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2024-09-18 22:15

#2 スタートアップが活躍しやすい状況になってきている建設業界~業界の変化とルールチェンジ~

■トピック 70兆円市場の民間・公共の割合/デジタル・技術活用で加点される公共工事/スタートアップの完成されていない技術やサービスでも利活用・実験的活用が進む/投資は増えるも就労者減/重い課題がたくさん残された建設業界/業界で取り組むうえで理解しておくべき物件サイクル/サイクルを理解した上での戦略/人手不足を背景に法改正や様々なルールチェンジが起きている/生産プロセスも大きな変化のタイミングを迎えている/
建設テックLABは月2回ペースで配信していきます。
■パーソナリティ
平田 拓己(⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠@internet_boy53⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠)
waypoint venture partners 代表取締役 Founding Partner
甲南大学卒業後、独立系VCに新卒入社しファンドレイズやPreSeed~Seedステージを軸に12社のスタートアップに投資。2023年にwaypoint venture partner(独立系VC)を設立し、「新しい街づくり」「産業の持続的成長」「個人のエンパワーメント」を軸にPreSeed~Seedスタートアップへ投資
 斎藤寛彰(⁠@HiroakiSait⁠)
戸田建設(株)ビジネスイノベーション部課長 一般社団法人建設テック協会事務局長 / 早稲田大学招聘研究員 東京工業大学大学院修了後、2012年に戸田建設に入社。建築施工管理、エンジニアリング等を経験後、経営企画、ICT戦略部門等を経て、現在は国内外の優れたスタートアップ企業への投資とオープン・イノベーションに取り組む。国内外の建設関連スタートアップ企業4社でEvangelist / Executive Fellow / アドバイザー 等を務める。建設DXや建設×イノベーション領域での研究活動にも取り組む。

サマリー

建設業界は70兆円市場として、スタートアップにとって注目される機会が増えています。特に、政府の効率化への期待やデジタル技術の導入が進む中で、人手不足の問題が深刻化しており、新しいソリューションが求められています。建設業界においてスタートアップが進展しやすい状況が整っています。業界の課題や効率性向上への取り組みが求められ、新しい規制やデジタル化が進む中で、イノベーションの機会が増加しています。建設業界は、デジタル化やイノベーションの流れによりスタートアップが参入しやすく、過去にはない機会が広がっています。

建設業界の市場規模
皆さんこんにちは、ウェイポイントベンチャーパートナーの平野です。
僕は建設の斉藤です。
建設テックLABでは、これから企業を目指す方や、建設業の建設領域で事業に取り組むスタートアップの方に向けて、
初歩からわかる建設領域の解説と、建設関連のニュースやテクノロジー、スタートアップについて深掘りをしていきます。
今回は前回に引き続き、70兆円市場の内訳の部分と、
今、スタートアップが建設業界に注目すべき理由であったり、背景についてお話ししていきたいと思います。
建築と土木とで、土木の方に行くと政府だったりとか、そういうところの需要が大きくなっていくよねっていうお話があったので、
70兆円市場であるっていうところにちょっと戻ろうかなと思うんですけど、
それでいうと基本的な内訳としては、
23年の見通しの70兆円に関しては民間が64%で、政府が36%みたいな数字も出ていたりするので、
そういう意味で言うと多分政府の36%が結構土木の割合が高いのかなみたいなところもイメージできるのかなと思ったりしますし、
かつその土木の方に関しては、政府になってくると当然入札みたいな話があったりすると思うので、
そういう意味で言うと、それはそれでまた、いわゆるスタートアップ的な感覚で効率化だみたいなことを言っても、
