1. Startup Now-スタートアップ起業家の物語
  2. #120 元美容師が紡ぐ、JAXA認..
2025-09-30 55:42

#120 元美容師が紡ぐ、JAXA認定ベンチャーの物語/株式会社天地人 代表取締役 櫻庭康人さん

spotify apple_podcasts youtube

天地人は、衛星データとAIを活用した水道DXソリューション「天地人コンパス 宇宙水道局」などを提供されるJAXA認定ベンチャー🛰️

2025年9月、シリーズBラウンドにて、約7億円の資金調達を発表されました!持ち前の「好奇心」を武器に、宇宙産業外から衛星ビジネスを立ち上げるまでの物語に注目です!


▼トピック・青森県弘前市出身で、スポーツ万能な姉兄・バスケの全国大会に出場をするも、推薦での大学進学は辞退して美容専門学校へ・美容院に就職するも1ヶ月で退職し、何も決めず上京・インテリア系ショップで店長へ・EC事業で独立するもリーマンショックで頓挫・藤川真一さんが起業した会社の1号社員へ・IT新規事業コンサルや農業スタートアップを経験・JAXAの宇宙ビジネスコンテストに出場・CTOの百束さんと衝撃的な出会い・2018年にリベンジ優勝し、ゼスプリとPoC実施・宇宙水道局により漏水発見率が6-16倍に向上・フランス/マレーシア/インドで展開開始・2025年1月に独自衛星の開発発表・次世代スタートアップ支援への想い

▼ご出演者様の各種リンク
株式会社天地人 代表取締役 櫻庭康人さん
-HP
https://tenchijin.co.jp/?hl=ja
-採用情報
https://tenchijin.co.jp/careers/?hl=ja
-資金調達プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000222.000045963.html
-桜庭さんX
https://x.com/saculava

▼スポンサー
-決まる商談が増える 有効商談オートメーションSaaS「イメディオ」
https://www.immedio.io/
-immedio浜田さんX
https://x.com/hamahi

▼Startup Now運営の各種リンク
-おいなり(稲荷田和也)X
https://x.com/oinariiisan
-StartPods公式X
https://x.com/StartPodcasts
-Startup Now特設サイト
https://jobtales.co.jp/StartupNow

▼運営からご案内📣
Startup Nowでは、番組出演いただく起業家さんを募集しています!資金調達を発表する1ヶ月前からお声かけください。コラボやスポンサードのご相談もお待ちしております!

お聴きの媒体でのフォローや評価、#StartupNow をつけてのSNSでの感想が励みになります。よろしくお願いします!

▼問い合わせフォーム(Startup Nowへのお便り) ⁠⁠https://forms.gle/vJbT4RMSea5HK6Ec7

サマリー

このエピソードでは、株式会社天地人の代表取締役櫻庭康人氏が衛星データとAIを活用した水道DXソリューションについてお話しします。彼はJAXA認定のベンチャー企業としての成り立ちや、特に宇宙水道局のプロジェクトについて詳しく紹介し、人生やキャリアの変遷についても明らかにします。元美容師である櫻庭氏が株式会社天地人の設立と成長過程を語ります。彼の多様な経験や挑戦、特にエキストラとしての体験が企業家精神に与えた影響について探ります。櫻庭氏は、宇宙ビジネスコンテストの参加から企業設立までの経緯を語り、新しい技術への関心を持ちながら、農業とテクノロジーの融合を目指して事業を展開しています。株式会社天地人は宇宙データを活用した水道管の漏水検知サービスを提供し、このサービスによって漏水発見の精度が向上し、コスト削減が実現されています。日本国内外での展開も進んでいます。櫻庭氏がJAXA認定ベンチャー株式会社天地人の代表として、社会貢献やIPOを目指す挑戦についてお話しします。

