起業のデットファイナンス。今回は、既存産業DXを推進するSEED VC、ガゼルキャピタルが運営するYouTubeチャンネル、スタートアップ投資TVの融資相談室の中で、私若林哲が出演しまして、直近公開した好評回を、ポッドキャストにてお届けしたいと思います。
FINATEXT Holdings CFOの伊藤裕二郎さんをゲストにお迎えし、ガゼルキャピタル近藤さんと共にお届けしたエクイティ冬の時代をどう乗り越えるか、これを2回に分けてお届けします。
1回目の今回は、直近のエクイティ環境やスタートアップが成長機会を逃さないための資金調達手法であるオルタナティブレンディング、そしてその一つであるサービスのビズグロースについて解説しています。
資金繰りやコスト改善の具体策の一つとして、ぜひスタートアップの皆様にお聞きいただければと思います。どうぞ。
今回はエクイティ冬の時代の乗り越え方についてお話をさせていただければと思います。
最後の方には実際に新しい調達の手段についてもお話をしますので、ぜひ最後まで見ていただければと思います。
また新たなゲストの方に来ていただきました。よろしければ若林先生、ご紹介お願いします。
フィナテキストホールディングスCFOの伊藤雄一郎さんです。伊藤さん、どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしければ視聴者の皆さんに簡単に自己紹介をいただければと思います。お願いします。
フィナテキストホールディングスというB2Bのフィンテック企業で取締役をしております。伊藤と申します。
ご紹介いただいたようにタイトルはCFOなんですけれども、調達とか管理業務をやっているんですけれども、あとは新規事業の立ち上げとかもひたすらやっていまして、
その関係でフィンテック関連の情報をXとかポッドキャストで発信とかもしたりしています。
よろしくお願いいたします。よろしくお願いします。
早速私が一番最初のお題で、エクイティ浮遊の時代、まさに今ですよね。
フィナテキストさんは後ほどご紹介いただけると思いますけれども、元スタートアップとして体制をされた皆さんだと思っていまして、
そんなCFOの伊藤さんから見る、今の指標観ってどう見えているんでしょうか。
そうですね。これ日本でも海外でもほぼ同じだと思うんですけれども、今も実は大型調達とかM&Aとか結構目立つものもあるんですけど、
でも実は実態としては結構もうカチューマに資金が異常なほど集まっていて、逆にそれ以外のスタートアップの調達って本当に難しくなっているかなというふうに思っています。
実は2025年って、アーリーステージの調達ってこの5年で第一四半期って一番少なかったんですよ。
そうなんですか。
結構シードって言われる一番小さいところは調達多いんですけれども、アーリーステージになったら途端にグッと今減っていて、
結構そのシードが調達してからアーリーにフォローオンで調達するところまでが難しかったりとか、そこまでの期間がすごい伸びちゃってるっていうのが今足元の状況かなというふうには思います。
まさに私もスタートアップ投資をさせていただいている中で、次のラウンドに進めないような企業が増えていたなと思いますし、
そこの難易度は非常に実感している部分でもあります。
そうですね。私は日々グローバルのフィンテック企業のトレンドとかをずっと見てるんですけど、結構注目しててすごい面白そうなビジネスで、
こんなお客さんもいるのみたいなところがやっとシリーズBとかで10ミリオン、20ミリオンとか。
昔だったらこれ50とか100とか調達してるようなみたいなところが、やっと20ミリオンみたいなところが結構あって、
意外とアーリーステージはアメリカの方がきついんじゃないかってくらい結構厳しかったりもして、
日本も多分すごい厳しいと思うんですけれども、なかなか調達額自体が小さくなっているかなというふうには思いますね。
それはVCのドライパウダーが少ないからなんですか?
