はい、承知しました。私たちは工場経営をDXするタクミフォースというクラウド型のシステムを提供させていただいております。
これが主に製造業向けのソリューションになるんですけれども、製造業というのは大きく役割で分けると、
完成品のメーカーか、あとは部品を加工しているサプライヤー企業というところに分かれていきます。
例えば自動車だったら3万点の部品からできているとか、航空機だったら10万点というふうに言われていますけれども、
その部品を一個一個作ったりとか、あと小さなユニットという形で組み立てていったりとか、
そういったことをしているのがサプライヤー企業でありますけれども、
日本の99%は中小製造業、中小サプライヤー企業というところもありまして、
そういったプレーヤーが業界の広く支えております。
そういった企業の課題というところでいくと、まず例えばですね、本当に人手不足とか技術処刑とかということはよくワードとして挙がっていきますけれども、
現場ではですね、まだまだアナログな業務を中心にというところがありますし、
パッコン、減税料費の高騰ですとか、賃上げですとか、そういった減価高騰の圧力がある中で、
一方では業界の召喚集として、毎年毎年5%コスト低減してねみたいな形で、
発注側の企業からリクエストが来ると、そういった板挟みの中でもしっかり利益を出していかなければいけないというですね、
そういった構造に置かれています。
ただその中でもですね、しっかりと利益を出し続けていかなければ、
当然工場の新しい設備への投資もできませんし、やっぱり競争余裕を保っていく上での個人の対応というところもできないと。
なので私たちはそういった日本の機関産業の裾野を支えるですね、
サプライヤー企業、踊り中小、零細企業も含めてですね、その裾野を支えていくというために、
彼らの努力がしっかり生まれるような世界を実現していくというところで、
アクミホースというシステムを提供させていただいております。
ありがとうございます。
まず製造業DXと一言で言ったときに、今前田さんが整理してくださったように、
一つ目の整理の仕方として、誰をターゲットにしているのかというのがあるのだと思っていまして、
つまり、部品を発注する側の完成品メーカー側、これ得てして大企業かなと思っているんですけれども、
それとサプライヤー側と言いますか、部品を受注する側、これどちらかというと中小企業とかSMBと、
この2つのプレイヤーがある中で、匠木健康業さんは受注する側の顧客をターゲットにしているサービスになっていると思うんですけれども、
これ、なぜこっちのサプライヤー側、受注側をターゲットにしたプロダクトにしたのかという、
ここの背景をちょっと教えていただきたいなと思っていまして、
ビジネス的なジャッジなのか、それともこの人たちが困っているからという思想的なところから来ているのか、
ここがどんな背景だったのかなというところがすごく興味があります。
はい、ありがとうございます。早速回突っ込みをいただいて嬉しい限りですけれども、
今においては、ビジネス的なジャッジの要素も大きいと思っています。
ただ、当時を振り返ってみると、ある意味、エロ依存というか、
我々が最初にアプローチをして深く聞いていったのが、
そういった中小サプライヤー企業、受注側の企業が多かったというところに起因しているんじゃないかなというふうに思っています。
ビジネス的なところでいくと、これ別にどちらから上っていくか、
例えば大企業側から上っていくのも正解ですし、中小、受注側から上っていくというのも、
どちらも成功の道筋としてはあり得るところかなと思っています。
むしろパワーバランスの強い発注側から上っていくとか、
あるいはより資金的な魅力のある大企業から上っていく、
こっちの方がむしろセオリーに近いんじゃないかなという気がしていて、
我々の中小、受注側から上っていくというのは、ある意味アンチパターンになっていくのかなと。
ただ多くの人がアンチパターンと考えているわけで、
そうするとそこに市場の隙間というのが空いているんですね。
要はなんとなく凝っても多からないよねとか、やっても大変だよねという形で、
隙間が空いているゆえにペインが残されているというところがありまして、
先ほど次の授業ではペインを起点に、そこの課題が根深いところを対象にやっていこうということを考えたときに、
この市場の隙間にあるペインというのが深かったというところは一つの理由としてあります。
加えてですね、やっぱり最近思うのは、
プライヤー側、受注側の企業ってどんどんどんどんやっぱり数は減っていってるんですね。
技術証券の問題もあれば廃業を進んでいく、経営統合を進んでいくというところもあるんですけども、
これからですね、やっぱり数が相対的に減っていくということは、
むしろ相対的に交渉力強くなっていくというふうに思っていて、
今までは例えば複数のサプライヤー企業だから、
