皆さんこんにちは、INQの若林です。
こんにちは、INQの遠藤です。
遠藤さん、前6回にあたりまして、事業計画を軸にですね、お話しさせていただきまして、今回が事業計画テーマ最後になります。
5回目だった前回の振り返りを簡単にお願いできますか?
前回はですね、事業計画書の構成要素ということについてお話ししました。
その前の回で事業計画書のポイントみたいなところをお話しさせていただいたので、
そのポイントとなるところをどの項目に落とし込んでいくかみたいなところで構成要素、つまりは項目ですね、について整理させていただきました。
最終回となる今回はどんなテーマを出していただけますでしょうか?
事業計画書の作成手順についてお話しします。
この回を聞いていただくと、事業計画書の作成の手順がわかるので、ネクストアクションとして作成し始められますというものになります。
ではまずどんな順番で事業計画書を作成するべきになりますでしょうか?
はい、まずですね、抽象的に言うとまず構想、構造、数字の順番で考えるべきというふうに言えると思います。
構想というのは5W1Hとかってよく言いますけど、誰に何をどのように提供するのかという話ですね。
金融機関向けの事業計画書を作ろうという段においては、ほぼここは整理されているであろうとは思いますが、
自分が分かっていても他人に分からないといけない、金融機関の担当で分からないといけないので、ぜひ5W1Hについては改めて整理していただくといいと思います。
次に構造ですね、ビジネスモデルというふうに言っていいと思うんですけど、
3C分析だったり、バリュープロポジションキャンパスであったりとか、リーンキャンパスとかいろんなフレームワークがあろうかと思いますし、
企業の段階でやってらっしゃる方もいるかなと思うんですけども、必要に応じてそういうものを別資参照していただくなどしてですね、
御社の競合優位性であったりとか、あるいは解像度みたいなところを示すものとして使っていただくのもいいかもしれないです。
なので構想、構造ときて、最後に数字であったりとかテキストに落とし込む。
構想、構造、数字、この順番で考えるといいですという話ですね。
大体がこの構想、構造、数字のところまで来ている段階で、
議員機関向けの事業計画書を作るのかなというふうに思いますので、今度数字の話をしたいと思います。
数字にもいろいろありますよねと思うんですけど、やっぱり売上が高くないことには返済原資である利益で作れないじゃないですかと。
まず一番最初に売上計画から作る、収益計画とかでも言いますけど、から作るのがいいのかなと思います。
一つ目、売上を単純に100万円上がります、1000万円上がりますじゃなくて、
もうちょっとブレイクダウンすると言いますか、単価×量、さらには例えば商談数×制約率とかですね。
そうやってブレイクダウンをしていっていただいて、どこをどう積み上げていくと売上が伸びていくのか、
みたいな形でやっていく、適切な解像度に分解するということが必要になってくるかなと思います。
そこでいわゆるトップラインと呼ばれる売上が決まってきましたとなったら、では次に収支としてどうなるのか。
売上が上がったとしても、それを遥かに上回るコストがかかり続けるようであればずっと赤字なわけで、
引いては返せないということになってしまいますから、収支計画としてですね、
売上が達成するために必要な経費だったり現価だったりを計算して洗い出してですね、
それによってどのくらいの利益が出るのか、またその利益が出てちゃんと返せるのかどうか、
ところに直結させていくということが必要になろうかなと思うので、売上の次に収支の計画ですね。
これによってどのくらい売上げて、どのくらいコストがかかって、ということが分かってきますとなると、
ある一定の期間においてどのくらい資金が必要かって、何にどのくらい必要かって分かってきますよね。
例えばイニシャルコストで、例えば設備資金で飲食店だったら、
じゃあ厨房機器、星崎から何買うみたいな話なのか、あるいは仕入れかもしれないですよね。
一旦黒字化するまでの何ヶ月分かがとりあえず手当てしたいよね、みたいな話なのかっていうところで、
設備資金、運転資金ということで、今回必要な金額の総額がまず分かりますと。
それに対して、じゃあそれが1000万円だと仮にしますね。
そうしたときに、じゃあ自己資金300万円あります。
一旦これ手当てできるので、残りじゃあ700万円入れますといったときに、
じゃあそれはどこから調達してくるのか。
売上から重当するなのか、エンジェル投資家さんから入れてもらうなのか、
あるいは日本製作金融業家さんから借り入れるのかってことが決まってきます。
そこで借りの金額が分かるので、そうするとその金額を何年で返済して、
金利はいくらで、みたいなことに繋がってくるんですけど、
そうするとまた収支計画に戻ってきたりはするんですが、
いずれにせよ売上があって、収支が分かって、出ていくお金が分かって、
初めて資金の計画が立てれますよ。
資金の計画が分かると、ちゃんとどこにお金を使うのかっていうことが明確になるので、
そうするとこの規模感だったらっていうところで実現可能性みたいなことも分かってくるということで、
売上収支計画、資金計画の順番で作って、
ちょっと何億かしていただくといい結果ができるかなと思います。