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2025-10-21 11:28

#63 融資審査を加速するバックオフィス整備と迅速な対応の極意【借り入れしやすい会社の共通点編2】

今回は「融資審査を加速するバックオフィス整備と迅速な対応の極意」についてお話しました。

✅️融資の第一歩:決算書が「綺麗で分かりやすい」ことの重要性✅️銀行が特にチェックする勘定科目✅️融資審査の速度を決める「レスポンスの速さ」

✅️経営者が数字を語れることの安心感

✅️取引前に必ず調査される外部情報

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「起業のデットファイナンス」は、累計1,300件・96億円超の融資をサポートしてきたINQの代表で、スタートアップ大好き若林哲平が、ファイナンスお役立ちTipはもちろん、起業家・スタートアップ・ステークホルダーとの対話を通じてファイナンス起点のストーリー・理論と実践を、ぼちぼちお届けする番組です。

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■パーソナリティー▼若林哲平(⁠株式会社INQ⁠ ⁠代表取締役)デットファイナンスのハンズオン支援を中心に、様々な領域のスタートアップのシード期の資金調達を支援。累計1,300件96億円超の資金調達を支援するチームを統括。


遠藤朱美(株式会社INQ)

PR・マーケティング・共創担当として、スタートアップエコシステム実現への貢献を目指す。地域での相互扶助の関係づくりを通じた、公益経営の実現も推進中。


■編集・制作

サマリー

今回のエピソードでは、借り入れしやすい企業の共通点に、バックオフィスの整備が強調されています。特に、決算書が整っていることや、迅速な対応の重要性について詳しく解説されています。