相見積もりとって一番安いところに発注していきますよっていう時代だったかもしれないんですけど、
これからの時代は当然減価も上がっていきますし、そもそも優れた技術を持って、
素早いコミュニケーションで品質が安定しているサプライヤー企業に仕事が集まっていくっていう時代の流れになっていくというふうに思っていて、
そうすると高いんだけどこの工場、この企業いいよねっていう形で取引が多分変わっていくというふうに思っています。
なので実は相対的にサプライヤー企業の力が強くなっていくというところも見込んで、
我々はそこに張っているというところもありますし、
あとはビジネスの作り方として製造業の大企業って基本的にはもう自社開発のシステムがガチガチに入り込んでいて、
タップが入ってますとかコンサル入ってますとか、そこをひっくり返していくっていうのは結構難易度が高いかつ時間がかかるっていうのがあるんですね。
特に製造業って先例主義みたいなところがあるので、そういった事例を作らなきゃいけないんだけど事例が作りにくいっていうジレンマにどうしてもはまってしまうと。
なので我々はむしろ中小サプライヤー企業の側からしっかり実績を作って持っていくと。
ここはですね、もう機関シフトガチガチにというよりかはもう少し入る余地があるというところなので、
しっかり事例を作って持っていくっていう、こういったロードマップの仕方があるなというところは後からやっていく中で気づいたっていうところになっています。
ありがとうございます。
三森DXという文脈で見てみると、どこが競合なのかなというと、多分皆さんの一番なじみの深いところで言うと、
薬側の発注サイド側のサービスだとするとやっぱりキャリーさんなのかなと思ってくるんですけれども、
そうすると気になるのは、この発注サイド側と受注サイド側で今は住み分けている世界観だと思うんですけど、
この世界観ってずっと住み分けていくのか、それともやっぱりお互いにこう登ってきてどっかでぶつかってくるのか、
この辺りの見立てっていうのはすごく気になるところなんですけど、皆様どう見られていますでしょうか。
そうですね。おそらく山登っていく中でぶつかっていくというか、むしろ多分連携していくみたいな方向も全然あり得るんじゃないかなと思っていて、
おっしゃる通りで、この会社は受注です、この会社は発注ですっていう、これ綺麗に分けられるところではなくて、
基本的にすべてのものづくり企業が当然受注もするし発注もするっていう両方の役割を持っているっていうのが、
製造業の実態だというふうに思っています。なので双方の登り方であっても絶対どっかで交わってくるというふうに思っていますし、
製造業って市場規模で言ったら100兆円とか120兆円とか180兆円とかそれぐらいの規模があるところなので、
基本的にはもう一社で解決していくというところは難しいと。今後AIの進展によってもデータというのがどんどん大事になっていく中で、
もしもこれ自社、一社だけで全部囲い込めたらこれも最強なんですけど、多分そういう世界観にはなりづらいというふうに思っています。
例えばですけど、ある会社が、これ分かりやすく、トヨタからも仕事を受けます、日産からも本田からも自動車系列、いろんな会社から仕事を受けますよっていう世界観はあるとは思っているんですけど、
そこでトヨタさんのシステムと日産のシステムと本田のシステムという形でシステムが乱立していくっていう世界観はあり得るんですけど、
サプライヤー目線で見たらそんなにいろんなの乱立したらやりにくいよねっていう世界線ってあると思っていて、
そうすると多分システム同士をうまく連携していくというか、そういう世界線って必須になっていくんじゃないかなというふうに思っています。
加えて企業間連携っていうところは最後の砦として残ってくる重要課題かなというふうにも思っていますので、
そういったところはある意味交わってくるとは思っていますし、一方で僕としてはオールジャパンで戦っていくっていうそういうところで連携できたらいいんじゃないかなというふうには思っています。
ありがとうございます。
あと先ほどやっぱりSAPPが強い領域だみたいな話もあったんですけど、これやっぱ製造業全体の中で次にバリューチェーンで考えてみると、
受注するまでのプロセスのところ、つまり今匠木健さんがやられているところ、
あとその後受注した後の生産管理、それから販売管理みたいなバリューチェーンがある中で、
これまでどっちかっていうとDXとかシステムが進んできたっていうのは受注後の生産管理の領域だったのかなというふうに思っています。
これ多分いわゆるSAPPが手掛ける領域だったと思っているんですけれども、
受注前のこの調達部分というんですかね、のDX化っていうのがなぜこれまでは比較的遅れてきたのか、
そして逆になぜ今このタイミングでチャンスが来ているのかみたいなところ、よければ教えてください。
