企業のデットファイナンス。年間500名以上の企業家から相談を受ける、デットファイナンス支援の INQ 代表の若林が、スタートアップ企業家のリアルなお金の悩みを解決していく番組です。
皆さんこんにちは。INQの若林です。今回は、今話題のテーマや企業様について、外部の素敵なゲストをお招きして対話するゲスト回としてお届けしたいと思います。
本日は株式会社メディアエイド執行役員CFOの松田光平さんをお招きしております。松田さんどうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい。それでは松田さん、まず簡単にですね、自己紹介をお願いしてもいいでしょうか。
私はですね、大企業、メガベンチャー、企業とスタートアップというのを経験してきておりまして、新卒では商社で資金を担当しておりました。
連結決算であったり、国際税務であったり、というものを4年ほど担当してきておりました。
その後、メガベンチャーに移りまして、そちらでも経理財務をやっていたんですけれども、徐々に業務領域を広げたいなというところで経営管理であったり、あとは営業戦略というものをやっておりました。
大きな転機になったのが、在職中に経産省の主催している指導ネクストイノベーターというのに参加させてもらいまして、最終的にシリコンバレーにも派遣させてもらったということがありました。
それがきっかけで、スタートアップ業界と強いつながりができて、自分でも営業したいというふうに思うようになりました。
その後は、人の一生に関わるテーマに携わっている、かつ強いテクノロジーを持っている会社で、インディードジャパンという会社で4年ほど経営企画をやっておりまして、組織も人も事業も5倍10倍という大規模な成長、モメンタムを体験することができました。
その後、30、中盤になって初めてスタートアップに飛び込みまして、前職ではシリーズBの資金調達であったり、会社の改革であったりというのをさせてもらって、最後は取締役CFOをして任期満了で退任という形になっています。
今のメディアエドに、2025年の2月から参画してCFOをさせていただいているという形になります。
前職の時に、ちょうど松田さんと私が入っているオフィスビルが一緒で、そこで知り合いまして、いろいろとその時からお世話になっているというところでお付き合いをやって、いろいろ飲み行ったりとかしている中で、
今回メディアエドさんが資金調達されるというところで、いろいろお話聞かせてくださいということで、今回ゲストをお願いした次第ですというご縁なんですけれども、
そうですね。そうしましたら、メディアエドさんのご事業、どんなことをやっていらっしゃってというところを教えていただけますでしょうか。
はい。メディアエドはですね、SNS領域に特化したスタートアップでして、スタートアップなんですけど、PMVVというものを最も大事にして掲げております。
パーパスは全ての人に必然の出会いをというのを掲げておりまして、ミッションというのは知らなかったを救う。
ビジョンがソーシャルメディアをビジネスインフラにするというのを掲げています。
最新のコンセプトだとHello New Mediaというのを歌っているんですけれども、まさに去年来からオールドメディアというところで、
旧来のマスメディアの構造が現代に通用しなくなってきているという社会的な課題が起きていまして、
それを情報の発信だったり、資決定を民主化して一人一人の手に取り戻そうよというところで、SNSをビジネスインフラにしていくというのを決めて事業展開をしております。
具体的にはソリューション事業とタレント事業というのが今の柱になっておりまして、
ソリューション事業の方は、創業者がもともと個人のインフルエンサーとして始めた事業になっていまして、累計で550社様ほどご支援させていただいております。
主にはTikTokであったり、Instagramであったり、YouTubeといったSNSの運用代行、
あとはSNSの広告運用であったりインフルエンサーという事業をしておりまして、
こちらが今までの事業の大国柱になっていて、今後もますます大きくなっていくという形になっています。
一方で、旧来からの課題として、日本にSNS人材が非常に少ないということについて、このソリューション事業をやってきたことで気づいたというのがあります。
ですので、タレント事業の方は2Cのオンラインスクールをメインにしているんですけれども、
こちらで育成したスクールの卒業生の方が日本のつつ裏裏に生まれていって、
私たちでは場合によってはお受けできないような地方の、より個人でやられているような事業であったりもSNSのご支援をできるようにというので、
ソリューション事業とタレント事業を中心としてSNSをビジネスインフラにしていくという形で取り組んでいるところになります。
ありがとうございます。
SNSタレント事業というのは、いわゆるインフルエンサーさんのみを育成するではなくて、