いや多分逆で、今ドライパウダー自体はもうすぐあると思うんですけど、
なんですけどやっぱりバリエーションがどうしてもつかないので、
今後このビジネスしていくにはあと何回ぐらい調達しなきゃいけないってことを考えるときに、
この今バリエーションで規剥がこれだけ起こしちゃうと、将来もう全然株残んないじゃんっていうのがあるので、
やっぱりもう一方、会社が大きくなってから調達しないと厳しいよねってところで、
シードからシリーズAの調達までの間、結構粘って粘って粘って、
ある程度ビジネスできてからシリーズAに行くみたいなところが、結構その傾向は顕著になってきてるんじゃないかなというふうには思います。
一方でその事業を作っていってシリーズAに向かうタイミングって、
日本だとプレシリーズAみたいなのが状態化しているような状態かなというふうに、
その頃ってやはり融資で大型調達ってなかなか難しいというか、
銀行融資もなかなかついてきにくいタイミングでもあるので、
エクイティと銀行融資だけで必要資金足れるかっていうと、なかなか損もいかないっていう難しい局面かなって思うんですよね。
そうですね、そういうところで言うと、海外だとかなり明確にそこに対してソリューションというのが出てきていて、
それがいわゆるオルタナティブレンディングと言われる新しいファイナンス手法に、
これはもうまさにシードから本格的にアーリーステージで調達していくところの、
この間が長くなっている間をうまく埋めていくようなソリューションとして、
使われるようなものっていうのが出てきているという感じです。
ざっくり言うと、3つぐらいその方法ってあると言われていて、
1つがファクタリングっていうもので、
請求書のファイナンス、2つ目はレベニューベースファイナンス、3つ目が分割後払いというような形で、
大体3つぐらいあるというふうに言われています。
1つ目のファクタリングは、ビジネス自体はかなり昔からあるものなのでおなじみかもしれないんですけど、
自社で売り上げが入金されるようなものっていうのの、
入金を少し早めて前倒しでお金を振り込んでもらうようなサービス。
なので、もう初めから売り上げが立つのは決まっているものが、
なんですけど大体売り上げって30日後だったりとか、
場合によっては60日後とかにならないと入ってこなかったりするので、
それを手前に持ってこようというような取り組みが基本的にファクタリングというものです。
そのファクタリングの主なプレーヤーさんってどういった方がおられるんでしたっけ?
例えば、国内でスタートアップに提供されているというと、
マネフォード決済さんとか、
オルタさんとかそのあたりかなと思いますね。
ありがとうございます。
もともと伝統的にある手法ではあるので、
他にもたくさん中小企業向けのファクタリングの会社さんでいっぱいいらっしゃいます。
ありがとうございます。
2つ目がレベルニューベースとファイナンスでしたっけ?
そうですね。これは結構数年前から出てきている新しい手法かなとは思うんですけれども、
今の決まった売上を先に持ってくるってものだと思うんですけど、
レベルニューベースとファイナンスになってくると、
将来に期待される売上を想定して、それを先に入金してもらうっていうものになります。
これは、例えばサースのビジネスだったりですとか、
あとECのビジネスとか、結構売上が細かく外部のスタジオを見れるような状況っていうのが
エコシステムが育ってきた関係で、そういうことができるようになってきたので、
じゃあ3ヶ月先とか半年先、場合によっては1年先の売上まで、
だいたいサースの場合って最低限の売上ってわかるんですよね。
そうですね。予測できますもんね。
なので、そしたらその分は、例えば8ヶ月ぐらいでお金を先に入金しましょうみたいなことができるようになってきていて、
こういうのをレベルニューベースとファイナンスっていうような呼ばれ方をしています。
なるほど。ありがとうございます。
最後が分割後払いでしたっけ?
