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2025-11-06 17:31

#66 成長フェーズとスタンスで決まる!最適な金融機関を選ぶための3つの軸(エリア・フェーズ・スタンス)【どの金融機関がオススメ?編 2】

今回は「成長フェーズとスタンスで決まる!最適な金融機関を選ぶための3つの軸(エリア・フェーズ・スタンス)」についてお話しました。

✅️金融機関を選ぶための「3つの軸」

✅️フェーズ軸(ロット感)で選別される

✅️スタンス軸の把握方法

✅️VCバックドスタートアップはメガバンクへ

✅️中長期で取引を見据えた戦略


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「起業のデットファイナンス」は、累計1,300件・96億円超の融資をサポートしてきたINQの代表で、スタートアップ大好き若林哲平が、ファイナンスお役立ちTipはもちろん、起業家・スタートアップ・ステークホルダーとの対話を通じてファイナンス起点のストーリー・理論と実践を、ぼちぼちお届けする番組です。

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■パーソナリティー▼若林哲平(⁠株式会社INQ⁠ ⁠代表取締役)デットファイナンスのハンズオン支援を中心に、様々な領域のスタートアップのシード期の資金調達を支援。累計1,300件96億円超の資金調達を支援するチームを統括。

遠藤朱美(株式会社INQ)

PR・マーケティング・共創担当として、スタートアップエコシステム実現への貢献を目指す。地域での相互扶助の関係づくりを通じた、公益経営の実現も推進中。


■編集・制作

サマリー

このエピソードでは、金融機関を選ぶ際の重要な3つの軸、エリア、フェーズ、スタンスについて詳しく解説されています。リスナーの質問に対しても回答があり、特に金融機関の営業エリアや成長段階に応じた適切な選び方が説明されています。また、特定の金融機関の強みについても言及されています。さらに、成長フェーズやスタンスに基づいて最適な金融機関を選ぶための重要な3つの軸が紹介され、スタートアップに適した金融機関としてメガバンクの利点も取り上げられています。