SNSマーケティングなどを支援できる人材を育成するという側面もあるということなんですね。
そうですね。スクールに入られる方はそれぞれいらっしゃるんですけれども、
ご自身で個人事業でやられている事業を成長させるためにSNSを活用したいけれども、
やり方が分からないというので学習しに来てくださる方もいますし、
インフルエンサーの方もいらっしゃるんですけれども、
ここのスクールを卒業した方がいろいろな会社さんの事業をお手伝いすることで、
場合によっては副業として収入アップさせられるであるとか、
自分の地域の事業をSNSで世界に発信していって、
自分の大切な地域であったり事業を守るといった形で、
学びに来てくださっているような方もいらっしゃるという形ですね。
まさにSNSをビジネスインフラにするというミッションに向かっての取り組みということなのかなと思うんですけど、
そんなメディアエイドさんの事業について今伺ったんですが、
今回資金調達総額10億円ということでされたので、ぜひそのお話に伺っていきたいというふうに思います。
まず今回の資金調達の内容なんですけれども、
これ拝見して驚いたのが、ほとんどデッドですね。
もともと設立自体が2021年で、結構事業としては複数年やってこられていらっしゃると。
もともと代表が偉大生だった頃から、個人でやってらっしゃったのを法人化してというところから始まっていらっしゃるんですよね。
おっしゃるとおり、そこがメディアエイドの成り立ちですごく特殊だと思う部分と、私も魅力的に感じている部分なんですけれども、
代表が偉大に在学、今も在学はしているんですけれども、さらにコロナになってしまってですね。
在学している大学が患者さんの受け入れをする必要性が出てきたというところで、
学業も大事なんですけれども、自分で何か社会や事業をできないかというので、いろいろたくさん試した中で出てきたのがTikTokというので、
そこがもう全ての始まりで、最初はTikTokでインフルエンサーになって、それが拡大していく過程で法人化をしてメディアエイドが誕生したという背景になっています。
ゆえにもうすでに割と売り上げ規模と言いますか、実績が終わりになっている、ゆえにデッドが中心にできたという部分も終わりですし、
一方で、エクイティ制のものが1億満たない金額ということのようなんですけれども、これは具体的に何か狙いがあったんですか?
そうですね、創業1期目2期目は新金さんであったり、広告さんの創業支援有志であったりが中心だったんですけれども、
3期目4期目の業績拡大と、あとは代表が非常に大きな目標を掲げて、
まっすぐ会社の拡大をして、その先に日本を変えていきたいという思いがある部分に非常に共感していただいて、
大手の銀行さんも、もちろん業績もあるからですけれども、ここ支援してくれるという形になったのが背景です。
エクイティの部分に関してでいきますと、もともと一定、自己資本が過去の利益条約金であるという前提がありましたので、
そもそも一定はレバレッジが利く状態ではありました。
その中でも、さらに自己資本を集めにすることでレバレッジが利くというのと、
あとは個人投資家様がかなり有名な企業家の方も入っていらっしゃるんですけれども、
弊社があまりもともとスタートアップ業界にネットワークがそこまでなかったというのと、
今の代表取締役と取締役がまだ比較的年齢が若いというところもあったので、
多様な個人投資家さん、応援団として迎えするという形でSEEDの調達をエクイティでやったという形になっています。
ありがとうございます。まさに応援団としての投資家に入っていただいてというところで、
10億円調達するうちの約10分の1ぐらいがエクイティで、
普通のスタートアップというかITスタートアップとかですと、
大体エクイティ10に対して3ぐらいがデッドとか7,3みたいな感じが多いかなと思うんですけれども、
ここは1,9という感じでエクイティとデッドという形でやっていらっしゃるというのは私非常に驚きました。
デッドのほうなんですけれども、メガバンク揃いぶみというところと、
あと地銀さんですとか、あとはRBFとかいうのも利用されてというところで、
総額10億円ということで調達されていてですね。
まず私が非常に伺いたいなと思ったのが、
水穂銀行さんから遠ざかしこし枠で1億円の枠をセットしていただいているというところなんですけれども、
これはどういったものになりますでしょうか。
そうですね。特別遠ざかしこし契約というのを結ばせていただいておりまして、
こちらの1億円の上限までであれば、期間内であれば何度もお借り入れして返済というのを繰り返せるという、
短期的な資金用途に非常に合った形のファイナンス手法になっています。
これはどういった目的で使おうと思ってセットしたものですか。
そうですね。先ほど事業でお伝えしたタレント事業というのが、ソリューション事業と異なって2Cのサービスになっておりますので、
