村上さんどうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
はい、それでは60分でわかるファイナンス超入門についてですね、
お話ししていく前に、 村上さん簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか。
はい、改めまして村上茂久と申します。
現在は株式会社ファインディールズの 代表取締役をしております。
普段はですね、財務コンサルティングのスタートアップ企業や、 地域の中小企業とは上場企業を含めてやったりしています。
それに加えて研修とか、大学で講義を、 ファイナンスに関するものをやったりとか、
あとメディアですね、記事を書いたりとか、 一部動画に出させてもらったりと、
そういったファイナンス周りのコンサル、研修、 メディア系の事業、そういったことを普段やったりしております。
はい、ありがとうございます。
村上さんと私若林が一番最初に出会ったのは、 あるスタートアップのシーンをご一緒にさせていただいたってところでしたよね。
そうですね。私が以前、某スタートアップ企業にいたんですけども、
その際にデッドファイナンスの調達に困っておりまして、
そういった中、若林さんご紹介いただいて、 若林さんのご助言を受けながらデッドファイナンスの調達をしたという、
それが一番最初の3、4年前だと思いますけども、 ご一緒したきっかけになりますね。
まだあの頃はコロナの予波が全然あった頃でしたね。
その頃にご一緒させていただいてから、いろいろ神奈川県のアクセラレーションプログラムですとか、
様々なところでご一緒させていただいてというところで、今回60分で分かるファイナンス超入門を強調させていただくことになったわけなんですけども、
私はですね、村上さんからお声掛けいただいて、デッドファイナンスのパートを書かせていただくことになったわけなんですけど、
そもそもこの本、どうして書くことになったんですか。
こちら60分で分かるファイナンス超入門なんですけども、技術評論者という出版社から出てます。
60分で分かるシリーズがそもそもあるんですよね。
この60分で分かるシリーズは例えば、生成AIとか、60分で分かるESG、60分で分かるSDGs、60分で分かるNISAみたいな、たくさんの分野があって、
累計ですね、シリーズ全体で70万部ぐらいある、そもそものヒットシリーズであると。
そういった中でファイナンスっていうのはなかったと。
そこで編集者ですね、今回この本を担当してくださった技術評論者のデンさんから、60分で分かるシリーズでファイナンスの本を出したいと。
ファイナンスの中でもとりわけスタートアップに注力した本。
これを書ける人を探していたと。
その中ですね、デンさんからお声掛けいただいて、私もですね、ファイナンスの本って今までちゃんと書いたことはないといいますか、
企業分析の文脈でもファイナンスの本は書いたことがあったんですけども、そういう本を書いてみたいというふうに思いました。
あとはやっぱりスタートアップファイナンスの本っていうのが入門書がそこまでないんじゃないかというですね、私も問題意識がありまして、
ファイナンスの本といえばメンチャーキャピタルのフェムトの磯崎さんが書かれた企業のファイナンスと企業のエクイティファイナンス、
この2冊おそらくスタートアップ、特にファイナンス界隈でいうと皆さん読まれてるんじゃないかと思いますけれども、
ちょっと難易度としては入門書っていうよりもちょっと難しいといいますか、最低限ファイナンスの知識はあったほうが理解深まる。
その手前の本ってあんまりないんじゃないかというところで今回コンセプトを固めた。
ただやっぱりデッドファイナンスも入れたいなと、スタートアップ、ベンチャーデッド盛り上がってますし、企業のファイナンスでもデッドファイナンスはそこまでカバーされてない。
ただ私各には実務の最先端では必ずしもないという中で、そういえば若林さんがいらっしゃったと。
普段からお仕事もご一緒してますし、神奈川県のアクセラレーションプログラムでは若林さんにメンターをしていただいてるんですけども、
すごく評判が良くて、若林さんのおかげでデッドファイナンスができたという声が、
昨年度も複数試あったりする中で、ぜひこのご自見を借りたいなというところで、
去年の5月あたりぐらいですかね、ご相談させてもらって、一緒に書きましょうか。こういった背景になってます。
