1. 起業のデットファイナンス
  2. #8 日本政策金融公庫の申込タ..
2024-10-15 15:07

#8 日本政策金融公庫の申込タイミング

今回は「日本政策金融公庫の申込タイミング」についてお話しました。

日本政策金融公庫の融資の攻略ポイントをおさらいした上で、

✅️なぜ無計画に突撃してはいけないのか?

✅️ケース別公庫の申込タイミング

について解説しています。

これから公庫の融資にトライされる方、起業を考えている方はぜひ聴いてみてください。

-----

「起業のデットファイナンス」は、年間500名以上から相談を受けるデットファイナンス専門のINQ代表の若林が、起業家のリアルなお金のお悩みを解決していく番組です。

エクイティ調達が当たり前だった中、注目を集める「融資」。この番組では「どう借りるか?」という問いを通じて、起業家が事業成長に集中できる環境づくりを支援します。

✅番組ハッシュタグ

#起業のデットファイナンス

✅お便りフォーム

番組への感想やリクエスト、INQ若林へのご相談はコチラ

⁠https://form.run/@wakaba-NyD9l3PkCYH3he2WQ7RL⁠

✅パーソナリティー

▼若林哲平(⁠株式会社INQ⁠ ⁠代表取締役)

デットファイナンスのハンズオン支援を中心に、様々な領域のスタートアップのシード期の資金調達を支援。累計1,200件87億円超の資金調達を支援するチームを統括。

⁠⁠https://x.com/wakaba_office⁠⁠

▼稲荷田和也(JobTales株式会社 代表取締役)

「スタートアップと社会をなめらかに繋げる」をミッションに、スタートアップのコミュニケーションを支援。スタートアップ専門のポッドキャスト制作「StartPods」プロデューサー。

⁠https://x.com/oinariiisan⁠⁠

▼制作

StartPods(JobTales株式会社)

⁠⁠https://www.jobtales.co.jp⁠

サマリー

日本政策金融公庫の申込タイミングに関するエピソードでは、起業家が適切なタイミングを見極める方法を解説しています。特に、若い企業家と経験豊富な企業家のケースにおける申込ポイントや実績作りの重要性について深掘りされています。また、スタートアップや広報の立ち上げに焦点を当て、融資申請の条件や注意点を説明しています。若い企業家と経験豊富な企業家の違いについても触れ、成功に向けた適切なアプローチが探求されています。