天地人の紹介
声で届ける起業家の物語、Startup Now MCのお稲荷です。
本日のゲストは、株式会社天地人代表取締役 櫻庭康人さんです。
天地人さんは、衛星データとAIを活用した水道DXソリューション
天地人コンパス宇宙水道局などを提供されておりまして、
なんとJAXAの認定を受けているベンチャー、スタートアップであられるということでございます。
そして、2025年の9月、シリーズBラウンドにて、
約7億円の資金調達を発表されたばかりとなります。
櫻庭康人さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
天地人さんは、僕がPRパーソンをしていた時代に、天地人さん、
そして、IBSでもPR統括されております、
繋がれさんとの接点でおつなぎをいただいた時代でございます。
今年は櫻庭さんが、IBSのピッチコンテストのローンチパッドに出場されていて、
しかも受賞もされていて、
いろいろバックグラウンド知っているというのがエモすぎるなと思って、
感慨深かったんですけど、ピッチされてみて出られていかがでしたか?
いやー、ちょっとあまり出たくなかったです。
映像なんですか?その心は?
いやー、IBSってそもそも結構知っている人が多くてですね。
そうなんですね。
だからあそこに残れたってことは一切ないんですけど、
あまりにも知っているので、距離を置いていたんですよ。
ですけど、ちょっとそろそろ出た方がいいんじゃないって言われて、
いやー、出るかと。資金調達もしているし、出るかということで、
今回エントリーさせていただいて、運良く残ることができました。
しかも2位でしたっけ?受賞もされて。
そうですね、2位を受賞させていただいて。
YouTubeで出てまして、僕も拝見させていただきましたけど、
とても面白いので、ぜひ見ていただけたらなと思っております。
この番組は、決まる商談が増える。
イメディオの提供でお送りします。
問い合わせ直後や、資料を読んでいるホットな顧客と、
画面上で商談を自動で設定。
リードの商談転換率がグッと改善する有効商談オートメーション。
レイヤーX、ハコモノ、アイブリーといった成長企業が活用中です。
サンサン時代の先輩浜田さんが、
インサイドセールスの課題を解決するために始めた事業です。
ぜひ、イメディオのウェブサイトで資料請求して、
スムーズな商談設定を体験してみてください。
まず、事業についても簡単に1、2分程度で教えていただけますでしょうか。
JAXAの認定ベンチャー、JAXAスタートアップという肩書を認定していただいていて、
衛星データを使って地球規模の社会課題を分析しながら、
ウェブサービスとしてソリューションを提供していくという事業をやらせていただいています。
今のご紹介だと、まさにIBSのピッチでメインでやられていらっしゃったのは、
宇宙水道局というものだったと思うんですけど、
実はそれ以外にも結構いろいろやられていらっしゃるということなんですか。
そうですね。2019年に起業しているんですけど、最初は農業から始まって、
再生エネルギーですとか、不動産ですとか、本当に様々な分析を千本ドックのようにやってきていて、
その中で出会ったのが水道の問題で、そこで開発したものが宇宙水道局なんですけど、
今はリソースをそこに集中させて開発しているというところになります。
ビジネス性もあるし、社会的な価値も高くなっている。
そうですね。水の問題って、アフリカとか発展途上国だとあるのかなって皆さんも想像すると思うんですけど。
そうですね。日本はあんまりなさそうだなって。
そうですよね。実際僕もそう思っていたんですけど、愛知県豊田市の職員の方をご紹介いただいて、
お話しする中で、日本もすごい課題がたくさんあるよというふうにお聞きして、びっくりして、
これはやらないとダメだろうということでスタートしたというところですね。
櫻庭さんの成長過程
いいですね。そのあたり何が課題だったのかとか、また後ほどお伺いしたいなと思うんですけれども。
そもそも宇宙ベンチャーやってますというと、きっと宇宙バックグラウンドなんだなと思われそうですけれども、
そのあたりも含めて、桜庭さんの人生についても迫っていきたいなと思います。
良ければ、幼少期とか学生時代とか、そんなところから少しずつおいたち教えていただけますでしょうか。
幼少期。
幼少期からですよ。大事です。
幼少期。幼少期はですね、親が共働きで、あんまりですね、かまってもらった記憶がなくて、
ばあちゃんがいて、よく面倒見てもらってましたかね。
おばあちゃん子だったわけですね。
姉と兄がいるんですけど、7歳と5歳でちょっと歳が離れてて、
そういう意味では、かわいがってもらってたというか、というところで子育った感じがしますね。
ご出身、青森ですか。
そうですね。青森県の弘前市で。
弘前だったら比較的アクセスもありますし、ちょっと都会ですかね。
今はだいぶ田舎になってきてますからね。
昔はそうですね、家の前とかも商店街とか結構あったりとかしていたようなところで育ちました。
姉と兄がすごいスポーツ万能なタイプで、小学校の運動会で基本1位みたいな姉と兄だったんですよ。
ちょっとすごすぎて、本当にうざいなやってたんですけど、結構2人ともバスケやってたんですよね。
その影響もあって、小学校3年生くらいからですかね、バスケずっと高校卒業までそこからやってました。
桜庭さんご自身の運動神経とかどうだったんですか。
悪くはないと思うんですよ。
ただ姉と兄がちょっと…。
そんなにすごかったんですね。
そうなんですよ。それがもうタンコブっていうやつですね。
常に比較の対象に。
比較されてたわけじゃないですけど、姉の弟みたいな感じの、そこからスタートするんで。
プレッシャー感じてたわけじゃないんですけど、でも振り返るとやっぱりそれがプレッシャーだったなっていうのは思うというところですね。
結局桜庭さんご自身も結構成績を残されたというか、かなり熱中されてやられてらっしゃったんですか。
そうですね。小学校では一応全国大会とかある程度行って、強いチームではあったので、そこで選手としてやってはいたので、そこそこなんですけど。