そこには政府のやり方みたいなのもあったりするから、簡単に効率化できない部分もたくさんあるんだろうなっていうのはすごい想像しております。
逆かもしれないですね、もしかしたら。
そうなんですね。
捉え方次第なんですけど、
実はですね、政府系の発注者、官庁とかの発注者様も、結構効率化するものだとかデジタルで解決するようなものって高く評価されるとかありまして、
特に入札の方式で、総合評価落札方式という方式があるんですけど、
従来であると一番安い入札をした会社にやっていただきますよみたいな話なんですけど、
それがやっぱり業界にとって非常に不健全であると、ダンピングも起こってしまって赤字で受注する会社が増えてきて業界が発展しないという時代があったんですが、
その反省を踏まえて、要は技術得点とかですね、こういった技術使いますよ、こういったデジタルサービスを使いますよみたいなのを提案するとですね、それが確定ポイントになって、
金額と技術点で評価をされるというやり方が最近割と主流になってきているというところなんですが、
そういった意味で発注者様も最近だとAIを使って何かを判別するとかですね、
人手不足とスタートアップの可能性
そういったものに非常に興味を持っていただいて評価をいただけるので、
例えばドボクの現場なんかもどんどん新しいものを紹介してほしいけど、現場に行っても勝手に来るわけじゃないみたいな、そういった状態に陥っているというふうには感じています。
それでいうと、それこそどっかで扱える日が来るんじゃないかなと思ってますけど、
ドボクの領域でもスタートアップの持っているロボット系の技術であったりとか、あとは施工管理みたいなところだったりとか、
スタートアップのまだまだ開発途上みたいなものも含めて、実際にPOC的に動いているケースもあったりすると思うので、
そういうところはやっぱり注目度合いが高いというか、多分今までであれば完成してるの?本当に使えるの?みたいなところがすごいあったかなと思うんですけど、
一方で、まずは検証できる範囲内で検証していこうみたいな動きは昔に比べるとすごい増えてきてるんだろうなという感じは一般人から見てでも思うなと思います。
ご認識の通りですね、ゼネコンが出しているプレスリリースとかも見てると、どういったスタートアップさんとこういう実験をしましたとかですね、
完成されてないものであっても一緒にこういった技術を適用を目指してますとかですね、そういったリリースが最近増えてきてるんですけど、
実際に完成してないものを課題を持ったゼネコンとそのソリューションを持ってらっしゃるスタートアップさんが連携して検証していくということが非常に増えてきてるんじゃないかなと思います。
国交省とかの資料を見てても、なんか事例としてこういうのありましたよとかっていうのを見ると、
おーあそこのスタートアップのじゃんみたいなのがあったりするんで、そういう意味では結構貢献できるようになってきてる幅が広がってるなっていうのはすごい思いますね。
そうですね。
今一旦ここまでで言うと、建設業界の外境、どういう風な市場のサイズなのかだったりとか、市場がどういう風に分けられているのか、建設っていう言葉も実は建築と土木の足し算が建設って呼ばれてるよねみたいな話だったりとか、
あとは民間の需要だとどういうところで、逆に政府需要だとこういうところがあるよねみたいなお話も含めて出てきたかなと思ってます。
そういう意味で言うと、建設業界ってすごい昔からでかい市場だっていう風な認識はあったかなと思っています。
なのでそういう意味では、マーケットがないよねっていう見られ方、多分今まで一度もされたことがない業界だと思うんですよね。
にも関わらず、スタートアップとかっていうところがまだまだ数としては少ないかったりとか、それは途中にも出てきた通りで現場がなかなか分かりにくかったりとか、
土木に関してはもはや目に見えないところでやられていることもあるみたいなところで、認識しづらいよねみたいなところは当然あるかなと思うんですけど、
そういうことを踏まえても、なお引き続きまだまだ数としては少なかったっていう中で、なぜ今建設業界に注目すべきなのかみたいなところ、
なぜ今みたいな話ができればなと思ってるんですけど、直感的にどうですか?