ありがとうございます。またまたかなり深い質問だなというふうに思っているんですけれども、
SAPPとかが入るのは基本的に大企業領域なので、中小サプライヤー企業においても、
SAPPではないんですけど、受注後の生産管理領域を手掛ける企業さんというのは、これまでも何社もいらっしゃいました。
一方で受注より前の見積もり調達部分に関しては隙間が空いていたというところなんですけれども、
これもいくつか理由があって、例えば見積もりという方に関していくと、
見積もりという業務とかニーズ自体って、まだ市場で新しいというか、たぶんここ15年ぐらいの課題なんですね。
大きかったのはリーマンショップだと思っていて、これを皮切りにまず製造業の一社依存とか、
系列化の解体が進んでいきましたというところ。
加えて、下請け法が厳しくなってきているので、一社で差し出れ出していくって結構難しくて、
そうすると基本的には、むしろ構成取引の観点から相見積もりしていきましょうということが増えているんですね。
しかも、自動車一業界依存からもう少しタプラー企業がポートフォリオ経営をしていく、
新しい仕事を取っていくというふうになった時に、必ず見積もりというのが発生してくるというところもあるので、
その意味で見積もりということ自体は、わりと新しい課題業務領域だというふうに捉えています。
そうすると、その課題が生まれた時って、なんとなくExcelで頑張って対処していくとか、
あと機関システム側に見積もりの帳表を発行していくという、そういった機能ができてくるということで対処していたんですけど、
それがいよいよ限界を迎えてきているというところになりまして、
熟練の方が、60代、70代の方が引退していくから、そういったアナログ化と独自的なオペレーションって限界を迎えてきているねという話もありますし、
昨今、原価が高騰して価格低下をしなきゃいけないというところで、
適正な価格を出していくというニーズがすごく強まっているというところもあるので、
やっぱりこの見積もり領域におけるバイナウっていうのは非常に大きくなってきているんじゃないかなというふうに思っています。
あとは、中小の領域においては、やっぱりコロナの影響ってすごく大きかったなと思っていて、
我々もですね、かなりの頻度で、これ営業段階とかカスタマー作成段階で現場訪問させていただくっていうことが今日になっているんですけど、
一方で、やっぱりアフターコロナの世界観って、オンラインでの打ち合わせが可能になったっていうことは非常に大きいなというふうに思っていて、
今まで、例えばサプライアキーを対象にエコノミクスが成り立たなかったところが、
そういったオンラインでのサポートとか打ち合わせっていうところを交えることによって、
エコノミクスが成り立ち始めたっていうところは、やっぱり大きな転換点としてあるなというふうに思っていて、
なので、こういったサービスっぽいビジネスモデルがようやくこの領域でも成り立ち始めたなというところは、転換点として感じています。
なるほど。ありがとうございます。
課題として新しいというところと、それから下請け法とかいろんな業界変革があり、
YNowが強くなってきているんだとすると、逆に今までこの生産管理を手掛けてきていて、
もうすでに顧客ベースがあるような企業が、調達側のDX側にも入ってくる、染み出してくるっていう世界観っていうのはあるんでしょうか。
そうですね。それはあると思いますし、やる気しないというところではあるとは思うんですけど、
一方でその見積もりとか調達って各社で業務プロセスだったりとか、あとは原価計算のロジックっていうのが全然異なってくるんですね。
っていうのも例えば全く同じものを加工しますっていうふうになった時も、各社が持っている設備によっても変われば、
あと工程設計によっても変わりますし、あとは材料選定によっても変わってくるっていうところもあったりします。
そうなると、意外と汎用的なパッケージとかっていうところだと作るのが難しいというところもあって、
組みホースもSaaSではあるんですけど、濃厚度でカスタマイズができるというものになっていて、
イメージ、キントーンとかセールスホースに近いような形ですね。
そういうふうになっていくと、例えばオンプレのシステムでそういうことを施しますってなると、
基本的には現地に全部訪問していかなきゃいけないとか、
あとはそもそもデータモデルっていうところが従来型のものになっていて、
そういったカスタマイズのコストが非常に高くなっていくというところもあるので、
既存プレイヤーがそのものの形で進化してやっていくっていうのは多分難しい領域で、
やるんだったらもう楽器版を活かしながらもう01でビルドしていくっていう形になるかなというふうに思っています。
逆に多分そこがゼロからできるのがスタートアップの強みであるというふうに思っているので、
我々はそのより複雑な領域に対してカスタマイズ性の高いデータモデルを1から構築していくというところで