金融機関選びの基本
皆さん、こんにちは。INQの若林です。
こんにちは、INQの遠藤です。
若林さん、前回はレスナーの企業の方からお便りをいただきましたね。
はい、ありがとうございます。
前回はね、「オススメの金融機関ありますか?」ということでご質問いただいて、それにお答えする形でお話しさせていただきました。
オススメの金融機関はあるんだけど、実は選ぶのに障害がありますよということで、エリアの問題だったり、担当者の移動の問題だったり、決済者の問題とかあるよねというお話をさせていただきました。
じゃあ、選ぶことできないのかと言われると、それはできます。
じゃあ、どう選べばいいですかが、今回のお話ということになります。
はい、ではズバリ金融機関を選ぶポイントを教えてください。
3つ軸があるかなと思っています。
1つはエリア軸、2つ目はフェーズ軸、3つ目はスタンス軸ということなんですね。
1個目からいくと、前回もお話ししたエリアの軸がありますよということで、
原則的にですね、その会社さんの本店統計地を営業エリアとする金融機関を選ぶということですね。
例えばメガバンクさんとかだと全国に支店が大体ありますよということなんですけど、一方で信用金庫さんとか信用組合さんとかというと、もう法律で営業エリアって決まっているので、そこで選ぶしかないということになります。
ごく例外的に支店の統計だったり営業省とかでもOK、例えば飲食店さんとかだったらその店舗とかでも借り入れできるってことはあったりするんですけど、基本的には本店統計地をベースになったりとかします。
あとは代表者の方の自宅が営業エリアにあるからとかって言って例外的に対象になるケースもありますけど、繰り返しになりますが基本的には本店統計地だよというところですね。
これ岡田さん今までのご経験の中で、なんか逆説的かもしれないですね。ここの金融機関さんと一緒にお付き合いしていきたいから、統計をその金融機関さんのあるエリアにするみたいなことってあったりするんですか?
ありましたね、過去に。その金融機関さんの系列のベンチャーキャピタルから、地銀さんのベンチャーキャピタルから出資を受けたと。
さらにそこの金融機関さんから融資も受けたいという時に、その他の事情もあったんですけど、営業エリアに自然統計して、そこでもっと密にやっていこうみたいなことを選択される会社さんはありましたね。
なるほど、ありがとうございます。
フェーズ軸の重要性
これがエリア軸ですよという話で、次はフェーズ軸ですよね。
これはどういうことかというと、会社さんのその事業規模、売上規模に応じて決まってくるよという話なんですね、フェーズというのは。
その成長段階と言いますか、によって、ある程度そのロット管というんですかね、金融機関が出したい出せる金額のロット管というのが各金融機関とか部署ごとに違ってきています。
ということがあるので、そのロット管に見合うフェーズに至ってない段階で、大きいロットを出す金融機関に話しても、ちょっと早いよねみたいなことで、売り引きに至らなかったりするので、そこのフェーズというかロット管みたいなところっていうのは一つポイントになるかなと思います。
例えば分かりやすいところで言うと、日本製作金融広報さんの国民生活事業というセクションと、中小企業事業というセクションがあります。
皆さんが新機械業スタートアップ支援資金という、創業間もない時から、おむね7年ぐらいまでの間に使える制度があります。
こういった形で創業融資のような形で、お世話になる制度っていうのがあるわけなんですけど、それをやってるのは基本的には国民生活事業です。
ふうこさんのいわゆる創業融資は国民生活事業さんがやってるんですね。
そうですね。その他にポッドキャストにも出ていただきました。資本政論を取り扱っている部署なんかも基本的には国民生活事業の中にあるというところになります。
一方で、ロット館でいうと1億以上みたいな感じで、本地の例外はあるんですけど、国民生活事業よりも大きい金額間を融資するというのが、高校の中でも中小企業事業というセクションになります。
スタートアップに対して、よく新株予約券付融資というものを高校さんの中でも提供していたりするんですけど、
これはですね、この高校の中小企業事業の中にあります、新事業スタートアップ支援室というところが取り扱ったりしてます。
というような形で、この金額間ですね、国民生活事業だとだいたい5000万円くらいまで。
1億以上からだと中小企業事業みたいな、ざっくりなんですけど、こういう住み分けがあります。
他にも、商工中金3とかっていうことになりますと、だいたい燃焼規模がですね、小さくてもそうだな、1億以上とか2億以上とか、
だいたい3億以上のところが多いかなって気がするんですけど、そういうところまで到達した時に、商工中金3っていう感じのことが多いかなというふうに思います。
今の1億から3億くらいの燃焼規模から鑑みた時に、どのぐらいの融資金額、何パーセントぐらいを目安感として築地とするみたいなのってあるんですか。
そうですね。よく言われるのが、月賞の2、3倍とかっていうことは言われるんですけれども、
商工中金3の中でもスタートアップを取り扱っている部門の方とかっていうことになってくると、その限りではないこともありますと。
始めはそうですね、3000万とか5000万とかっていうロット間で最初は取引させていただいて、もし順調に事業が伸びていたら、そこからまた増幅して次の取引みたいな形でですね、取引が大きくなっていくっていうような、そんなイメージで考えるといいのかなと思います。
分かりやすい。ありがとうございます。
で、なんでこういうロット間の違いって出てくるかっていうと、もちろんその政策的な位置づけみたいなのが広告さんだとあるわけなんですけど、その他にも担当者の方のノルマの仕組みだったりっていうところで出てくることがあるかなというふうに思います。
特に民間さんの場合ってありそうですね。
そうですね、はい。ある程度5億とか10億とかっていうことで、融資残高ベースでノルマが決まってますってなったときに、事業としては魅力あるんだけど、新規性高くってスタートアップでっていうことになって、まだ赤字のフェーズであるいは債務調査になるかもしれないみたいなところで勝つのが基本的に出てくると難しいわけですよね。
担当者としてはそこをリスク取っていくよりかは、ある程度ノルマを達成するために硬いところにしっかりした金額を貸してっていうことでノルマを達成していかなければいけない構造上の問題もあったりするわけです。
そうなってくると、そういう部署、支店の方っていうのは基本的によほどのことがない限りスタートアップに貸すってことにインセンティブが働かないので、そうなってくるとやっぱりスタートアップはしっかりと専門の部署だったり、スタートアップに強い理解できる、そういう仕組みになっているところにアプローチしていかなきゃいけないっていうところで濃淡が出てくるかなということがありますね。