そうですね。これは今までは入金のタイミングを早くしましょうというものだったんですけれども、
どちらかというと、こちらは逆で払うタイミングを後にしましょうという形にして、
お前の資金が出ていかないようにして、後に後に支払いを持っていこうとするような類のものになっていて、
何か今月払わなきゃいけないものを3ヶ月分割したいとか6ヶ月分割して、
支払いの凸凹を減らして少しずつ払っていくことによって、
スタッシュフローを安定化させて、そんなに資金繰りが困らないというようなサービスになっています。
こういったサービスをまさにフィナテキストグループで提供されているということですね。
そうですね。私たちウェボルタンティブレンディングというのを提供しているんですけれども、
その中でも特に3つ目の分割後払いのサービスというのを中心に展開していまして、
これはVizgrowsという名前でやらせていただいています。
では改めてVizgrowsというサービスについて教えていただけますか?
本当に皆さんがお持ちの何かしらの請求書というものを3ヶ月の分割だったりとか、
あとはまた6ヶ月の分割で支払いしていただくことができる。
そうすると支払いのタイミングが後にずらすことができるという、
そういう形のサービスになっています。
本当に流れとしてはすごくシンプルで、ユーザーさんがお持ちの請求書を弊社に送りを、
PDFを送りいただくと、我々側から代わりに立て替えしてお支払いさせていただいて、
なのでも我々が先に払ってしまって、その後から3ヶ月とか6ヶ月かけて分割で、
我々の弊社の方にお振り込みいただくという、本当にそういう形のサービスになっています。
Vizgrowsの強みはどういったところにあるんですか?
サービス自体はすごくシンプルではあるんですけれども、強みはいくつかありまして、
一つはシンプルに言うと早いというところかなと思います。
運転資金急に困るとか、
そうですよね、あり得ますもんね普通に。
なのでそういう時に、1ヶ月2ヶ月かかって銀行さんみたいに調達ができるではなくて、
やっぱり数日でできるようにしたいというところで、審査自体は最短即日で終わります。
ただその後、お振り込みの手続きとかもあるので、そこも加味して、
ご営業日で振り込み完了まで持っていくというところになるので、
本当に1週間前ぐらいまでに、これちょっと今月やばいじゃんみたいな時に、
ご利用いただくというケースも結構あるので、
そういったところで資金繰りに悩まなくてよくなると、
やっぱりキャッシュフローすごい細かく分析に考えなきゃってことから、
開放されるだけでもう仕事量減るんですよ。
そういった困った時に対応できるように、かなりスピーディーに対応させていただいていますし、
金額観的には最低が100万円からにはなっているんですけども、
すごく大きい会社さんが向上的に使っていただいている方なんかは、
数千万とか億単位で使っていただく方もいらっしゃるので、
金額的にもかなり幅を持って、
小さい会社さんから大きい会社さんまで対応することができるというのも一つの強みかなというふうに思います。
ありがとうございます。
ちなみにいろんな企業間の皆さんが見ていただいていると思うんですけど、
どういった利用シーンで御社のサービスを使うのが一番有益的じゃないですけど、
理想として描いておられるんですかね。
基本的にはパターンって3つぐらいあると思っていまして、
1つは運転資金が予測が難しくて、急に資金が必要になったときに、
銀行回ってたら絶対間に合わないみたいなときに使っていただくパターン。
これが1つスタンダードなパターンとしてあるかなと思います。
2つ目は、今はD2Cの会社さんとかがもともと多く使っていただいているので、
D2Cの会社さんに焦点を絞っていろんなユースケースを考えているんですけれども、
その中で2つ目というのは、特にOEMとか工場に製品を発注するんですけど、
これが意外とお金がかかるんですよね。
それを手当てするために使っていただいているという形ですね。
これ何でお金が必要になるかというと、
OEMの工場さんも何かを作るときって材料を買ってこなくてはいけないんですよね。
なので、物を作るときに発注するタイミングでお金を入金しないといけないんですよ。
要は材料を買ってきてもらうためにお金を払わないといけないので。
