起業のデットファイナンス、年間500名以上の起業家から相談を受けるデットファイナンス支援のINQ代表の若林さんとともに、
スタートアップ起業家のリアルなお金の悩みを解決していく番組です。
こんにちは、パーソナリティを務めますスタートポッドプロデューサーの稲荷田です。
こんにちは、INQの若林です。
さて前回は第11回目、スタートアップ創出促進保障というテーマでお話をいただきました。
はい、そうですね。前回は2023年からスタートしました。
スタートアップ創出促進保障、通称SSS保障の概要ですとか、あるいは使う際の注意点などについてお話しさせていただきました。
スタートアップ創出促進保障をはじめとしたデットファイナンスの手段、かなり近年増えているのかなと、
そう思いますと、デット自体の活用も非常に進んでいるのかなというふうに感じているんですけれども、
一方で先日若林さんがXで、スタートアップ向けの融資は伸び悩んでいるという日経新聞さんの記事があったようでして、
そこを引用されているポストを拝見しまして、この辺りちょっとお伺いしたいなと思っています。
ありがとうございます。
日経さんの記事で、記事のタイトル自体はスタートアップへの融資に地銀さんが参入しやすくなるための取り組みについて書かれている記事ではあったんですけど、
その記事の中でですね、スタートアップ向けの融資が伸び悩んでいるっていうタイトルの図がありまして、
これはただのことではないと思って、反応してちょっとポストさせていただいたっていうことがありました。
やっぱり日経さんにそう言われてしまうと、伸び悩んでいるんだなって皆さん思われそうですよね。
そうですね。なので、ちょっとそんなことないんじゃないのっていうですね、企業のデットファイナンスは伸び悩んでいるのか本当にっていうことですね。
今回テーマとしてお話しさせていただきたいなと思いました。
まず、幕林さんも使われていらっしゃいました。
そしてこの番組のタイトルでもございますけれども、企業のデットファイナンス。
この提示、簡単に確認させてください。
はい、これすみません。
私の造語になるというか、偉大な企業のファイナンスというですね、
磯崎先生の本をオマージュさせていただいたところで、企業のデットファイナンスと呼んでいるわけなんですけども、
シンプルに、本当に広い意味でスタートアップが企業時に使えるデットファイナンスということを企業のデットファイナンスとここでは言わせていただいていて、
日本製作金融国さんだったり、保証協会などの公的支援的な意味合いを含む融資も含めて全体的に企業時に使えるデットファイナンスというふうに呼ばせていただいております。
まさにこの番組でもずっと扱っているテーマですね。
はい。
したがってその間は返済進まないわけなんで、次の融資ってトライしにくいんです。
利子だけ返していくみたいな感じになるんですか。
そうですね。利子だけ払っていて、頑菌の返済は進まないという状態になるので、
なかなか次の融資に行けないというような状況になるんです。
それがしかも長いと3年とか組んでいるようなケースもあったりするので、
したがって当然22年、23年は貸せないんで、それは減るようなとは思いますと。
というところがあるかと思います。
もう一つ、コウコさんは政府系金融機関として民間金融機関の融資を円滑化するという役割になっているんですね。
民業圧迫っていう言葉があって、要は民間金融機関の金融を圧迫しちゃいけないよっていうふうに言われているんですよ。
なので、このスタートアップをどんどんご支援していこうような流れの中で、
自社単独の融資を絞っていく中で、むしろ民間金融機関さんとの協調融資を促進していこうよというような方針がおそらく背景にあったかなというふうには思うんですよね。
一緒にいらっしゃるってことですね。
そうですね。なので、コウコは絞って民間は増やしていこうというところの意図が反映されているのかなというところも背景の一つとしてはあると思います。
これ年度なので、先ほど申し上げた金額というのは年度の集計なので、
例えば2024年4月にコウコさんの大型アップデートがあったんですよ。
そうなんですね。
そうなんですよ。スタートアップ融資を広げていこうというアップデートがあったんですけど、
それはまだ2023年度には当然反映されていないので、2024年度はここから増えていくんじゃないかなというふうに想像されます。
そういうふうにおっしゃっていただきましたけれども、全体のトレンドとしても今後は少なくともこの3年決して減ってはないし、
どんどん増えていくというふうな見方を若林さんはされていらっしゃるということですかね。
その通りですね。さらに言うと2023年3月からスタートアップ創出促進保証、これ前回お話ししたものですね。
通称SSS保証が始まっていますし、さらに言うと2024年3月から事業者選択型経営者保証費提供制度という、同じく連帯保証不要の制度が始まっているので、
今後より一層ですね、保証協会付きの融資というものが増えていく可能性が高いかなというふうに思います。
先ほどは触れなかったんですけれども、保証協会と保証協会付かないプロパー融資とを併用しているケースというのも統計出てまして、
それから2021年から15兆、16兆、16.4兆というふうにそれも増えているんですね。
これは民間金融機関さんのプロパー融資というのが増えているということの一つの表れでもあるので、
プロパー融資というものも含めてですね、今後増えていくトレンドなのかなというふうに思います。
広報さんもおそらくアップデートがあって増えていくし、さらにこれまで信用保証協会付き融資及びプロパー融資というのは増えてきているトレンドにあるわけです。
また制度も拡充されているし、いろんなところを総合的に見ていくと企業のデッドファイナンスということで言うとですね、
今後一層活用されていくトレンドにあるんじゃないかなというふうに見ましたということなんです。