資金調達を実施されたばかりの企業家の人生や事業の裏側に迫る、Startup Now🦄株式会社Mined代表取締役 前田 智大さんへのインタビューの続きをお送りいたします。
前編では、いわゆるエリート街道というところをおっしゃっていただきましたけれども、
名田中高等、そしてMITにも進学され、その中で意外と日本の方の方が優秀なポイントもあったりだとか、真面目にコツコツ勉強するだけじゃなくて、好きなものを見つけてそれを追いかけるってことが、
いかにパフォーマンスとして出ていくのかというところを、実際に現地で学ばれたというところで、そこに対する危機感だとか、こっちの方がいいよなというところで、
今それに資するような事業にチャレンジをされているという、そんな話もお伺いしたところでございました。
後編では、そんな前田さんが今仕掛けていらっしゃる事業の裏側に迫っていきたいと思っております。
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それでは前田さん改めましてよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前編を聞いていて感じたところの感想っていうのはもうちょっと一言言っておきたいなと思いまして、
前田さんはもうちょっとスペックがちょっと高すぎて、もう極論どんな感じでもうまくいったんだろうなっていう感じがどうしてもしてしまいまして、
親としては前田さんみたいな子になってほしいと思った時に、何をしてあげたらいいんだろうっていうのはちょっと自分の中ではまだわからないところがありまして、
興味を見つけた時に何でもそれに夢中になれる基礎学力みたいなのを身につけてあげた方がいいのかっていう風に悩むタイミングもありますし、
でもお話聞いているとやっぱりそういうなんか普遍的な学習だと何かにガッと熱中する子には勝てないっていうのを聞くと、
じゃあ何かにとかするように仕向けた方がいいのかな、でもそれって何なんだろうみたいなのをちょっと悩んだりしまして。
めちゃめちゃいい感じに悩んでますし、ただのお母さんですね。
全然関係ない。でも聞いているお子さんがいらっしゃる方で、まだこの先が定まってない子の親っていうのは結構みんな同じように悩んでるのかなっていうふうにも思いました。
ちなみに前田さん、あえてちゃんと回答していただくとどんな感じになりますか?俺はそんな優秀じゃなかったみたいな話でも何でもいいんですけど。
前提としてやっぱりAIが私たちの知能を超えていくので、別にこれまでの基礎学力をつけるっていうのがうまくいってたパターンがじゃあ10年後に正解となっているかってとても違うと思っているので、
そこは私も答えが出てない部分であるんですけれども、
一つ補足しておくと、私が両親に対して一番感謝しているのは、うちの双子であんまり何ができたからすごいねって褒められなかったんですよ。
ていうのは片方褒められると、片方機嫌悪くなるじゃないですか。めんどくさいんで両親ともやってないっていうのはあって、私も大学受かったときに弟を大学に落ちてたんで、いわゆるなかったんですよ。
何を話したいかっていうと、何かができたからすごいねっていうことってほとんどなく、逆に失敗しても何があっても受け入れてくれるっていうような、そういった両親だったので、
そんなに自分が何か証明しなくても愛されないことはないんだなみたいなっていうのは、一つはやっぱり周りを気にせずに自分に夢中になるものに対してちゃんと夢中になるっていうところが不純なプレッシャーがなかったですし、
失敗しても別に気にしないんだなっていうところで、割とリスクも周りの目を気にせずに取るようなそういった環境だったのかなっていうのを思っているので、一周回って細かいハウっていうよりも、あなたはあなたでいいんだよみたいな、そういう部分が大事かなっていうのは今思ってますね。
もう真理ですね。ありがとうございます。それではですね、まずはどのような授業を展開されているのかというところから教えていただけますでしょうか。
ざっくりと言うと、子供が本当に夢中になれるエンタメ体験として成り立つ、超絶楽しい学習体験を作るっていうのをテーマとしてやってまして、具体的な領域でいくと、プログラミングの領域で子供向けのテキストプログラミング、普通のタイピングするプログラミングっていう領域でやっております。
