そうなんですよね。
こうこさんの新創業融資って制度がかつてありまして、この制度はデフォルトで一応連帯保証なかったんですけど、
そうなんですね。
いわゆる保証協会付き融資っていうのはデフォルトで連帯保証はついてたんですね。
なのでこうこくらんは借りるけれども、保証協会付き融資はしばらくやりませんと。
もうちょっと事業がちゃんと不確実性が下がってきてからやりますっていう経営者意外と多かったんですね。
そうですか。
なのでそれが取っ払われたっていうところは非常に大きいところかなと思います。
ちゃんとやってる経営者さんにはちゃんと貸して、ちゃんと成長させてくれっていうメッセージなんですね。
そうですね。
今そもそもなんぞやというところいただきましたけれども、
さらにこのSSS保証、スタートアップ創出促進保証のもう少し詳しいところも教えていただけますか。
そうですね。スタートアップ創出促進保証はざっくり言うと、創業後5年未満の会社さんが対象となる制度でして、金額は3500万まで保証しますよと。
各信用保証協会が定めてる創業関連保証っていう創業期の融資につける保証制度があるんですけど、その保証両立に0.2%上乗せしてくださいねと。
例えば東京都だと0.35から0.6かな。
0.2%上乗せしてくれれば連帯保証を外しますよっていうそういう仕組みになってますと。
今いただいたこの0.2%っていうのはこれはプロの目線で見ると高い低いとかっていうのはどんなもんなんですか。
低いですよね。
これ例えば東京都の場合で0.6%に0.2%上乗せして0.8%じゃないですか。
1000万だったら8万円かななんですよ。
めちゃめちゃ低いですね。
2万円上乗せしたら1000万円分のに連帯保証なしでいいって話なんだから。
最高ですね。
やりますよね。
そうですね。
型変わりしなきゃいけないことを考えると絶対につけなければいけない。
つけない理由がないみたいな数字に感じました。
加えてこれは100%保証なんですね。
出ました。
80%、20%とかもあるみたいな話ありましたっけ。
そうですね。
これは信用保証協会が100%貸し倒れをカバーしてくれるというものになるので金融機関の負担はゼロということなんで、
したがって金融機関としては最も貸しやすい。
したがって企業化は借りやすいということになりますと。
なかなかこれもまた魅力的な制度ですね。
そうなんです。
その中での注意点っていうのもやっぱりまたあるわけですか。
そうですね。
これはさすがにちゃんと準備した人に貸したいよっていうところがあるんで、
自己資金要件っていうのがあって、
創業資金の総額の10分の1以上の自己資金がなきゃいけないよということ。
自己資金の10倍までしか借りれないよとも言えるんですけど、
そういうちょっとキャップがありますよというところと、
融資終わった後に一定期間後にガバナンスチェックっていうのがあります。
ただこれも前回お話ししたような経営者保証がいらない財務状況とか経営状況っていうところに
当たってるかどうかっていうのを確認になるので、
そういう意味ではきちんと経営しておいていただければ、
このガバナンスチェックに引っかかるっていうことは可能性としては少し低いかなっていうのは思うので、
しくしくときちんと経営していただければ大丈夫かなと思います。
じゃあ全然弊社がガバナンスチェックやってなかったんです、やばいですみたいな焦るというよりかは、
蓋を開いてみれば普通に顧問の税理士さんとかを依頼したりとかしてたら、
一定クリアしてる要件とかもあるしってことなんですかね。
そうですね。
先ほどいただいたこの創業資金総額の10分の1以上の自己資金がいるっていうのは、
これ創業資金は資本金のことですか。
自己資金と融資を足してこれだけ欲しいですよっていう金額、
例えばそれが1000万円だったと、
じゃあその1000万円の10分の1だから100万円は自己資金として少なくとも持っててくんないと、
900万円は貸せないよっていう話です。
この自己資金っていうのはポケットマネーってことですか。
企業のために準備してきた、創業者が準備してきた資金っていう定義になります。
そういうことですね。
必ずしも資本金とイコールではないということかと思います。
分かりました。ごめんなさい。細かいところありがとうございます。
いえいえ。
他にもサポートするような制度と言いますか、そんなところもあるというふうに伺ったんですけど。
そうですね。
スタートアップ創出促進保障っていうのは、
全国共通の制度になるんですけれども、
各自治体でですね、それぞれ類似の制度っていうのを用意してたりします。
ある都道府県とない都道府県あるんですけど、
例えば東京都で言ったら、都創業有し、創業経営者保障不要型っていうのがあるらしいです。
これは創業関連保障の信用保障両率、これが0.35から0.60%なんですけど、
これに0点に上乗せするというのも、これは一緒なんですけど、
その信用保障両の3分の2、さっきので言ったら8万円とかなんですかね。
もうちょい3分の2、6万円ぐらいを東京都が補助してくれるよっていうふうになっているので、
さらにお得ですと。
めちゃくちゃお得ですね、これは。
そうなんですよ。
こういった都とか自治体のいわゆる利子補給だとか、
信用保障両補助みたいなものっていうのがプラスオンされる制度っていうのも各地にありますので、
それも一緒に見ていただくといいのかなと思います。
あるなしがあるってことですんで、やっぱスタートアップにより応援しているような自治体さんは用意しているし、
まだまだそこが追いついていないところもあったりするので、
そこは登記されている地域をちゃんとチェックしながらということになりますし、
逆にやっぱり都内とかそういうスタートアップがバンバン出てくるエリアっていうのは、
この辺りの保障とか制度っていうのがリッチなことはやっぱり多いっていうことでもあるんですかね。
そうですね。東京都はやはり比較的積極的なんですけど、
意外と東京以外の自治体さんがこの辺りすごい制度を作ってたりはしますね。
そうなんですね。
名古屋市さんとか愛知県さんとか、その他にも結構いろんな自治体さんで独自のこういった信用保証料補助だったり、
利子補給がつく制度でかつ連帯保証がつかないみたいなものを設計されてたりもします。
ただベースとなるのはやはりスタートアップ促進保証のモデルケースがあってっていう感じなので、
概ねそこの仕組みを理解しておいていただければいいのかなというふうに思います。
分かりました。
今日はスタートアップ創出促進保証のアウトラインについてお話をさせていただいたので、
必ずしも当てはまるか否かっていうのはもうちょっと細かい要件だったりとかありますので、
この概要欄にスタートアップ創出促進保証のリンクを貼っておきますから、
各社で確認をしていただければいいかなというふうに思います。
あくまでこの番組では概要とどんなものなのかをざっくり知っていただくのであって、
完全に若林さんがPhotocastでこう言ってたからって上飲みにして例外とかも当然あるしってことですね。
そうなんですよね。
気を付けてくださいと。
分かりました。ありがとうございます。
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