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2025-11-18 14:18

#69 番外編:ファイナンスミックスアクセラレーター始動:なぜやるの?調達環境の変化とエクイティ一本足打法から選択肢を拓く【アクセラレータープログラム前編 】

今回は「番外編:ファイナンスミックスアクセラレーター始動:調達環境の変化とエクイティ一本足打法の危険性【アクセラレータープログラム前編 】」についてお話しました。


✅️INQが運営するファイナンスミックスアクセラレーターの概要と実施背景。

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✅️「ファイナンスミックス」:成長フェーズに応じた出資、デット、補助金などの柔軟な組み合わせによる資金調達。

✅️実施背景(1):VCへのLP出資価値低下や調達の二極化など、スタートアップ資金調達環境の変化。

✅️実施背景(2):現場の課題感として、エクイティ一本足打法の危険性と、早期(シードアーリー)段階でのデットファイナンス導入の重要性。

✅️本プログラムは、東京都との協定事業(TOKYO SUTEAM)の一環として、講座、メンタリング、ピッチイベントの3要素で構成される。


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「起業のデットファイナンス」は、累計1,300件・96億円超の融資をサポートしてきたINQの代表で、スタートアップ大好き若林哲平が、ファイナンスお役立ちTipはもちろん、起業家・スタートアップ・ステークホルダーとの対話を通じてファイナンス起点のストーリー・理論と実践を、ぼちぼちお届けする番組です。


■番組ハッシュタグ#起業のデットファイナンス


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■パーソナリティー

⁠⁠⁠若林哲平⁠⁠⁠(⁠株式会社INQ⁠ ⁠代表取締役)デットファイナンスのハンズオン支援を中心に、様々な領域のスタートアップのシード期の資金調達を支援。累計1,300件96億円超の資金調達を支援するチームを統括。


⁠⁠⁠遠藤朱美⁠⁠⁠(株式会社INQ)

PR・マーケティング・共創担当として、スタートアップエコシステム実現への貢献を目指す。地域での相互扶助の関係づくりを通じた、公益経営の実現も推進中。


■編集・制作

サマリー

INQが運営するファイナンスミックスアクセラレーターは、複数の資金調達手段を用いてスタートアップを支援する新しいプログラムです。最近の資金調達環境の変化に対応し、デットファイナンスを含む柔軟な資金調達戦略を促進することを目的としています。ファイナンスミックスアクセラレーターが始動し、資金調達環境の変化を受けて、スタートアップがデットファイナンスを効果的に活用する方法を模索しています。このプログラムを通じて、ファイナンスの多様化を促し、スタートアップエコシステム全体にポジティブな影響を与えることを目指しています。