ありがとうございます。60分で分かるシリーズ、今一覧を見てるんですけども、結構たくさんあって、かなりすごいですよね。めちゃめちゃありますよね。
シリーズ類型で70万部ということなんですけど、やっぱり私の知人の弁護士さんに、
実は60分で分かるシリーズを書くんですよという話をしたら、専門家でも結構新しい領域に入っていこうと思ったときに、
まずはこのシリーズを読んでみて、概要をつかんで、なるほどと。
要点をつかんでからもう少し専門書を読んでいくっていうような形でおっしゃってたんで、結構プロも使ってる入門書というところになりますと。
実際私も60分で分かるシリーズで意識してなかったんですけど、家に3冊くらいありましたからね。
そうなりますよね。
ファイナンスに近いところで言うと、金利だったり任意差だったりとか、結構いろいろあるはあるんですけど、ど真ん中のファイナンスっていうのがなかったと。
そうですね。
というところで、また一方でフェムトパートナーズの磯崎先生ですね。
企業のファイナンス、企業のエクイティファイナンス、これは非常に名著で、多くのスタートアップ関係者が読んでいて尊敬されている著作である一方で、
私ももちろん読みましたけど、なかなか初学者にはなかなか難しいというか。
一旦読み切って、後で実務やってみて、そういえば何か企業のファイナンスに書いてあったなみたいな感じで立ち戻ってやっと分かるみたいな。
そういう書籍なのかなというふうに思っていて。
そういう意味では入口、超入門ということで、今回の60分で分かるファイナンス超入門は、スタートアップですとかファイナンスにこれから入っていこうという方々にとって、
いい著作になるんじゃないかなというふうに思いましたと。
ありがとうございます。
今改めて、なぜこのファイナンス超入門が必要だと思ったかというところをもう少し詳しく伺っていきたいんですけど、
先ほど企業のファイナンスというフォームがあってというところがあったんですけど、他にどうでしょう、どんなご理由があったんですかね。
そうですね、ファイナンスに関わる人っていうのが、例えば磯崎さんの企業のファイナンスって、まず誰読むのかなというと、
ベンチャーキャピタルの人、やっぱり自らファイナンスを出資をするという意味で読まれる人が多いですし、あとは企業家も読んだりすると。
ただ一方通常のファイナンスのスタートアップ企業で働いている人がファイナンスにかかってないですね。
例えばエンジニアの人とかデザイナーの人とか営業の人があの本読むのかといったときに、ファイナンスにかかってないとなかなか読む機会がないんじゃないかなと。
一方で企業家とかスタートアップの経営人の話を聞いていると、メンバーにもちゃんとファイナンスを最低限は理解してもらいたいという企業家たちのニーズを感じました。
なぜかというと、とりわけスタートアップって赤字で掘って成長する。だから資金調達大事になってくるんですけども、
普通のコーポレートファイナンスの考え方だと赤字だと倒産が怖いんじゃないかとか、資金調達ってどうなるんだっていう、その辺がちょっとブラックボックスになってるんではなかろうかというふうに思ってます。
私はこの本っていうのは、ベンチャーキャピタルや企業家の方にもちろん読んでいただきたいんですけど、加えてスタートアップに関心がある層とか、
大企業で今後スタートアップにかかりたい人、さらには現在スタートアップで働かれる、例えばビジネスやってる人であったりとか、
バックオフィスとかデザイナーとかで、もう少し企業家とかVCとか話してる内容をもう少し深掘りして理解したいなというところ。
そこを架け橋になるような形でやってるので、潜在読者層は広げてると。そういう立ち位置で書いたっていうところになりますね。
ありがとうございます。そうしますと、スタートアップファイナンスについても書かれている本ではあるけれども、ベースにあるのはコーポレートファイナンス。
そうですね。実はこれ、セミではタイトルは60分でわかるファイナンス挑入文なので、60分でわかるスタートアップファイナンス挑入文ではないんですよね。
前半の1章と2章は伝統的なコーポレートファイナンス。それについてまず話す。そして3章以降でスタートアップファイナンスの話をしてるので、コーポレートファイナンスとスタートアップファイナンスの架け橋をやっていく。
なぜ私がそれを書いたのかというと、私は銀行一応出身して、銀行で12、3年ぐらい働きました。
