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起業のデットファイナンス、年間500名以上の起業家から相談を受けるデットファイナンス支援の INQ 代表の若林さんとともに、スタートアップ起業家のリアルなお金の悩みを解決していく番組です。
こんにちは、パーソナリティを務めますスタートポッツプロデューサーの稲利田です。
こんにちは、INQの若林です。
創業融資にチャレンジする際の基礎型名をおさらいしたいなというふうに思っておりまして、
そこで今回お持ちしたテーマというのが創業融資の攻略ポイント代表者の経験編というところでございまして、本日ここから始めていきたいなというふうに思っております。
今回創業融資の攻略ポイント代表者の経験編ということでお話しさせていただくんですけども、
この後代表者の経験編から自己資金編と事業計画編というのが続きます。
そもそも創業融資において3つのポイントというのを以前に幸子さんの攻略ポイントのところでお話しさせていただいたんですけれども、同じですね。
基本的には代表者の方の経験と自己資金と事業計画。
これはあらゆる創業機の融資において重要になってきます。
それは何で重要なのかというお話なんですけれども、
これは3つのポイントに共通しているところなんですけれども、
そもそも創業機ってこれから事業を始めるということで何の実績もないですよね。
その事業に関しては。
最も不確実性が高い状態です。
リスクが高い状態です。
このリスクとデッドファイナンスの相性が悪いわけですよね。
ゆえにエクイティファイナンスがこれまで主流だったところもありそうですね。
民間金融機関というのはプロパー融資というもの。
保証がつかないプロパー融資というものを出そうと思ったときに、
かなり慎重にリスクを測るわけですよね。
そうなってくると創業機ってリスク高すぎて、
民間金融機関は稼げないんですよ。
そのままでは。
でも一方で国としてはやはり企業を促進していかなきゃいけない。
引いては産業の新陳代謝を測っていかなきゃいけない。
みたいなところがあります。
という背景があるので、そこで政府系金融機関である
日本政策金融国さんであったりとか、
民間金融機関に保証をしてくれる信用保証協会というものがあります。
彼らも積極的に国策である創業スタートアップというところを
促進していかなきゃいけない。
でも当てになる決算書というものがないですよね。
そうですよね。
企業のタイミングだからまだ期は締まっていなくて、
実績がない状態ということですね。
そもそも期が進んでいる融資であれば、
基本的には決算書というものがあって、
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その決算書をベースに格付けというものが行われて、
スタートラインが決まって、
そこから融資がどれくらいできるのか、
みたいな話になっていくわけなんですけれども、
そもそものスタートラインを測るための決算書がない。
じゃあどうしよう。でも融資したい。
となった時に見ていくのが、
まず一つ代表者の方の経験と、
経済的な準備である自己資金と、
それからどういった事業計画でやっていくのかという地図ですね。
公開図という事業計画書。
この三つを見て、行き当たりばったりでないか、
またはちゃんと返してくれる人かというところを
測っていきたいよねということなんですよね。
ゆえに今回その三つを持ってきていただいているんですね。
おっしゃる通りです。
今日はお話しするのは代表者の方の経験。
これは何で大事なのかという話なんですけど、
これからやろうとする事業と今までやってきたことと、
どれぐらい関係性のあるご経験を積んできたのかというところ。
経験の年数とかだけではなくて、
その関連性みたいなものも非常に重要視されています。
修行経験という言葉があってですね。
修行というと若林さんのような修行とか。
そうそう、侍業のことをだいたい想像するじゃないですか。
そうですね。
なんですけど、何て説明したらいいんだろうという。
何て説明したらいいんだろうというような感じがあるんですけど。
ちょっと概要欄に貼らせていただくんですけど。
一応僕もググってたんですけど、
このとか各々しかじかとかそういうのに作られる感じの。
そのとかこのみたいな感じの。
夏目漱石の小説に出てきそうな感じなんですけど。
普段あまり目にしないですね。
そうなんですよね。
これは伝えづらいですね。
なんですけど、その修行経験というワードが
コウコさんの発行している各種統計資料にすごくたくさん出てくるんですよ。
ほうほうほう。
修行経験で何かというと、
これからやろうとしている事業と関連性の深いキャリア、
ご経験のことを言っていますと。
はい。
その修行経験が一定以上ある人の方が黒字化が早いよねっていう統計がコウコさんの方にあって、
それをよりどころにして、やっぱり経験って大事だよねっていう風に置いているわけなんですよね。
分かりやすく言うと、
例えば20年、弁護士さんの経験がありますと。
大手事務所にいらっしゃって、
例えば。
そこから独立されますって言ったら、
よし、これは大丈夫だよねって。
なりそうなもんじゃないですか。
めちゃくちゃ安心感ありますよね。
そうですね。