スタートアップさんが挑戦するにはいくつかある領域だなというふうな前向きはある一方で、やるなら今でしょうという条件が揃ってきているっていうのが感じたところです。
一つ目は先ほど申し上げた通り、建設投資は非常に上向きに成長していて、業界自体が非常に盛り上がっているというところが一つ目です。
二つ目が、それにも関わらず建設業で就労している人口は減少続けているんですね。この13年で先ほど60数%建設投資が増えましたよというふうに説明しましたが、
同じ期間で大体10%ぐらいそこで働く人減っているんですね。一方で、労働集約的な産業なのでどうしても人が作業するっていうボリュームが非常に大きい業界ではあるんですけど、
それなのでそんなに仕事増えているのに人が減っていると。現状端的にお話しすると建物を建てたいけどどこもやってくれないっていう発注者さんが非常に増えてきているんですね。
順番待ちになっている。なのでお金は出すんだけどやってくれないと。これだけ払ってもダメですかみたいなそういった状況になってきているので、
建設業としてはお金を払ってでもどんどん賃金を上げたりとか、あるいはいろんなソリューションにお金をかけてでもやっぱりそういった仕事を回していきたいというようなモチベーションが揃っているということなので、
ちゃんと課題にフィットするソリューションを持ちの場合にはそこに非常に予算がつきやすくなっているというのが実情です。
建設テックのスタートアップさんは非常に少ないという話で、私も感覚的な部分ではあるんですが、確かに多くはないなというふうには感じているところです。
建設業界の課題と変化
その理由にもいくつかありまして、通常ですね、やっぱり産業特化型のソリューションを立ち上げる企業家さんもあって、
何かしらそこの業界に経験をした、例えば製造業であれば特定の製造業での経験をもとにしてエインポイントを認識されて、
ここは自分しか知らないので、それをサービスにするんだと企業されるということは結構よくあるケースだなというふうに思うんですが、
建設業の場合はそこの人材の流動性が非常に低いという特徴があって、なかなか業界から例えばIT業界に流出したりだとか、建設業界から企業を目指したりという方が正直多くないというのが実情です。
いろいろそれには理由があると思うんですね。やっぱりITスキルを持った建設産業の人材も非常に少ないというのと、
建設産業って他の産業と比べて実は年収は少し高めなんですね。建設業で働くには結構お金稼ぎたい人にとっては割とそこで満足しちゃうという話もあるのかもしれませんけど、
そういったいろんな理由があって人材の流動性が非常に少ない。なので建設業のすごくディープな課題を知って企業をするという人は非常に限られていると。
そこがやっぱり建設テック企業の少なさに影響しているんじゃないかなと思うと同時に、ある程度成功されているスタートアップ様ってよく見るとやっぱりどこかのゼネコンダとか設計事務所さんで働かれて企業されたという、
結構気運な存在の方が割とその領域で成功されているように見受けられますので、そこのハードルも一つあるんじゃないかなというふうには思います。
その人手不足みたいな話はもうずいぶん前からずっと語られているというか、働かれている方々自体が年を取られていくっていう中で、
いわゆる手に技術をしっかりと持たれた技術者の方たちが高齢化をしていって、いわゆる普通に退職をしていくみたいな、引退されていくっていう方が一定数いらっしゃいますよねっていうのも当然そうだと思うんですけど、
見えにくいがゆえに、どんどんどんどん現場の環境が変わってきているということにもなかなか気づいてもらえず、新規の入職者の数がめっちゃ少ないっていうのも同時に負のサイクルを生み出している背景なんだろうなと思ったりするので、
そういう意味では人手不足みたいなところはもうずっと言われていて、それが加速している。各社各業に取り組みはしているけどなかなかうまくいかないというか結構絡まっているところもあられたりしますし、
建設業界の課題
