった部分もちょっとあったかなとは思うので、
その意味では日本の市場の中でもタイミングとか領域としては、
結構案件として成立しやすかった要素もちょっとあったのではないかなという風に思いますね。
ちょっとそのスタートアップエコシステムがどうなんだ問題を、
正直私はすごい自信を持っているポジションがまだそんなに持てているわけじゃないんですけれども、
結構それを何を目的とか誰のための話をするかによって、
ちょっと変わるんじゃないかなとは思っていますと、
今日結構そういう意味で言うと、
MBA検討されている方とかもいらっしゃるという中で言うと、
その業界に飛び込むみたいな観点が、
求職者というかみたいな観点で言うと、
確実にその昔と比べると良くなっていっているのかなという風にちょっと実際感じてはいて、
やっぱりこのスタートアップ自体ってやっぱり結構昔と比べると、
社会的地位がだいぶ皆さんのおかげで向上していっているし、
実際にその優秀な人材が流れるっていうのは圧倒的にこの5年10年で増えていて、
やっぱりかなり高キャリアな人が、
それこそ年収倍に落としても飛び込むっていうこともあるし、
逆に言うと最近スタートアップも結構給与払うようになってきている。
やっぱり昔より調達できる金額が上がっているので、
結構そのパフォーマンスの、
パフォーマンスというか支払いですね。
報酬の水準というのが結構昔よりは上がってきているので、
逆にあんまり給与を落とさないで転職できるようなポジションも結構増えている。
正直私のポジションも、
現職よりいいオファー結構いっぱい来ているんですけど、
今こんな出るんだみたいな、
あくまで年収面の話なんで、
株の話はちょっと別なんですけども、
結構ですね、そこの辺の相場感変わってきているので、
飛び込んでいく側としては、
めちゃくちゃ昔みたいに、
急に給与かなり落として入るっていうところまで落とさなくてもいけるし、
そこで一定期間実績詰めると、
仮にその会社がうまくいかないってことは、
当然スタートアップ大半なんですけども、
ダメだった場合でも、
昔より結構ポテンシャル高い会社がどんどん生まれるようになっているので、
次転職するときも面白いポジションが見つかるっていうのも結構増えている。
ちょっと長い5年10年の面ではあるのかなと思ったりはしたので、
その意味ではそこに入っていく、
そこの中で仕事をしていくとか、
場合によってはいいチームを蘇生していく、
経営側に回るっていう観点では、
競争も激しくなっていると思うんですけども、
いい面もあるのかなと思っています。
VC 的なリターンの問題とか、
当然余裕を持って何回もバッと立てるように、
参加していた企業家や、
創業のタイミングでいたチームに十分な資金加減が回ることで、
よりそういった人たちが、
次にもっと大振りしに行くというか、
ホームラン狙いしに行くとか、
あるいはそういった次のスタートアップの支援に回るっていうところの
循環っていうのは海外とかだと、
やっぱりまだ層がかなり薄いと思うので、
その辺がもっと改善されると、
より新しいものを作れるっていうのはあるんじゃないかなと思っていますね。
ただ一方で、やっぱりどうしても日本でビジネスを始めたときの、
日本の市場の規模の限界みたいなものが、
どうしてもちょっと感じる部分があって、
個人的には正直ソフトウェアスタートアップであれば、
本当にグローバルを狙うっていうのが目標としては、
本当に日本でやるのがいいのかどうか、
っていうところからちょっと問い直したほうがいいと思うんで、
日本で起業するのであれば、