ファイナンスミックスアクセラレーターの紹介
起業のデットファイナンス累計1300社、130億兆の融資をサポートしてきたINQの代表で、スタートアップ大好き若林哲平が、起業家、スタートアップ、ステークホルダーとの対話を通じて、ファイナンス起点のストーリー、理論と実践をぼちぼちお届けする番組です。
皆さんこんにちは、INQの若林です。
こんにちは、INQの遠藤です。
さて今回は番外編でお届けをしていきたいということでございまして、テーマはズバリ我々INQがですね、運営事務局として実施をいたしますアクセラレータープログラム、その名もファイナンスミックスアクセラレーターについてお話をさせていただきますということですね。
はい、ファイナンスミックスアクセラレーターですね。
一応今回と次回、2つ合わせてこのプログラムの内容とか、そもそも何するんじゃいみたいなところをお話しいただければと思っていまして、今回は少しプログラムのご紹介もしていただいた上で、そもそも何でそれを今やるのかというところを岡谷さんに解説いただければなと思っています。
はい、そうですね。今回がWhyの部分というか、なぜやるののところで、次に次回ですね、Whatと言いますか、何をどうやるのみたいなところをお話しできればなと思っています。
はい、じゃあ早速このプログラムの内容について軽くご紹介をお願いできますか。
はい、まずですね、今回のアクセラレータープログラムなんですけれども、ファイナンスミックスアクセラレーターということで、ファイナンスミックス、複数の資金調達手段を使って、それで資金調達を実現するということを促進、サポートするというアクセラレーションプログラムになります。
これはですね、東京スチームという東京都がやっているですね、東京都とスタートアップ支援者、支援事業者とですね、協定を結んで一緒にスタートアップ支援していこうよという取り組みがありましてですね、そこに我々が採択、協定事業者として採択されましたので、
東京都のサポートを受けて、我々がスタートアップ支援をしていくという、そういう取り組みというか、協定事業というものの一環になります。
スタートアップがですね、成長フェーズに応じて、出資、融資、ベンチャーレッド、資金繰り、支援サービス、補助金とか、様々な資金調達手段をその特性を生かして柔軟に組み合わせて、次回調達の余力も残しながら成長資金を確保しようと、これをですね、ファイナンスミックスと呼びまして、このポッドキャストでも何とかお話をさせていただいたものなんですけれども、
ファイナンスミックスによる資金調達を実現しようということを目的としたアクセラになります。
じゃあ、このファイナンスミックスで資金調達を実際に実現する会社さん、スタートアップさんを一緒に支援していくよということですか。
具体で言いますと、ファイナンスミックスに関する講座を実施したりとか、あるいはファイナンスミックスの知見とかご経験、ノウハウに長けたメンターの方々によるメンタリングが受けれるようとか、
あるいはそういったプログラムを経て、VCさんとか金融機関の方にお集まりいただいて、その面前でピッチイベントを実施させていただいているという、ファイナンスミックス講座、メンタリング、ピッチイベント、この3つで構成されたアクセラになりますというものですね。
資金調達環境の変化
ファイナンスミックスをテーマにしたアクセラというのは他に例がないですし、そもそもエクイティの支援というのは過去このSteamでもあるんですけれども、ファイナンスも含めてファイナンスを支援するというプログラムは全国でもなかなか例がないんじゃないかなと思いますので、できるだけモデルケースというと大げさですけれども、
何かファイナンスミックスという概念がですね、スタートアップエコシステムにとって当たり前になるような、そんな取り組みにできればなというふうに思って、そんな思いで始めようかなと思います。
ありがとうございます。ちょっと実際じゃあ中身のもう少し深掘ったところとか、逆的にどういう応募になっているのみたいなところは、ちょっと次回詳細をお伝えできればと思います。概要欄には募集の要項とかは貼らせていただくんですけれども、今回はそもそも前のところですね、なぜファイナンスミックスアクセラレーターなのかというところを整理いただいてもいいですか。
はい、ありがとうございます。大きく分けると2つあるかなと思ってまして、1つがスタートアップの資金調達環境の変化というのがあろうかと思います。2つ目が我々が資金調達の支援をしている現場で見えてきた課題感というのがあろうかなと思います。
1つ目の調達環境の変化ってところなんですけども、昨今ですね、2021年に米国で短緩したスタートアップの市場のクラッシュみたいなところに続いてですね、日本の金利上昇みたいなところもあったりとか、加えて当初の時価総額100億円問題みたいなものがいろいろ重なってきている中で、
VCというアセットクラスにLP出資をする価値と言いますか意味というのが、基幹投資家の方で相対的に下がってきているというところですとか、あるいは銀行も金利で儲けられる局面が見えてきたというところで、スタートアップフレンドリーな金融機関と、そうでない金融機関の濃淡というのがわりと明確になってきたのかなとか。
はい。時価総額100億円問題ですね。IPOだけでなく、M&Aもエグジットの選択肢として濃厚になってきた中で、優先株を中心にですね、そのVCからの調達っていうのを一本足の方でやっていると、取り分としてどうなんだろうかっていうところ。
もろもろいろいろある中でですね、結構その調達をがっつりできるところと、あまりできないところっていうところが二極化してきたりとか、または調達できそうなんだが、かなりそのエクイティラウンドが長期化をする、時間がかかるとか、あるいはバリエーションのところで結構難航するみたいなことがですね、よく聞かれるようになりました。