スタンス軸の影響
これはまさに次お話ししようと思ってたスタンス軸っていうところにつながっていきますと。
ああ、具体的にどういったところが強いかっていうことを話しましたね。
そうですね。
例えば分かりやすい例で言いますと、中小企業庁がですね、信用保証協会の保証の実績っていうのを出してるんですよ。
へー。
保証協会が保証の審査をして、保証を引き受けた、ニアリーイコールその金額の融資を金融機関さんがしたっていうことになるんですけど、その実績っていうのが出てて、信用保証協会の保証って無担保無保証で8000万円くらいまで枠があるんですけど、この枠の中でも特に送業とそうでないのっていうことで分かれてたりするんですね。
で、この送業の実績っていうのを見てみると、ダントツでですね、東京都立川市に本店のある多摩信用銀行っていうところが数年連続で1位なんですよ。
うーん、今私たちとリストを拝見しながら見させてもらってますけど、連続1位ですね。
そう、不動の1位って感じなんですね。
うーん。
もう送業っていうところに強いんですね。
なので、こういった形でですね、もう送業に力入れてますとかっていうところとか、あるいは不動産に力入れてますとか、再生に力入れてますとか、ある程度そういうのって金融機関のディスクロージャーシーっていうのを見ると出てくるんですよ。
分かるんですね。
だし、この保証協会の保証承諾実績とか見ても分かるんです。
で、やはりそこでスタートアップなのか、送業なのかあたりに力を入れてる金融機関の方がやはり取扱いとしても慣れているし、そういう会社さんを審査したりとか、あるいは保証協会の保証承諾を取りに行くっていうアプローチについて、やっぱり一定のノウハウを持ってらっしゃるので。
うーん。
そこの、少なくともプロセスのスムーズさっていうのは大きく変わってくるかなというふうに思いますので、そういう意味ではスタンス軸っていうのを非常に選ぶ上では大事かなというふうに思いますね。
ちなみにこのリストは1年に1回更新されるんですか?
金融機関選びの軸
そうですね。なので年度ごとに出てくるので、私もウォッチしてるんですけど、ただトップの座は変わらないですね。
ねー。タマシン用銀行さん、あとは。
西日本シティ銀行さんですとか、千葉銀行さんですとか、西武信用銀行さんとか、82銀行さんとかは割と常南信用銀行さんとかですかね。
割と常に上位にいらっしゃるところはありますけど、トップはずっとタマシンみたいな感じですね。
そうなんです。
せっかくこういう情報がされているので、ここをキャッチアップしながら、スタンスとしてスタートアップフレンドリーなところを抑えておくっていうのは必要だなと感じました。
そうですね。で、タマシン用銀行さんって、自社でファンドとかも立ち上げられていて、スタートアップにもっていうスタンスの会社さんではあるんですけれども、
一方でスタートアップ、本当にVCバックドのスタートアップでいらっしゃる場合に、
じゃあ信用金庫さんとか信用組合さんが創業初期はいいよっていうところですぐ行った方がいいのかっていうと、ここはなかなか難しい問題があるなと思ってます。
えーなんですか?
はい。結論から言うと、スタートアップだったらメガバンクさんに最初から行っていいんじゃないかって私は思ってるんですね。
で、それは何でかっていうと、信用金庫さんとか信用組合さんとかって、基本的には保証協会の枠の中でやりたいと。
で、プロパーイーシュも全くやってないわけじゃないんですけど、メガバンクさんとかに比べるとその枠は小さいっていうことは言わざるを得ないかなと思います。
出せる金額っていうのもやはり過去の統計とか見てみても、やっぱりレイターになってもずっとこうついていけるような金額感じゃないんですよね。
一方でメガバンクってやはり法人営業部とかになってくると、本当に5億円以上じゃないとか10億円以上じゃないと対応しませんみたいなところって結構あるんですよ、いまだに。
なんですけれども、スタートアップで、しかもVCバックドなところってことになると、そのメガバンクの系列の他のサービスですね、例えば証券とか、信託銀行とか、それこそVCとかがIPOだったり、出資だったり、M&Aだったり、様々な収益機会っていうのが有刺以外にも存在します。
ということで、よく青い銀行さんだと、ワンミス法とか言っちゃったけど、あるじゃないですか、それはやはりワンチームでスタートアップ支援していくと、様々な収益機会あるよねということなんですね。
これがVCバックドの本当にIPOなりM&A、エクジットを目指すっていうスタートアップであれば、そういった収益機会も見込めるので、創業早いフェーズから有刺を通じてタッチしていこうっていうところがあるので、結構本当に創業早いフェーズのスタートアップにも保証協会付き有刺などからですね、ご支援いただいているケースっていうのをメガバンクであるので。
メガバンクの利点
なので、スタートアップであるならば最初からメガバンクでもいいかなと、そうすればもしね、成長していってステージがミドルレイターで進んでいった時にも数億円単位、数十億円単位で検討いただくことも十分できるというところもあるので、メガバンクいいんじゃないかなというふうに思いますという感じです。
より中長期で授業のフェーズに合わせて、いろんなやり取り、詳細を近畿化さんとやり取りできる可能性がより膨らむという感じですね。
そうですね。
1回目にお話しいただいた複数銀行様と取引が必要という、ここの前提はそうじて変わらないかなというふうに認識をしましたが。
はい、それはそうですね。確かにそうなんですけど、メガバンクにも3色あるじゃないですか、というところで言うと、色を1個ずつ増やしてもいいし、一気に借りてもいいし、スタートアップだったらそういうプレイもできるかなと。
ですし、その銀行系のVCさんから出資を受けたというタイミングで、そうするとその系列の銀行さんにパスができますので、そこでお話をしてみるというのもアプローチとしてはいいんじゃないかなというふうに思いますね。
分かりました。ありがとうございます。
今日はこの辺りですかね。
はい。
では2回にわたりましてですね、ご質問をいただきました。お勧めの金融機関ありますか?についてお答えしていきました。
はい、お聞きいただきましてありがとうございます。
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企業のネットファイナンス、最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
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