集客の部分ですとやはりマーケティングが重要になってくるというところがあります。
常にエコノミクスのところをモニタリングしながら投資金額を決めてはいるんですけれども、
シーズナリティであったり、あとは社会的なトレンドで、このタイミングでもう少し投資を積み増せばユーザー様をより獲得できるであったり、
このタイミングであったら認知を売り上げられるという、かなり波があるサービスになっていますので、
その時に柔軟に短期的な投資をすぐ意思決定できるように、この賢しわくというものがあることで非常にレバレッジがつきやすい。
すぐ意思決定して行動を取りやすいという形になっています。
なるほど。ありがとうございます。
つまりC向けの広告で、そのCユーザーの方々が集まってくれて売り上げが発生するまでのタイムラグがあるという時に、
それをたくさん集めたいと思った、例えば季節的なものであったり、春とか集めようと思った時に、
キャッシュがたくさん出ていくと、先に出ていくと売り上げよりも。
言った時にそれを借りようと思って、いわゆる少々貸し付けというような契約を結んでというふうにいちいちやっていると、
結構双方に手間がかかるというようなところがあるので、
実際これは使っていいよというか、枠をセットしてもらってその中で出し入れができる、そんなイメージであってますかね。
おっしゃる通りです。なのでサービスの拡大前のタイミングでキャッシュコンバージョンサイクルが一時的についてこない場合とか、
でもその制約があるから事業の成長が遅れるということになると非常に機械損失になってしまうというところで、
使い勝手がいいというか大変ありがたいなと思っている部分になりますね。
ありがとうございます。この遠ざかしこし枠って割と獲得するのが大変なんじゃないかなと思ったんですけど、
これは交渉というか銀行さんとのやり取りで何か難しさってありましたか。
そうですね。多項様との融資が長期なのか短期なのかとか、
あとは今回かしこし枠を設定してくださったみぞう銀行様との今後のどういう関係性を作っていきたいかという、
こちらからの未来像みたいなところが非常に共感していただいた部分がありました。
なので、ただの借り入れというよりは今後の関係性、未来の弊社の成長戦略というものにかなりご理解をいただけたので、
こういった枠をいただけたというふうに理解しています。
ありがとうございます。もう一つ伺いたかったのはですね、
日本政策金融高校さんから資本性ローンで6000万円を借り入れをされているということなんですけども、
資本性ローンを組み入れた背景みたいなもの、狙いみたいなものがあればぜひ教えてください。
そうですね。まさに調達金額のうちデッドが多くを占めているとおっしゃってくださった部分で、
この資本性ローンというのが財務省表上は負債に区分されるんですけれども、
銀行様が審査される際にはエビデンスをご提出すれば資本の部で見てくださるというところで、
まさに弊社としては有志の粘り値を聞かせていきたいというのが基本的にある中でいくと、
一部でも資本の部で銀行様が評価してくださるということが非常に効果としては大きいというので、
これは必ず今回入れたいなというので、入れさせていただいたという形になっています。
そういう理解であってますかね。
はい、おっしゃる通りです。ありがとうございます。
他に松田さん、今回の調達において、
松田さんが留意したことと、ここはこだわったみたいなところとか、
ここは苦労したみたいなところってありますか。
そうですね、まずはメガバンクさんは非常に同時の交渉もあったりですとか、
交渉期間も長い銀行様もいらっしゃったんですけれども、
こだわりとして、今回必ず参考さまご一緒したいなという強い思いを持ってやっておりました。
背景としましては、今までメディアエイドが外部からエクイティ調達してこなかったというのもあってですね、
あんまり外に名前を出してきてなかったというのがあるんですけれども、
それで今後ソリューション事業の方で大手のお客様とのお取引とかもですね、
たくさん増やしていきたいなというのがある中で、
社会的なその信用という部分を獲得したいというのも強い気持ちとしてありました。
ですので、日本代表するメガバンク様、内資金様とお取引をしているということを、
やはり外に対して伝えられる状態になるということ自体が、
メディアエイドを次のステージに保険していく力になるというので、
ここは必ず実現したいなと思って取り組んでいました。
なるほど、ありがとうございます。
そこはなかなかない視点というか、私も非常に今勉強になりました。
特に三菱UFJ銀行さんって結構スタートアップに最近積極的になっているとはいえ、
割とミドルレーターでドンと構えてらっしゃるというか、風格があるような感じなんですけど、
そこがまさに今リードなんですかね、メインというか、
入ってくださっているというのが、すごく今回メディアエイドさんに対する
信頼性の表れなのかなというふうにお見受けするんですけど、いかがでしたか?