今の桜庭さんのインターフェースと穏やかな感じと考えると、バスケをバキバキにやってるイメージはあんまり想像がつかないんですけど、どんな感じだったんですか。
中学校ぐらいまではだいぶ熱心にやってたと思います。
部活もやってましたし、終わった後に社会人のほうにも行ったりとかして、夜9時ぐらいまで体育館を橋越しでバスケにしてましたね。
それも好きだったんですか、上手になりたかったんですか。
好きだったっていうほうが上だと思いますね。その上で上手になりたかったというか。
高校時代は印象深いものとかありますか。
高校もバスケで入ったんです。バスケの特大生みたいなところで行ってて、基本バスケベースでやってたんですけど、高校3年間が終わって、ここからどうするかっていうときに人生の転換がありまして。
上2人が運動万能でここまで運動してきたけど、あの2人に比べるともうちょっと諦めようと。
全国大会とか出場されて推薦で入ってなお、お兄さんお姉さんのほうがすごかったんですか。
もうちょっと向いてないなと思って、運動ではなくてビジネスですとか、そういうところのほうにちょっと変わっていこうっていうのが結構考えたのが、高校のバスケの最後の試合が終わったぐらいから。
大学の推薦とかそういう話とかもあったので。
バスケでの。
そうなんですよね。
もういいかなと思って。
面白いですね。社会的には実力認められているのに。
一応そういう話いただいて、大学行くかどうかっていう話とかあったんですけど、もういいやと思って。
スポーツじゃなくてビジネスとかっておっしゃいましたけど、普通高校生だったら勉強頑張るかでいい大学入るとかがよくあるかなと思うんですけど、そこでビジネスっていうフレーズが出てくるのはどうしてなんですか。
大学行くならバスケっていうのが、高校バスケで行ってるっていうのもあって、大学もバスケやるっていうところがもう嫌だと。
大学もバスケもやらないっていうセットなんですよ。
大学行ってやるよりも、結構今も変わらないんですけど、働きながら現場で学ぶほうが厳しいと思ってるんです。
お金払って何かを学ぶよりも、お金もらいながら学ぶほうが厳しく教えてもらえるわけでもないですし、ちゃんとやるようにって怒られるわけですよね。
そっちのほうが厳しいと思ってるので、まずお金稼ぐほうで学んでいこうっていうふうなスイッチが入ったのが、そのぐらいのタイミングなんです。
今の桜庭さんがそうおっしゃるとロジカルですけど、当時の感覚でもより厳しいほうに行こうみたいなのがあったんですか?
そうですね。
どうしてですか?
結局何か学んでから行くっていうのも大事ですけど、そこに学べるからそこに入ったほうが早いじゃんっていう。
それで大学も行かなくて、美容の専門学校を一回行くんですけど。
美容ですか?
美容は何でだったんですか?
その頃木村拓哉さんのドラマとかもありましたし、高校生の時に友達の髪切ってたりとかしてたんですよね。
これなんかいけるかもと思って。ただすぐ就職できないんですよね。免許とか必要なんで。
免許取るために美容の専門学校行きながら土日はアルバイトして、美容院でアルバイトさせていただいてっていう生活を送ってましたね。
本当にその時点では将来美容師としてやっていく前提は結構あったんですかね?
そうですね。そこの美容院に就職もさせていただくんですよね。
それが結構前に決まってて、働いてたというのもあって。
うちでそのまま就職するよねみたいなありがたい話なんですけど。
でもただそこが決まってから、どんどんこのまま青森にいてどうなんだろうなって思い始めたのがあってですね。
1ヶ月くらい卒業してから働いて、やっぱりちょっと違うなと思って辞めたっていう。
1ヶ月で出るのですか?
1ヶ月くらいだったと思います。
めちゃ短いですね。
そうですね。もともと働いてたというのもあるんですけど。
そこの時の美容室の方々とかご家族とかのリアクションとかってどんな感じなんですか?
母親はブチギレで。
どんな感じでキレてたんですか?
専門学校まで行っといて何なの?どうするの?みたいな。
心配ですよね。
そうですね。ただ言っても聞かないタイプなんで、もう好きにしたらみたいな感じでしたけど最後は。
で状況を決めるんですか?
そうですね。結構地元で有名な美容院だったっていうこともあって、このままいてもどうかなっていうのと。
美容以外のことをやったとしてもそんな大きい町じゃないので、どこかでまた会ってもあれだし環境を変えようと思って東京行こうと思ったんですけど。
本当に何も決まってなかったです。
何もですか?
何も決まってなかったです。
一旦東京の美容院に行くとかじゃないんですか?
じゃないです。
新たな挑戦への出発
どうしたんですか?本当に行くことだけ決めて、物件とかは?
決まってないです。
何も決まってないんですね。
生身で1万荷物持って行って。
突撃です。
突撃ですか?する先も決まってなくないですか?
一応保険として友達がもし泊まるとこなかったら泊まっていいよって言ってくれてて。
決まるわけないじゃないですか。
なかなか難しいですね。バックグラウンド的にもね。
そうです。突撃なんで。
結局友達の家に泊まらせてもらいながらアルバイト先を探すっていう。
アルバイトから始めたんですか?
流石に就職無理だろうと思ってたんで。
あといろいろ見てみたいっていうのもあって。
アルバイトをまず探そうと思って。
それも本当に何も決まってない状態でした。
だから母親が怒ってるんですけど。
何も決まってないのに東京行くって。
何を言ってるんだこいつはみたいな感じでした。
その中で心の中の葛藤とか怖さ不安みたいなのはご自身にはなかったんですか?
不安はなかったかもしれないですね。
そう言われるとなかったですね。
どういう気持ちなんですか?楽しみとか好奇心みたいな感じなんですか?
好奇心ですね。
何にワクワクしてるんですか?
新しい環境ですかね。何あるんだろう?みたいな。
そうなんですよね。
結果的にどういうことをしてどこに落ち着いたみたいな話でいくとどんな感じですか?
