スタートアップナウの稲荷田です。
番組リニューアルに向けた特別題談の第2弾として、
AGRIST代表取締役の斎藤潤一さんにお越しいただきました。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
噛みますだね、稲荷田さん。
バレましたか?
全然いいと思います。
噛み倒していきましょう。頑張るように。
ありがとうございます。
斎藤さん、2024年の9月にスタートアップナウにご出演いただいて、
42回だったので30回くらい前ですね。
ご出演いただいた起業家という立場でもご意見いただけたらというのもありましたし、
あと今実はこっちの方が面白いんじゃないかみたいな事前に話した部分があって、
これがスタートアップ経営者というものがより前に出てくる時代、
それぞれメディアを持ちながらインフルエンサー化していくような時代が来るんじゃなかろうかというところがあり、
この辺り斎藤さんはもともとシリコンバレーでクリエイティブディレクターもやりつつ、
そしてアーグリストさん個人としてもかなり露出も取られている方なので、
ここら辺意識しているんじゃないかなと思っていますので、
この辺りどんな風に捉えていらっしゃるかというのを教えていただきたいんですけどいかがでしょうか。
はい、ありがとうございます。
まずスタートアップナウ出て一番の印象は、
稲荷屋さんめっちゃ仕事できるなっていうのが思ったのが一番で、
やっぱ番組の進行とかコミュニケーション力もすっごい高いし、
そのやりとりもすごい誠実だし、
かつ音声メディアだけじゃなくてリアルイベントもやられてたじゃないですか、
あれも活かさせていただいてすごくいいなと思ったんですよね。
ああいうリアルの場も大事にしているコミュニティ作りをやっているっていうのはすごいなと思ったんで、
稲荷屋さんがこれから番組再編するよというところで話をさせてもらおうと、
今日登場させてもらった次第です。
ありがとうございます。
本題のさっき言ってた、僕は経営者が自分の言葉で語っていく重要性っていうのはますます重要で、
何かっていうとこれまでってメディアがいろいろ代弁してたりしてくれてたり、
編集されたものが出たり、それこそ一番切り抜きですね。
そうですね。
切り抜きというものをみんな恐れている中で、
自分の言葉でちゃんと自分で発信をして伝えていくっていうのが重要になるというので、
YouTubeとかTikTokとかInstagramとかXとかをみんな使いこなし始めたっていうのはあると思います。
そうですね。
切り抜きの今の文脈で言うとちょっとリスク的なものもあったと思うんですけど、
逆に言えばそれがリスクになるぐらい破壊力があるってことだと思っていて、
それをある意味良い方に使えれば、これはかなりいろんな方々の目に触れることになりますし、
それを自分の言葉として語っているっていうのがより重要になっていく。
そのためのメディアを自分で持っていくみたいなことが必要になってくるんじゃないかなと僕も思ったりはしています。
それは会社の価値を上げるっていうのもそうですし、
リスク管理っていう観点からでも重要になるし必要だと思うので、
最小限、最低限でもみんな投資としてコストと時間をかけるべきですよね。
ただ、僕も何度か、それこそ自分もメディア扱える人なのでやってみようと思ったんですけど、
やっぱり客観的に見ているプロデューサーとかがいないとですね、
まあいっかってなっちゃうんですよね。
これがね、ほんと難しい。
いっかっていうのはどういう感覚ですか?
いや、例えばね、週に1回YouTubeで配信しようよとかっていうのも、
まあちょっと忙しくて会議が入ったからとかって言って飛ばしちゃうとか。
そうですね。
そうすると、まあ月に1回ぐらいでいいかなとか、
週に1回ぐらい不定期でいいかなってなっちゃうと、
結構うまくいかないですよね。
しかも立ち上げの段階こそ定期的にやっていくのってすごく大切で、
すぐに成果出ないじゃないですか。
ゆえに多分3ヶ月とか半年とかは、まずは続けることすごく大事なんだけど、
そもそもそれも非常に、当然他に経営イシューがたくさんある中で
優先順位として下がっちゃうっていうのもありますよね。
あとは、今から作り手不足っていうのはもう間違いなくて、
そういうメディアを運営したいとかやっていきたいっていうのは、
もちろんね、インスタグラムで始まったばっかりとかなので、
それを委託してお任せできますっていう人もいなかったりなかったりもするから、
時給のバランスおかしくなってるんですよ、要は。
だから、本当経営者もそうやって発信したいなと思ってるけど、
なかなか前に進まないっていう、市場の溝みたいなのがあるから、
でも逆にこの溝の時こそチャンスで、
みんなやってないからこそやるべきだっていうのはありますよね。
今のところすごく気になったのが、
その溝をある意味、この時流でいけば、
じゃあAIが解決するっていうのは安直に思えるところだと思うんですけど、
それをある意味、じゃあAIをそれぞれの会社が使いこなそうじゃなくて、
ライブの方々にプロデューサー入れる意味とか、
そういうのってあるもんなんでしょうか。
AIは誰でもできる仕事を精度高くやるっていうところがポイントで、
僕らにとって、じゃあ経営者って誰にも、
企業家とかって誰にもできないことをやるから価値があるんですけど、
その人たちはそのAIを活用して創発して次に活かしてくるっていうところなので、
だから、分かりやすく言うと、
AIがミスター・チェルドレインみたいな100万枚超える曲作れないんですよ。
人感動させれないんだよ。
でも、ポイントは作れるよねっていう。
その差だと思うから、
だからYouTubeとかこういうメディアっていうのは、
AIには変われない。
だからこそ価値がある。
だからこそ人がいる。
でも人がいないっていうようなポジション。
なんかすごい、僕のポジショントークに付き合っていただいてるような感じになってないか、
そわそわするような回答になってないなって。
大丈夫ですか?
