企業のデットファイナンス、年間500名以上の企業家から相談を受ける、デットファイナンス支援の INQ 代表の若林が、スタートアップ企業家のリアルなお金の悩みを解決していく番組です。
みなさんこんにちは、INQの若林です。
こんにちは、INQの遠藤です。
若林さん、今回最初にテーマを言っちゃうんですけれども、ファイナンスミックスすべき理由と
ファイナンスミックスですね。
ファイナンスミックスをテーマに配信するんですけれども、実はこのポッドキャスト配信される翌々週ぐらいからですかね、スタートアップのカンファレンスイベント、IBS INQが開催されますけれども、
我々INQも参加をさせていただいて、サイドイベントを2つ主催をさせていただきます。
ちょっと概要欄にリンク等を張らせていただくんですけれども、
ファイナンスミックスをテーマに2つイベントを開催させていただくので、そこの伝承線という形で今回説明をできればというところでセットしています。
ありがとうございます。
そうですね、そのIBS 2025のサイドイベントについて簡単にだけご案内させていただくと、7月2日18時からというところで、
ファイナンスミックスナイトということで開催します。
これはFemto PartnersというVCさんから坂本さんという方と、
日本製作金融高校東京スタートアップサポートプラザという資本性ローンなどを取り扱っていらっしゃる部署から佐藤さんという方と、
私の3名でファイナンスミックスについて語り尽くさせていただくという夜がございます。
交流会などもありますので、ぜひIBSご参加の方、本編のチケットない方も参加できますので、ぜひ概要欄のリンクからお申し込みくださいというところ。
それから翌日の7月3日ですね、10時半から15時までという、これ昼間なんですけれども、京都振金さんのクエスチョンという施設におきまして、
ファイナンスミックスサミットということで開催させていただきます。
これはですね、ファイナンスミックスをめぐるトークセッションと相談会と交流会というのを3つ同時開催しようと。
ちょっと無理だくさん過ぎたかな。
ちょっと欲張り過ぎたかなというレベルのですね、イベントなんですけれども、
ファイナンスミックスをめぐる様々なプレイヤーですね。
日本製作金融高校さんですとか、複数のVCさんですとか、補助金支援のプレイヤーとか、あるいはメガバンクさん、銀行さんですね。
ですとか、あるいはスタートアップの財務責任者で資金調達を、まさにファイナンスミックスを主導されたような方々ですとか、ベンチャーデッドの皆さんとですね、一緒にイベントを開催しますと。
トークセッションもちょっとこんなに豪華でいいのっていうレベルの。
本当ですよね。
目が揃っていただいて。
そういった皆様にご登壇いただいて、一気にお話聞けるイベントになってますと。
またさらにはですね、そういった皆様を中心に相談会ということで、1on1の相談ができるという場所も設けてますので、
これから資金調達、またはまさに資金調達中だよというスタートアップ企業家、CXOの方ですね。
ぜひぜひぜひご参加いただければと思っております。
はい。2つとも無料なので、ぜひお気軽にお越しいただければというところですね。
改めて今回はファイナンスミックスすべき理由をテーマに話していきたいと思いますが、改めてファイナンスミックスとは何ぞやというところを教えてください。
これは実は造語でして、フェムとパートナーズというですね、VCさんの坂本さんという方と、これから説明しますファイナンスミックスというものについて話しているときに、
これって何て呼んだらいいんだろうねということで言っていたところ、坂本さんがファイナンスミックスでしょうと。
なるほど。俺の親は坂本さん。
そうなんですね。名付けていただきまして、ということなんですけど、何をミックスするかということなんですが、
ファイナンス手法をミックスするということですね。
例えば、出資、融資、補助金、ベンチャーデッド、その他、BNPLとかRBFとかファクタリングといったような資金繰り支援サービス。
こういったものをそれぞれの特性を組み合わせて資金を確保してサバイブしていこうというそういう概念といいますか、
スタートアップの成長の一助になるような、そんなものをファイナンスミックスというふうに呼んでいますということなんですよね。
なるほど。それを合わせてファイナンスミックスというわけですね。
ファイナンスミックスを実際にすべき理由、今回5つ挙げていただいたんですけれども、何になりますか。
まず1つ目、リスクリターンと資金調達コスト。
2つ目、規剥かコントロール。
3つ目、財務バランス。
4つ目、キャッシュポジションとランウェイ。
5つ目、資金使徒。