日本政策金融公庫の基本情報
起業のデットファイナンス、年間500名以上の起業家から相談を受けるデットファイナンス支援 INQ 代表の若林さんとともに、スタートアップ起業家のリアルなお金の悩みを解決していく番組です。
こんにちは、パーソナリティーを務めますスタートポッツプロデューサーの稲荷田です。
こんにちは、INQの若林です。
前回は、日本政策金融公庫の攻略のポイントをこちらは使わせていただきました。
日本政策金融公庫の攻略ポイントは、まず代表者の方の経験、自己資金、事業計画、この3つだよ、という話をさせていただきました。
そして、ここはもう起業家マインドで、明日にでも訪りたいです、というような話もさせていただいたんですが、いやいやちょっと待てよ、という見せもいただきましたので、本日は日本政策金融公庫の申込のタイミング、これについて詳しく教えていただきたいなというふうに思っております。
はい、よろしくお願いします。
お願いいたします。
では、申込のタイミングに触れる前に、1週間配信も空いてますので、前回の攻略のポイントも少し触れつつ、そしてタイミングについて聞いていきたいなというふうに思っております。改めて前回のところいただけますかね。
はい、公庫の攻略ポイント、おさらいなんですけど、代表者の方の経験、自己資金、事業計画、この3つですと、この3つの総合評価で決まりますよ、というお話をさせていただきました。
総合評価というのもまた大事なんですよね。
そうなんですよね。
そして、なぜとつってはいけないかというところに上がってくるんですけれども、どうやらケース別があるみたいな話もいただきまして、ではそこのどんなパターンがあるのかという分岐について、それぞれ教えていただけますでしょうか。
なぜとつってはいけないのかというところをまず説明させていただいていいですか。何回でもとつっていいんだったら、とつればいいじゃないですか。
そうですね。そのつもりで今すぐ行きたいですぐらいの感じだったんですけれども。
そうなんですけど、公庫さんに限らず金融機関の場合って、とつったら申し込みタイミングを境に履歴が残るんですよ。
どういうところがどうだったから可決しました、否決しましたっていう理由とかもちゃんとドキュメンテーションされているんですね。
そんなしっかり残ってしまうんですね。
公庫さんの場合とか特にこの否決の理由っていうのを書かなきゃいけないわけなんですけど、謝絶理由とかっていうんですけど、謝絶理由を書いたならば、次に受け付けた時にはそれが全部クリアされていないと融資できない。
全部ですか。
そうなんですよ。総合評価なんで、これ表現として正しいかどうかは別として、イメージとしてはですよ。
総合評価で70点だったら融資減額だけどできるねみたいなのがあったとするじゃないですか。
だけど理由をガチガチって書いた時に、それを全部100点満点でクリアしないと次はダメみたいなそんなイメージなんですよね。
ハードルがぐっと上がってしまうんですね。
そうなんですよ。なので、とつるのはいいんだけども、賞賛があってでやらないと次のハードルを上げてしまうことになるんで、なので準備もなくとつらないでいただきたいってことなんですよ。
そういうことですね。
それを踏まえて、ケース別の申込タイミングみたいな話に行きたいと思うんですけど、
簡単に言うと、先ほどお話しした攻略ポイント、経験、自己資金、事業計画、この3つが総合的に整ってるんだったらすぐ行きましょうの話なんですよ。
それは言っていいんですね。
整っていれば。だけど、例えば若い企業家の方とかだと、経験もそんなにないけど勢いはある。
自己資金もないけど行動力はある。
で、頭がいい。ゆえに事業計画はある。みたいな場合だったら、じゃあ有志とるのかっていうと、逆に大人企業と言いますかね、30代中盤で大手での経験もある。
これからやろうとする事業に関連する経験がたくさんあって、その過程を通じてちゃんと自己資金も準備してきた。資産背景もしっかりしてる。
で、事業計画もバチバチ書けます。どっちが通りやすいかって話なんですよ。
それだけで聞いてしまったら、もう圧倒的に後者で大人企業だなって思ってしまいました。
エクティファイナンスだったら、ひょっとしたら若い企業家に賭けるってことがあるかもしれないけど、事有志なんで、やっぱり硬い方に出したいですよと。
言い方変えると、ちょっと心配な方には貸せないっていう風になり得るわけなんです。
従って攻略ポイント3つの総合評価で、これはクリアできるなっていう大人企業の場合だったら、もうすぐでいいです。
若い企業家だったらちょっと待てって話になります。というのがケース別です。
大人企業と若い企業家の違い
ちょっと待てっていうのはどれぐらい待っていいものなんでしょうか?