結局友達に何ヶ月間か泊まらせてもらいながらアルバイト見つけて。
そこから転々とするというか。
エキストラと新たな職の発見
自分でも部屋をちゃんと見つけて。
年齢的に言っても領居された時がまだ二十歳とかなんですか?
そうですね。二十歳。
アルバイトいろいろされて結果的に就職もされてらっしゃる。
そうですね。途中で一回ラストサムライという映画のエキストラでニュージーランドに行ってまして。
そこ行ってまた一ヶ月ちょっとぐらいで撮影が一ヶ月ぐらいだったんです。
戻ってきてまたバイトを探して。
そこで働いたのがインテリア系のショップみたいなところがあって。
何かやったことないからやってみようかなと思って働かせてもらって。
そこが結構働いている人にオーナーシップじゃないですけど、
自立して、自分たちでやってもいいというような制度の会社さんだったので、
そういうチャンスもあって、一年もしないで店長まで。
すごいですね。それ何歳ぐらいの話ですか?
それが二十だから、何歳?一とか二とか。
そうですか。二十二?一かな。
あまりにも気になっちゃいましたけど、エキストラで海外まで行ったんだよね。
そうです。
それはどうしてだったんですか?
昔本屋で旧人雑誌をたまたま振って行ったら、映画のエキストラと書いてあって、
世界的なみたいな感じがした気がします。記憶では。
日本人なら誰でもOKなんですよね。要するにエキストラなので。
日本人である程度見た目が日本人だったらいいという感じだったので。
これはラッキーすぎるなと思って。
ウカルートは持っていなかったんですけど。
エキストラでウカルウカラナイがあるんですね。
一応面接とか。
渡航費とか滞在費はどうなるんですか?
全部映画が持ち入りです。
どうでした?楽しかったですか?
楽しかったですね。遊びに行ってきたようなものですよね。失礼ですけど。
立ってるだけですか?
そういうことですよね。
走ったり。
めちゃめちゃシュールですね。
ラストサムライの中で、日本兵側なんですけど、
軍区みたいなのに来させていただいて。
持ってる銃も、もちろんおもちゃなんですけど、
おもちゃで持って。
うわー、映画ってこうやってできるんだなっていうのを勝手に想像しながら、
実際トム・クルーズも本人がいたりとか。
めっちゃいい環境ですね。
そうなんですよ。握手もさせていただいて。
できるんですね。すごい。
そうなんですよ。結構全員に挨拶して、握手してました。
すごい素敵な人だなと思って。
好奇心任せにいろんなところにいろんなご経験をされる。
そうなんですよ。そこが今でも病的に。
病的になんですか?
多分困ってる。
同席いただいている方々がね。
さっきインテリア商社で店舗の運営と、ECもされた。
そうなんですよ。そこで初めてインターネットとか関わって。
その店舗とか売り上げで過去の売上記録を塗り替えていったんですよね。
これもう自分でやった方がいいんじゃないかと思って。
調子に乗って辞めて自分でECとか始めるんですけど。
リーマンショックが来て、物が売れない時代が数年あったと思うんですけど。
そこでいくらインターネットとはいえ物を売るのって大変だなと思って。
早めに見切りをつけて。
昔モバツイってサービスあって。
今のベースの上級執行役員になっている藤川さんっていらっしゃるんですけど。
藤川さんが初めて起業した会社の一号社員で雇っていただいて。
そこからインターネットを物を売るんじゃなくてサービスをできたいと思って。
そこで藤川さんの下でいろいろ学ばせていただいて。
今に至る本当に大きな影響があったのはあれがポイントになっています。
新技術への進出
藤川さんとの接点も元々あったわけではなかったんでしたっけ?
藤川さんが結構長文なブログを書くんですよね。
僕は読むのが好きで藤川さんのブログが面白いなと思ってたりしてたんですよ。
結構その創業前にイベントに登壇されててですね。
そのタイミングで生で藤川さんの話を聞きに行こうと思って。
行った時に名刺交換の場がその後あって。
ちょうどイベントは何も気にせず申し込んでたんですけど。
イベント開催の数日前ぐらいに起業しますってブログが出て。
メンバー募集というか社員募集しますって出て。
その名刺交換の時に勇気振り絞って応募したいんですけどって言ったら。
全然相手にされなかったんですけど。
プログラマーでもないし。
今考えたら僕だったら取らないんですけど。
それを藤川さんは何を思ったのか採用していただいて。
なんでだったんでしょう?
聞いたことないかもしれないです。
今でも仲良くしていただいてるんですけど。
この前言われたのが僕何でもやりますって言ったらしいんですよ。
何でもやりますって言う奴はダメだって言って。
評価ポイントの話かと思ったら違う方で。
何でもやりますって言ってる奴は後でやばいっていう話があるんだよ。
知ってる?お前みたいな感じで。
けど何とか。
実際スタートアップは何でもやらなきゃいけないじゃないですか。
特に創業時は。
オフィスを発注かけるところから何でもやりましたね。
何年ぐらいいらっしゃったんですか?
そこが2年ぐらいで売却するんですよね。
会社を。
そこまでいました。ちょっと前ぐらいまで。
売却されて、当時社員に入ってるんで特段株持つとかではないんですか?
ではないです。
そのまま残るって選択肢もあったんですか?
人を削らなきゃいけなくて。
売却するのはそれなりに進めてたと思うんですけど。
やめてもらいたいみたいな話があって。
その時はえーと思いましたけど。
ショックというか来るものがありそうですけど。
でも後日談で一番最初に辞めさせたらしいんですよ。
その理由があいつはどこ行っても死なないっていう理由だったらしいんですよ。
後で何度か聞いたんですけど。
お前はどこ行っても死なないから辞めさせても大丈夫だっていう人。
で一番手に辞めさせたって言ってました。
ちょっと笑い話ではありつつでも信頼の証でもあったってことでもあるんですかね?
そうですね。当時はえーと思いましたけど仕方ないなと思って。
いろんな感情はありましたけど。
今思えば確かにそうだなと思って。
エンジニアとかいろいろメンバーの中で雑草まみれで。