そうですね、本当に私たちも大変感謝しているのと、
あとは単純な銀行融資だけではなくて、実は事業に対するご支援であるとか、
お客様も実際にご紹介してくださっているであるとか、
あとは今も毎月支店長さんとビジネスディスカッションをさせていただいているというぐらい、
手厚く伴奏していただいております。
ですので、まさにメディアエイドもあまり外に自分たちの名前を出してこなかった、
ちょっと一風変わったスタートアップといいますか、内立ち含めて独特な路線でやってきているんですけれども、
そこに対してMFG様が特に代表とあと社風と、
この会社の未来というところにも非常に期待をしていただいているがゆえに、
このタイミングからご一緒してくださっているなというふうには思っています。
ありがとうございます。
バランスという点で意識されたことってありますか?
そうですね、先ほどは都市銀行様、参考様のことをお伝えしたんですけれども、
今、本社が東京にあるというところもあってですね、
スタートアップのご支援に積極的なきらぼし銀行様に関しては、
かなり長期の融資をいただいておりますので、
こちらも東京地域でSNSをビジネスインフラにしていくための強力なパートナーでいらっしゃいますし、
あとはコンサルティング機能であたるとスタートアップの支援も積極的にやられているので、
きらぼし様も事業を含めた協力関係が築けていけるのかなというので、
バランスを考えてご一緒しています。
あとは北国銀行様も東京支店様との取引なんですけれども、
北陸エリアの方で事業で何かご一緒できないかというディスカッションも実は2回もさせていただいていますので、
こちらもただの銀行さんと事業会社という関係というものを超えて、
一緒に日本をより盛り上げていけるんじゃないかなと。
東京だけではなくて地域も含めて。
何なら北陸地域から東アジアというところのアクセスもあったりはしますので、
今後の幅広い事業上の成長の連携可能性というのもこのタイミングから議論しながら、
お互いがかなり将来のイメージができているので、
お取引、お取り組みをしようという形になっているといったところがあります。
有志だとなかなか事業シナジーみたいなお話って、
なかなかスタートアップから出てきにくいかなと思うんですけど、
御社は非常にこのSNSをビジネスインフラにというところで、
これまでの実績と武器があるので、
いろんな立場のポジションのプレイヤーの方々とシナジーがディスカッションできるというところも、
ファイナンスにおいての実は強みだったりするのかもしれないですね。
ここは本当におっしゃる通りで、
特に今までメディエイドがご支援させていただいた、
500社を超えるお客様の実例であるとか、
それが地域も東京以外に地方のお客様もいらっしゃったりとかですね、
あと業界も多種多様になりますので、
どの銀行様とお話ししてもこの事例を出せるというのが大きくてですね、
銀行様側もじゃあ自分たちのお取引している、
ここの会社さんの支援を何かできそうだなというイメージがすごく湧きやすいというので、
必ずただ有識のお話をするだけではなくて、
事業の話であるとか事例であるとか、
実際にこういったことをやってますというのを必ず初期のタイミングからお伝えしてきて、
それが実際取引、有識のつながっている部分はあるかなというふうに思っています。
ありがとうございます。
大塚さんはじめ、メディアエイドの方々が非常に金融機関はじめステークホルダーと丁寧に
コミュニケーションされてきているなというのが本当に伺えるところなんですけれども、
コミュニケーションと言いますか、
今回の資金調達の進め方ですね、
あるいは各ステークホルダーとの対話、
どんな順番でどんな時間軸で進めてきたのかみたいなところをぜひ伺いたいと思っています。
今回、デッドが中心でエクイティが割と限定的で、 かなり代理書も押さえた仕上がりになってるかなと思うんですけども、
どういった順番で、まずデッドからやったんですか?
そうですね。時系列としてはデッドからやってはいるんですけれども、
試行のプロセスとしてはやはり資本政策の部分が最重要ですので、
いかにIPOのエクジットのタイミングで内部株式保有比率を高く保って、
特に上場後、どうやったら継続的に企業価値を最大化できるかというところから逆算して、
そこに非常に重要なマイルストーンを置いて設計してきたというのがあります。
なるほどですね。ありがとうございます。
順番的にはデッドが先だけども、資本政策といいますか、仕上がりをきちんと意識して進めるんだというところで、
まずリードとなるような、今エクイティで言うところのリードとなるような金融機関さんからまず軸で話を始めたのか、
いろいろ当たっていく中でメインが決まっていったのかみたいなところで言うと、どんな順番だったんでしょうか?