これはただ待てばいいってことじゃなくて、若い企業家の場合っていうのは、経験とか自己資金っていうのを、
じゃあこれらのちょっと足りてないポイントっていうのを満たしてから起業すればいいんですかっていうと、それは待ってられないじゃないですか。
そうですね。
もう起業したいってなってんだから。資金が必要だって言って、有志考えてるわけなんで、
そんなに2年も3年も待ってられないし、それじゃもう学生企業じゃないじゃんみたいな話になるわけですね。
若い頃に起業したことのメリットが失われちゃうわけなんで、そうじゃないですと。
経験とか自己資金を補って余りあるだけの実績をちゃんと積んじゃいましょうということなんですね。
じゃあ実績って何かっていうと、これはもうひとえに売り上げですね。
売り上げなんですね。
必ずしも3年間修行してこいみたいな話ではないと。
そうですそうです。
これはもう小さく始めていただいて、何でもいいので、自分で事業が作れる、売り上げが立てられるっていうところを実績で見せてしまうってことですね。
若い方だったらSNSの運用の受託とかでもいいですし、ウェブサイトの受託とか何でもいいんですけど、
行動量とか吸収力とか、あるいは若さゆえの股間性みたいなもので補えるもので、とにかく売り上げを作って、
そのまま売り上げを作るって過程もいい訓練だと思って、
それをしっかり売り上げを立ててやるんであれば、創業融資での調達っていうのは十分可能だと思います。
目安としてはやっぱり最低は3ヶ月以上。
できれば半年以上、資産表、月次納税表っていうもので売り上げがきちんと上がってきてるっていうのが見える状況。
それも数万円とかではなくて、きちんと数十万円、百万円とかっていうレベル間で売り上げが積み上がっていることが見えるっていう風になれば、若い方でも有志出てるケースがたくさんあります。
今いただいた若い企業家というところで、その学生企業って話いただきましたけども、
基本的にはこれ学生企業って捉えていいのか、あるいはこれ若いと大人企業にもグラデーションがある気もしておりまして、
じゃあ例えば3年勤めて企業をしますっていうパターンとかだと、これもどっちかっていうと若いとかに入ってくるんですかね。
若いに入ってくると思います。
そうなんですね。
それをもって経験が少ないか多いかと捉えるっていうのは、これはちょっと担当者の好みみたいなものがあろうかと。
実際、社会人になってから3年目の方が独立企業したケースで、やはり複数の視点に聞いてみたんですけど、反応がまちまちみたいなことは実際ありましたね。
そうなんですね。
運が良かったら通るかもしれないし、とはいえ1回のチャレンジがとても大切って話もありましたので、
そういう意味では急がずに実績を作ってからっていうのもいいのかなっていう風に聞いてて感じました。
イメージとしては若い企業家っていうのもアンダー25みたいなイメージですかね。
それ以上になれば、自己資金さえしっかりしていれば、3年もあれば十分稼げるケースもあるんで、
それ以外だったらある程度大人って言ってもいいんじゃないかなというふうには思います。
ちょっと大人企業のケースに補足をさせていただきたいんですけども、
大人企業の場合は攻略ポイント3つ、経験・自己資金・事業計画を満たしている可能性が高いから、
したがってすぐやった方がいいですよっていう話をしましたよね。
これもっと言うとですね、売上が上がらないとかコストがすごいかかるとか、
事業の特性に応じてネガティブな状況っていうのが創業初期って起こり得るわけなんですよ。
例えば実証実金が結構長いとか、開発期間が長いとかっていうことで、
売上全然立ってませんみたいな決算書が1期分、2期分で出ちゃう可能性ってあるわけじゃないですか。
そうですね。やっぱり最初の立ち上げって誰でもすぐに売上が発生するとは限らないですもんね。
そうですよね。
でもそれをベンチャーキャプタルからの資金とかで賄っていれば経営上は問題ないかもしれないんだけど、
問題ないというか想定通りかもしれないんだけれども、
融資で見ちゃうとどんどん貸しにくくなっていくわけじゃないですか。
なのでせっかくこのボーナスタイムと言いますか、創業融資って優れたものがあって、そこが借りやすくなっているわけなので、
大人企業で3つ要件満たしているんだったら、
これはネガティブなトラックレコードを見せなきゃいけなくなる前に、
つまり創業したら間もなくやっていただいて融資を得て、
スタートアップの融資申請
そこからきちんと事業を作っていく方がいいってことに、
スタートアップの目線からするとなるってことですね。
確かにこれまでサラリーマンとして稼いできましたっていうのと、