この3つですね。
なるほど。
じゃあ、1個ずつ詳しく見ていきたいと思うんですけど、1個目がリスクリターンと資金調達コストですね。
そうですね。このリスクリターンと資金調達コストと、2つ目に申し上げた規剥かコントロール、
これはまとめて一緒くたに話しちゃった方が多分分かりやすいと思うので、まとめて言っちゃうんですけど、
まずそもそもこのファイナンスミックスの登場人物を、まずおさらいするとなんですけど。
おさらいしてください。
スタートアップの場合で言いますと、資金供給者ですね。
例えば出資だったら、VCさん、CVCさん、エンジェル投資家ですよね。
有志だったら、日本製作金融高校とか、商工中金さんとか、民間の金融機関さん、銀行さんとかですね、になりますよね。
ペンチャーデッドで言うと、日本製作金融高校の中小企業事業とか、
静岡銀行さんとか、青空銀行さんなどが取り扱っていらっしゃいます。
スタートアップ向けのデッドファイナンスですね。
スタートアップデッドというところで言うと、最近勢いのある北国銀行さんですとか、
フレックスキャピタルというサービスを提供しているフィボットさんとか、アップサイダーブルードリムファンドですとか、
そういったところがスタートアップデッドを提供しています。
資金繰り支援サービスといったところで、例えばRBFという将来債券を今早期現金化するようなサービスですね。
こういったもので言うと、ヨイさんとか、フレックスキャピタルさんなどが提供しています。
広告費の立て替え、後払い分割サービスですね。
こういったものとか、バンカブルさんとか、あるいはインボイスといった請求書の立て替え払い、後払いサービス。
フレックスキャピタルさんなども提供されていたりします。こういったものですね。
補助金。補助金は国とかがやっているようなものですね。
こういったもの。なので、出資融資、ベンチャーデッド、スタートアップデッド、資金繰り支援サービス、補助金。
まずこれがミックスできる選択肢となりますよと。
改めて並べてみると結構ありますね。
だいぶ喋ったなと。
ここの登場人物が提供する。
それぞれをミックスしてきた時にちょっと話戻るんですけど、リスク・リターンの話ですと。
それぞれの出し手が期待するリターン、将来欲しいリターンと、それを得るために取るリスクっていうのがそれぞれ違いますよねって話なんですよね。
例えば融資だと分かりやすいので先に言うと、お金を貸します。
で、利子をいただきます。
そうですよね。返さなきゃいけない。そこの利息が。
そうです。返済と利子っていうのが発生しますというところ。
これが彼らのリスク・リターンということなので、2%から5%とかそういったぐらいの範囲でリスクとリターンが設計されています。
一方、出資の方ってお金を返さなくていいんじゃないかと思っちゃうんだけど、
彼らもファンドがあって、ファンドに投資してくれるLP投資家がいて、
そういったファンドにちゃんとお金をお戻ししなきゃいけないっていうある種運用者としての使命がありますので、
そこに応えるべくスタートアップに投資をして、
そしたらこれぐらいでリターンしてほしいっていう期待はあるわけですよね。
それが金利で見るところの20%から30%とかっていうふうに言われてるんですよね。
なるほど。融資に比べると高い。
高い。そうなんですよ。
その他、ベンチャーデッドですと、いわゆる新株予約権のような、
エクイティキッカーと呼ばれるようなものをつける融資との組み合わせということになりますので、
3から8%ぐらいの間、プラスSO、新株予約権。
その新株予約権がどれぐらいの金額で常実できるかみたいなところにアップサイドがあるっていう期待リターンなんですよね。
なるほど。同じようにマスキングレーサーの手数料という形で。
そうですね。これは1回あたりと言いますかね。4%とか。
RBFとかですと、高い場合で最大15%みたいなところの範囲内でなってくるかなというふうに思います。
なるほど。
ファクタリングとかですと、1回あたり10%とかそういう感じですかね。
それぞれの手法において、どのぐらい彼らがリターンを求めているのか、
事業主さんとしては返さなきゃいけないのか、ここをまず前提理解するということですかね。
おっしゃるとおりですね。このリスクリターンと資金調達コストという話だったんですけれども、
ここと規剥かコントロールというのが密接に関わってまして、
例えば割と事業のリスク、開発のリスクというのが下がってきている。
どういう状態かというと、PMFしているとか。
シリーズAぐらいとかですかね。
あるいはユニットエコノミクスが見えてきた状態。
ある程度このぐらいお金を投資、お金を入れるとこのぐらいのリターンが得られそうだみたいな。