そうですね。複数の銀行様とほぼ同時にお話し自体はしていたというところになります。
いきなりご融資の依頼をするというよりは、まずはお話を始めるというところが時間をかけて進めてきていたという背景があります。
なので中には、そもそも1年の短期のご融資をいただいて、関西したので今回長期でやりましょうよという銀行さんもいらっしゃったんですけども、
そこで過去の実績をしっかり作っているからこそお話が進むと。
そういった銀行さんと長期の話を今できているんですよというところを多項様にもお話しすると、それ自体がその信頼の呼び水になって、
どんどん銀行さんが検討しているな、うちも検討しないとみたいなところでですね。
弊社とこのタイミングでご一緒しないと、多項様とのお取引がどんどん進んでしまうというような力学が実は働くので、
そこをうまくコミュニケーションの順番でやったり、あとは先方のご担当とかなり綿密にタイムリーに最新情報を常にアップデートしながら、
タイミングを揃えていったという形になります。
なるほど。これだけの調達を成功させるのに、まず結構前の段階から丁寧にコミュニケーションを重ねていって、
しかも複数項と丁寧にコミュニケーションしていって、しかもその前にコミュニケーションだけではなくて、
実際の借り入れの実績、返済実績なども作った上での仕上がりということなんですね。
そうですね。本当に一長一短にできる、銀行社は特に信頼が最も大事ですので、そこはもう出し惜しみすることなくというかですね。
常に常にお電話をしてコミュニケーションをとって、最新の数値もお伝えしながらタイミングを揃えて、お互いの気持ちを高めていったという形になります。
ありがとうございます。
資本性ローンに関しては、わりと他の金融の予備密になるような、ファイナンスミックスの軸となるような制度かなというふうに思うんですけれども、
これは着地から逆算するといつ頃からお話し始めたんですか?
資本性ローンのところはスムーズに進みまして、2ヶ月ぐらいで決まったんですけれども、
でもその時もリワレンスというものはしっかりとられましたので、
あの多項様に対してお電話をしてもいいですかという依頼をいただいて、そこも同時に進んでいったのでかなりスムーズに進んでいったなというふうに思っています。
資本性ローンはやはり他の金融との円滑化であったりとか、財務の強化みたいなことを旗印にあげている融資制度なので、
まさに協調融資と言いますかね、他の金融機関だったらVCと一緒に支援するような形が取れると非常にはまりやすいというところがあって、
そのリファレンスがあるということですよね。
それで多項さんも積極的であるというところが分かったので資本性ローンも進みやすかったということなのかなと思います。
割と時間をかけてデッドファイナンス、銀行さんとのコミュニケーションを重ねていって融資実行に至っているというふうにお見受けするんですけれども、
デッドが先行して進捗している状況というのは、エクイティファイナンスの方には何か影響があったのでしょうか。
はい、非常にあったと思います。
やはりエクイティの調達環境がかなり誘導的と言いますか、ファンドレイズの金額であったりも過去よりは少し落ち着いてきているという部分でいきますと、
私の主観にはなるんですけれども、投資家様も投資先の企業の資金調達能力であったりとか、
あと黒字を継続的に出せる基礎力があるかというのは非常に見てこられているんじゃないかなと思います。
ですので弊社のように大手の銀行様としっかりお取引してお付き合いがある。
だから自分たちが投資した後もレバレージを利かせて資金調達が可能であるという部分はかなり正直プラスの影響があったんじゃないかなと思っています。
ありがとうございます。
数年前ですと、正直このVC調達にデッドファイナンスの進捗状況が関係するって思いも見なかったというか、逆はあったかなと思うんですよね。
VC調達力があるとベンチャーデッドが出しやすいみたいなことってあったかなと思うんですけど、逆ってあまりなかったなと思っていて、
でも最近やっぱりすごい効くんですよね。
ちゃんとデッド調達できているのがすごい加点ポイントというかプラス評価になるっていうのがすごく私としては意外というか、
でも真っ当な流れでもあるなというふうに感じているところです。
ありがとうございます。
ここまで資金調達の進め方についても伺ってきたんですけども、
ここまでデッドが9、エクイティが約1というような比率で調達されてきた、そういったファイナンスミックスになっているんですけども、
今回出されたプレスリリースの中にもファイナンスミックスという言葉が入っていらっしゃったんですけども、
何かこのファイナンスミックスという点について松田さんが特に意識されたところがあったらぜひ教えていただきたいんですか。