ただ箱を変えただけなので、
個人としてのパフォーマンスとかが、
相手に提供できる価値っていうのは変わらず実力はある状態でいますね。
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ひょっとしたら顧客もちゃんとその個人についてるかもしれないから。
確かにそうですね。
っていうことも期待できると思うんですけれども、
一方でその弁護士さんが、
じゃあフランス料理やるわとか居酒屋さんやるわみたいな話だと、
おいちょっと待てよという風にはなる気がするんですよ。
そうですね。
ここが関連性の話かなと。
年数だけじゃなくて関連性も非常に重要視しているというところかなと思います。
業界経験、ないしはその業務っていうレベルで何かしら強みが引き継げる時じゃないと、
その人がやる理由であったり成功の改善性が低いっていう風にみらされてしまうということですね。
おっしゃる通りですね。
ここはやはりSEED VCさんとかの企業家の経営とかすごく見ると思うんですけれども、
そこはより細かくというか、
気にするのが高校さんとか、
そういった創業期の保証協会さんの融資だったりとかするかなというふうに思います。
確かにそこは共通点であり、
一方でSEED VCさんであれば、
その市場がどれぐらい大きいのかとか成長しているのかとか、
競合状況とかも見るかと思いますけど、
ことデッドファイナンス融資でいけば、
どちらかというとその方にどれぐらい信頼があるのかということの方が、
そうなんですよね。
じゃあ何年ぐらいあったらいいのかってよく聞かれるんですけど、
目安は7年かな。
結構長いですね。
これ目安です。
別に全然最近だともう3年とか2年とか、
場合によっては1年とかでも、
それが致命傷になってないというか、
経験不足だけを理由で断られるみたいなことはないというか、
総合的に判断されるので、
なんですけど、
以前にはですね、
その修行経験が7年以上あると、
自己試験要件緩和しますよみたいな形のメリットがあった時期もあったんですね。
過去なんですね、それは。
そこから累積するに7年というのは1つキーワードなんだろうなというか。
そうするとだいたい新卒で仮にご就職されて、
経験積んだとするとちょうど30手前からみたいなところ、
前後みたいなところになるんで、
確かに油が乗ってる時期とも言えるし、
経験としてちょうどいいタイミングなのかもしれないですね。
今いただきましたのが、
試行経験というところはその方のご経験がどれくらい7年間必要みたいなところをいただきましたけれども、
他のところで申し上げると、
大事なポイントとか残りありましたら教えてください。
そうですね、このご経験がある方と、
企業のタイミングでそんなにキャリア、経験がないという方といらっしゃると思うんですよね。
はい。
これが創業優位子を申し込むタイミングとすごく関連してくるなと思ってまして。
タイミングが。
決算書などがない状態ゆえに、
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ちゃんと返してくれる人かどうかっていうのを、
経験とか自己資金、事業計画どれくらいちゃんとしてるかで見ると、
その経験とか、あるいは自己資金、
次回お話しするその自己資金がしっかりしている人であれば、
それは決算書とかがなくても高く評価してもらえるっていう、
ある種のボーナスタイミングになって、
これは早めに創業優位子を申し込んでもらって、
早めに創業優位子を申し込んでもらった方がいいってことですね。
これは早めでも十分な条件だから、
もう合算員だよってことですか。
それとも何なら早い方がいいみたいな話とかもあったりするんですか。
早い方がいいと言ってしまっていいような気がしますね。
そうなんですか。それはどうしてでしょう。
例えばスタートアップの場合ですと、
実証実験、POCをやったりとか、
シードファイナンス、VCから調達するがゆえに、
少し赤字を掘って事業を作っていって、
さまざまテストして売上げ伸ばしていくっていうフェーズに入るかもしれないじゃないですか。
そうすると1期目、2期目の決算書ってあんまりいいものにならない可能性が高いわけですよ。
そうですよね、確かに。
決算書が揃ってくると、やはり決算書を見なきゃいけなくなっちゃうんですよ。
どんなにキャリア、自己資金がある人でも、
ちょっと市場の選定が悪かったのか、うまくいってないんじゃないかっていう風に見られちゃう。
そうなる前にですね、
ちゃんと信用がめべりしてないうちって言うとちょっと言い方おかしいんですけど、
その段階でしっかりその武器使っていただいた方がいいのかなと思います。
早めにって話いただきましたけど、逆に経験キャリアがない方っていうのはどうしたらいいんでしょうか。
そうですね、この経験キャリアがない場合と、
だいたい自己資金ない場合って連動することが多いんですけども、
経験と自己資金が少ない若手の起業家の方とかの場合ですと、
小さくですね、少し実績を作っていただく。
これはもう単純に売上げを立ててですね。
いくっていうことですね。
売上げ立てていくのに必要な資金とか、
場合によってはちょっとエンジェル投資家さんなりとかから入れてもらったり借りたりとかしてですね、
なんとか立ち上げていただいて、
