起業のデットファイナンス、累計1300社、130億兆の融資をサポートしてきた INQ の代表で、スタートアップ大好き若林哲平が、
ファイナンスお役立ちTipsはもちろん、起業家、スタートアップ、ステークフォルダーとの対話を通じて、
ファイナンス起点のストーリー、理論と実践を、ぼちぼちお届けする番組です。
皆さんこんにちは、INQの若林です。
こんにちは、INQの遠藤です。
若林さんはさて、今回は、つまり、創業融資に積極的な金融機関を探せ、というテーマにお話しいただくということで、
最新のデータを参照して、創業期のベンチャー、スタートアップ企業さんが金融機関を選択するヒントになれば、という視点でお話しいただけるということですかね。
そうですね。
前提となる、今回参照するデータは、
中小企業庁というところが出している、各都道府県とか、
整備指定都市にあります、信用保証協会というところのですね、
保証実績のデータ、実績に基づいてですね、
信用保証協会が保証承諾して、各金融機関さんが融資した、その数字のうちですね、
創業というカテゴリーの中の件数や金額を見てですね、
創業融資に強いところってどこなんだろう、を調べたものになります、という感じですね。
なるほど。
はい。
これちょっと前提として、保証協会付融資、ここはどういう定義になりますか?
これはですね、信用保証協会というところが公的な保証人になってくれるという制度なんですけど、
金融機関さんがスタートアップに対して融資をする際に、その融資に対して保証を付けますと、
スタートアップが返せなくなっちゃった場合にですね、保証協会が肩代わりをしてくれるので、
金融機関としてはリスクが低くなる、貸しやすくなる、スタートアップとしては借りやすくなるという、
そういうセーフティネット的なですね、仕組みになってますというものです。
通常の融資、プロパー融資との比較になると、
プロパー融資の定義も改めて教えてもらってもいいですか?
はい、これは単純に保証協会の通さずにですね、金融機関さんが直接リスクを取って貸し出すというものをプロパー融資というように呼んでますね。
ありがとうございます。
では、市利用保証協会の保証承諾実績の年度推移、ここはどういうふうになっているか解説いただいてもよろしいでしょうか?
まずここから見えるのは本当に今、創業融資全体が出やすくなっているのかというところをまず見ていきますという話なんですけど、
まずですね、保証承諾全体、つまり創業だったりとか、その他の制度とか、
もう全部ひっくるめて保証協会の保証を使った全体を見た時の件数で言うと、
コロナのピークにその後はあんまり増えてないんですよ、全体は。
で、金額に至っては上下してるんですけど、基本的には増えてないという感じなんですね。
なんですけれども、その保証承諾件数とか金額のうち、創業っていうことだけにフォーカスすると年々増えてます。
ということで、もうこれはコロナ前の水準を明らかに上回っている。何なら2倍ぐらいになっているみたいな感じですね。
で、保証承諾金額に関しましてもコロナ前の水準を大きく超えていますということで、これも年々増え続けています。
したがってですね、保証承諾件数の全体に対しての創業の割合の、と言いますかね、構成費みたいなものによって年々上昇してきているということになっていますので、
全体としては増えているわけじゃないけど、うち創業のところはすごく力を入れているっていうことが見て取れるということになります。
この令和4年度からC56とですね、そこは入日に現れています。これは日本政策金庫庫さんのデータを見ても同じような推移になっているので、
なので国全体として創業頑張っていこうよっていうトレンドではあるということは言っていいんだと思います。
なるほど。データから見ても創業融資が出やすい環境というところとして捉えてもいいんじゃないかと。
はい、いうことですね。
次に創業融資に積極的な具体的な金融機関さんってどこっていう、探せということなんですけど、ここについてはいかがでしょうか。
スプレッドシートにまとめているものを公開しまして、この概要欄に貼っておこうかなと思うんですけれども、詳しくはそれを見てという感じなんですが、
多摩信用金庫さんっていう金融機関さんがあるんですよ。これは東京都立川市に本店がある金融機関さんなんですけど、
実は東京都の23区でないエリアを主に営業エリアとしている金融機関さんなんですけど、ここがもう3年連続創業融資件数トップなんですね。
しかも結構2位以下もほぼダブルスコアというか、大きく大きく引き離して周囲を独創という感じですね。まさに青山学院大学って感じですね。
ぶっちぎり。
ぶっちぎりですね。
直近の例は6年度で見てみますと、多摩信用金庫さん1位、2位がですね、埼玉県信用金庫、それから82銀庫、城南信用金庫、大阪シティ信用金庫ということで、
比較的都市部に軸足を持っている金融機関さんが上位にランクインしてはいるという感じです。
その次も千葉銀行さん、横浜信用銀行さん、西武信銀さん、西日本シティ銀行さん、爽やか信銀さんという感じで続いているので、基本的に都市部強いなっていうのはやっぱりそうあります。
そもそもなんですけど、信用金庫さんって特になんですけど、法律上営業できるエリアっていうか、貸せるエリアって決まっちゃってるので、その中の支店数だったり拠点数、それからそのエリア内にいらっしゃる事業者が多いエリアは当然強いよねっていうことになるってことですね。
魂さんの圧倒的なトップ、直近を含めてっていうお話もあったと思うんですけど、割と上位の今、マイネームでおっしゃってもらった信用金庫も含めて金融機関の顔ぶれって大体同じなんですか?
魂さんは同じなんですけど、埼玉県信用金庫さんはですね、過去2年度は全然出てこなかったんですよ。
上位30にも出てこなかったんですけど、突如として令和6年度にドーンと出てきましてに、何があったんだろうね。
気になる。
そうなんですよ。見てみたんですけど、実はですね、2018年ぐらいから結構独自の創業に力を入れる動きがありまして、
例えばチャレンジサポートローンっていうですね、高校さんが融資してるのであれば、その高校さんの金額を上限にして独自に、プロパーで埼玉県信用金庫が融資をするよっていう、
高校の融資との協調、融資的な商品、独自の商品をですね、出してたりしてて、その他にも渋沢ミックスっていうところですね。
渋沢栄一さん、埼玉県ご出身の、深谷ご出身のですね、まさに日本のスタートアップの神みたいな、祖みたいな人なんですよ。
方のお名前を冠した、そういうスタートアップ支援施設みたいなところに、その関連のファンドにご出資をされたりとか、イベントをやったりとか、ずっと仕込みをされてたんですよね。
埼玉県信金の独自の創業支援施設、あのネクトっていう施設だったりとか、創業支援デスクを置いたりとか、
先ほど言ったようなチャレンジサポートローンっていう独自の制度を作ったりといったような、いろんな打ち手をですね、どんどんやっていった結果、ここで保証協会月融資がどんどん来たということなのかなと思います。
実績としてされてきたということね。
なので、今後おそらく2025年度ってことなのかな。これは渋沢ミックスとかもいよいよ本格稼働し始めたのがその年度ってことなんで、