企業のデットファイナンス。年間500名以上の企業家から相談を受けるデットファイナンス支援のINQの若林が、スタートアップ企業家のリアルなお金の悩みを解決していく番組です。
皆さん、こんにちは。INQの若林です。
INQの遠藤です。
はい。遠藤さん、今回はですね、特別に急遽、撮ったその日にですね、配信をするということをやってみようと思っています。
そうですね。はい。
これは何でかと言いますとですね、多くの企業家が創業期に利用する日本政策金融庫庫の国民生活事業というところの制度がですね、この3月1日に変わりまして、
企業家にとって知っておいていただきたい変更点がございましたので、その変更点をですね、クイックにお伝えしたいなと思いまして、急遽取手出しをすることにいたしました。というところです。
はい。
先週、岡林さんがXで投稿してたのが、少しこう皆様にもリツイートとか反応がかなりあったですね。
そうですね。はい。そのXのポストもね、概要欄に貼らせていただこうかなと思うんですけれども。
はい。
その内容について音声の方でも、ポッドキャストの方でもお伝えできればなと思っておりますという感じです。
じゃあ早速なんですけど、何がこう変わったのかというところをご説明いただけます?
はい。日本政策金融庫庫の国民生活事業の制度の中で、創業期の企業家が多く使っている新規開業資金という制度があったんですね。
この制度の名称が、新規開業スタートアップ支援資金というふうに変わりました。
この名称の中に明確にスタートアップと入ったというところが結構大きいところかなと思います。
まず名称が変わったというところだと思うんですけれども、他に変わった点もありますか?
はい。ここがですね、制度として新しく変わったポイントなんですけれども、
創業後目標達成型金利という制度が新しく追加されていました。
名称だけ変わったのかなとパッと見思ったんですけども、よく読んでみると1点だけこれまでになかった点がありまして、
それがまさに創業後目標達成型金利だったんですね。
これについてですね、私もほぼ初見なんですけれども、コメントしていければなと思ってます。
今までになかった目標達成型金利というのが新たに追加されたということですね。
そうですね。その他は大きく変更点はなかったんですけれども、これが新たに追加されてて、おおっと思ったという感じですね。
これはどういう、そもそも仕組みの金利になるんですか?
これはですね、融資をした後に利益率とか、あるいは従業員の方々の雇用に関するですね、一定の目標を達成した場合に、
その目標達成が確認できたら金利を下げますよっていう仕組みになってます。
通常の融資ですと、一番最初、融資をした段階において金利って決まるんですよね。
それが一般的だったんですけれども、その後にモニタリングが走って、
モニタリングのその結果と言いますか、目標達成が確認できたら金利を後から下げるよっていうものなんですね。
これは結構新しいかなというふうに思います。
これ、だから、その授業の進捗によって金利が下がる可能性もあるし、逆に高くなる可能性もあるんですか?
上がることは書かれてないんですよね。
基本的に達成していれば下がる。達成していなかったらそのままっていうことですね。
なので、ペナルティはないけど、アップサイドというか何というか、メリットはあるという感じですね。
じゃあ、今後そのモニタリングが必要になるみたいなところが、この資金を、制度を使う方にとっては影響があるよというところになるんですかね。
そうなんですよね。
通常、平たい言い方、ちょっと乱暴な言い方をすると、借りたらその後にフォローとか基本的にはないですね。
言ったら借りっぱなしだったわけなんですけど、この制度を利用するということになりますと、
モニタリングは当然、目標達成したかどうかっていうのを確認しなきゃいけないので、モニタリングが発生します。
これは高校の担当者の方っていうのは、たくさん案件を抱えているので、個人的にはまた仕事が増えちゃうのかなっていう心配もあったりはするので、
どこまで有効活用されるのかなっていうのはちょっと分からんかなというところがあるかなと思います。
またスタートアップの場合ですと、有志を受けたタイミングから2期を終了したタイミングとかで、
有志を受けてから税務申告を2回やった時点で、履歴の判定というのを行って、有志から3年経過した時の履歴を2%下げるとなっているんですよね。
もともとですか。
もともとの基準の金利から0.2%下げるとなってるわけなんで、まだどうでしょう。シードで一番最初のいわゆる創業期の有志っていうのをやって、
2年後、3年後っていうことだと、スタートアップによってはまだ黒字化してない可能性もあるのと、仮に黒字化していたとしたらなんですけど、
純然たるスタートアップだった場合には、結構事業規模がもう3年後だと大きくなってしまうべきみたいな感じなんで、
正直本当に狭い意味でのスタートアップが使った時に、どれぐらいこの金利の下げのインパクトっていうのが事業に影響あるかっていうと、
そんなに大きくはないかもなと思いつつ、逆にスモールビジネスの方々、ソーシャルビジネスの方々とか、
後継ぎビジネスの方とか、そういった方々だとひょっとしたらこれは有効なことになるかなというふうには思いましたね。
なるほど。名称にスタートアップ支援資金とついてはいるが、拡張性がありそうな感じのイメージ。
そうですね。スタートアップ支援資金っていうふうに入ったんですけど、
この創業後目標達成型金利は、私から見ると狭い意味でのスタートアップというよりかは、新規開業の方々。
つまりスモールビジネスとか、独立開業した方とか、店舗型の方とか、
そういった方々の方がこの創業後目標達成型金利の恩恵を受けそうな感じはしており、
スタートアップの方々でいうと、もともとあったベンチャーキャピタルからの出資を受けている方であったりとか、
あるいはエンジェル税制の一定の要件を満たす方であったりとか、
Jスタートアッププログラムに採択されている方とか、
そういった方だと特別な金利を適用するよみたいなところが、狭い意味でのスタートアップにはまりそうな感じはしており、
これはもともとあったものではあります。
逆に言うと、スタートアップ支援という名称に入ったから、
新たにスタートアップ支援していく制度に変わったよというよりかは、
新規開業のスモールビジネスの方々も、スモールビジネスの方々も、
含有して、新規にビジネスを始める方々に対しての資金なんだよというふうに対象を明確化したというふうに捉える方が正しいのかもしれない。
今後さらに金利が変わる可能性とかってもあるんですかね。
今後金利が下がっていくっていうことはあんまりないんじゃないかなと。