バックオフィスの重要性
企業のデットファイナンス、累計1300件、96億円超の融資をサポートしてきた、
INQ代表の若林が、ファイナンス起点のストーリーや、
異論と実践を、ぼちぼちお届けする番組です。
皆さんこんにちは、INQの若林です。
今回ですね、前回に引き続きまして、借り入れしやすい会社の共通点についてお話ししたいと思います。
前回は、銀行の立場を理解してくれている会社は、借り入れしやすいよというお話をさせていただきました。
今回ですね、バックオフィスが整備されている会社は、借り入れしやすいよというお話について、
前回同様ですね、八幡さんとお話ししていければと思います。
八幡さん、よろしくお願いします。
八幡さんのメガバンクでの10年の営業経験を基にですね、前回からお話ししているんですけども、
今回はバックオフィスが整備されている会社は、借り入れしやすいよというところなんですけども、
これズバリ、何でバックオフィスが整備されていると借り入れしやすいんですかね。
決算書がきれいで分かりやすいので、スムーズに倫義をかけるというところで。
なるほどですね。
まず一つ目、決算書がきれいで分かりやすい。
これって逆に言うと、汚い決算書っていうとちょっとあれなんですけど、
本当にひどいケースだと紛失みたいなことがあったりするのかなと思うんですけど、
紛失ってどういう秘目で疑われるとか、ここを見るよみたいなところってあるんですか。
そうですね。
バランスシートでいくと、棚卸し資産とか売りかけ金みたいなところ、
現余金とかそのあたりですね。
なるほど。
あとあれですかね、未払金とか未収金とか、
身とか借りとかそういうのが結構つく秘目とかって、
それのボリュームが大きいと隠してるんじゃないかみたいなのが結構気になったりするんですかね。
はい。科目名によらず、やっぱり数字が大きいところは気にかけてヒアリングさせてもらいます。
なるほどですね。
学校室が整備されていると、割とそういう暫定的な処理みたいなものが少ないし、
数字もちゃんとしているので、売り付けが取りやすいみたいなことがあるんですかね。
そうですね。すぐに経理とかの担当の方に聞くと、
その方がよくわかってらっしゃるので、きちんとロジカルな説明をしてくださるっていうところですね。
なるほど。
割と燃焼が大きくて、みぞお銀行さんがプロパーで対応するような、
メガバンクさんがプロパーで対応するような、そういう会社様ですと、
ある程度は経理担当者、財務担当者、管理部長みたいな方が、
代表とは別にいらっしゃることが多いかなと思うんですけど、
スタートアップだと、なかなかそこまで、
管理側に人のリソースを張れなかったりとかっていうところがあって、
難しい面もあるかなと思うんですけど、
ここだけはちゃんとしとくといいなみたいな、なんかありますかね。
やっぱり反応が早いってとこ大きいですか?
そうですね。本当に忙しいのはよくわかるんですけれども、
ちょっと、やっぱり聞いているところの返答がないと、
こちらも先に進めなくて、ということになって、
お互い残念な状況になってしまうと思うので、
そこはレスポンスは早くいただけるとありがたいです。
あと、税理士に任せてます。
よくないってよく聞きますけど、
そういう回答とかもありました?
過去にありました。
どういう印象を持ちましたか?
代表の方には、数字のところはわかっててほしいなっていうのが、
正直な気持ちではありますね。
代表がわかっていれば一番いいですけど、
最悪、経理担当者なり、
そこのある程度、責任を代表の手前で取るような方が、
わかってないと結構致命的だし、
逆に言うと、わかっていると多少安心できる部分があるって感じですかね。
そうですね。
月次の推表とか試算表とかが、
割と早く出てきたりとか直近まで締まっている、
みたいなものっていうのはどうですか?
素晴らしいなと思います。
なるほど。ありがとうございます。
今、決算書とか、あるいは期中の試算表ですとか、
あるいは有志申込した後の質問ですかね。
臨機手前のところで質問に対する回答が早い、
みたいなところがいいよね、というお話がありましたけど、
他に見ている部分とかってあるんですか?
そうですね。取引を始める前には、
必ず定刻データバンクで会社様のことを調べさせてもらうので、
そこもさらっとは見ています。
なるほど。これは段階で言うと、
以前にお話しした格付けの前、後ろで言うと前の方ですかね。
前です。
最初にお話をするアポイントメントとか、
その辺りの段階なんですかね。
そうですね。
定刻データバンクの評点を見ているみたいな。
評点もですし、
内容、数字がもし出ていれば。
定刻データバンクの点数が何点以下だとやらないとか、
そういうのもあったりするんですかね。
51点未満だと、
多分それだけでやらないっていう視点もあるかもしれないです。
なるほど。そういうことなんですね。
でも結構スタートアップだと、
評点高いってことはあまり逆にないかなと思っちゃうんですけど、
そういう場合でも必ず取り上げないとは限らないってことですか。
そうですね。
創業の日付を見たり、業種を見たり、
業績も赤が続いててみたいな。
でも評点も低いだと、
スタートアップ企業様かなっていう判断ができるので、
それはそれでもう合わないとか、
そういうことはないので。
他に定刻データバンク周りで見ているところってあったりするんですか。
定刻データバンク独自の番号があるようでして、
ちょっと業績があまり良くない会社様だと、
なんか番号が出たりするので、
そういう番号が出てないかはチェックします。
なるほど。
なんかシグナルがあるんですね。
そうですね。
それはいわゆる銀行の格付けで言うと、
判断懸念先とかそういうのあるじゃないですか。
それに近いようなものなんですか。
ものもあります。
じゃあいくつか出ている場合もあるわけですね。
これとこれとこれの番号が出ているみたいな。
はい。
なるほど。
じゃああれですね。
できる限り自分の自社の定刻データバンクの点数は、
ちゃんと確認をして。
そうですね。
銀行で借りるときもそうですし、
お自身がお取引先様に見られている可能性もあって、
なのでそこの定刻データの点数が高ければ、
お取引にもつながって、それが業績の向上にもつながるので、
結構重要視されている会社様は多かったです。
そうですよね。
はい。
実は弊社もある会社さんから紹介が入っていますとか言われて、
取材を受けたことがありますけど、
定刻データバンクで大体登録されている決算書が出るタイミングで、
必ず電話がかかってくるんですけど、
最初のうちは全然僕も気にしていなかったので、
特にちゃんと対応していなかったんですけど、
ちゃんと対応しなきゃいけないなということで、
割としっかりお茶を出してお話を伺うみたいなことを2期目からちゃんとやっています。
1期目は普通に電話で答えただけだったんですけど、
2期目からはちゃんとご面談をさせていただいてという感じでやっていますので、
スタートアップも他人事ではないので、
ちゃんと対応いただくといいのかなと思います。
ということで、仮入れしやすい会社の共通点。
今回はバックオフィスが整備されていると良いよというお話でした。
なかなかバックオフィスに住居層数を避けない会社も多いかなと思うんですけど、
ぜひせめて決算書が出てきたらちゃんと説明できるように、
社長が決算書をゼリーさんと一緒におさらいするみたいな時間を作ると、
仮入れする場合には少なくともいいんじゃないかなと思って、
最低限そこはできるといいかなというふうに思いますし、
試算表が早く出せるようにその体制も整えていただくくらいは、
SEEDのスタートアップで何とかできるのかなと思うので、
やっていただくといいかなと思います。
関係値の構築
次回は銀行の行員との関係値がうまくいっているところは、
仮入れしやすいというところで、
じゃあ関係値とはですとか、
関係値をうまくするにはどうすればいい?みたいなところで、
ちょっと聞いていければなと思います。
今回はこのあたりでというところで、八橋さんありがとうございました。
ありがとうございました。
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企業のデッドファイナンス、最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
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