逆にうまくいってるところとかの場合だと、5年10年前からその辺手打ってたんだよねみたいなところの会社さんだと意外とうまくやられてるなっていう感じがあったり、割と短期的に何とか解決できるっていうものでもないんだろうなと思いますし、
合わせてその働き方みたいなところもセットでやっぱり視界変えていかないといけないよねっていう動きもあれば、それ以外の文脈で言うと資材価格の高騰みたいな話も当然あると思いますし、
なんか業界が持っている課題感ってなんかすごい、言い続ければいくらでも出てくるなみたいな、そういう業界かなっていうのは畳に見ると思ったりします。
そうですね、おっしゃる通りで、こんなに重い課題がこんなにたくさん思いつく業界って他にもあるかもしれませんが、建設が結構特徴的じゃないかなと思ってて、
ここを簡単に解決できないから残ってるんだと思うんですけど、やっぱりここに挑戦する価値はあるんじゃないかなというふうに思います。
そうですね、まさになんか1個解けば全部が解けるとかっていう課題ではなく、多分いろんな課題が全部こんがらがっちゃってるみたいなところは当然あるんだろうなと思いますし、
だからこそ多分改善できた時のインパクトがすさまじくでかいというか、っていうところもある意味その建設業界のすごい面白いところなのかなと思いつつ、
多分そのスタートアップがなかなか出てこないよねっていうのは業界のことを知らないっていうのも当然そうだと思うんですけど、
同時にソフトウェアに対するラーニングのハードルの高さみたいなのをその業界の中の人から感じるみたいなところもあるのかなと思っていて、
なんかその辺ってどういう印象を持たれてますか?やっぱりその新しいソフトウェアを作っても、ITと比べたらどの産業もそうだと思うんですけど、
やっぱりその新しいシステムに対する勉強することのめんどくささだったりとか、あとはやらなければいけない施工業務がすごくたくさんあるから、
ラーニングしてる暇もないみたいなことが割とありがちなのかなと思うんですけど。
ありがとうございます。それにはいくつか理由が思いつくんですが、まずはおっしゃる通りですという話が一つです。
ただ先に述べさせていただくと、建設業の方って結構真面目な方が多いなと思って、学ぶのが嫌だとかっていう話は比率としてはそれほど多くないんじゃないかなというふうに思ってます。
構造的な理由がいくつかありまして、一つ目が業界自体の平均年齢は高めですと。
平均年齢が高いというのはなぜかと言いますと、皆さん想像してみていただければいいんですけど、トンネル工事なんて1個終わるのが下手したら10年近くかかってしまう。
建物も早くても大規模な建物であれば1年とかあるいは3年5年かかると。
ワンサイクルの学習サイクルはそれなんですよね。なので入社7年目です。
けど物件としてはまだ2個目ですみたいな。サイクルが回らない。
つまりシニアの方であるほど経験だとかノウハウが非常に蓄積されていきますので、シニアの方が非常に活躍できる業界だっていうのが一つあります。
それ自体いいことではあるんですが、一方でアンラーニングのコストがかかってくるということで、過去の成功してる体験だとかを踏襲する傾向は当然誰しもあると思います。
組織完成というんですけど、今までの映画と踏襲していくっていう見えない力が働いているんですが、それが一つ業務だとかプロセスを変革する上でのハードルになっているなというふうに思います。
2つ目に関してですが、これもプロジェクトの特性になりますが、皆さんご存知のとおり建物を例えば作っているイメージでいきますと3年間で工場をしますと、その間全く同じことをずっとしてるんじゃなくてですね。
そのうちの2ヶ月間は土を掘る工場をして、杭を打つ工場を毎ヶ月して、柱とか梁とか鞄の工場をして、内装の工場をしてみたいな形で段階が結構分かれているんですね。
例えばですけど、杭を打つ工場を解決するサービスがあったとするじゃないですか。
そこで1回使うじゃないですか。これはすごくいいと。
次使うのまだ3年後とかなんですね、その人。
分かります?