ユニエコが見えているという状態ということになりますと、
そこに対してはリスクが下がっている状態になりますよね。
なった時に、そこに投じる、例えば広告宣伝費とかなのか、
はたまた運転資金といいますかね、仕入れ資金とかって、
時間が経てばある程度回収できる見込みが高くなっている状態じゃないですか。
売り上げとして返ってくるとかね。
そこに高いリスク、リターンを求めるエクイティの資金を入れるんでいいんでしたっけって話なんですよ。
銀行借りりができたり、せめてスタートアップデッドが使えるという状態で、
そこが賄えるのであれば、資金調達コストが低いもので、
その資金が回せた、売り上げが作れたという状態になるわけですから、
結果的に効率がいいということになりますよね。
なるほど。
資本効率が高いということになります。
ある程度投資して、回収見込みがあれば、
もしかしたら融資の可能性も高くなっているフェーズだから、
先ほどのリターンの話で、エクイティに比べたらリスが低い。
そこも融資も検討すべきだよね。
ということですね。
逆にですね、もっと早いフェーズで、
まだアイデアだけですと。
プロダクトはありません。
エンジニアはいません。
でも、僕はこういうバックグラウンドで作れるはずですと。
こういう理由で、きっと大きな市場があって、
伸びるはずですという、本当にシードプレシートの段階だったとするじゃないですか。
なかなかそこって幅の小さいリスクリターンを取る融資とは、
本来的には相性が悪いですよね。
そうですよね。
当たるかどうかは分からないけど、当たったら上外法務欄というものについて、
いや、ヒットでいいんだよというのが融資じゃないですか。
そういう考え方が融資ですね。
なんですけど、創業融資みたいなのがあるので、
ちょっとそこらへんがバグっちゃうんですけれども。
ただ、基本的な考え方としてはそこは融資というよりかは、
もうちょっと大きなものが狙えるけど、先行する投資が必要でっていう場合って、
そこはリスクマネーと言われるような、VCさんが出すような、
リスクとリターンの幅の大きいものですね。
ダメかもしれんが、うまくいけば大きく上外法務欄が打てるよと。
成長性をより見ていただけるエクイティ。
これにはねるよねっていう、これはまさにエクイティファイナンスの出番というふうに言えると。
そこから事業とか開発リスクが下がっていく過程の中で、
デッドファイナンスとの相性も良くなっていくみたいな感じなんで、
政権の調のフェーズに応じて、エクイティとデッドのブレンドを、
ミックスの度合いを変えていくってことができると理想的だなと思うわけですよね。
なるほど。事業の成長に合わせ、フェーズに合わせて、
手数料を払ってでも、それ以上に結果的に未来の売り上げがついてくれば、
ペイですし、
今投資することでのメンタルを作る事業の成長性はまた大事ですから、
おっしゃる通りですね。
そこを時間で買うという考え方になるんですね。
場合によっては、それがバリエーション、
次の資金調達、エクイティファイナンスの評価額につながる可能性だったりしますよね。
そこのモメンタムというか、売り上げの伸びみたいなものを、
今キャッシュがないから止めてしまったらどうなるんだろうと考えると、
そこの大事な期間の時間をお金で買っていると言えますよね。
そこもエクイティ、将来のところにもつながって、
見せずに色んな種別に関連してくるんですよね。
そうなんですよね。
なので、そこの機会を逸出しなければ得られる成長率というものがあったとしたら、
それがファクタリングとかRBFとかベンチャーでとか、
そういったものの手数量を上回る成長が期待できるのであれば、
それは機会を逸出するよりやった方がいいよねというふうにはなるということかなと思います。
なるほど。
結構、1つ目、2つ目、リスクリターン、資金増達、コスト規剥、
ここの密接な関連性がものすごく理解できたし、
ファイナンスミックスの奥深さみたいなのがめちゃくちゃ詰まったポイントだったなって思いますね。
本当はもっとしゃべりたいんですけど、
次にね、そこに財務バランスっていう考え方とか。
3つ目が財務バランスですかね。
キャッシュポジションとかランウェイ、あるいは資金史と使い道のお話ですね。
このあたりについてもお話ししたいので、一旦次回ということで。
次回ですかね。分かりました。
じゃあ3つ目から次回ということで、前編ありがとうございます。
ありがとうございます。
企業のデッドファイナンス、最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
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