僕はどこ行っても多分どこ解き放っても確かに死なないなと思って。
死ななかったですか?大丈夫でしたか?
そうですね。今こうやってインタビューいただけるぐらいには慣れたと思います。
どうしていったんですか?その後次のキャリアとか。
その時に藤川さんに開発とかいろいろ覚える上で
住宅の会社とか行ってみるといいよっていうのは本当に本に覚えてるか分からないですけど
僕は言われた記憶があってですね。
ちょうどその住宅の会社さんからスカウトいただいて
すごい面白いプロダクトとか作ってたんですごいありがたいと思って
そこで面接受けさせていただいてそこで働いてですね。
そこの会社さんは住宅ではあるんですけど
結構大企業の新規事業開発とかを積極的にやってらっしゃってて
そこの担当をよくやってました。
結構じゃあそれは大企業っていう大きさではありつつ
業界とか領域とかっていうのは様々だったりするんですか?
そうですね。通信会社さんから出版社さんとかもちろん代理店さんとかもいますし
何かしらそういう新しいサービス作りたいんだけどとか事業作りたいんだけどみたいなところの
0から0.1ぐらいのところから入って
どうやって1から10とかやっていくかっていうところをやっていくっていうのをやってました。
短期間で新しい業界のことを的確にインプットしながら事業を顔するっていうところのある意味、経験というか。
そこで多いときプロジェクト14個ぐらい持ってたりとかしました。
すごいですね。
そうなんですよ。
14ですか。
数えたらあってですね。
でもなんか普通にやってたんですけど
一回ちょっと体が怖くなってきましたけど
でも会社のせいというよりか自分で無理しすぎたとか
別にやらせてたわけではなく自分で選んでやってた会社なんで。
そこで立ち上げとかノウハウとかは実体験として体に染み付いたと思います。
そこから企業ではなく一回転職されてますかまた。
そこで会社で受けてたスタートアップの会社さんから
どうみたいなもうちょっと本気でやってみないっていうのでそこから転職したのは前職ですね。
農業系とかなんて。
そうですね。IOTの。
何をされてる会社さんなんですか。
東京大学の先端技術というかを使って
土壌の水分量を測る新しい技術をサービス化していくスタートアップで働いています。
今で言う知事さんもそうですけどディープテックというか結構研究開発寄りの匂いがだいぶしますけど
その抵抗感とかそういうバックグラウンドではないじゃないですか。
なかなか飛び込めなそうって思っちゃったりはするんですけどそのあたりはどんな温度感だったんですか。
その前の会社さんの時から新しい技術大好きで
宇宙ビジネスへの道
メタの前のオキラスの開発版が一番最初にキックスターターで出るんですけど
そこから全部持ってたりとか。
趣味の範囲なんですか。
趣味ですね。
ドローンとかもDJIさんが一番最初のモデルを出した時に海外から取り寄せて触ってみたりとか
いろんなセンサーとかガジェットとかすごい集めてたんですよね。
そこでハードウェアとかそこのハードウェアから展開するサービス体験とかをすごい興味があるので買いまくってて
給料入れば買うぐらいの。
すごいですね。
なのでお金は貯まらなかったんですけど経験だけ貯まっていくっていうので。
その経験があったので4年ぐらい東大の研究室で開発ほぼしてたんですよ。
大学も行ってないくせに。
すごい飛躍ですね確かに。
そういうセンサーとか好きでしたし気になるやつは自分で触ったりちょっと開発してみたりとかしてたので。
できるもんなんですか。
身を見まねてやってたのでその経験が生きてたぶんその会社で働けたと思います。
そこで働かれてる中でJAXAのビジコンに参加するんですか。
そうですね。
声かけがあったみたいな。
本当は新しい技術が今でも好きなんですけど
集まりとかがあるんですよね。
勉強会とか。
そこで知り合ったJAXAの職員の方がいて内閣府の宇宙ビジネスコンテストが始まるっていうときに
今からこういうのあるんだけどスタートアップだし企画考えるの好きだから出てみたらっていうことで教えてもらって
そこからエントリーするところで宇宙がスタートしました。
元々宇宙に興味があって何か機会があればって探してたわけでもなくたまたま。
そうですね。探してはなかったですね。
それでもやっぱりのめり込めちゃうもんなんですね。
そうですね。本当に一般的な知識しかないんですけど
JAXAの知り合いから技術わかんないと思うから面白いエンジニア紹介するよって言って
本当に紹介していただいたのが今のCSTOの百足で
彼と話しする中でこんなこともできるんだとかあんなこともできるんだっていうところで
本当に話しながらワクワクして
僕の得意な方はそこからビジネス作ったりとか
そういうビジネスをデザインしていくところなので
彼の話を聞きながらこんなところで使えるじゃんとか
どんどん妄想膨らんでいって
天地人につながってくるっていう感じですね。
コンテストの挑戦
百足さんの何がすごかった?何に惹かれたんですか?
百足さんはJAXAの職員の方って基本スーツなんですよ。
やっぱり政府寄り。
イメージありますね。
百足さんは現れたときに
まず原宿から来たんじゃないかっていうぐらいの
すごいカジュアルな服を着て
めちゃめちゃイメージわからないですね。
お茶飲みずにJAXAの事務所あるんですけど
あそこの待ち合わせ場所みたいなところで
会議室じゃないですけどテーブルで
知り合いはスーツでした。
今来るからって言って奥の扉からバーって入ってきたら
すごいカジュアルな人が来て
大学生かなっていうぐらいの感じだったんですけど
インターンとかあんのかなJAXAみたいな感じだったんですけど
今はもう20年ぐらい所属してますし
パソコンにもステッカーめちゃくちゃ貼ってあって
JAXAじゃないだろこの人みたいなタイプの人が来て
最初え?って思ったんですけど
話す中ではもうすごい同じことを
地球環境に対する分析とか課題ってこういうのあって
データでこういうことを使えば
新しいビジネス作れるよねっていうのも
多分百足さんもJAXAの中でいろいろ考えてて