課題的なところでいきますと、例えば日本の今のプログラミング、日本も世界もプログラミング教育って、三輪車を用意してあげて、そこから先、自転車いきなり乗らしてこけて、その後何も助けてくれない教育をしてるっていうのがポイントで、もう少し細かいところいきますと、日本の子供向けのプログラミングはスクラッチというブロックをカチカチ引っ張って合わせると動くよみたいな、そういったプログラミングをほとんどのところがやってるんですけれども、
そのプログラムって、誰でもすぐできる。マウス動かしたらできるっていう一方で、エラーも全く出ないんで、とりあえず分かってなくても、とりあえず動かせば、なんか動いて楽しいなってなるんですよ。
で、そっからもうちょっと大人向けというか、ちゃんとしたプログラムに行くと、タイプミスしただけでエラー来るみたいな。で、エラーも英語で分かんないみたいなのになってしまうので、
スクラッチを1年やって、もうやることなくなったよ、じゃあ次のところに行こうって言って、いきなりエラーが出てもう慣れるみたいな、自転車でこけて誰も助けてくれないみたいな体験がしてるので、私たちはそれを大人数のライブでめちゃくちゃ楽しい授業にしてあげて、
かつAIを使って伴奏してあげて、エラーが出た時に英語のPythonのメッセージじゃなくて、ちゃんと人が言ってくれるような優しいメッセージで、ここが間違ってますよ、こう直しましょうみたいなところをやってるっていうところで、いわゆる補助輪付けた状態で走って、だんだん自転車に歩いていただくっていうような教育をしております。
なので、いわゆる今ある教室の次のステップがなかなか他の教室さんが教えられないっていう構造的な部分は、問い聞きたい方は深掘りしていただければいいと思うんですけど、そういうところに対して私たちは今までずっとやってきた楽しい教育っていうところに、AIで伴奏して、慣れるところは個別にフィードバックして直すっていう、即時フィードバックして直すっていうところを組み合わせて、このプログラミングの領域で皆さんに満足していただけるクオリティのものを作ることができたんで、そこの領域で今は拡大して、そういった状態になっております。
ありがとうございます。そうすると入門編のすごく初心者で初めてやりますみたいなプログラミング教室っていうのは結構最近のブームでいろんなところにあるんだけれども、その次のステップとして、もう少しプログラミング深く勉強したいよというお子さんたち向けのオンラインのプログラミング教室を展開されているっていう理解であってますでしょうか?
そうですね。ターゲットとしましては、想定はもう今市場にあるプログラミングの駅前教室とかに通ってて、2年ぐらい経ってる子たち全員で、次のステップが既存のところが提供できてないんで提供しますよっていうところで、想定外だったのは意外とタイピングしないと遊びっぽく見えちゃうとか、これだったら家でできるよって判断して、その習い事通わないっていう方もいらっしゃるので、今のユーザーの半分ぐらいは通っていて飽きましたっていう方と、もう半分は
学校とか家で触ったけれども、これだったら通うまでもないかな、でもちゃんとプログラミング学べるんだったら通えます。そういった方になってます。
年齢層としては小学生とかなんですか?中学生とかなんですか?
メインが小4から小6で、レンジでいくと未就学5歳から15歳まで全体でいるっていうような形ですね。
これその年齢別なのかレベル別なのかで、ある程度分けて同じような人でグルーピングしてレッスンされてるんですか?
もう一緒くたで、かつ今一番大きいクラスとか100人ぐらいでやってるんです。
っていうところはありながらも、細かい話すると長いんですけど、一応全員がその適切なレベルで学べるような工夫っていうのはしてるので、
貴様ところで詰まる子たちは結構基礎系の演習であったりとか練習が多くあって、より1回聞いたら全部わかるよっていう子はそれ使ってもっと複雑なプログラムを作ってみようっていうところができたりするので、
結構レベルは一生ぐたにしていながらも、なるべくそのどのレベルでも楽しめるようにプロダクトとしては設計はしてます。
100人でできてますっていう、そういうのが結構イメージとしてはわかりやすいかなと思います。
なるほど、これっていうのはこのプログラミングっていうその分野に独特なものなのか、
例えばこれ英語学習でも同じことが言えるのか、なんかこうジャンルによってはこれがハマるっていう感じなのかで言うとどんな感じですか?