というところで、かなり2022年ぐらいからですね、やはりスタートアップもデッドファイナンスも織り込んでやっていかなきゃいけないよね、という風潮がすごく強くなってきたかなと思います。
風潮というよりか、良い傾向ですかね、としてあろうかなと思います。
最初は駆け込みデラ的に取り組まれていた各社なんですけども、今はもう資金調達戦略にちゃんとデッドも織り込んでいくべきだよね、というようなところが意識として強まってきているかなというふうに思いますので、
ここでやはりエグイティとデッドだけではなくて補助金とか、ベンチャーデッドとか、そのほか資金織り支援サービスとか、こういったものを様々なあの手この手をですね、組み合わせて調達していくということが、なかなかスタートアップエコシステム厳しい中での一つの活路になればなというところがあって、
このファイナンスミックスというものをテーマにしたアクセラをやろうというふうに思いましたというのが、まず一つ目ですね。
現場の課題と新たな取り組み
二つ目、現場で見えてきた課題感というところなんですけども、先ほどの話にも重なるんですが、エグイティ一本足だ方って結構危険だよなというところで、それは先ほど申し上げたような資金調達環境の変化というところもありますと。
そうなってくると非常にダイリューションしていくとかですね、次の資金調達、与力というのをどんどん損ないながら調達をしていくということで、資金足りなくなるみたいなことが結構あるので、デッドをやっていきたいけれども、
一本足だ方に最初からもうなってしまったところからのデッドの戦略に入れていくって結構大変なんだよね。最初から織り込んでおくってことが大事かなというふうに私も実務上で痛感してきてましてですね。
なので結構シードあり早い段階からデッドもですね、織り込んでいきながら資金調達を重ねていくっていうところのモデルケースと言いますかね、事例を多く実践として作っていけるといいのかなというところで、あえて今回アクセラという形を取るのがいいのかなと思いました。
より創業期に近いスタートアップさんが、ファイナンスミックスという概念自体を理解しながらそれを実践できるところがより良いというところですね。
加えてですね、シードアーリーだけじゃなくて、やはりミドルレーダーになってきますと非常にその事業の確実性というのが下がってきている状態になりますので、シードアーリーの頃に比べるとデッドファイナンス使える改善性が高まってくるんですよね。
ただその頃にいきなりデッドっていうよりか、やっぱり前からの仕込みっていうのがどうしてもデッドって重要になってきたりしますし、ミドルレーダーになってきてデッドが使えるとその分ダイルジョンしなくていいということもありますので、ファイナンスミックスの有効性っていうのがより効いてくるというか。
効果が高まるってことですかね。
そうなんですよね。なので繰り返しになりますけど、やっぱり早い段階からファイナンスミックスっていうのを当たり前にインストールしておいていただくということが非常に重要だなっていうのが現場で見てきた課題感としてありますと。
もうね、ファイナンスミックスを当たり前にやってる企業家からすると、そんななんか取り立てていうことでもないんじゃないの?当たり前じゃないの?みたいなの結構おっしゃる方もいらっしゃるんですけど、それなんか自然にできてるのであればそれは素晴らしいことなんですけど、やっぱりそこを体系立ててご理解いただくっていうこともこの過渡期においては必要なのかなというふうに現場で思ったりはしてまして。
ゆえに個々の支援というだけじゃなくて、アクセラっていう形でちょっとやってみたいなと思ったというのが、あえてここでファイナンスミックスアクセラレーターをやるという、私なりのというか弊社なりの意義ということになります。
より裾野も広げていきながら一人でも多くの方に。
そうですね。アクセラとしてはですね、今申し上げたようなところでやるんですけど、加えてファイナンスミックスサミットっていうですね、ファイナンスミックスの事例とか考え方を共有地としてやっていこうよというね。
コンファレンスと言いますか、これを今年の夏ですね、IBSのサイドイベントとしてやらせていただいたんですけど、これをぜひこの東京スチームの事業の一環としてですね、また来年実施させていただきたいなというふうに思ってまして、これによってファイナンスミックスの考え方をスタートアップエコシステムの当たり前にしていったとか、
共有地っていう形にできるといいなということで、微力ながらなんですけども旗を挙げてみたいなと思いました。
アクセラに参加される企業さんだけではなく、ファイナンスミックスサミットとかは広くそういう募集企業様以外も事例をキャッチアップできる機会としてという形ですね。
金融機関側とか、あるいは調達スタートアップ側から発信してもらって、双方に情報交換できるような、そんな場を作っていきたいなというふうに思っています。
今回はファイナンスミックスアクセラレーターの軽く中身のところと、なぜ実施することになったのかというところの背景を解説をいただきました。
次回はこの中身のところをより深掘って、どういう方が実際に来ているのかみたいなところも可能な範囲で教えていただきたいなと思っています。
はい、ぜひお願いします。
企業のデッドファイナンス、この番組は毎週火曜日、木曜日の17時30分、夕方ですねに配信しております。
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ぜひ概要欄のフォームよりお送りください。
また、私はかわいしへの融資に関するご相談ですとか、資金調達、事業に関する壁打ちも慎んで受けたまっておりますので、ぜひ概要欄の無料相談フォームよりご予約くださいません。
企業のデッドファイナンス、最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
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