アイディア出し合う中ですごい盛り上がったというところが
本当スタートですね。
そこで一緒にビジネス案みたいなものを作って
ピッチするみたいなそういう感じだったんですかね?
そうですね。
それはしかも2回やられてらっしゃる
1回目は入賞されなかったんでしたっけ?
そうなんですよ。
1回目が2017年で
これが本当にコンテストの第1回目なんですよね。
へーすごい。
話に聞くと多分300くらい400件くらいのアイディアが来て
本当にあるんですね。
1回目で宇宙でやりますって言って
一番最初たしか賞金300万くらいだったかもしれないですけど
今1千万、去年までやってて
去年までは1千万だったんですよね。
300万円くらいでみんな殺到したと思うんですよね。
話題にもなってましたし。
その中でも一応ファイナリストが
15件くらいまで絞られて
そこを最後大臣とか著名人の前で
ピッチするってやつで
でもそこを運営してる人たちも
今では仲良しなんで言っちゃうと
1回目は準備がものすごく悪くて
環境とかも
初めてピッチコンテストやったイベントなので
ステージとかの
まずモニターないですから
自分のスライド見ながら話せない
カウンターだけ流れてて
2分か3分だったと思うんですけど
カウントダウンだけ目の前にあるんですよね。
あとはアメリカのスタートアップみたいに
ステージ歩きながら話してくれみたいな
そんな無茶ぶりある?って感じの中で
本当にセリフ飛んだ人とか
慣れてないし
ぐらいの場所で話してくれてられたのが
本当に今でもトラウマみたいな
もう二度とあそこで話したくない
しかも六本木のニコニコファンレー
今はちょっと変わってるかもしれないですけど
壁が全部コメント流れるんですよ
資料は見えないのに
オンラインで見てる視聴者のコメントが流れるんですよ
来たーとか
なんとかーとか
結構ディスられてるような
これ何というか面白いの?とか
それだけ目の前流れてて
そこでカウントダウンだけ
はっきり見ながら話すという
とんでもない環境で話されます
一応ファイナリストまで残れただけでも
1年間ぐらいメンターしてもらいながらやるんですよね
ありがたい感じで
結局賞は取れなかったんですけど
もう一回同じメンバープラス
もう少しこういうところの知識を持って
やってたほうが去年よかったよね
天地人のビジョン
というところで
農業関係の会社で働いている知り合いとかにも
参加してもらって
もう一回リベンジして
そこで僕は絶対登壇しない
1回目でトラウマがある
僕が登壇しなくてもいいなら
というのも一つ条件だったので
2年目違うメンバーで登壇してもらって
トリプル受賞した
そのメンバーで創業してるんですか?
そこから結構大学関係とか
普通に働いているので
創業まではちょっとってなるんですよね
創業できるというメンバーが
3名ですね
でスタートしたというところが
最初はそのコンテストで発表した
アイデアを元にって感じなんですか?
それともまたゼロベースでやっていこうみたいな
もうアイデアそのままですね
2017と2018もあんまりアイデアは
シーンは変わってないっていうところがあって
1年目は海の上で衛星データを見ながら
最適な場所を探して
海の上で農業をやるっていう
海の上で農業
魚獲るみたいな話かと思ったら違うんですけど
農業なんですねそこも
そうですイカダの上にビニールハウス建てて
海って温度安定してるんですけど
日射って雲しか遮るものないので
日射のある温度の安定した高い適切なところを
イカダで自動運転で移動しながら栽培をして
収穫時期になったら陸に戻ってきて
ドローンで何とか
そういうアイデアだったんですけど
国交省の方に当時
あそこちゃんと海もルールあるの知ってるかとか
知らないと思って
とかだったんですけど
要するに海の上で最適な場所を探すっていうプラン
ビジネスプランなんですけど
アイデアなんですけど
2年目は陸で
ここの場所の最適な作物は何かっていう
だから陸にしただけなんです
規制も少ないかもしれないですし
海で動くって結構飛んだアイデアを
出してやったぞみたいな感じだったんですけど
陸かみたいな
すごいダジャレでもないんですけど
陸に行くっていう感じだったんで
あんまり乗り気じゃなかったです正直
面白いなそれみたいな感じだったんですけど
まあいいや出るかって言って
出たのが実はあって
陸に行った方が皆さん的には
わかりやすいっていうので
実現性ありそうな感じ
やりすぎよくないっていう
そういう経緯があって
陸で最適な農業をするっていうところを
土地を選ぶとか
この土地に対して
何がポテンシャルあるかっていうのは
今も変わってないですね
それは農業に限らず
その技術でいろんなことができるんじゃないか
って派生してったってことなんですか
それを狙ってたわけじゃないんですけど
その考え方が
水道でも生きてますし
エネルギーでも生きてますし
同じロジックで分析することで
地上にいたら気づかないこと
っていうのが
そこは変わってないです
Sブースターの2年目の時に
実証というか
ビジネスアイデアだけじゃなくて
これを実際にメンターしてた
今の株主でもあるんですけど大崎さんが
なんかゼスプリさんが
そういうので困ってるらしいよって
メンタリングの時に言ったんですよ
連絡してみたらって言われて
知り合いなんだろうなと思って
ゼスプリさん紹介していただきたいんですけど
って言ったら
何か問い合わせったらみたいな
会社の問い合わせボームから
本当に問い合わせして
今こういうコンテストで
こういう技術やってて
分析できませんかって言ったら
ゼスプリさんすごい面白がってくれて
1回ちょっとやってみましょうって言って
実際にPOCやらせてもらったんですよ
それは農作物のやつですか
ゼスプリキウイフルーツのゼスプリさんですね
実際にSブースの時に実証してたんですよ
それがあったので
開発もある程度してて
1年目創業してから1年目は
これをどうプロダクトに落としていくか
っていうのがスタートなんですよね
それが天地人コンパス
天地人コンパスの上に
宇宙水族館があって
サイエネ系のサービスもあって