企業で自分からゼロから売り上げを作りますっていうのはまた別の戦い方でもあったりはするので、
当然ネガティブな方に転じてしまう可能性もあるというふうなことを思うと、
すでに全てが揃っているタイミングで挑んでしまった方が、
結果的に良い融資が受けられる可能性もあるってことですね。
おっしゃる通りですね。
こと、創業融資でかつ大人企業の場合はってことになりますね。
今いろいろ綺麗にまとめていただいた情報は伺ってたんですけれども、
ちょっとモヤモヤしているというか、
1年前の自分のことを思い出してしまいまして、
過去の僕だったらどうだったのかみたいな話を、
若林さんの観点にぜひフィードバックいただきたいなと思って、
つまびらかにお話ししたいなと思っているんですけれども、
完全にグラデーションのところでして、
新卒で33株式会社というところに入りまして、
いわゆるITのクラウドサービスの営業を3年間やってたんですよね。
そこからスタートアップにかなり興味を持ちまして、
新興産業、具体的にはWeb3とかNFTとかのスタートアップに行きまして、
スタートアップの立ち上げをしてたんです。
そこで事業開発と後半の部分で広報の立ち上げ、
広報PRの仕事っていうのは初めてやり始めて、
そこで1年強くらいやってから、
スタートアップの広報めちゃくちゃ大事じゃんっていうふうに思いまして、
各々しかじかありまして、
スタートアップの広報PRの支援をする会社を自分で立てようと思って、
自分の会社を起業したっていうのがちょうど1年前だったんですね。
年齢にすると26とか7とかちょうどそれぐらいのあたりで、
さっきの若林さんの話で照らし合わせて考えてみれば、
社会人経験3年強はあったものの、
本業にしようとしている広報の仕事は、
別に5年10年やってたわけじゃないなと思っていて。
なるほど。これは非常に微妙なラインですね。
いかに営業での経験のところから、
広報に行き着いたっていうところを結びつけて書けるかとか、
あるいはスタートアップっていうところに着目した現体験みたいなことを
きちんとお伝えできるかっていうところで、
行き当たりばったりじゃないねっていうところに関しては、
ご理解いただけるかもしれないです。
そこは書きぶりのところもあるんですけど、
書きぶりともしかしたら面談、面接の場で判断される部分もあるかもしれないですね。
ですし、担当者の方の受け止め方とか、
あるいは稲荷さんの伝え方によっても結構判断が分かれそうだなっていう微妙な感じです。
それで言えば若林さん的には、
じゃあすぐ行ってこいってところはもしかしたらお勧めはしないかもしれないですかね。
なので確実に行くんであれば、
実際に広報支援っていうところで売り上げを立てていって、
その蓄積をきちんと見せた上で申し込んだ方が確率は上がるし、
また金額も上げれる可能性が高いかなというふうに思います。
広報支援と企業家の考え方
確実っていうのは、それを有識が通る通らないのもあれば、
いくら欲しいのかっていうところで、
金額が仮に低かったら通るかもしれないですけれども、
自己資金の何倍もの金額だったら無理かもしれないですね。
例えば500万円以下とかだと決済ラインが違ったりするんで、
それは通る可能性あるかもね、みたいなところがあるかもしれないし。
結構500万っていうラインがあるんですね。
そうなんですよね。
そういったちょっと微妙なところもあるんで、
判断は悩みますけど、
おそらく準備すれば、
ゼロ回答なしで行ける可能性は十分あるかなって言うんですね。
本当ですか。
とはいえちょっと不安は残るというか、
微妙な感じだったんだね。
まさに今、若い企業家の場合と大人の企業家の場合の、
ちょうどグラデーションが交差するボーダーラインのところの
お話をしていただいたって感じですね。
一つ事例になっていれば嬉しいです。
企業のデッドファイナンス、最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
この番組は毎週火曜日の午前11時半から始まります。
ご視聴ありがとうございました。
この番組は毎週火曜日の午前11時半、週に1回ずつ配信をしていきます。
ぜひSpotifyやApple Podcastから番組のフォローや評価をお願いいたします。
またこの番組では企業家の皆さんからのリアルなお悩みにもお答えしていきます。
番組概要欄にお便りフォームをご用意しておりますので、
リンク若林さんに相談をしてみたいという方は、
概要欄のリンクよりお気軽にお寄せください。
SNSを通じてのご感想は、
ハッシュタグ企業のデッドファイナンスと添えて投稿いただけると嬉しいです。
企業のデッドファイナンス、次回もどうぞよろしくお願いいたします。
15:07

コメント

スクロール