確かに。はい、分かります分かります。
前、どうやって使ったのかとか、あるいはその存在すら忘れてる可能性だってあるわけです。
なると学習コストの問題っていうのは、そのプロジェクトの特性に結構よるということがあるんじゃないかなっていうのが1つあります。
もう1点、これも結構根深い問題なんですが、先ほどのその工程が結構フェーズが分かれているっていう話がありましたが、
例えば特定のフェーズを解決するソリューションが、言ってみればそういった特定のものがいっぱいあってですね、
皆さんのスマートフォンのアプリとかもですね、この工事はこれを使う、この工事はあれを使うとかですね。
つまりすべて1つのアプリで完結するっていうものがそれほどないわけじゃないんですけど、
講習ごとに変化をするような話があれば、それが1個ずつ覚えていかなきゃいけない。
それも学習コストに影響する要因かなというふうに思ってます。
規制の変化とイノベーション
2つ目に挙げていただいていたそのワンサイクルがめっちゃ長いみたいな話は、すごいVC業界に似てるなというか、
我々も結局1ファンドを作って全部が終わるまでに最短10年で延長すれば13年、14年みたいな感じになっていくんで、
そういう意味で言うと、僕らからするとまあまあベテランのすごい方だなみたいな方でも、
実はファンドの最後まで行ったことがあるのは1本みたいな話は全然ありますし、
それにすごい近いなと思いますし、あとはそのラーニングが結局3年に1回とかそういうサイクルになっちゃうから、
そもそも前回何使ったか覚えてないみたいなのは、それで言うと僕らがスタートアップの皆さんに、
それこそ半期とか年1回のタイミングで、僕らのファンド決算もあるんで、
そういうところでこういうデータを出してくださいねみたいなことをお願いして、
その時にこういうツール使いますよとかここに格納してくださいねみたいなことをお伝えさせていただくんですけど、
よく企業家の方に言われるのは、前回どうやったか覚えてないですっていうのを毎回言われるみたいな。
まあそれはそうだよね、要はそのツールだったりとかそれをやるために別に仕事をやってるわけじゃないんで、
建設業界でいえば施工をするみたいなところが当然あるわけで、
まあそうなってくるとその時何使ったかなんてちゃんと覚えてないよなっていうのは、
いやまあそりゃそうだよなっていうのはすごい思いますよね。
なかなかラーニングにも時間かかるし、そのサイクルもすごい長いみたいなのがあるなと思う。
だからといってダメってわけではなくてですね、
本当にユーザビリティだとかユーザ体験をすごく設計し込めば難しくなければ導入されていきますので、
そこは全然、だからといって避ける必要はないかなとは思うのと、
あとただできればですね、やっぱり毎日ログインするアプリケーションだとか、
工事の最初から最後までを通して何かしらずっと継続的に利用できるようなユーザ接点を持つような設計をするというのは一つの戦略ではあるんじゃないかなとは思います。
これだけマーケットも大きいし、課題もたくさんあるし、
時に行こうとすればすごい大きな課題を解くことができるよねみたいな面白さがあっていて、
個人的にそのすごい建設業に今だから注目した方がいいというか、
これからどんどんどんどん変わっていく追い風になるようなものがたくさん出てきてるなとすごい思っているのは、
すごい細かいところも含めるといわゆる伝聴法が出てきたりとか、
あとその時間外労働規制みたいな話はさっきも出てきてましたけど、
あとは直近で言うと多分めちゃめちゃでかかったのは改正建設業法みたいな話だったりとかで、
いわゆるそのもうデジタル化していきましょう、
今まで一人一現場みたいな話になってたものを兼任できるようにしましょうみたいな形だったりっていうので、
起きている課題に今まではその今までのルールの枠内で頑張ってねみたいな話だったのが、
もうルール変えないときついよねみたいなも含めてルールが徐々に徐々に変わってきているみたいなのは、
すごくわかりやすい追い風だなというか、
やっぱりそれを導入したりとか変えていかないといけないみたいなモチベーションになるような背景事情がすごくたくさん出てきたっていうのはなんかいいことだなと思いますし、