機能がニーズに合わせて
出し分けしてる感じですね
2021年の11月に
宇宙データを活用した漏水検知
紹介できるよって言われて
行きますって言って
そこもだからまたあれなんですよね
何も考えずにフットワークだけから来て
すぐ行くんですけど
お話しする中で
こういうの困ってるんだよね
作れないの?って言われたんですよ
アフリカとかのほうをターゲットに
市場として
水道館の分析ってあるかもなって
社内で調べてたり
触ってみてたりした背景があって
なんでこういう課題あるからできないの?
って言われた時に
ある程度できそうだなっていうのが
手応えとしてあったので
じゃあちょっとやってみますって言って
トヨタ屋さん面白くて
それが11月で
2月には報道発表しようって
スピード感できるんですか
そこで報道発表まで
一緒に連携させていただきながらして
そこからスタートして
1時間くらいかけて
2回の分析で検証したり
プロダクト自体も作っていく
両方やって開発しました
それだけ深刻な課題とかがあったんですか
水道館がそもそも古くなってきてて
漏水数がすごい増えてるんだよ
当時言われたのはそういう情報で
調べていくと
日本の水道館の3分の1は
法廷対応年数の40年超えていて
3分の1ですか
そうですね
すごいですね
これが減っていくわけじゃないですよ
増えてくるんですよ
水道の業界だと新しくする
更新って言うんですけど
水道館の更新が追いつかないので
どんどんどんどん古くなっていく
距離が伸びていて
多分あと10年もしないうちに
3分の2になります
やばいですね
そうなんですよ
日本のあちらこちらで破裂して
水浸しになってみたいな
なり得るってことですか
古いからといって必ずしも
漏水を切るとは限らないんですけど
確率としては上がっていくのは間違いなくて
今全国で漏水がニュースにも
なっていると思うんですけど
あれは一つ古さというのは影響としてありますね
宇宙水道局を使わなかった場合は
どういうふうにメンテナンスをして
今はどう対応されていらっしゃるんですか
元々は水道管の上を
歩きながら1メートル置きに
聴診器みたいなセンサーを地面に置いて
そこから伝わってくる振動から
水の音漏れているような音を聞き分けて
していた場合は漏水している可能性が高いので
そこから穴を開けたりとかして
また確認して直しにいくというのを
ずっとやっているんですよ水道職員の方って
それによってきれいな水が住民に届くという
大事な作業でもあるんですけど
これを地中1メートルから1.2メートルぐらいのところに
水道管が埋設されているので
目で見ては見えないので
とにかくこの辺が怪しいだろうと言って
歩きながら音を聞くと
これが途方もない距離なので
そうですねしかもザーッと行けないですね
結構ゆっくり逃げるとですね
歩きながらトンッと置いて
測って聞いてまた歩きながらトンッと聞いて
あとは音も聞いても本当に漏れているかどうか
ちょっと受信がないときは
もう一人の人に来てもらって
聞いてもらってやっているみたいなんですよね
実際に自分でも一緒に回って聞いたんですけど
これ漏れてますねって聞いたんですけど
何も聞こえなかったです
本当に何も聞こえなくて
専門性もちゃんと必要なんですね
そうですね職人さんの知識というか
ないと難しい領域だと思います
それはじゃあ今宇宙水道局のソリューションでは
衛星データを使ってある意味それをだいたい知れるんですか
全然イメージが置かないんですか
どこを調査して回るかっていうのを考えるときに
宇宙水道局がない場合は
だいたいどこが管が古いかとかで
昨年前年度でどこが漏水多かったかみたいなところから
管で大体この辺じゃあ今年調査回ろうって計画立てて回るんですけど
宇宙水道局は今100種類以上の衛星データで言うと
地面の温度と地盤の変化
地盤って結構日々変化してるんですけど
その変化を見て100種類のデータで
AIで学習してどこがリスク高いかっていうのを
絞り込むんですよね
調査する箇所をもっとピンポイントに絞り込んで
可視化して提供しているので
リスク5段階評価してるんですけど
5の高いところをまず回っていくと
高確率に漏水を発見できる
無駄に歩かなくて済むっていうのを
サービスの価値として提供してます
漏水の現状と課題
ちゃんと精度が出るんですか
そうですね 今もともと正直言って
我々始める前は水道の専門家でもないですし
AI使って自信はありつつも
いいデータとか出てはきているものの
かなりドキドキしながらやってましたし
でも実際やってみたところ
今とある自治体様から公表されたデータでは
10kmあたり6倍から16倍は漏水が見つかっている
というふうに発表していただいて
サービス導入しても1件の漏水を見つける
コストとしては79%削減できている
というふうに発表していただいていて
そういうふうに我々も開発していて
ドキドキな部分がこれまで何度もあるんですけど
それでもしっかりと実績を出して
そういう調査につながっているというところを
実績で出しています
基本的に今のソリューションでいくと
お客さんは自治体になるんですか
宇宙水道局は日本国内は自治体さんですね
海外は違うんですか
海外は水道自体を民間企業が委託していたりするので
民間企業が取引先だったりする
するとそっちのほうがビジネス的にはやりやすいんじゃないかとか
日本の自治体で言っても結構レガシーなところが多いですし
予算の年数も時間もかかったりとか
だいぶビジネス的な波動がありそうだなと思ってしまうんですけど
そのあたりはどうなんですか
いい部分でいうとスタートアップの視点で
いい部分でいうと予算が決まっているので
お支払いがないところはまずないというのと
そこに必ず仕事があるということですかね
ネガティブというか難しいポイントとしては
とはいえ年ベースで予算が組まれているので
来年ちゃんと契約していただけるのかとか
継続していただけるのかみたいな難しさはある領域だと思います
そしてグローバルも既に進出も始めていらっしゃるんですよね
そうですね海外でもサービス提供していて
スタートアップとしての展望