ロッテ2つありまして、1つはこの分野でも応用できると思ってますっていうのは、
もうそもそもそのやってることとしてはオンニーズでいっぱい盛り上がって、
事業の邪魔にならないっていう形でわちゃわちゃするっていうところを使っているので、
そういうことは他の教科でもできるなっていうところは思っています。
で、ただスタートアップとして、じゃあどの市場を選択するかみたいな時に、
主要教科に行くと受験と被って、受験は逆にそのご教科学んで安心感を得るみたいなところがユーザーニーズとしてはあるので、
そこに対して合格実績みたいなのがない状態で乗り込むのって結構消費者からすると選びにくいなっていうところはあるので、
意図的にプログラミングが市場として参入全然できるっていうところでやってますね。
これも私もともとプログラミングが市場としては終わってるなって思っていて、
参入する気がなかったんですよ。
で、コラボでそのプログラミングをちょっと教えてみると、
意外と皆さん来るなみたいなので、もっといい教室あるんじゃないって聞くと、
いやいや行ってた教室はもうずっとやってること最近一緒で、
次のステップに行きたいんですけどもスクラッチしかなくて、
で、子供も行ったら過去に作ってるスクラッチのプログラムでゲームして遊んでるだけで行けないんですよみたいな。
で、ちょっと見てみると、確かにこれ1対1で教えてみると、
これじゃあ1対3で教えるの無理だなっていうエラーが出ても、
それの対応でいっぱいいっぱいなのでっていうところがあって、
割とニーズとしてはめっちゃぽっかり空いてるぞみたいなのはあって、
で、そこでちょうどそれが1年半ぐらい前で、
スクラボ上でじゃあ月額の授業にしましょうってやっぱり来ていただいて、
ただやってる中でもっとブラウザ関係でウェブ上で、
ちゃんとスムーズに事業内にプログラミングできるようにすることもできるし、
ちゃんとGPTで私も使ってコーディングしてるので、
大抵制度的にもちゃんと人がやるのと変わらないぐらいのものは、
基礎のPythonではできるっていうところは感覚としてあったんで、
じゃあこれニーズに対してちゃんとプロダクト作りきってぶつけましょうっていうところで、
スクラボから切り離してちゃんプロを作ったっていう経緯があって、
そこで割とプログラミングを選んだっていうところありますね。
あとやっぱ子どもたちからするとちょこちょこいじって、
やっぱ実際動いて楽しいっていうのはあるので、
楽しくて夢中になるっていう体験は作りやすい領域であるなっていうふうには思ってます。
なるほど。
いろんなジャンルを決めずに、
オンラインでいろんな学習ができるマーケットプレイスであるスクラボをやってみた結果、
一番熱かったのがこのちゃんプロの領域だったので。
ここはレッドオーシャンじゃなかったの?みたいな。
意外と最初の1,2年の学習自体はレッドオーシャンなんですけど、
やっぱそこから先っていうのが、
いわゆる私たちがずっとやってきた大人数でエンタメできるっていうところと、
AIの最近の発展があってやっとできる領域だっていうところになったので、
そこはチャンスがあるうちに一気に仕掛けたいなっていうところでやってますね。
やっぱりAがなければこの授業はできないですし、
私たちが大人数でエンタメっていうところに特化したプロダクトを割と、
マーケットプレイ自体の途中で方向転換して作りきってないと、
結構そもそも最初が面白くなさすぎて続かないなっていうのはあるので、
割とこう、イメージA研の5級、4級まで教えてるけど、
それ以上教えてる人がいないので、
なんか4級取った子たちが、
あれ、次あるんだけどできねえみたいなところで、
私たちが、じゃあここから先は任せてくださいっていう形で入ったっていう、
そういった形です。
すでにプログラミング教育の市場を乗っ取りにいけるなっていうところは、
細かいミニクロな単位でのユーザー単位としては自信があるので、
そこで攻めていくっていうことをしてます。
将来的にやっぱり多強化展開したいなって思ってはいるんですが、
一方で多強化になるとか先ほど申し上げた通り、
使用強化いっぱいゴリっとやって安心感を得るっていうところが、
割とバリュープロポジションの中では強くなってくるので、
もう少し時間的な部分とお金的な資本的な威力が出たステージで、
一気にそこら辺を重ねていくべきなのかなと思ってるので、
今は細かいユーザー体験で、
今のユーザーの10倍楽しい体験ができるって、
ある程度私たちの方で自信のある部分で、
なるべく広い球を取りに行くっていうところで海外展開をしております。
中小論でいくと、教育のマネタリズムが難しい部分はあるんですけれども、
一方で教育は異常にお金は使われてるんですよ、やっぱり。
市の予算からすると、受験塾とかすごいじゃないですか。
っていうのがあるので、結構お金は使っているし、
かつ無形商材がほとんどじゃなくて授業を受けるっていうのがあるので、
減価がないので、私たちが一体100人で授業できるぞっていうと、
全然マネタリズムできるじゃないかっていうところになってきてまして、
昔のマーケットプレイスモデルとかだとやっぱり手数を取っていった形になるので、
なかなか取り分少なかったんですけれども、
結構一体多数で、ユーザーからするとAIが自然に体験に入ってくるので、
人がいないのにAIに月1万払ってんの?みたいなのじゃなくて、
ちゃんと授業してくれるし、サポートもAIがあるから細かくできて、
普通の授業よりも楽しめるっていう、そういった体験になってるので、
全然普通の授業間でお金出しても違和感がないっていうところにはあるので、
足元、いわゆる今まで人がずっとやってきて、
お金が動くけど全然利幅出ないみたいなところを結構構造的に改革できるような部分ができているのかなってなるので、
そういったところでいくと、そんなに悲観的ではないですね。