そうですね、一番は常に多様な資金調達方法を確保して、かつ実績を作っておくことというのを最重要視していました。
やはり国際情勢含め、今関税の問題もありますし、為替だったりもなかなか落ち着いていないという中でいきますと、
いつどういった外部環境の変化が起きるかというのは非常に分かりにくいですし、それがビジネスでいきます。
弊社だと広告領域に近いので、ビジネスもかなり影響を受けやすい領域になっていると感じています。
ですので、今回額が確保できたらいいというわけではなくて、今回実績を作ったファイナンス手法がどれだけ多様で、
それがどれだけ再現性を持って次回も行えるかという状態をこのタイミングから作っておくことが、
守りの用でもあるんですけど、安心して攻めるためにファイナンスミックスという手法を今回作りに行きたいと思って取り組みました。
ありがとうございます。
とはいえ、これだけの管理ができるほど事業自体が成長というか進捗されているにもかかわらず、
エクイティをしっかり抑えてというかコントロールされているなというふうに第三者から見ると見えるので、
そういう意味ではエクイティの調達有力もまだあるのかなというふうにもお見受けしますし、
わりとサイズの大きい金融機関さん、しっかりこの後もフォローいただけそうな金融機関さんと取引されているので、
成長次第では次のファイナンスというのを十分取り組めそうだなという感じにお見受けするところで言うと、
非常に次の資金調達有力を残したファイナンスが見えるなというふうに、
しかもその資本性論も入れていらっしゃるので、
自己の資本比率も損ならないみたいなところにお見受けしているんですけれども、
そのあたりもわりと結構こうしたいという意図があってミックスされた感じなんですか。
まさにその通りで、メディアエドは将来自家総額1000億円一兆円の会社を作っていくんだと、
SNSを通じて日本の経済を活性化していくんだというのが存在意義になっているので、
やはりIPOがゴールではなくて、
IPOの後もいかにして安定的に資金調達ファイナンスをしながら企業価値を最大化できるかというところから逆算していますので、
やはり内部株式保有比率をいかに高く保ちながらラウンドを続けていけるかというところが最重要においています。
ですので、今回のエクイティに関しましても本当にもう必要最小限、
ただ、戦略的なアライアンスの部分が非常に重要になっていますので、
今回事業成長してバリエーションをさらに上げられるという前提でエクイティを行っているというところでいくと、
次回以降に向けた不責といいますか、
次回以降はさらにレバレッジが効かせられるんじゃないかというふうに思っています。
まさにデッド中心でやっていらっしゃるので、資本効率としてはもう素晴らしくいいですよね。
はい。
割とこの融資期間というのも希望通りといいますか、割とちゃんと成長投資に使えるような形に仕上がったんでしょうか、条件とか。
そうですね。長い部分ですと、10年というものもございますし、
あとは5年、3年という部分がメインですので、基本的に長期で融資いただいているという形で、
しっかりと資金繰りだったり、運転資金だけではなくて、成長の方にも使っていける形になっています。
それでいて、ちゃんと遠ざかし腰枠を強くということで、
ここは短期の資金繰りといいますかね、先行投資のところにも使えるのも確保されてということで、
超短という意味でも非常にうまくミックスされて、素晴らしいファイナンスだなというふうに思いました。
しかもヨイさんのRビーフも短期資金的な使い方になるしっていうところで組み合わさっていますよね。
そうですね。特に貸し腰枠はBSには載りませんので、
ここは本当に必要なときにお借りしてすぐ返すというところで、
まさにゲンシャーデッドの役割とかなり似た部分にはなっているかなというふうに思います。
そうですよね。枠だから買った分だけ乗って消えるっていうことなんですね。
ありがとうございます。
すごい、本当にいろんな観点からミックス意識されていて、
非常に先々の資金調達要力、成長資金としてちゃんと活用できるっていうところと、
資金調達要力のコスト、両方非常に考え抜かれたファイナンスだなということで、
感動すら思えているんですけども、
次回はそれを支えたメディアエイドさんの事業成長であったりとか、
CFOとしての松田さんのファイナンス苦労話みたいなものを
ちょっと伺えたら嬉しいなというふうに思っております。
一旦松田さん前半というところで本当に素晴らしいお話を伺いました。
松田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
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