POCが終わって今本格導入を進めています
どんな国が今一番とかあるんですか
今はフランスとマレーシアですね
他の国からもいくつか連絡が来ている
グローバルもどんどん加速していきそうな気がすでにあるんですか
そうなんですよね計画ではもうちょっと先だったんですけど
思ったより早く問い合わせが来たりとかして
実際スタートして先日インドの会社さんとMOU結んでいるんですけど
インドいつでももう準備OKだぜみたいな感じのことをおっしゃってくださっているみたいで
もうどんどん我々としてはサービスを世界に広げていきたいなと思っているところです
いいですねあと衛星は打ち上げているわけではないんですか
衛星もともとSブースター出た時に
ヒャクソクさんがジャックさんの職員で衛星を開発していて
そのデータを社会で活用されていないということに対して
どうにかしたいというのがあって
当時宇宙系のスタートアップさんがいくつか出てきていたタイミングで
アイスペースさんとかも活動を始めていましたし
タイミングでジャックさんから見て
ここから衛星を作るよりは今ある観測しているデータがたくさんあるので
これをうまく活用するところからちゃんとやっていきたいんだよねというのが
ヒャクソクさんの思いとしてあって
このデータをまず活かしていこうというところから
衛星開発ってすごく難しいですし
リスクも何億円とか何百億円かけて
どこでロケットが失敗するかもしれないし
宇宙行ってから動かないかもしれないし
という難しさがあるんですけど
それをリスクを追うよりも今あるデータをうまく活用した方がいいよね
というところでスタートしているんですよ
なんですけど今まで創業してから
必ず使っているデータがありまして
それが地表面の温度と呼ばれているデータで
これがもうちょっと自分たちで取りたい解像度とか
頻度とか場所とか取れた方が
もっといろいろなビジネスで社会に貢献できるんじゃないというところで
いよいよ作りますかというところで作ることが
今年の1月に発表させていただいたものです
大変そうですけど挑みに行くんですね
そうですね
なんで今までデータ利用だけしていたのが
天地人産のいいところだったのに
なんで衛星開発するのとかって言われたりはしますね
それを凌駕する可能性がある
そうですね
自分たちで取れることで
やっぱり提供できるサービスの幅が広がるのが
もう分かっているので
もっとこれもさらに一歩先に進んでいく上では
開発していく必要があるよねというところが
本当にありますかね
ありがとうございます
徐々に将来の話も出てきましたけど
そろそろお時間にもなってきてまして
最後のメッセージいただきたいなと思いつつ
ちょっとその前にですね
ご出演の皆さんにお伺いしたい
恒例の質問を最近有用しておりまして
お伺いしたいんですけど
桜庭さんがスタートアップの起業家として
ないしはご自身として
これからどんなふうな人生の物語を紡いでいきたいか
どんなふうに生きていきたいか
ここから出てくるスタートアップを
もう自分が大変だったことを
同じ穴とかに落ちないように
共有というか伝えていきたいですし
スタートアップの本当に初期の頃って
どうなるかわからないような
会社さんっていっぱいあると思うんですけど
そこをやっぱりやってきたからこそ
応援もしたいですし
なんかいい悪いっていうのは
こうやった方がいいよとかも含めて
口出したいわけじゃないんですけど
応援していきたいなと思っているので
この展示陣でこれからもしうまくいけば
そこで集まったお金を
さらに還元していくじゃないですけど
若いこれから出てくる起業家さんとかにも
支援じゃないですけど
お金として出資
社会貢献と死に方の考察
出資したいわけじゃないんですけど
そういうところで役に立っていきたいな
っていうのがあって
とにかく何かいつ死ぬかわからないので
今やってる仕事もそうですし
社会のためになるというか
死ぬ時にどういう死に方したいかなっていうのを
結構たまに考えるんですよ
ベッドに大体寝てるところを想像して
何でしょう
お金持ってても死んだら使えないと思いますし
どう死ぬ時に見取ってもらえるかというか
ありがとうっていうふうに言ってもらえるかが
たぶん死ぬ時一番嬉しいだろうなと思って
そうなれるように今からコツコツ
とにかく人の役に立っていこうっていうところを
結構意識していて
それは仕事も一緒ですし
これからお金集まっても
自分で何か使うとか
もしかしたらガジェットを買うかもしれないですけど
スタートアップですとか社会とかで
これはお金必要だっていうところがあって
自分で役に立てられるなら
そういうところにも支援していきたいなというのが
今後の考えていることです
めちゃめちゃいいですね
ありがとうございます
IPOとディープテックの目標
最後にご自身の挑戦に対する宣言でもいいですし
あるいはここまで聞いてくださった方へのメッセージ
この辺りもお願いできますでしょうか
今直近はIPOを目指していくぞみたいな
それは目標ではないんですけど通過点としてやってまして
今ディープテックってあんまり難しさもあって
投資とかでも右に行くのか左に行くのかみたいな
世界だと思ってるんですけど
一つでもいいニュース出したいなと思っているのがありまして
IPOするときにディープテック領域で
ディープテック領域に一応入っているんですけど
ユニコーンを目指していくというところを
本当に言ったら実現するよって
ちょっととある先輩経営者に言われて
そこからもうとにかく言うようにしてる
いいですね
できるか自信は微妙なんですけど
いいですねリアルな感じが
ただ言っていくっていうところを大事にしてます
宣言ですね
宣言ありがとうございます
激アツでございます
そうしました概要欄に各種リンク記載しますので
天知人さん桜庭さん気になるよという方は
ぜひご確認いただければと思います
この配信気になっていただいた方は
ぜひ番組のフォローや評価
SNSでの拡散もよろしくお願いします
桜庭さんそしてお聞きいただいたあなたもありがとうございました
ありがとうございました
55:42

コメント

スクロール