割とまとまった売上げをしっかり立てていただく。
これは必ずしもやろうとしている事業だけじゃなくて、
受託とかコンサルとかでもいいんですけれども、
しっかりとにかく売上げを立てて返済原資が作れるっていう、
そういう実績を立ててもらうと。
そうするとそれはもう経験とか自己資金ないけどちゃんとやりましたよねという、
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これはもう何にも変え難い実績になります。
実績が一番強いんですね。
そういうことですね。
これはもう借りた場合に、
最悪事業と関係なくてもいいみたいな話もいただいたんですけど、
その理由といたしましては、
本気で返そうと思えばいつでも返せるよっていうことですね。
何かあったら最悪リアリティを立てて返すこともできるってことが、
もう証明もできる。
その方の信頼感も出てくるってことなんですね。
稼ぐ力があるっていうことですよね。
例えば何かAIのプロダクト、
例えばAIを活用したB2B SaaSを何かやろう、
開発中ですっていう段階なんだけれども、
それは何かAIの受託をするとか、
あるいはその領域の、
B2Bの領域のコンサルティングを提供しながらやるとか、
BPを提供しながら、稼ぎながら、
その顧客の課題を拾っていくみたいな、
そういう山の登り方もあると思うんですけど、
それで売り上げ立ててですね、
いくとこれは稼ぐ力あるよねっていうところで、
借りればよりしやすくなっていきますので、
もし経験とか自己資金に不足があるなというふうに感じたら、
そこでそれこそ審査オチみたいなのを経験してしまうよりかは、
一旦それをコツコツ売り上げを作っていただいた上で、
融資をやるのであれば申し込んでいただいた方がいいかなと。
さらに言えばその一期を占めていただいて、
売り上げを立ててきたっていうことが赤字でも構わないので、
決算書という形でしっかり見えているっていうところを作った上で、
交互申し込んでいただいた方が、
一期目決算書がない状態で、
経験、キャリア、自己資金不足したところから始まった方であれば、
一期終えてからのほうがうまくいく確率が高いというふうになるかなと思います。
例えば今一期って話をいただきましたけど、
ちょっと一期とは言わず、二期、三期、
もうちょっとちゃんと実績作ってから、
高校さんとかで創技融資、新規開業資金に挑みたいなって方とかもいらっしゃると思うんですけど、
それって例えば3年間やってからとかでもいいものなんですか?
それはそれで構わないと思いますね。
ただ仮に売る中でできるだけ早いタイミングでやった方が、
返済実績っていうのを早く詰めるようになりますよね。
やっぱり1回目の融資から大きく借りたいですって、
なかなか金融機関さんとしてもリスク取りよりにくいんですよね。
やっぱり一元産より取引先の方がサポートしやすいっていうのがありますので、
従って早く一元産じゃない状態を作っておくっていう観点も、
そこには絡んでくるかなと思います。
まずは最初から大きい額じゃなくても小さくてもいいから、
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一旦借りて、そして返す実績を作っていくっていうところも、
中長期で見ると最終的に大きい金額をより早く借りるみたいなことにも繋がるかもしれない。
おっしゃる通りですね。
ですので経験キャリアや自己資金ちょっと不足してるけども、
実績立て始めました。
で、売上立ってきました。
ってなった時に、今借りるんじゃなくてもっと大きくなってから借りよう。
でももちろんいいんだけど、ある程度立ってきたから一旦ここで創業用紙やっとこう。
の方が1年後、2年後より大きく借りれたりとか、
融資と利益増やせる可能性ってのがあるかなというふうに思いますね。
今の話を聞くと、なるべく早く借りようって気持ちになったんですけれども、
一応お知りを聞いていくって意味でいくと、
例えば広子さんの開業資金とかで言ったら、
設立何期目までみたいな、そういうのもあるんじゃないかなって思うんですけど、
その辺り一応聞いてもいいですか。
おおむね7年っていうふうに広子さんの新規開業資金はなっているんですね。
あとスタートアップ創出促進補償っていう補償協会の補償制度などは、
5年未満っていうふうになっているので。
なるほど。
割とそこは余裕がある。
自治体さんのいわゆる創業支援融資とかっていう、
融資圧戦制度とかに関しては1年みたいなものがあったりするので、
そこはなかなか難しくはあるんですけど、
基本的には借りるできるコンディションになった中で一番早いタイミングっていうのが、
先々考えるといいんじゃないかなというふうに思います。
なるほど。
じゃあこれから創業するって方は早々に借りるっていうのはいいと思うし、
あるいはもう創業済みでまだ借りてないけどって方がいたら、
早めに早めに5期とか7期とかに行かないうちに行っていくっていうのがいいかもしれないですね。
企業のデッドファイナンス、最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
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