プロジェクトファイナンスや不良債権投資とか不動産ファイナンスなり、それなりにファイナンスの仕事をやってきたと思ってたんですけど、いざスタートアップファイナンスの世界に入ると全然知らない用語が出てくるみたいな。
バーンレートとか初めて聞いた。
そうなんですね。
そうですね。バーンレートっていう発想自体ちょっとスタートアップっぽいじゃないですか。
確かに確かに。
ランウェイとかって普通の発想じゃないんですよ。
確かに。黒字で経営してる会社にはない発想じゃない。
ない発想じゃないですか。
特に銀行とかなんで、その赤字とか出さないでそのまま言うしね。
私不良債権投資やっててもやっぱりスタートアップファイナンスの考え、たぶんサムソムとかも最近はちょっと出るかもしれないですけど10年前とかなかったりしたと。
結構手こずったんですよね。
ストックオプションとかっていう言葉は知っててもスタートアップの人はSOって呼ぶじゃないですか。
そういうのもやっぱりちょっと知らなかったりして、結構ファイナンス銀行で10年以上働いててもスタートアップファイナンスに行くと結構つまずくなみたいな。
ちょっと感じまして、そこの架け橋として一応私もつまずいたところをなるべくスムーズにいけるようなことを意識して
コーポレートファイナンスからスタートアップファイナンスへの架け橋っていうのをちょっと作ったっていうところもありますね。
なるほど。
初学者の方々がコーポレートファイナンスっていうのを広く企業のファイナンスっていうのに入っていくというところもそうだし、
そこからまたスタートアップファイナンスというある種ニッチなところに入っていくその架け橋っていう思いで書かれたってことですね。
そうですね。
なので、例えばファイナンス全般で言ったときに、まず入門書何ですかって言ったときに、私実際にいろんな人にヒアリングしたんですけど、
石野先生、石野さんに書かれたザックリわかるファイナンスっていう本が2007年ぐらいに公文写真書から出てます。
これは未だに読まれてるんですよね。
大学生でさえもうファイナンスないって言われたら、2007年、もう18年前のザックリわかるファイナンスをやると。
場合によってはスタートアップでファイナンスかかる人も何を読めばいいかっていうのをザックリわかるファイナンス読みましょう。
その次に道具としてのファイナンス。
私もこれすごい良い本と思います。
このザックリわかるファイナンスを読んでも、スタートアップファイナンスはわからないんですよね。
書いてないですし、そもそも。
じゃあザックリわかるファイナンス読んで、ファイナンスの最低限の知識がわかりました。
その通りザックリわかるですから、ザックリわかりました。
じゃあ次、磯崎さんの企業のファイナンス行こうかってときに、めちゃめちゃギャップが激しいんですよ。
そこってどうやって繋げばいいんでしょうかっていうときに、両方の視点の間にある本として、
この本を読むことによって企業のファイナンスの理解も深まるし、
読んだ方も逆にこっちを読むことによって、先ほど若林さんおっしゃったように、
実務を通じて企業のファイナンスの内容が深まるとか、そういうのもあると思うんですけども、
そういう役割があればいいなという立ち位置でポジショニングを置きました。
例えば、現アニマルスピリッツの浅倉雄介さんが書いたファイナンス思考。
あれも非常に素晴らしい本かなと思うんですけど、体系的にファイナンスを学ぼうというよりかは、
考え方の本ですよね。思考とおっしゃってるぐらいなんで。
そういう思考法の本というよりかは、きちんと入り口の知識を整理してインプットする本という理解であってますかね。
そうですね。なので、浅倉さんのファイナンス思考はすごい名著で、
私もすごく勉強させてもらいましたし、その後の漫画でわかるとかも全部買って読んだんですけど、本当に素晴らしい本だなと。
あれをもう少しスタートアップの実務に落とし込んだときに、
例えば財務産票、この本でも出てきますけど、PLBSキャッシュフローを計算すると、
ちゃんとこの本ではオリエンタルランドとかニトリとか、そういうのを事例として出したりとか、
このJカーブってありますよね。赤字を掘って成長する。
みんなJカーブって言うんですけど、リアルなJカーブってあんまり見る機会ないじゃないですか。
本当に企業としてスタートアップで赤字を掘ってそこから伸びてる状況。
それってAmazonとかSQOO、昨年上場した動画のほんとにJカーブ綺麗になってるんですよ。
そういうのをたぶん載せて、実際にこうなってますよねっていうのを一応示したりしてますね。