なんかこれがさらに加速させる要因になったりするのかなっていうのはめちゃめちゃ思うんで、
そういう意味でタイミング的に相当いいタイミングが来てるんじゃないかなというか、
っていうのはすごい素人目に見ると思うんですよね。
おっしゃる通りで、やっぱりイノベーションっていうのはレギュレーションが変わったときにやっぱり生まれやすいっていうのはありまして、
そのレギュラトリーサイエンスっていう風な領域があるんですけど、
先ほど平田さんおっしゃってた通り、いろいろな規制緩和って言っていいのかわからないですが、
いろんな法律が変わってきていくと、これからもおそらく人手不足に対応するためにいろんな改正がかかっていくんじゃないかなということがありますので、
そこは全部法律が変われば業界も変わらざるを得ない。
そこの変化っていうのはビジネスの機械としては非常に貴重かなと思ってます。
もう一点、これまでに触れてこなかったポイントとしては、
建設業界のイノベーション機会
建物の設計だとか施工なんかが全部デジタルのVIMというビルディングインフォーメーションシステムと言われる、
CADではなくて情報の集合体として扱うようになってきている。
生産プロセスそのものも今大きく変化しようとしているタイミングなので、いろんな変化が重なっていて、
そしてこれだけ建設需要があって課題もたくさんあるっていうのは、
何かしらイノベーションが起きない理由はないぐらい、今タイミングが揃っているんじゃないかなと思います。
そういう背景のところもあるし、合わせてある意味その建設業界ってなかなか難しいよねっていうスタートアップに、
目を向けてもらいにくかった業界だからこそ、逆に言うと他の業界でうまくいったケースみたいなのがこの間にすごくたくさん出てきているかなと思っていて、
当然それがその建設業界にうまく当てはまるってことはもちろんないとは思ってるんですけど、
ただ一方で、じゃあ業界に合わせてものを作っていくぞってなった時に、
より良い提案をするみたいなことだったりとか、より良い解決策を提示するみたいな意味では、
他の業界にすごくいろんなケースが出てきたり、逆に海外ですごくうまくやり始めているスタートアップが出てきたりみたいなんで、
ある意味その参考にできる部分はすごく多いのかなと思うので、いわゆるそういう制度的な後押しもあると思いますし、
その解決策を考える上で参考にできるところみたいなのがすごく増えてきたなってのを考えると、
割とかなりピースは揃ったなっていう感じはしますよね。
プロジェクトの特性と課題
そうですね、今もう過去よりかつてないぐらいのいろんな条件が揃っているんじゃないかなとは思いますので、
簡単な領域じゃないんですね、正直。最初に冒頭に申し上げた通りですね。
これも言ったら皆さん敬遠されるかもしれないので、考える部分についてちょっと。
プロジェクトベースで物事が進むので、プロジェクトっていうことで、有機のプロジェクトなので、
プロジェクトが終わったらチームは解散して、また別のチームが発足してやると。
そこまで学習してきたものが次のプロジェクトに完璧に引き継がれないような性質なんかもあったりしますので、
せっかく現場単位でアプリを採用したりとかすることもあるんですけど、
あそこの現場で使ってもらったけど、その現場が終わっちゃうと使われなくなっちゃったみたいなことも結構あってですね、
それはそれで建設業界の一つの難しさであるとともに、
ただ攻略の仕方は当然あってですね、その中に実績を積んで、
例えば本社とかで標準をサービスとかとして認定してもらうとかですね、
いろんなやり方はありますので、そういった建設業特有の事象に合わせた攻め方があるんじゃないかなと思いますので、
そういったところはいろいろご相談にも乗れるかなというふうには思います。
エンディングと次回予告
わかりました。ありがとうございます。
一旦今回はこれで以上にしようかなと思います。
聞いていただいてありがとうございました。
ありがとうございました。
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それではまた次回お会いしましょう。
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