だいだらさんそういうふうに思っていただいてる?
思ってる思ってる。
うちも何回かチャレンジしたけど、
やっぱなんかね、うまくいかないんですよね。
だからね、ある程度エゴイストみたいな人がいないと、
めっちゃ承認欲求強いとか、
めっちゃなんか自分がインセンティブ取りたいみたいな人がいないと、
なかなかうまくいかないですね。
明確な意思というか、
この番組で成り上がってやるぜじゃないですけど、
それぐらいの気がいいとかってことですね、例えば。
そうですし、一個例あげると、
YouTubeでレオスキャピタルワークスの藤野さんがやってるお金の学び場っていうのがあるんですけど、
彼数年前にやっぱりそこにすっごいお金もかけて、
そのスタジオとか見るとお金かけてるから、
絶対これからYouTubeで発信する時代がやってくるし、
YouTubeって何年前のも、もう一回見たりもするから、
すごい大事だっていうところを彼は語っていて、
で、そこにもうお金と時間かけるぞっていうコミットから始まってるっていうのもありますよね。
経営者がどれぐらいそれに価値を考えてるかっていうのはあると思います。
ちなみにそういう経営者さんと、
この話とか例えば聞いても全然刺さらない方って結構いて、
むしろこっちが今はマスな気がしてるんですけど、
何が違うのかとか、どうしてサイトさんはこういうふうに思われるのかみたいなところでいくと、
なんかありますか?
ROIの設計だと思うんですよ。
レオスキャピタルワークスで言うともう上場してるし、
投資っていう分かりにくいもので市場を取りにいくんだっていうところがあるから、
ある程度人もお金かけれるよねっていうのがあるし、
それに対して新しい案件が1個決まればどれぐらいになるみたいな設計だと思うんだけど、
中小企業の人たちってやっぱりROIの設計とか難しかったりもするし、
時間が管理しにくかったりもするので、
大きいお金が一気にかけれないっていうのはあると思います。
だからレベニューシェアであったりとか金額をある程度抑えて、
じゃあ例えば月30万円でやりましょうと、
年間360万円と採用1人決めましょうみたいなところからやり始めるっていうところで、
それだと給与とか成り立たなかったりもするから、
もう1人決まった時はインセンティブくださいねみたいな風にするような設計とかっていうのも、
今市場がないけどこれからやっていったら、
それこそ稲荷屋さんもそこで第一人者になれるみたいなのもありますよね。
確かに。今このスタートアップナウとは別で、
このスタートポッツってブランドである意味制作事業みたいなこともやってるんですけれども、
それとおっしゃる通りに今は毎月制作費をもらってみたいなやり方しか実はやってなかったんですけど、
ある意味そこの相場感もまだ決まってないですし、
予算もまだまだ先づらいタイミングでは、
ある程度そこの予算面は情報しつつむしろレベニューシェアとか、
そういうお互いコミット面としてお互いに価値が上がっていくような競争の取り組みっていうのも、
ある種必要なんじゃないかみたいな風に捉えさせていただきました。
そうですね、ある程度ボトム、初期費を抑えながらアッパーちょっと上げておきますっていうふうになるのは、
レベニューシェア形式がいいと思いますねむしろ。
ありがとうございます。
じゃあちょっとこの辺りもローカル文脈だとかするので、
何かしら僕と斎藤さんとかでも今後何か仕掛けられたら面白いななんてことも思いつつ。