作ってきたっていうところがひとつ特徴としてあるかなと思っています。
なるほど。ありがとうございます。顧客ベースがあったとしても、
全然経過が違うからそんな簡単には染み出せないんだよっていうことがよくわかりました。
匠議研工業さんとしてはこれまで調達DXといいますか、
見積もりサースみたいな見積もり支援サースみたいな領域で非常に愛されてきたのかなと思っているんですけれども、
この先じゃあどんなふうに未来展開していくのかというところをお考えがありましたら教えてください。
はい、そうですね。我々も今見積もりのDXから取り組んでいるのはあるんですけど、
ちょっと思っているのが、もう2025年からは見積もりシステムの開始ですっていうところのブランディングはやめようかなというふうに思っていて、
ブランディングというか、見積もりって業務の入り口であり、
そこにペインが強かったというところでスタートしているんですけど、やっぱりここからスタートして思ったのは、
ここから始める工場経営のDXっていうところの可能性って非常に大きいなというふうに思っていまして、
こういった日常業務の中で図面だったりとかいろんな工程情報、あるいは制度にかかる情報というのが自然と無意識に溜まっていくというところですね、
ポイントだというふうに思っていて、そうするとこれから本当にAIトランスフォーメーションみたいなそういう時代が来ると、
最近だったらAIエージェントみたいなところはかなりホットワードになっていますけれども、
我々もそういったこれまで蓄積がされてこなかった貴重なデータというのを匠ホースを通じて貯めていくことができると、
そうすると例えばそれを現場に展開していくですとか、もう少し人の生産性というのを飛躍的に上げていくという方向でできるんじゃないかなと思っておりまして、
来年以降は匠ホースAIっていうところをしっかり開発リリースしていきたいというふうに思っていますし、
工程設計の自動化だとか、そういうところも次第にできていくんじゃないかなと思っていますので、
単なるデジタル化DXというところを超えて、いわゆる業界全体をAIがフル活用できるような状態まで持っていくというところを実現していきたいなと思っています。
ありがとうございます。最後もう一つ聞いてみたいのがですね、この製造業という業界が100兆円以上というところがありまして、
そして今話を聞いている中で、匠技研さんが勝っていけるんじゃないかみたいな期待感がすごく感じさせられた内容だったなと思っております。
そして一緒に船に乗っていきたいという方も多いんじゃないかなと思ったりするんですけれども、
ずばり直近で言えばどういう方々を募集していますみたいな、そういうところもぜひ教えていただけますか。
はい、そうですね。もう全方位を募集していますという形なんですけど、
特に注力しているのがですね、まず一つはカスタマーサクセス兼コンサルティングのチームですね。
我々匠技研の事業の核となる部分でございまして、もちろん今匠ホースといういわゆるSaaSをですね、
しっかりお客様にデリバリーしていきますよというところも大事なんですけど、
この製造業ってじゃあいきなり今日からツール入りますって言っていけるかというと、そうではない。
例えば事前に業務プロセスの整理が必要だったり、原価計算の仕組みとかロジック自体を見直していかなきゃいけないっていう、
かなりですね、路上を整えていくというコンサルティングが非常に肝になってきまして、
チームとしては強化していきたいなというふうに思っています。
ですので、バックグラウンドもちろんコンサル経験があるとか、製造業の営業をやっていましたとか、
そういった方ももちろんウェルカムですし、今ですね、うちのチームで活躍しているメンバーというのは、
例えば20代、30代で製造業未経験、よかったら証券会社いましたとか、
メーカーいましたとか、そういった業界関係ないメンバーでも一からランニングしてできるっていうところができる環境を整えておりますので、
ぜひですね、スタートアップでアグレッシブに努力したくお客さんに向き合いながら、現場のありがたい、
嬉しいお声をいただきながらですね、事業を作っていきたいという方は非常に向いているんじゃないかなというふうに思っています。
あと加えて、このポッドキャストをお聞かれている方で、あとエンジニアですね、これはシステム開発のところもそうですし、
あとはAIの研究開発というところもそうですし、どんどん最後に力入れていきたいなというふうに思っていますので、
プロダクトサイドのですね、メンバーも絶賛募集しております。我々もですね、もう事業を作っていく上では、いい組織チームを作っていくということが
本当に必須になっていくなというところは思っていまして、そこそこ2025年はですね、私前田も時間の半分以上は最後にコミットしていくというところで、