なので、この物を作ってくださいってお願いをすると、
今日お願いしたらすると、今日お金を払いますと。
そこから実際に物ができるまでって3、4ヶ月くらいかかるんですよね。
それでだいたい3、4ヶ月くらいの財庫を積むので、
結局3、4ヶ月かけて作って、3、4ヶ月かけて売るんですよ。
つまり売り上げになってお金として返ってくるのって、6ヶ月から半年後なんですよね。
なるほど、なるほど。
で、D2Cの会社さんとかって立ち上がると一気に売り上げて、
最初ジワジワジワってくるんですけど、広告とかうまく言い出すとドドドドドって、
本当に月単位で倍々で伸びていくような瞬間が来るんですけど、
これやろうとすると、今月の売り上げが例えば500万くらいしかなかった会社が、
売り上げを予想して今発注するんですけど、
半年後って2000万、3000万くらいになるんじゃないかと思って発注するので、
そのくらいの金額分の財庫を一気に。
恐ろしいですね。
済まなきゃいけないんですよ。
ってなると全然お金ないんですよ。
なので伸びれば伸びるほど実はお金がなくなっちゃって、
物が作れなくなるっていうことがあって、
そういったところにしっかり対応できるようにしましょうっていうところで、
業種的にもそういったOEMに発注して、
結構製造に時間がかかるようなところに焦点を絞って、
工場のところに回って、こういうサービスあるのでぜひご紹介してくださいみたいなことを、
工場の方々にもアプローチをしてご紹介していただいたりしてるっていうそんな感じです。
結構OEMの場合で、かつこの分割後払いサービス、既存のものを使おうと思ってきて、
分割払いできるのが3ヶ月とか、いけて4ヶ月とかの既存サービスが多かったんですけど、
BizGrossの場合ですと6ヶ月までいけるっていうところで、
この製造と販売の合わせて、
例えば6ヶ月とかっていうところにも対応できるっていうのが、
めちゃめちゃありがたいのかなと思いますよね。
そうですね。
なのでそこはまさにユーザーさんのニーズに合わせてできるだけ期間とかも調整をしながら、
サービスを作ってるっていう感じです。
もはや単なる後払いサービスというかは、
コスト改善の、そもそもシャッシュフローの仕組みを変えるようなサービスになってるんですね。
そうですね。
なので単純にお金がない人にサービス提供するみたいなことっていうのはやりたくなくて、
ある種ツールというかいう形で使ってもらえるような形に、
結構具体的にユーザーさん想定してイメージして落とし込んでいくみたいなことっていうのをやりたかったので、
そういった形のユースケースが多かったりしますね。
あとはもう一個結構、
これはやり始めてようやく分かってきたことなんですけど、
もう一つのパターンは、
あえて発注ロットを増やしにいくみたいなことをするために使っていただくことっていうのがあります。
何かっていうと、要は工場なのでできれば売上がある程度立つなって分かると、
ちょっと多めに発注を増やしたいんですよ。
増やしたいんですけれども、実はさっきの問題で手元にそんなにお金がないんで、
あんまり増やせないんで、結局そんなに増やさずにじわじわ売上を飛ばしていくという形を取るんですけれども、
そうじゃなくて、一気に半年分とか9カ月分ぐらいガッと作っちゃって、
製造単価を下げると1個あたりにかけていい広告費が増やせるんで、
じゃあ広告をもっと踏みましょう。踏んでもペイしますよってことが分かるんで、
踏むと売上もガガガッと伸ばせるんで、
やっぱり波が来ているタイミングでD2Cのビジネスってしっかり売上を、規模を上げていかなきゃいけないんですけど、
それはシンプルに言うと広告費をかけるってことなので、
広告費がかけやすいように製造単価の方を下げましょうみたいなことをやって、
結構やっていると、例えば一気に量を増やすと製造単価が15%ぐらい改善されるようなケースもあったりするんですよね。
そうすると我々のサービス、例えば決して安くはないんですけど手数3%だとすると、
3%払って単価が15%下がるんだったら、実質的には12%、15-3で、
12%改善しているようなものになるので、そういう方々からにとってみると、
お金借りるとか資金繰り改善するサービスっていうよりは、
シンプルにコスト改善して、マーケティングにお金回せるようにするためのツールとして完全に見ていただいているんですよね。